JP3087360U - ケーブルの増設が自在な成端箱 - Google Patents

ケーブルの増設が自在な成端箱

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JP3087360U
JP3087360U JP2002000180U JP2002000180U JP3087360U JP 3087360 U JP3087360 U JP 3087360U JP 2002000180 U JP2002000180 U JP 2002000180U JP 2002000180 U JP2002000180 U JP 2002000180U JP 3087360 U JP3087360 U JP 3087360U
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JP
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termination box
cable
inlet
spare
adapter
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JP2002000180U
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文明 土屋
岳人 牧
勝 山河
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Sanki Engineering Co Ltd
Ashimori Industry Co Ltd
Ashimori Engineering Co Ltd
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Sanki Engineering Co Ltd
Ashimori Industry Co Ltd
Ashimori Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入線ケーブル及び出線ケーブルの増加に対応
できる成端箱の提供。 【解決手段】 開閉が自在な蓋体と本体とからなり、防
水性を備えた筐体の側壁に、1個の入線ケーブル入口
と、少なくとも1個の入線ケーブル予備入口を設けると
共に、1個の出線ケーブル出口と、少なくとも1個の出
線ケーブル予備出口を設け、筐体内部に、芯線の融着ト
レーを少なくとも1枚設け、さらに光コネクタ接続用の
アダプタ並びにその予備アダプタを設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、光ファイバーケーブルの入線数と出線数を、状況に応じて増加さ せることができる成端箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
FTTH(fiber to the Home)技術では、光ファイバの引き込みを希望する 建屋(集合住宅一般家屋並びにオフィルスビルディングを総称する。以下同じ) には、成端箱を設置するのが通例である。成端箱は、遠方から配線される光ファ イバケーブルを入線させ、建屋内に配線される光ファイバケーブルを出線させる 機能を果たすので、光ファイバケーブルは、成端箱を境に外線側と内線側に区分 することができる。 一般に成端箱は、入線ケーブルの入口と出線ケーブルの出口を備え、箱の内部 には、入線ケーブルとそのテンションメンバーをそれぞれ固定するクランプと、 光ファイバを融着するためのトレーと、光ファイバの先端に取り付けたコネクタ (以下、これを光コネクタと呼ぶ)と嵌合するアダプタと、出線ケーブルを固定 するクランプと、出線ケーブルの出口を備えている。
【0003】 然るに、既製の成端箱は、入線ケーブルの入口と出線ケーブルの出口とをそれ ぞれ少なくとも1個備え、融着トレーとか、アダプタのコネクタ接続口の数とか も、入線ケーブルの芯数に若干の予備芯数を加えた数が用意されている。このた め、例えば、集合住宅や部屋数の多いオフィスビル等に成端箱を設置する場合、 既製の成端箱を使用する限り、これを一旦設置してしまうと、その成端箱での入 線ケーブルの本数や出線ケーブルの本数は、予備数分しか増加できないのが現状 である。従って、成端箱を設置後、その建屋に芯線引き込みの需要が、予備数以 上に増加した場合には、既設の成端箱を別の大型成端箱に取り替えるか、あるい は新たに成端箱を追加設置しなけばならない不便があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記したような不便を解消できる成端箱を提供せんとするもので あって、単一の筐体でありながら、入線及び出線ケーブル本数の増加に即応可能 な成端箱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、成端箱専用として特別に設計されたものではないごく普通の汎用 筐体を利用すると共に、単品として入手可能な融着トレー及び光コネクタ接続用 アダプタを、前記の筐体に適宜組み込むことにより、光ファイバケーブルの入線 数及び出線数の増加に関してフレキシブルな成端箱を得るものである。 本考案に係る成端箱は、開閉が自在な蓋体と本体とからなり、防水性を備えた 筐体の側壁に、1個の入線ケーブル入口と、少なくとも1個の入線ケーブル予備 入口を設けると共に、1個の出線ケーブル出口と、少なくとも1個の出線ケーブ ル予備出口を設け、筐体内部に、芯線の融着トレーを少なくとも1枚設け、さら に光コネクタ接続用のアダプタ並びにその予備アダプタを設けたことを特徴とす る。
【0006】
【考案の実施の形態】
以下、図面に沿って本考案の成端箱の実施例を説明すると、図1は、内部構造 の図示を省略した本考案に係る成端箱の一実施例を斜視図で示すものであって、 符号1は筐体の本体を、符号2は本体にヒンジで連設された開閉自在な蓋体を示 す。本体1の一側壁(下側壁)には、入線ケーブルの入口3及び予備入口3’が 設けられ、同じ側壁に出線ケーブルの出口4及び予備出口4’が設けられている 。これらの入口3、3’及び出口4、4’には、防水性を確保するためにゴムキ ャップ等の密封体が嵌合されている。 この成端箱の筐体としては、汎用のプラスチックケースが利用可能である。図 示の筐体は、蓋体が水平方向の片開きであるが、垂直方向の片開きであっても差 し支えない。また、蓋体を本体に連設させずに、一方を他方に嵌合させる形式の 筐体であってもよい。しかし、いずれの場合とも、筐体は防水性であることが好 ましい。 また、図1に示した成端箱では、予備入口3’及び予備出口4’をそれぞれ1 個しか設けていないが、これらは必要に応じて増設することができる。なお、図 1における符号5は、本体1内に収納した部材取り付け基板を示す。この基板は その設置を省略することができる。
【0007】 図2は、本考案に係る成端箱の内部構造の一例を、成端箱の正面図で示したも のであるが、その内部構造は、従前の成端箱のそれと実質的に同様である。 すなわち、図2に示す成端箱は、従前の成端箱と同様に、外線側の光ファイバ ケーブルを入線させる入口3と、入線ケーブルを固定するクランプ6と、当該ケ ーブルのテンションメンバーを固定するクランプ7を備えている。図示されてい ないが、入口3から成端箱に入った入線ケーブルは、クランプ6で成端箱に固定 されると共に、入線ケーブルのテンションメンバーは、そのクランプ7で成端箱 に固定される。入線ケーブルにテンションメンバーが同伴されていない場合は、 クランプ7の設置は省略することができる。 成端箱に入った入線ケーブルは、被覆を解かれた複数本の芯線に分線され、各 芯線は適当な長さの余長を取ってその先端(自由端)に、光コネクタを装着され る。この光コネクタの装着は、一端に光コネクタが予め装着されている光コード の他端を、前記の芯線に融着接続することで行われる。融着接続された芯線と光 コードの余長部分は、融着トレー8内に収納される。 なお、入線ケーブルのテンションメンバーを固定するクランプ7は、融着トレ ー8内に設けてもよい。また、上記の光コードを使用することなく。入線ケーブ ルから解かれた芯線に、直接光コネクタを装着することも可能であるが、その場 合には、融着トレー8の設置を省略することができる。
【0008】 図2の符号9は、光ファイバケーブルをコネクタ接続させるためのアダプタを 示す。一般に、成端箱で使用されるアダプタは、互いに対向する一対のコネクタ 嵌合口を、複数個備えている。そして、対向する嵌合口の一方が入線側に利用さ れ、他方は出線側に利用される。従って、融着トレーを経由して延びる個々の芯 線に装着された光コネクタは、それぞれ、アダプタ9の入線側嵌合口に差し込ま れる。一方、アダプタ9の出線側嵌合口には、出線ケーブルに装着した光コネク タが差し込まれ、その出線ケーブルは、クランプ10にて成端箱に固定された後 、出口4を経て箱外に引き出される。
【0009】 従前の成端箱とは相違して、本考案に係る成端箱は、成端箱に常設される入線 ケーブルの入口、そのクランプ、テンションメンバークランプ、融着トレー、ア ダプタ、出線ケーブルクランプ並びに出線ケーブル出口を、それぞれ2個又はそ れ以上備えている。 すなわち、図2に示す具体例では、出線ケーブルの予備入口3’、同じく予備 クランプ6’、予備テンションメンバーのクランプ7’、余長収納トレー8’、 予備アダプタ9’、出線ケーブルの予備クランプ10’並びに出線ケーブルの予 備出口4’を備えている。図2には、これらの予備部品をそれぞれ1個ずつ増設 した例しか示されていないが、これらは必要に応じてその数を増加させることが できる。
【0010】 先に説明したとおり、部材取り付け基板5は、その使用を省略することができ る。しかし、これを使用することで、本考案の成端箱が既設された場合であって も、成端箱の筐体を移動することなく、これに収納されている各部材を基板ごと 成端箱本体から取り外すことができ、従って、入線ケーブル並びに出線ケーブル の増設作業が容易になる利点がある。 また、図2の成端箱では、融着トレー8’を同8に並べて設置しているが、成 端箱に厚さ方向のゆとりがあれば、融着トレー8’を同8に積み重ねる状態で設 置することも可能である。同様にして、アダプタ9及び9’が、図示の例では、 一列状態に設置されているが、これを2列に配置することもできる。
【0011】
【作用】
本考案の成端箱は、その入線ケーブル並びに出線ケーブルの増加に即応できる ため、集合住宅や部屋数の多いオフィスビル用の成端箱として好適である。また 、本考案の成端箱は、開閉自在な汎用プラスチックケース(筐体)が活用できる ので、既製の成端箱より安価にこれを製造できる。これに加えて、本考案の成端 箱は、その筐体に防水性を備えたプラスチックケースを使用できるため、屋外設 置が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る成端箱の筐体の一例を示す斜視図
である。
【図2】本考案の一実施例である成端箱の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋体 3,3’ 入線ケーブル入口及び予備入口 4,4’ 出線ケーブル出口及び予備出口 5 部材取り付け基板 6,6’ 入線ケーブルのクランプ及び予備クランプ 7,7’ テンションメンバーのクランプ及び予備クラ
ンプ 8,8’ 余長収納トレー 9,9’ アダプタ及び予備アダプタ 10,10’ 出線ケーブルのクランプ及び予備クラン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 土屋 文明 東京都千代田区有楽町一丁目4番1号 三 機工業株式会社内 (72)考案者 牧 岳人 東京都千代田区有楽町一丁目4番1号 三 機工業株式会社内 (72)考案者 山河 勝 大阪府大阪市西区北堀江三一丁目10番18号 芦森工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉が自在な蓋体と本体とからなり、防
    水性を備えた筐体の側壁に、1個の入線ケーブル入口
    と、少なくとも1個の入線ケーブル予備入口を設けると
    共に、1個の出線ケーブル出口と、少なくとも1個の出
    線ケーブル予備出口を設け、筐体内部に、芯線の融着ト
    レーを少なくとも1枚設け、さらに光コネクタ接続用の
    アダプタ並びにその予備アダプタを設けてなる成端箱。
JP2002000180U 2002-01-18 2002-01-18 ケーブルの増設が自在な成端箱 Expired - Lifetime JP3087360U (ja)

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