JP3087471U - 空中浮遊玩具用コントローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】飛行船玩具１や気球玩具などの空中浮遊玩具を
係留するのに便利で、しかも同時に充電もできる空中浮
遊玩具用コントローラ。 【解決手段】以下の要件を備えたこと。 （イ）玩具本体１ａには、推進手段と推進手段を駆動す
る２次電池が設けられ、玩具本体１ａの下部には、２次
電池に充電するためのコネクタ５が設けられていること （ロ）コントローラ本体２ａには、推進手段を操作する
ための操作手段と、電源と、上記玩具本体１ａのコネク
タ５に結合するための充電用コネクタ１８が設けられて
いること （ハ）コントローラ本体２ａには上方に突出する充電用
部材１７が設けられ、充電用コネクタ１８は充電部材１
７に設けられていること

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、飛行船玩具や気球玩具等の空中浮遊玩具を操縦するコントローラに 関する。

【０００２】

【従来技術とその問題点】

一般に、走行玩具や水上玩具のコントローラには、走行車輪やプロペラなどの 推進手段を制御操作するための操作手段が設けられている。飛行船玩具や気球玩 具も同様である。

【０００３】 ところで、飛行船玩具や気球玩具は内部にヘリウムガスなどの軽い気体が充填 され、その浮力によって空中に浮上しようとするものであり、プロペラや動力源 、電源などを装備するとなるとかなりの重量になるから、必然的に全体の大きさ も大きくしなければならない。そして、使用しない場合でも内部の期待を抜くこ とはないから、玩具は空中に浮遊したままとなる。このため、玩具を係留するの に適当なところに係留用のひもを結ぶために適当なものがあればよいが、そのよ うなものがないときは何かを見つけてこなければならないめんどうくささがある 。

【０００４】 また、玩具が小さいときは、コントローラに内蔵された蓄電池から玩具内の２ 次電池に充電をすることも可能であるが、大きな玩具の場合は、玩具から２次電 池を取り出して充電器から充電しなければならない。特に飛行船玩具や気球玩具 は、大きいほかに床やテーブルに安定して置くことができないので、充電の作業 も煩わしい。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は上記問題点を解消し、飛行船玩具や気球玩具などの空中浮遊玩具を係 留するのに便利で、しかも同時に充電もできる空中浮遊玩具用コントローラを提 供することをその課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するため、本考案に係る空中浮遊玩具用コントローラは、内部 にヘリウムガス等を充填した空中浮遊玩具を操縦するとともに、以下の要件を備 えたことを特徴とする。 （イ）上記玩具本体には、推進手段と推進手段を駆動する２次電池が設けられ、 玩具本体の下部には、上記２次電池に充電するためのコネクタが設けられている こと （ロ）コントローラ本体には、上記推進手段を操作するための操作手段と、電源 電池と、上記玩具本体のコネクタに結合するための充電用コネクタが設けられて いること （ハ）コントローラ本体には上方に突出する充電用部材が設けられ、上記充電用 コネクタは上記充電用部材に設けられていること

【０００７】 なお、前記充電用部材はコントローラ本体に収納可能に取り付けられているの が好ましい。

【０００８】

【考案の実施の形態】

図１において符号１は飛行船玩具、２は空中浮遊玩具用コントローラを示す。

【０００９】 飛行船玩具１は、薄い合成樹脂製フィルムによって形成された玩具本体１ａに 翼片１６を固定し、玩具本体１ａの下面にはゴンドラ３を設け、ゴンドラ３の左 右両外側に推進手段としてプロペラ４を配置したもので、玩具本体１ａの内部に はヘリウムガス等の、空気よりも軽い気体が充填されている。

【００１０】 ゴンドラ３の内部には、図示しないが、上記各プロペラ４を回転させるモータ とモータを駆動する電源として充電可能な２次電池（図示せず）が収納されてい る。また、どちらのモータを回転させるかを制御する制御装置（図示せず）も設 けられている。さらに、プロペラ４は水平だけでなく上又は下を向くことができ るように構成されている。なお、図示しないが、ゴンドラ３には浮上具合を調整 するバラストの収納部が設けられている。

【００１１】 また、上記ゴンドラ３の後部には上記２次電池に充電するためのコネクタ５が 設けられている。

【００１２】 上記飛行船玩具１には受信アンテナ（図示せず）が取り付けられ、コントロー ラ２によって左右のモータのいずれか又は両方を正方向又は逆方向に回転させ、 またプロペラ４の向きを可変させて飛行船玩具１を推進させるとともに、推進方 向を制御できるようになっている。

【００１３】 次に、コントローラ２は、本体２ａの左右にグリップ部６を設け、下部にバッ テリ電源７を収納し、表面中央には円形の操作部８が配置されている。操作部８ の上部には電源スイッチ９が配置され、左右両側には操作手段として、左右のプ ロペラ４のモータをそれぞれ正逆回転させる操作ボタン１０、１１が配置されて いる。電源スイッチ９は左右に移動させることによりオンオフ操作できるように なっており、操作ボタン１０、１１はそれぞれのボタン１０、１１が上下に分割 され、上部ボタン１０ａ、１１ａを押すと正回転、下部ボタン１０ｂ、１１ｂを 押すと逆回転の操作ができるように構成されている。また、本体２ａの上部一側 には回転操作ボタン１３が配置され、この回転操作ボタン１３を回転させること によってプロペラ４の向きを上下に変えるモータを制御することができるように 構成されている。なお、飛行船玩具操縦のための通信装置は公知のものを使用す ればよい。

【００１４】 また、上記操作部８の下半分には収納空間１４が形成され、キャップ１５のボ タン１５ａによって開閉できるようになっている。上記収納空間１４にはバラス トやセット用ピンセットを収納することができる。

【００１５】 ところで、コントローラ本体２ａの上部表面側には、飛行船玩具１のゴンドラ ３に設けられた充電用部材として充電ロッド１７が起倒自在に設けられている。 充電ロッド１７はロッド状に形成され、その先端には飛行船玩具１のコネクタ５ に結合可能な充電用コネクタ１８が設けられている。充電ロッド１７の内部には 上記バッテリ電源７と上記充電用コネクタ１８に接続する電源コードが配置され ている。２０は操縦用送信アンテナである。

【００１６】 上記コントローラ本体２ａの上部表面には横長の溝状収納部２１が形成され、 上記充電ロッド１７は上記収納部２１の一側に配置され、倒したときは上記収納 部２１に収納可能であるとともに、起立時にはほぼ垂直に立つことができるよう に形成されている。充電ロッド１７は常時起立するようにバネ付勢され、収納部 内に収納されるように倒れたときは充電用コネクタ１８が収納部２１の底に形成 された開口部２２に係合してロックするとともに、上記収納部２１の他側に設け られたロック解除ボタン２３を押すことによって上記ロックが外れて起立できる ように構成されている。

【００１７】 上記構成によれば、通常は上述のようにコントローラ２によって飛行船玩具１ を操縦して遊べばよい。そして、飛行船玩具１に内蔵された２次電池に電気が不 足して充電する必要が生じたときは、コントローラ２を図１のように寝かせ、ロ ック解除ボタン２３を押して充電ロッド１７を起立させる。起立した充電ロッド １７の上端の充電用コネクタ１８に飛行船玩具１のゴンドラ３に設けられた充電 用のコネクタ５を結合させる。これにより、コントローラ２のバッテリ電源７か ら飛行船玩具１の２次電池に充電が行なわれる。同時に、このように２つのコネ クタ５、１８を結合した状態で飛行船玩具１はコントローラ２に係留された状態 となる。したがって、係留のための特別の行為をする必要がない。

【００１８】 コントローラ本体２ａの上方に突出した充電ロッド１７の上端のコネクタ１８ と、空中に浮かんだ飛行船玩具１の下部に設けられたコネクタ５とを結合させる 作業は非常に容易である。

【００１９】 充電が終了すれば、再び上記両コネクタ５、１８を外して飛行船玩具１を操縦 してもよく、そのまま係留しておいてもよい。

【００２０】 なお、上述の例は飛行船玩具１であるが、気球玩具等のような他の空中浮遊玩 具であってもよい。

【００２１】

【考案の効果】

請求項１に係る考案によれば、空中浮遊玩具の２次電池に充電する際に、玩具 本体のコネクタは玩具本体の下部に形成され、コントローラの充電用コネクタは コントローラ本体から上方に突出する充電用部材に設けられているので、２つの コネクタを結合する作業は非常に容易である。

【００２２】 また、２つのコネクタを結合した状態で空中浮遊玩具はコントローラに係留さ れた状態となる。したがって、係留のための特別の行為をする必要がない。

【００２３】 請求項２に係る考案によれば、充電用部材はコントローラ本体に収納可能に取 り付けられているので、充電をしないときは、コントローラから出っ張ることが なく、操作の邪魔にもならない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る空中浮遊玩具とそのコントローラ
の斜視図

【符号の説明】

１ 飛行船玩具 ２ コントローラ ５ コネクタ １７ 充電ロッド １８ コネクタ

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【手続補正書】

【提出日】平成１４年３月６日（２００２．３．６）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内部にヘリウムガス等を充填した空中浮
   遊玩具を操縦するとともに、以下の要件を備えたことを
   特徴とする空中浮遊玩具用コントローラ。 （イ）上記玩具本体には、推進手段と推進手段を駆動す
   る２次電池が設けられ、玩具本体の下部には、上記２次
   電池に充電するためのコネクタが設けられていること （ロ）コントローラ本体には、上記推進手段を操作する
   ための操作手段と、電源電池と、上記玩具本体のコネク
   タに結合するための充電用コネクタが設けられているこ
   と （ハ）コントローラ本体には上方に突出する充電用部材
   が設けられ、上記充電用コネクタは上記充電用部材に設
   けられていること
2. 【請求項２】 前記充電用部材はコントローラ本体に
   収納可能に取り付けられていること