JP3087243B2 - 栽培床造成法とその装置 - Google Patents

栽培床造成法とその装置

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JP3087243B2
JP3087243B2 JP09157329A JP15732997A JP3087243B2 JP 3087243 B2 JP3087243 B2 JP 3087243B2 JP 09157329 A JP09157329 A JP 09157329A JP 15732997 A JP15732997 A JP 15732997A JP 3087243 B2 JP3087243 B2 JP 3087243B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はひまわり等所要各種
の植物を栽培する栽培床の造成法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】地面に掘削形成した浅底凹処に敷設した
遮水性シート上に、その掘削した土を、種子を直播きす
るのにあるいはまた苗を移植するのに必要な量の床土と
して敷設してなる栽培床で、ひまわりを栽培すること、
さらに詳しくは、ひまわりの根が地中へ伸長するのを上
記遮水性シートで制限しながら所定の栽培管理し、小振
りの頭花を持つとともに茎が小径で固くしっかりした品
質で、かつ大量に品揃えできるひまわりの栽培法は、本
発明者が永年にわたり研究し開発提案した栽培法である
〔特開平7−50930号(特公平8−24488号)
公報〕。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記において栽培床
は、ハウス地面をトラクターで耕し、そこに、所要の幅
員と深さおよび長さの浅底凹処を掘削形成した後、その
浅底凹処に敷いたビニールシート等の遮水性シートの上
に掘削土を入れほぼ均一な厚さの床土とすることによっ
て造成するものである。しかし、掘削土を一旦浅底凹処
の側方に排出堆積する作業や、その堆積土を遮水性シー
トを敷いた後に該シート上にほぼ均一な厚さにして入れ
る作業は、重労働たるを免れないとともに長時間を要
し、栽培床造成能率を著しく悪くする。このことは、ひ
いてはひまわり等当該植物の価格に対しても少なからな
い影響を与え、高価にしてしまうおそれがある。
【0004】本発明の目的は、浅底凹処の掘削形成と遮
水性シートの敷設および均一な厚さの土入れを、自動的
にしかも正確に行う栽培床の造成法とその実施に直接使
用する栽培床造成装置の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明栽培床造成装置
は、耕耘装置aの進行方向後方に、横長傾斜底板9の後
側の上位辺縁部9″の下方内部に遮水性シートdのシー
ト巻付け軸12を軸架して構成したシート繰出し覆土装
置cを配置し、耕耘装置aが耕起し砕いた砕土を、シー
ト繰出し覆土装置cが繰り出し展延した遮水性シートd
上に該シート繰出し覆土装置cによって覆土させるよう
にしてなる。
【0006】上記において、耕耘装置aをトラクターb
の後部に架設すること、シート繰出し覆土装置cを耕耘
装置aに対し取外し自在に構成すること、そのシート繰
出し覆土装置cを耕耘装置aに対し取付け状態調整可能
にすること、耕耘装置aによる耕起深さをハンドル操作
で調整できる耕起深さ調整尾輪7,7を備えること、さ
らには、耕耘装置aをロータリー式のほかスクリュー式
またはクランク式とすること等は構成が簡単で作動が確
実であるとともに、作業性が良く好適である。
【0007】本発明栽培床の造成法は、上記耕耘装置a
で層土を耕起砕土すると同時に、シート繰出し覆土装置
cにより、遮水性シートdを繰り出し展延するととも
に、その繰り出し展延した遮水性シートd上に上記砕土
eを層状に落流覆土させて床土e′とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】まず、本発明栽培床造成装置の一
実施形態について説明する。aは、トラクターbの後部
に、その進行方向に直交する状態で架設した水平駆動軸
1に複数本の耕耘爪2を取り付けてなるいわゆるロータ
リー式の耕耘装置である。すなわち、この耕耘装置a
は、トラクターbの後部横架杆3の左右両端に各上端を
固定した左右側枠4,4の下端間に、上記耕耘爪2付き
の水平駆動軸1を横架するとともに、その耕耘爪2の回
転領域上方を覆う覆板5の左右扇形側板6,6を上記左
右側枠4,4の内側に支持してなり、水平駆動軸1の駆
動回転により土層を耕起し砕土eする。
【0009】耕耘装置aとしては、上記ロータリー式の
他、立て軸に2〜3の螺旋型耕耘刃を取り付けたスクリ
ュー式、水平クランク軸に耕耘爪の一端を枢着させたク
ランク式等であってもよい。
【0010】7,7はハンドル8の操作で上下動する一
対の耕起深さ調整尾輪で、文字どおり、ハンドル操作に
よって、耕耘爪2による耕起深さを適宜調整設定できる
ものである。
【0011】cは、上記耕耘装置aの後方に取外し自在
に架設したシート繰出し覆土装置であり、その構成は次
のとおりである。9は、前側を下位辺縁部9′、後側を
上位辺縁部9″とした横長傾斜底板で、その横長傾斜底
板9の長手方向両端に左右側板10,10を固定起立さ
せるとともに、左右側板10,10の後側上端間に緊締
杆11を横架し、かつ、横長傾斜底板9の上位辺縁部
9″の下方内部には、ビニールシート等の遮水性シート
dのシート巻付け軸12を、左右ブラケット13,13
により回転自在に軸架している。
【0012】このシート繰出し覆土装置cは、左右側板
10,10の前側上部に設けた弧状孔14,14と同前
側中央部に設けた円孔15,15を、耕耘装置aの前記
左右扇形側板6,6に植設したボルト16,17に嵌合
しナット締めすることによって、その耕耘装置aに取り
付けられる。また、その取付け状態は、ボルト17を支
点に、弧状孔14,14の範囲内において適宜調整設定
できる。
【0013】次に、上記構成の本発明栽培床造成装置を
直接使用して行う本発明栽培床造成法の一実施形態につ
いて説明する。耕耘装置aにシート繰出し覆土装置cを
上記のようにして取り付け、そのシート繰出し覆土装置
cに、ビニールシート等の遮水性シートdを巻き付けた
シート巻付け軸12を軸架し、ハンドル8を操作して耕
起深さ調整尾輪7,7を適宜上下動して耕耘爪2による
耕起深さが所望の値になるように調整設定する。
【0014】そして、シート巻付け軸12から引き出し
た遮水性シートdの始端部dを、栽培床造成始端縁
部18に所要の重錘19を載せることによって固定し、
トラクターbを走行するとともに、耕耘装置aを駆動さ
せる。
【0015】これにより、耕耘装置aが、水平駆動軸1
の回りに耕耘爪2を回転させて上記設定深さたとえば約
10cmの土層20を耕起して砕土し、その砕土eを横
長傾斜底板9に掻き揚げる。また、シート繰出し覆土装
置cが、土層20の耕起跡に形成された深さたとえば約
10cmで、幅員たとえば約1mの浅底凹処21に、遮
水性シートdを繰り出し展延する。
【0016】横長傾斜底板9に掻き揚げられた砕土e
は、トラクターbの走行(進行)にともない横長傾斜底
板9に沿って層をなして上昇流動し、ついには、その上
位辺縁部9′を越えて、展延している上記遮水性シート
d上に落流し、厚さ約8〜10cmの層状の床土e′と
して堆積する。これにより、所期の栽培床Aを造成でき
るものである。
【0017】上記においては、遮水性シートdとして、
厚さがたとえば0.05〜0.15mm、幅員が浅底凹処
21の幅員約1mより広いたとえば約 1.30mのビニ
ールシートを使用し、それの左右所要幅員d,d
が、浅底凹処21の左右側壁面21′に沿って立ち
上がりさらに左右外周上面21″を覆うようにしてい
る。
【0018】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなとおり、
本発明によれば、耕耘装置で層土を耕起砕土すると同時
に、シート繰出し覆土装置により、遮水性シートを繰り
出し展延するとともにその繰り出し展延した遮水性シー
ト上に上記砕土を層状に落流覆土させ床土とすることが
できる。
【0019】すなわち、本発明によれば、耕耘装置によ
り層土を耕起することによって浅底凹処を掘削形成でき
るとともに、シート繰出し覆土装置により遮水性シート
の敷設および均一な厚さの土入れを、自動的にしかも正
確に行うことができるものであり、掘削土を浅底凹処の
側方に排出堆積する作業や、その堆積土を遮水性シート
を敷いた後に該シート上に入れる作業等の重労働をする
ことなく短時間で能率よく所期の栽培床を造成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明栽培床造成装置の1実施形態の斜視図で
ある。
【図2】同上の側面図である。
【図3】同上の断面図である。
【図4】同上のシート繰出し覆土装置の斜視図である。
【図5】上記栽培床造成装置を直接使用し栽培床を造成
している状況を示す側面図である。
【図6】同上の要部の縦断側面図である。
【図7】本発明造成法により造成した栽培床の縦断面図
である。
【符号の説明】
a 耕耘装置 b トラクター c シート繰出し覆土装置 d 遮水性シート e 砕土 e′ 床土 7 耕起深さ調整尾輪 9 横長傾斜底板 9″ 上位辺縁部 12 シート巻付け軸
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01B 49/04 A01G 1/00 A01G 7/00 A01G 13/00

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耕耘装置の進行方向後方に、横長傾斜底板
    の後側の上位辺縁部の下方内部に遮水性シートのシート
    巻付け軸を軸架してなるシート繰出し覆土装置を配置
    し、耕耘装置が耕起し砕いた砕土を、シート繰出し覆土
    装置が繰り出し展延した遮水性シート上に該シート繰出
    し覆土装置によって覆土させるように構成してなること
    を特徴とする栽培床造成装置。
  2. 【請求項2】耕耘装置がトラクターの後部に架設されて
    いることを特徴とする請求項1記載の栽培床造成装置。
  3. 【請求項3】シート繰出し覆土装置が耕耘装置に対し取
    外し自在に構成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の栽培床造成装置。
  4. 【請求項4】シート繰出し覆土装置が耕耘装置に対し取
    付け状態を調整可能に構成されていることを特徴とする
    請求項1,2または3記載の栽培床造成装置。
  5. 【請求項5】耕耘装置による土層耕起深さをハンドル操
    作で調整できる耕起深さ調整尾輪を備えていることを特
    徴とする請求項1,2,3または4記載の栽培床造成装
    置。
  6. 【請求項6】耕耘装置がロータリー式,スクリュー式ま
    たはクランク式であることを特徴とする請求項1,2,
    3,4または5記載の栽培床造成装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の栽培床造成装置の耕耘装置
    で層土を耕起砕土すると同時に、シート繰出し覆土装置
    により、遮水性シートを繰り出し展延するとともにその
    繰り出し展延した遮水性シート上に上記砕土を層状に落
    流覆土させ床土とすることを特徴とする栽培床の造成
    法。
  8. 【請求項8】請求項2記載の栽培床造成装置の耕耘装置
    で層土を耕起砕土すると同時に、シート繰出し覆土装置
    により、遮水性シートを繰り出し展延するとともにその
    繰り出し展延した遮水性シート上に上記砕土を層状に落
    流覆土させ床土とすることを特徴とする栽培床の造成
    法。
  9. 【請求項9】請求項3記載の栽培床造成装置の耕耘装置
    で層土を耕起砕土すると同時に、シート繰出し覆土装置
    により、遮水性シートを繰り出し展延するとともにその
    繰り出し展延した遮水性シート上に上記砕土を層状に落
    流覆土させ床土とすることを特徴とする栽培床の造成
    法。
  10. 【請求項10】請求項4記載の栽培床造成装置の耕耘装
    置で層土を耕起砕土すると同時に、シート繰出し覆土装
    置により、遮水性シートを繰り出し展延するとともにそ
    の繰り出し展延した遮水性シート上に上記砕土を層状に
    落流覆土させ床土とすることを特徴とする栽培床の造成
    法。
  11. 【請求項11】請求項5記載の栽培床造成装置の耕耘装
    置で層土を耕起砕土すると同時に、シート繰出し覆土装
    置により、遮水性シートを繰り出し展延するとともにそ
    の繰り出し展延した遮水性シート上に上記砕土を層状に
    落流覆土させ床土とすることを特徴とする栽培床の造成
    法。
  12. 【請求項12】請求項6記載の栽培床造成装置の耕耘装
    置で層土を耕起砕土すると同時に、シート繰出し覆土装
    置により、遮水性シートを繰り出し展延するとともにそ
    の繰り出し展延した遮水性シート上に上記砕土を層状に
    落流覆土させ床土とすることを特徴とする栽培床の造成
    法。
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