JP3087936U - 拡張アダプタ付き携帯情報端末 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 着脱式の拡張アダプタを採用することによ
り、多機能性及び小型化を達成できる拡張アダプタ付き
携帯情報端末を提供する。 【解決手段】 一側に装着部（１１）が形成される本体
（１０）と、一端に設けられるフラットケーブル（２
２）を介して装着部（１１）に着脱可能に装着されるこ
とにより、本体（１０）と電気接続される拡張アダプタ
（２０）とから成り、その拡張アダプタ（２０）は装着
された状態のまま本体（１０）に重ね合わせられる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、着脱式の拡張アダプタを採用することにより、多機能性及び小型化 を達成できる拡張アダプタ付き携帯情報端末に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

携帯型情報機器は益々軽薄短小になる傾向にあり、多機能性や便利性の向上が 求められている。

【０００３】 また、携帯型情報機器には携帯型のMP3専用プレーヤー、デジタルカメラ、携 帯情報端末（Personal digital assistant, PDA）などが挙げられ、それらは機 能を拡張するために、コンパクトフラッシュ（登録商標）、スマートメディア、 マルチメディアカード、SDメモリカード、メモリスティック、PCMCIAカードなど の拡張カード用の複数の拡張スロットが設置されている。

【０００４】 例えば、現在普及している携帯情報端末としては、機能性を充実させるため、 複数の拡張カードとアクセスできるように、その内部に拡張インタフェース用回 路が内蔵されていると共に、更にその回路は拡張スロットを介して拡張アダプタ と接続されている。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来の携帯型情報機器は携帯情報端末が拡張アダプタと接続されると、全 体の体積が大きくなり、持ち運びが不便になるので、通常は二つの拡張スロット を用意するのが一般的であったが、それでは機能性が制限されてしまうという問 題があった。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、一側に装着部（１１）が形成される本体（１０）と、一端に設けら れるフラットケーブル（２２）を介して装着部（１１）に着脱可能に装着される ことにより、本体（１０）と電気的接続される拡張アダプタ（２０）とを含み、 拡張アダプタ（２０）は装着された状態において、本体（１０）に重ね合わせら れることを特徴とする拡張アダプタ付き携帯情報端末を提供する。

【０００７】

【作用】

本考案は上記の課題を解決するものであり、拡張アダプタ（２０）がその一端 に設けられるフラットケーブル（２２）を介して装着部（１１）に着脱可能に装 着されるので、必要に応じて拡張アダプタ（２０）を他種の拡張アダプタ（２０ ）と交換し本体（１０）に接続することができると共に、それにより、本体に態 々拡張インタフェース用の回路を内蔵しなくても機能を拡張できるので、本体（ １０）の大型化を防ぐことができる。更に、拡張アダプタ（２０）は装着された 状態において、本体（１０）の底部に重ね合わせることができるので、機能性の 向上と同時にサイズの小型化も達成できる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、添付図面を参照して本考案の実施の形態を詳細に説明する。

【０００９】 図１は本考案に係わる拡張アダプタ付き携帯情報端末の分解斜視図であり、図 ２は本考案に係わる拡張アダプタを装着する前の状態を示す部分拡大斜視図であ り、図３は本考案に係わる本体に拡張アダプタを装着した状態を示す斜視図であ り、図４は本考案に係わる本体に拡張アダプタを重ね合わせた状態を示す斜視図 である。

【００１０】 図１及び図２に示すように、本考案に係る拡張アダプタ付き携帯情報端末は、 本体（１０）と、拡張カードを収容する拡張アダプタ（２０）とを含み、本体（ １０）の一側に拡張アダプタ（２０）を係合するための溝状の装着部（１１）が 設けられ、その装着部（１１）に、それぞれ略弧状の金属薄板からなる複数の電 気的接点（１２）が設けられる。

【００１１】 拡張アダプタ（２０）は、本体（１０）と同一又は本体（１０）よりやや小さ いサイズで且つプレート状であり、拡張カード（３０）のサイズと対応する拡張 スロット（２１）を有すると共に、一側から延出するフラットケーブル（２２） の端部には、本体（１０）における装着部（１１）と係合するコネクタ（２３） が設けられ、その複数の電気的接点（１２）と対応するコネクタ（２３）の側面 にそれぞれ矩形の金属薄板（２４）が設けられる。

【００１２】 図２及び図３に示すように、本考案を実際に使用する時は、拡張カード（３０ ）を拡張アダプタ（２０）における拡張スロット（２１）に挿設し、コネクタ（ ２３）を装着部（１１）と係合させて、複数の弧状の電気的接点（１２）をそれ ぞれ対応する金属薄板（２４）に当接する、それにより、本体（１０）がフラッ トケーブル（２２）を通じて拡張カード（３０）におけるデータを読み取る。

【００１３】 また、図４に示すように、フラットケーブル（２２）が柔軟性を有すると共に 、拡張アダプタ（２０）が本体（１０）と同サイズのプレート体を成すことによ り、拡張アダプタ（２０）を本体（１０）に装着したままの状態で該本体（１０ ）に重ね合わせて、使用時の全体のサイズを小さくできるので、携帯に便利であ る。

【００１４】 更に、本考案は本体（１０）の内部に複数の拡張インタフェース用回路が内蔵 されるのではなく、必要に応じて交換できる拡張アダプタ（２０）が設けられる タイプであるので、本体（１０）のサイズを小型化できると共に、使用者が必要 に応じて拡張アダプタ（２０）を選択することにより、機能性を向上させること ができる。

【００１５】 尚、本考案に係わる拡張アダプタ（２０）は拡張カード（３０）を収容する以 外に、プレート状の充電式電池を収容できるように設計してもよく、これにより 、端末の使用時間をより延長することができる。

【００１６】

【考案の効果】

本考案は上記の構成を有するので、以下のような効果を有する。

【００１７】 １．プレート状の拡張アダプタとフラットケーブルにより、拡張アダプタを本体 に装着した状態で、拡張アダプタを本体に重ね合わせることができるので、使用 時における端末全体のサイズを小型化することができる。

【００１８】 ２．拡張アダプタにプレート状の充電式電池を収容することにより、端末の使用 時間を延長することができる。

【００１９】 ３．拡張アダプタを着脱式にすることにより、他種の拡張アダプタと接続するこ とで他種の拡張カードを読み取ることができるので、機能性をより向上させるこ とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる拡張アダプタ付き携帯情報端末
の分解斜視図である。

【図２】本考案に係わる拡張アダプタを装着する前の状
態を示す部分拡大斜視図である。

【図３】本考案に係わる本体に拡張アダプタを装着した
状態を示す斜視図である。

【図４】本考案に係わる本体に拡張アダプタを重ね合わ
せた状態を示す斜視図である。

【符号の説明】

１０ 本体 １１ 装着部 １２ 電気的接点 ２０ 拡張アダプタ ２１ 拡張スロット ２２ フラットケーブル ２３ コネクタ ２４ 金属薄板 ３０ 拡張カード

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一側に装着部（１１）が形成される本体
   （１０）と、一端に設けられるフラットケーブル（２
   ２）を介して装着部（１１）に着脱可能に装着されるこ
   とにより、本体（１０）と電気接続される拡張アダプタ
   （２０）とから成り、その拡張アダプタ（２０）は装着
   された状態のまま本体（１０）に重ね合わせられること
   を特徴とする拡張アダプタ付き携帯情報端末。
2. 【請求項２】 フラットケーブル（２２）に装着部（１
   １）と接続されるコネクタ（２３）が設けられると共
   に、拡張アダプタ（２０）に拡張カード（３０）を収容
   する拡張スロット（２１）が形成され、装着部（１１）
   はコネクタ（２３）を係合する溝状であることを特徴と
   する請求項１に記載の拡張アダプタ付き携帯情報端末。
3. 【請求項３】 装着部（１１）にそれぞれ略弧状の金属
   薄板からなる複数の電気的接点（１２）が設けられると
   共に、その複数の電気的接点（１２）と対応するコネク
   タ（２３）の側面にそれぞれ矩形の金属薄板（２４）が
   設けられることを特徴とする請求項１又は請求項２に記
   載の拡張アダプタ付き携帯情報端末。