JP3087003U - 陰茎勃起保持具及び負圧式陰茎勃起装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】従来の負圧式陰茎勃起保持具及び装置は、陰茎
勃起手段において、苦痛を伴わずに長時間勃起を維持
し、締付強度の調整や、外す時の容易さにおいて不満足
であり、且つ相手に喜びを与える点については考慮を払
われていない。 【解決手段】伸縮自在な紐状体から成る大小二つの環を
一点１ｃに結合し、該小環１ｂはクリトリス刺激体に、
大環１ａは陰茎締付適合体とした陰茎勃起保持具を使用
する。陰茎勃起用真空ポンプ付シリンダーの開放端外側
に、小環をシリンダーの逆開放端側に位置させ、開放端
側に大環を伸展して数回巻付け、真空操作後に陰茎根元
部に陰茎勃起保持具を落下緊締させるようにした負圧式
陰茎勃起装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、陰茎の勃起不十分乃至不能者等の陰茎勃起保持具及び負圧式陰茎 勃起装置に関するもので、特願２００１−０８３４２４の改良に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

男女間の性機能に伴う器具装置の発明・考案は、平成年代に入って、豊かな食 糧事情と、交通機関の発達による運動不足の影響による糖尿病患者の増加、或い は近代の多忙化による業務ストレス、更には高齢化の急速な進展乃至生殖臓器の 摘出手術等により、インポテンス者が増加の傾向にある。

【０００３】 これらの社会的環境に対して、医学的見地からも関心が高まり、泌尿器学会， インポテンス学会等において、学術報告がなされ、平成年に入って次第に特許， 実用新案の出願件数も増加し、非負圧式，負圧式共に出願が多くなってきている 。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従来の負圧式陰茎勃起保持具及び装置は、陰茎勃起手段において、苦痛を伴わ ずに長時間勃起を維持し、締付強度の調整や、外す時の容易さにおいて不満足で あり、且つ相手に喜びを与える点については考慮を払われていない。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記に鑑みて、本考案者は、これ等の不十分な点を改善すべく、先に特願２０ ０１−０８３４２４（負圧式陰茎勃起器具及び装置）を提案したが、更に取扱操 作及び実効を一層高めるものとして改良を加え、実験結果をふまえて、この考案 を完成させたものである。

【０００６】 すなわち、この考案の陰茎勃起保持具は、伸縮可能な紐状体から成る大小２つ の環を一点に結合したもので、該小環はクリトリス刺激体に、大環は陰茎締付適 合体として使用するようにしたもので、一方、先願である特願２００１−０８３ ４２４に係る負圧式陰茎勃起装置を使用して、前記陰茎締付保持具を組合せて使 用するものである。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１は、本考案に係る陰茎勃起保持具１を示し、本体は伸縮自在な紐状体で、 大環１ａと小環１ｂから成り、両者は結合部１ｃで一体化されている。

【０００８】 本体１の材質は、伸縮自在と共に復元力が強大で、伸縮の回数を重ねても殆ど 変わらず、温度の影響を受けないものを選ぶ。例えば市販の「ゲルＯＫパッキン グ」がそれに適合し、茎が８mmのコンニャク状のものを用いて好結果が得られた 。

【０００９】

【考案の使用態様】

図２は、負圧式陰茎勃起装置のシリンダー２の開放端外側に、伸縮自在な紐状 体の陰茎勃起保持具１の大環１ａを引張りながら数回（図例では５回）巻付けた 状態を示し、自然体では紐状体の直径は約８mmあったものが、巻付けた時は伸び て径が約２mmほどに細くなり、巻付幅は約３０mm程度になったものを示している 。

【００１０】 図３はシリンダーの陰茎挿入端部分の拡大断面図、図４は装置の全体図で、３ は真空逆止弁付カップ、４は真空ポンプを示す。

【００１１】 次にシリンダー２の開放端に取付けられた陰茎密閉環５の開孔５ａへ陰茎の亀 頭を当て、真空ポンプ４を作動して、シリンダー２内を負圧に導くと、亀頭は陰 茎密閉環開孔５ａを押しのけてシリンダー２内へ吸引され、ポンプの作動に比例 して次第にシリンダー２奥深く入り込み、陰茎海綿体内に血は充満して陰茎は勃 起する。ポンプ操作はゆっくりと間隔をおいて行い、略５分以内で十分の大きさ になる。かくして所望の大きさに陰茎が勃起したら真空ポンプの操作を止めて、 陰茎の根元へ陰茎締付適合体１ａを摺動してシリンダー２から外して移動させ、 シリンダー２から陰茎を抜き出す。

【００１２】 すると、陰茎締付適合体１は、陰茎の根元部分で陰茎を緊締し、血液の逆流を 阻止して勃起状態を維持する。

【００１３】 尚、この場合、陰茎締付適合体は、血流を完全に遮断せずに、少量流れていて 、身体に悪影響は及ぼさない。

【００１４】 実験によれば、この持続時間は一時間は優に持った。

【００１５】 なお、陰茎への緊締度を選択したい時は、大環１ａのシリンダー２への巻付回 数を増減して自在に調整する。

【００１６】 かくして、陰茎勃起後、陰茎を女性性器に挿入すると、クリトリスにクリトリ ス刺激体１ｂが当たり、一方陰茎締付適合体１ａが陰茎の勃起状態を維持して、 快適な性行為を行うことができ、女性に快感を与えると共に、男性陰茎も根元で しっかりと保持されて苦痛を伴わず、長く行為を維持できる。

【００１７】

【考案の効果】

１．伸縮自在な陰茎締付適合体１ａを、ゼリーを塗ったシリンダーに適数回巻 付けたので、自然に陰茎締付適合体１ａが動いて締付力が均等化され、無理がな い。

【００１８】 ２．締付幅が幅広く（実施例では約３０mm）陰茎を締めるので、苦痛を伴わず 、勃起を長時間保持可能である。

【００１９】 ３．作動中にきつくなったら、陰茎締付適合体１ａを１巻き外すと楽になる。 外す時は、クリトリス刺激体（小環１ｂ）をつまんで引張ると容易に外れる。

【００２０】 ４．行為終了後、陰茎から陰茎締付適合体１ａを取外す時は、クリトリス刺激 体１ｂをつまんで複数回巻付けてあるのを１巻づつ外していけば、手早く苦痛を 伴わずに外せる。

【００２１】 ５．陰茎の締付け度は、陰茎締付適合体１ａのシリンダー２への巻付回数の数 で簡単に調節できる。

【００２２】 ６．物理的に勃起するので、身障者、インポテンツ患者等に適応でき、人生に 明るさと希望を与え得る。そして、後遺症を伴わない。

【００２３】 ７．一般の普通人でも、陰茎勃起後、陰茎締付適合体１を陰茎根元に巻付ける ことにより、長時間勃起が可能である。

【００２４】 ８．勃起陰茎内の血流は、完全に止まったのでなく、部分的に流れているので 、健康的で苦痛を伴わない。

【００２５】 ９．クリトリス刺激体（小環）１ｂが行為中にクリトリスを刺激するので、女 性に快感を与え、夫婦和合の円満な生活ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】陰茎勃起保持具。

【図２】シリンダーに陰茎勃起保持具を装着した図。

【図３】シリンダーの陰茎挿入端部分の拡大断面図。

【図４】負圧式陰茎勃起装置全体図。

【符号の説明】

１…陰茎勃起保持具 １ａ…大環（陰茎締付適合体） １ｂ…小環（クリトリス刺激体） １ｃ…結合部 ２…シリンダー ３…真空逆止弁付きカップ ４…真空ポンプ ５…陰茎密閉環

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 伸縮自在な紐状体から成る大小２つの環
   を一点に結合し、該小環はクリトリス刺激体に、前記大
   環は陰茎締付適合体とした陰茎勃起保持具。
2. 【請求項２】 陰茎勃起用真空ポンプ付シリンダーの開
   放端内側に、陰茎の径よりも狭い口径を有する弾性体か
   ら成る陰茎密閉環を取付けたものにおいて、当該シリン
   ダーの開放端外側に実用新案登録請求の範囲第１項の陰
   茎勃起保持具の小環を前記シリンダーの逆開放端側に位
   置させ、開放端側に大環を伸展しながら複数回巻付けた
   ものを用意し、真空操作後に陰茎根元部に前記陰茎勃起
   保持具を落下緊締させる構成とした負圧式陰茎勃起装
   置。