JP3088904B2 - 熱間仕上圧延方法 - Google Patents

熱間仕上圧延方法

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JP3088904B2 JP06118680A JP11868094A JP3088904B2 JP 3088904 B2 JP3088904 B2 JP 3088904B2 JP 06118680 A JP06118680 A JP 06118680A JP 11868094 A JP11868094 A JP 11868094A JP 3088904 B2 JP3088904 B2 JP 3088904B2
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隆郎 倉橋
勇一 平石
保 川上
和順 山本
浄 岩谷
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワークロールとしてハイ
スロールを使用する熱間仕上圧延において、同一幅の材
料を連続して圧延した時に生じる熱膨張を利用すること
により通板部幅方向における上下ワークロールのロール
ギャップを一定に保つことで同一幅連続圧延量を増加さ
せることができる圧延方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】ハイスロールは耐摩耗性に優れている反
面、通板時の熱膨張により中波傾向が強くなるという問
題が生じている。又、同一幅の鋼帯(ストリップ)を連
続して圧延すると、鋼帯側端部においてエッジに向かい
厚くなる板厚不均等が形成されるエッジハイスポット現
象があり、品質上問題となっている。
【0003】ハイスロールの熱膨張対策として基本的に
は、中央部、端部に分割された冷却ヘッダーが使用され
ており、さらに水量コントロールの範囲の拡大を図るた
め複数の冷却ヘッダーにより中央部のゾーン長さを重な
らせ、また、これと併用して、ロール冷却ヘッダーの幅
方向のノズル径を変え、ヘッダー中央部のノズル径を大
きくし側端部に向かうにつれてノズル径を小さくしロー
ル冷却水をセンター部に集中させる冷却方法を採用して
いる(日本鉄鋼協会 第124回講演大会(442)
「熱延仕上スタンドへのハイスロール適用」)。上記従
来技術のように、ロール冷却水をセンター部分に集中さ
せることにより熱膨張をある程度抑えることができ、ハ
イスロール使用時、板厚1.8mmまで通板可能、また同
一幅の延べ長さ30000mまで可能となった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、センタ
ー部分のロール冷却水量を上げていってもサーマルクラ
ウンを完全に抑えることは極めて困難(日本鉄鋼協会発
行「圧延の理論と実際」第6章153頁)であり、例え
ば、同一幅の鋼帯を30本連続圧延した時、従来のロー
ル冷却では図2に示すようにロールセンター部分が膨れ
た太鼓型タイプのサーマルクラウンになる。また通板時
の上下のロールプロフィールは図3に示したようにな
り、圧延材の真ん中が薄く、エッジ部に向かい厚くなる
板厚不均等が生じる。このため以下のような問題が生じ
る。
【0005】(イ)プロフィール上は図1(b)に示し
たようにエッジ部が膨れ上がったエッジハイスポットと
なり、品質上問題となって成品にならない。 (ロ)圧延上は板の中波傾向が強くなり絞りが生じるた
め薄物材(板厚1.8mm未満)の圧延が不可となる。 このため未だ板厚、延べ厚さに制限を設けている。
【0006】本発明はこの様な従来法の難点を克服しサ
ーマルクラウンをコントロールする事により中波による
絞りとエッジハイスポットを防止し、同一幅連続圧延量
を増加させることが可能な鋼帯の熱間圧延方法を提供す
る事を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は次の通り
である。ワークロールとしてハイスロールを組み込んだ
熱間仕上圧延機により、同一幅の材料(バー)を連続し
て圧延する熱間仕上圧延方法において、上ワークロール
の通板部のロールプロフィールがロール冷却とベンダー
の制御の範囲を超えて凸型サーマルクラウンになった際
に、下ワークロールの通板部のロールプロフィールを凹
型サーマルクラウンとして通板部幅方向における上下ワ
ークロールのロールギャップを一定に保つことを特徴と
する熱間仕上圧延方法。
【0008】本発明は例えば、オンライン・ロール・プ
ロフィール・メーター(以下OPMと称す)(三菱重工
発行 三菱重工技報 VOL.29NO.1 1992
13頁)により上下ワークロールのプロフィールを測
定し、さらに仕上スタンドの下ワークロール冷却ヘッダ
ーのみを幅方向に流量コントロール可能とすることで、
ハイスロールの熱膨張を利用して上ワークロールプロフ
ィールに対応する任意の下ワークロールプロフィールを
つけ通板部におけるロールギャップを一定に保つことを
可能とするものである。
【0009】従来のようにロール冷却水をセンター部分
に集中させても、前述したように、熱間圧延において、
サーマルクラウンを完全に抑えることは非常に困難であ
り、特に同一幅を連続圧延したときはエッジハイスポッ
トや絞り等の品質異常が生じる。
【0010】本発明の場合、ハイスロールの熱膨張を利
用することにより圧延中に通板部分のロールギャップが
一定となるように幅方向の冷却水の制御を行い、エッジ
ハイスポットや絞り等の品質異常を防ぎ、同一幅連続圧
延量を増加させることが可能である。
【0011】
【実施例】以下実施例を説明する。上ワークロールの通
板部のロールプロフィールがロール冷却とベンダーの制
御の範囲を超えて凸型サーマルクラウンになった際に、
図4に示すように下ロールの板エッジ部180mm位の範
囲のロール冷却水を板センター部に比して絞り、通板材
からの熱を吸収させることにより板エッジ部を盛り上げ
させる。そうすることにより図5のように上ロールの板
エッジ部の凹み部分を補い通板部のロールギャップを一
定とする。
【0012】図6にこの時のロール冷却水の幅方向冷却
水量を示す。図の線aは本発明以前の下ロールの幅方向
冷却水量分布であり、また上ロールの流量分布でもあ
る、線bは本発明での下ロールの幅方向冷却水量分布を
示す。
【0013】尚、ロール冷却ヘッダーに関しては図6の
幅方向冷却水量分布を得るために、上ロール冷却ヘッダ
ー1は図7(a)に示すように従来通り3分割ヘッダー
2の3段方式とし、本発明において下ロール冷却ヘッダ
ー3は図7(b)に示すように1ヘッダーとし、センタ
ー400mm範囲の6個のノズル4は流量コントロールせ
ず、他ノズル4は左右対称で一対とし、計9個の流量コ
ントロール弁5により幅方向の流量コントロールを行
う。
【0014】ここで、幅方向流量コントロール可能ロー
ルを下ロールとしたのは、上ロールにおいてはロール冷
却水の水切り板上で水溜まりが生じるためサーマルクラ
ウン制御が難しいことから、制御のしやすい下ロールだ
けとした。
【0015】又、制御方法は図8に示したようにプロコ
ン6からの圧延材の板幅の情報をミニコン7に流す。ミ
ニコン7はこの情報とOPM8からの上下ロールプロフ
ィールの情報とにより下ロール冷却水の冷却パターンを
決定する(各ノズルの流量調整)。決定後直ちに流量制
御弁で流量を制御し、更に、OPMにより上下ロールの
プロフィール情報をミニコンへフィードバックしてサー
マルクラウン制御を実行した。
【0016】
【発明の効果】本発明により同一幅連続圧延時の熱膨張
によるロールギャップ不均等を解消し被圧延材板幅方向
において常に一定のロールギャップを確保することによ
り中波による絞り、エッジハイスポットによるプロフィ
ール異常を防ぐ効果を奏する。その結果、同一幅連続圧
延量を増やすことができ、また現在ハイスロール使用時
に圧延不可となっている薄物材(板厚1.8mm未満)の
圧延が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は同一幅(900mm)圧延時1本目の板
プロフィール、(b)は同一幅(900mm)圧延時30
000m目の板プロフィールを示す図。
【図2】従来のロール冷却において同一幅が連続した場
合のロールクラウン(下ロール)。
【図3】従来のロール冷却において同一幅が連続した場
合のロールクラウン(上下ロール)。
【図4】本発明を適用し圧延材の板幅によりロール冷却
水制御時において同一幅が連続した場合のロールクラウ
ン(下ロール)。
【図5】本発明を適用し圧延材の板幅によりロール冷却
水制御時において同一幅が連続した場合のロールクラウ
ン(上下ロール)。
【図6】ロール冷却水の幅方向の冷却水量の従来の冷却
パターンと本発明による流量コントロール可能方式採用
時の冷却パターンとの比較(通板板幅900mm)。
【図7】(a)は出側ヘッダーノズル配置図、(b)は
出側ボトムヘッダーノズル配置図。
【図8】本発明の制御方法を示す制御ブロック図。
【符号の説明】
1 上ロール冷却ヘッダー 2 3分割ヘッダー 3 下ロール冷却ヘッダー 4 ノズル 5 流量コントロール弁 6 プロコン 7 ミニコン 8 オンラインロールプロフィールメータ(OP
M)
フロントページの続き (72)発明者 川上 保 兵庫県姫路市広畑区富士町1番地 新日 本製鐵株式会社 広畑製鐵所内 (72)発明者 山本 和順 兵庫県姫路市広畑区富士町1番地 新日 本製鐵株式会社 広畑製鐵所内 (72)発明者 岩谷 浄 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 37/28 - 37/44

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークロールとしてハイスロールを組み
    込んだ熱間仕上圧延機により、同一幅の材料(バー)を
    連続して圧延する熱間仕上圧延方法において、上ワーク
    ロールの通板部のロールプロフィールがロール冷却とベ
    ンダーの制御の範囲を超えて凸型サーマルクラウンにな
    った際に、下ワークロールの通板部のロールプロフィー
    ルを凹型サーマルクラウンとして通板部幅方向における
    上下ワークロールのロールギャップを一定に保つことを
    特徴とする熱間仕上圧延方法。
JP06118680A 1994-05-31 1994-05-31 熱間仕上圧延方法 Expired - Lifetime JP3088904B2 (ja)

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JPH07323316A JPH07323316A (ja) 1995-12-12
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CN103861874B (zh) * 2012-12-13 2016-01-06 攀钢集团攀枝花钢钒有限公司 控制热连轧精轧机组的工作辊的热凸度的方法
CN106475421B (zh) * 2016-09-30 2019-02-22 首钢集团有限公司 一种中间坯来料凸度的控制方法及装置

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