JP3087234B2 - タンクロ−リの配管構成 - Google Patents
タンクロ−リの配管構成Info
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- JP3087234B2 JP3087234B2 JP04097347A JP9734792A JP3087234B2 JP 3087234 B2 JP3087234 B2 JP 3087234B2 JP 04097347 A JP04097347 A JP 04097347A JP 9734792 A JP9734792 A JP 9734792A JP 3087234 B2 JP3087234 B2 JP 3087234B2
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- pipe
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、タンクロ−リにおい
て、２つの室又は２液種を同時に荷卸しするため、配管
を２系統に分けたいわゆる２系統配管における混油防止
策に関する。
て、２つの室又は２液種を同時に荷卸しするため、配管
を２系統に分けたいわゆる２系統配管における混油防止
策に関する。
【０００２】
【従来の技術】石油（ガソリン、灯油、軽油）輸送の分
野では、輸送合理化が顕著であつて、合理化はタンクト
レ−ラによる大量輸送のほかに、ガソリンスタンドでの
荷卸し時間の短縮化にまで及んでいる。この荷卸し時間
の短縮を最大の目的として、現在では２つの室又は２液
種を同時に荷卸しするため、配管を２系統に分けた２系
統配管が主流となつている。この２系統配管は、仕切弁
を介して分割されており、一系統として使用する場合
は、この仕切弁を開放しておけばよいのである。ところ
で仕切弁を開放して一系統として荷卸しをした後に、２
系統として使用する場合は、仕切弁を閉鎖しなくてはな
らないが、作業者が仕切弁を閉鎖することを忘れて、そ
のまま２系統として同時に荷卸しをすると混油を生ずる
ことになる。
野では、輸送合理化が顕著であつて、合理化はタンクト
レ−ラによる大量輸送のほかに、ガソリンスタンドでの
荷卸し時間の短縮化にまで及んでいる。この荷卸し時間
の短縮を最大の目的として、現在では２つの室又は２液
種を同時に荷卸しするため、配管を２系統に分けた２系
統配管が主流となつている。この２系統配管は、仕切弁
を介して分割されており、一系統として使用する場合
は、この仕切弁を開放しておけばよいのである。ところ
で仕切弁を開放して一系統として荷卸しをした後に、２
系統として使用する場合は、仕切弁を閉鎖しなくてはな
らないが、作業者が仕切弁を閉鎖することを忘れて、そ
のまま２系統として同時に荷卸しをすると混油を生ずる
ことになる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上述のよう
な作業状態で、仕切弁を閉め忘れないような警告を発
し、若しくは閉め忘れた時には作業ができないような配
管構成とすることによつて、２系統配管における最大の
課題である混油を完全に防止することを企図してなされ
たものである。
な作業状態で、仕切弁を閉め忘れないような警告を発
し、若しくは閉め忘れた時には作業ができないような配
管構成とすることによつて、２系統配管における最大の
課題である混油を完全に防止することを企図してなされ
たものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】ここにおいてこの発明
は、タンクロ−リの２系統配管において、第１の系統の
配管を第１のコツクに、第２系統の配管を第２のコツク
にそれぞれ連通させると共に、第１の系統の配管と第２
の系統の配管を接続する連通管に仕切弁を介設し、この
仕切弁に、混油が発生するような操作が行なわれる際に
警告を発し、或いは強制的に仕切弁又はコツクを閉と
し、更には２系統の配管が互いに隔離されるようにし
て、２系統配管において宿命的とも言える混油の発生を
未然に阻止するものである。
は、タンクロ−リの２系統配管において、第１の系統の
配管を第１のコツクに、第２系統の配管を第２のコツク
にそれぞれ連通させると共に、第１の系統の配管と第２
の系統の配管を接続する連通管に仕切弁を介設し、この
仕切弁に、混油が発生するような操作が行なわれる際に
警告を発し、或いは強制的に仕切弁又はコツクを閉と
し、更には２系統の配管が互いに隔離されるようにし
て、２系統配管において宿命的とも言える混油の発生を
未然に阻止するものである。
【０００５】
【作用】この発明の請求項１ないし５の各構成におい
て、２系統の配管を接続する連通管に仕切弁を付設し、
この仕切弁に付設される警告手段、強制操作手段、なら
びに弁構成自体によつて、１系統荷卸しから、２系統荷
卸しに移行する際の混油を未然に阻止する。
て、２系統の配管を接続する連通管に仕切弁を付設し、
この仕切弁に付設される警告手段、強制操作手段、なら
びに弁構成自体によつて、１系統荷卸しから、２系統荷
卸しに移行する際の混油を未然に阻止する。
【０００６】
【実施例】次にこの発明を添付図面にしたがつて詳細に
説明する。先ず図１及び図２に示す第一実施例におい
て、１，２，３，４，５，６は、タンクロ−リの６つに
区画された各室をあらわすものとし、これらのうち、室
１，２，３が第１の系統、室４，５，６が第２の系統を
構成して各々の配管７，８で合体され、第１の系統の配
管７は第１のコツク９に、開閉弁１０、ポンプ１１を介
して連通しており、第２の系統の配管８は第２のコツク
１２に連通している。
説明する。先ず図１及び図２に示す第一実施例におい
て、１，２，３，４，５，６は、タンクロ−リの６つに
区画された各室をあらわすものとし、これらのうち、室
１，２，３が第１の系統、室４，５，６が第２の系統を
構成して各々の配管７，８で合体され、第１の系統の配
管７は第１のコツク９に、開閉弁１０、ポンプ１１を介
して連通しており、第２の系統の配管８は第２のコツク
１２に連通している。
【０００７】前記配管７と８とは連通管１３によつて連
通されており、この連通管１３には仕切弁１４が介設さ
れる。この仕切弁１４は２方コツクとして構成され、そ
の操作桿１５は開の位置（図２に実線位置）と、閉の位
置（図２に想像線位置）を選択的に取るが、この実施例
では操作桿１５が開の位置を占めたとき、例えば前記タ
ンクロ−リがトラクタによつて牽引される場合におい
て、このトラクタに配設されるブザ−１６との間に配線
される検出手段１７を作動させるように構成し、仕切弁
１４が開の間は常時警告を発するようにするのである。
通されており、この連通管１３には仕切弁１４が介設さ
れる。この仕切弁１４は２方コツクとして構成され、そ
の操作桿１５は開の位置（図２に実線位置）と、閉の位
置（図２に想像線位置）を選択的に取るが、この実施例
では操作桿１５が開の位置を占めたとき、例えば前記タ
ンクロ−リがトラクタによつて牽引される場合におい
て、このトラクタに配設されるブザ−１６との間に配線
される検出手段１７を作動させるように構成し、仕切弁
１４が開の間は常時警告を発するようにするのである。
【０００８】次に図３は前記仕切弁１４に至るまでの構
成は図１に示すのと同様であるので重複を避けて説明を
省略するが、この仕切弁１４と、前記第１のコツク９及
び第２のコツク１２にそれぞれ開閉を検知する検出手段
１８，１９，２０を付設し、仕切弁１４を開とした時、
第１のコツク９と第２のコツク１２を同時に開こうとす
るとブザ−等によつて警告を発するように構成するもの
とする。
成は図１に示すのと同様であるので重複を避けて説明を
省略するが、この仕切弁１４と、前記第１のコツク９及
び第２のコツク１２にそれぞれ開閉を検知する検出手段
１８，１９，２０を付設し、仕切弁１４を開とした時、
第１のコツク９と第２のコツク１２を同時に開こうとす
るとブザ−等によつて警告を発するように構成するもの
とする。
【０００９】図４に示す第三実施例も前実施例同様、仕
切弁１４までの構成は、図１に説明したのと同様であ
り、この実施例の場合は、仕切弁１４に付設した検出手
段の検出部２１をシヤシ又はトレ−ラ側のブレ−キペダ
ル２２と制動灯２３とを接続するブレ−キライン（電線
コ−ド）２４にコ−ド２５で接続し、仕切弁１４が開の
状態でブレ−キペダル２２を踏むと、このコ−ド２５に
接続された警告装置（ブザ−）２６が鳴るように構成し
たものである。
切弁１４までの構成は、図１に説明したのと同様であ
り、この実施例の場合は、仕切弁１４に付設した検出手
段の検出部２１をシヤシ又はトレ−ラ側のブレ−キペダ
ル２２と制動灯２３とを接続するブレ−キライン（電線
コ−ド）２４にコ−ド２５で接続し、仕切弁１４が開の
状態でブレ−キペダル２２を踏むと、このコ−ド２５に
接続された警告装置（ブザ−）２６が鳴るように構成し
たものである。
【００１０】図５に示す第四実施例も、仕切弁１４まで
の構成は、図１に示すものと同じであるので図示及び説
明は省略する。またこの実施例でも図４に示す実施例と
同様にブレ−キペダル２２と制動灯２３とを接続するブ
レ−キライン（電線コ−ド）２４を利用するものであつ
て、この場合は仕切弁１４に付設した検出手段の検出部
２１を前記ブレ−キライン２４に接続する電線コ−ド２
５は、エア操作による自動開閉装置２７の例えばエアシ
リンダの動作を指令する配線構造とし、仕切弁１４開で
ブレ−キペダル２２を踏むと、仕切弁１４を強制的に閉
鎖する構成となつている。
の構成は、図１に示すものと同じであるので図示及び説
明は省略する。またこの実施例でも図４に示す実施例と
同様にブレ−キペダル２２と制動灯２３とを接続するブ
レ−キライン（電線コ−ド）２４を利用するものであつ
て、この場合は仕切弁１４に付設した検出手段の検出部
２１を前記ブレ−キライン２４に接続する電線コ−ド２
５は、エア操作による自動開閉装置２７の例えばエアシ
リンダの動作を指令する配線構造とし、仕切弁１４開で
ブレ−キペダル２２を踏むと、仕切弁１４を強制的に閉
鎖する構成となつている。
【００１１】図６も仕切弁１４までの構成は図１に示す
ものと同じであるので説明は省略するが、この実施例で
は仕切弁１４と第１のコツク９及び第２のコツク１２に
それぞれ検出手段２８，２９，３０を設けると共に、各
々のコツク９及び１２に自動開閉装置３１，３２を装着
し、仕切弁１４の開が検知されている時は、第１のコツ
ク９と第２のコツク１２が同時には開かないようにする
のであつて、その態様は次のとおりである。 仕切弁１４ 開 開 閉 第１のコツク 開 開かず 開 第２のコツク 開かず 開 開
ものと同じであるので説明は省略するが、この実施例で
は仕切弁１４と第１のコツク９及び第２のコツク１２に
それぞれ検出手段２８，２９，３０を設けると共に、各
々のコツク９及び１２に自動開閉装置３１，３２を装着
し、仕切弁１４の開が検知されている時は、第１のコツ
ク９と第２のコツク１２が同時には開かないようにする
のであつて、その態様は次のとおりである。 仕切弁１４ 開 開 閉 第１のコツク 開 開かず 開 第２のコツク 開かず 開 開
【００１２】図７ないし図９に示す実施例においては、
仕切弁１４の構成自体に特徴を有するものであつて、す
なわち、仕切弁１４として四方コツクを使用し、その回
路構成に関して、図７に示すように弁本体３３に接続さ
れる配管７，８と、第１のコツク９と第２のコツク１２
に至る配管３４，３５に関して、操作ハンドル３６の操
作位置を図８に示すＩの位置において、配管７が第１の
コツク９への配管３４に、配管８が第２のコツク１２へ
の配管３５にそれぞれ連通し、操作ハンドル３６の図９
に示すＩＩの位置において、配管７が第２のコツク１２
への配管３５に、配管８が第１のコツク９への配管３４
にそれぞれ連通するように構成することによつて、第１
の系統と第２の系統が混じることは絶対にないのであ
る。
仕切弁１４の構成自体に特徴を有するものであつて、す
なわち、仕切弁１４として四方コツクを使用し、その回
路構成に関して、図７に示すように弁本体３３に接続さ
れる配管７，８と、第１のコツク９と第２のコツク１２
に至る配管３４，３５に関して、操作ハンドル３６の操
作位置を図８に示すＩの位置において、配管７が第１の
コツク９への配管３４に、配管８が第２のコツク１２へ
の配管３５にそれぞれ連通し、操作ハンドル３６の図９
に示すＩＩの位置において、配管７が第２のコツク１２
への配管３５に、配管８が第１のコツク９への配管３４
にそれぞれ連通するように構成することによつて、第１
の系統と第２の系統が混じることは絶対にないのであ
る。
【００１３】
【発明の効果】この発明によれば２系統配管において、
最大の課題である混油の発生を、仕切弁に付設した機器
の働きによつて未然に阻止しうるものであるから、１系
統荷卸しと、２系統荷卸しを併用する場合において、作
業者の不注意による誤操作とそれにともなう混油の事態
を回避できる極めて有用な発明である。
最大の課題である混油の発生を、仕切弁に付設した機器
の働きによつて未然に阻止しうるものであるから、１系
統荷卸しと、２系統荷卸しを併用する場合において、作
業者の不注意による誤操作とそれにともなう混油の事態
を回避できる極めて有用な発明である。
【図１】この発明の配管構成の基本的な形態を示す図で
ある。
ある。
【図２】この発明の第一実施例の要部拡大図である。
【図３】この発明の第二実施例の要部拡大図である。
【図４】この発明の第三実施例の要部拡大図である。
【図５】この発明の第四実施例の要部拡大図である。
【図６】この発明の第五実施例の構成図である。
【図７】この発明の第六実施例の要部斜視図である。
【図８】図７に示す実施例における操作ハンドルがＩの
位置にある状態を示す図である。
位置にある状態を示す図である。
【図９】図７に示す実施例における操作ハンドルがＩＩ
の位置を占めた状態を示す図である。
の位置を占めた状態を示す図である。
１，２，３ 室（第１の系統） ４，５，６ 室（第２の系統） ７，８ 配管 ９ 第１のコツク １２ 第２のコツク １３ 連通管 １４ 仕切弁 １７，１８，１９，２０ 検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B67D 5/60 B67D 5/32
Claims (5)
- 【請求項１】 タンクロ−リの２系統配管において、第
１の系統の配管を第１のコツクに、第２系統の配管を第
２のコツクにそれぞれ連通させると共に、第１の系統の
配管と第２の系統の配管を接続する連通管に仕切弁を介
設し、この仕切弁にその開の状態を検知した時に警告を
発する検出手段を付設したことを特徴とするタンクロ−
リの配管構成。 - 【請求項２】 タンクロ−リの２系統配管において、第
１の系統の配管を第１のコツクに、第２系統の配管を第
２のコツクにそれぞれ連通させると共に、第１の系統の
配管と第２の系統の配管を接続する連通管に仕切弁を介
設し、この仕切弁が開のときに、前記第１のコツク及び
第２のコツクの一方を開けた状態で他方のコツクを開け
ようとすると警告を発する警報機を付設したことを特徴
とするタンクロ−リの配管構成。 - 【請求項３】 タンクロ−リの２系統配管において、第
１の系統の配管を第１のコツクに、第２系統の配管を第
２のコツクにそれぞれ連通させると共に、第１の系統の
配管と第２の系統の配管を接続する連通管に仕切弁を介
設し、この仕切弁に検出手段を設け、その検出部をシヤ
シ又はトレ−ラ側のブレ−キラインに連動させ、仕切弁
開でブレ−キを踏むと警告を発するようにしたことを特
徴とするタンクロ−リの配管構成。 - 【請求項４】 タンクロ−リの２系統配管において、第
１の系統の配管を第１のコツクに、第２系統の配管を第
２のコツクにそれぞれ連通させると共に、第１の系統の
配管と第２の系統の配管を接続する連通管に仕切弁を介
設し、この仕切弁にエア操作用装置を付設し、ブレ−キ
ラインとエアラインとを連結させて、仕切弁開でブレ−
キを踏むと、強制的に仕切弁が閉じるようにしたタンク
ロ−リの配管構成。 - 【請求項５】 タンクローリの２系統配管において、第
１の系統の配管を第１のコックに、第２系統の配管を第
２のコックにそれぞれ連通させると共に、第１の系統の
配管と第２の系統の配管を接続する連通管に仕切弁を介
設し、この仕切弁及び前記第１のコックと第２のコック
に各々検出手段を設け、かつ各々のコックに自動開閉操
作用装置を設け、これら自動開閉操作用装置は前記仕切
弁の開が検知されている間は前記第１のコック及び第２
のコックの一方を開けた状態で他方のコックを開けよう
とすると、各コックの開動作を行なわないようにしたこ
とを特徴とするタンクローリの配管構成。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04097347A JP3087234B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | タンクロ−リの配管構成 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04097347A JP3087234B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | タンクロ−リの配管構成 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05270600A JPH05270600A (ja) | 1993-10-19 |
| JP3087234B2 true JP3087234B2 (ja) | 2000-09-11 |
Family
ID=14189954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04097347A Expired - Lifetime JP3087234B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | タンクロ−リの配管構成 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3087234B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3765903B2 (ja) * | 1997-02-26 | 2006-04-12 | 昭和飛行機工業株式会社 | タンクローリの配管構造の中間仕切弁 |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP04097347A patent/JP3087234B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05270600A (ja) | 1993-10-19 |
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Legal Events
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