JP3086959B2 - 照明器具の点灯装置 - Google Patents

照明器具の点灯装置

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JP3086959B2
JP3086959B2 JP02319273A JP31927390A JP3086959B2 JP 3086959 B2 JP3086959 B2 JP 3086959B2 JP 02319273 A JP02319273 A JP 02319273A JP 31927390 A JP31927390 A JP 31927390A JP 3086959 B2 JP3086959 B2 JP 3086959B2
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隆 古田
尚人 中川
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日立照明株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は照明器具が倒れた時に消灯させる点灯スイッ
チ付きの点灯装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種装置においては、第3図のように、電源
1を転倒スイッチ4(正確にはその接点)を介して整流
平滑回路2に接続する。また、整流平滑回路2と並列に
点灯回路5を接続し、同じく並列に記憶素子内蔵型切替
回路3を接続する。切替回路3の出力dで点灯回路5の
状態を切換え、それによる点灯を制御する。また記憶素
子内蔵型切替回路3は外部信号Cに応動する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来のものは、照明器具が転倒した際に転倒スイ
ッチ4がターンオフするため点灯回路5の動作が停止
し、消灯状態となる。しかし、同時に記憶素子内蔵型切
替回路3の電源も断たれるため切替回路3の内部にある
記憶素子9のデータがキャンセルされる。このため、ひ
とりでに初期状態に戻ることとなり、再使用上不便であ
る。
本発明は転倒しても記憶を保持することを目的とす
る。すなわち、転倒後に再び正常位置に戻したときはも
との状態で点灯させることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明においては、上記目的を達成するために、記憶
素子内蔵型切替回路の出力側に転倒スイッチを接続す
る。
〔作用〕
点灯回路は電源を整流、平滑する整流平滑回路の出力を
受け、螢光灯、白熱灯等の光源を点灯させる。一方、記
憶素子内蔵型切替回路は外部信号に応動し、点灯回路を
制御する。本発明においては、この記憶素子内蔵型切替
回路の出力側に転倒スイッチを設けるので、照明器具が
転倒し転倒スイッチがターンオフし、点灯回路は停止す
る。再び照明器具を正常な姿勢にすると転倒スイッチは
ターンオンし、点灯回路は動作を開始する。この間、記
憶素子型内蔵切替回路は電源で付勢されており、転倒す
る前の状態を記憶している。このため再び正常姿勢にし
た場合はもとの状態のままで再復帰する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図、第2図により説明
する。第1図装置は電源1を平滑、整流する平滑整流回
路2と平滑、整流後の電圧で螢光灯や白熱灯の光源を点
灯させる点灯回路5を備える。また、同じく平滑、整流
後の電圧で付勢され点灯回路5の点灯状態を切替える記
憶素子内蔵型切替回路3を備える。第2図のように、整
流平滑回路2の出力電圧(a−b間)に抵抗6、コンデ
ンサ7、ツエナーダイオード15によって記憶素子9のた
めの電源をつくる。外部信号はC端子より入力し、記憶
素子9の出力端子は抵抗10を介してトランジスタ11をド
ライブする。記憶素子9の電源の正側は抵抗12、転倒ス
イッチ(正確にはその接点)4、トランジスタ11のコレ
クタ、エミッタを介して負側に至る。また、電源の正側
は抵抗12、抵抗13を介して、トランジスタ14のベースに
接続され、回路、点灯回路5のd端子はトランジスタ14
のコレクタ、エミッタを介して負側に接続される。
第1図装置は次のように動作する。外部信号(例えば
矩形波)がC端子から記憶素子内蔵型切替回路3に入力
されると、それと同期して出力端子dにHi,Loの信号が
交互に出力される。これにより点灯回路5が動作、停止
を交互に行なうものである。
第2図装置においてはC端子に外部入力が印加される
と、記憶素子9の出力はLoからHiに切替わり、次に外部
信号Cが印加されるとHiからLoに切替わり、外部信号C
の印加によってこの動作を繰り返す。記憶素子9の出力
がHiのときはトランジスタ11は抵抗10を介してドライブ
されオン状態となる。これによりトランジスタ14はその
ベースが負電位となりオフ状態となる。これによって点
灯回路5は動作を開始する。次に記憶素子9の出力がLo
のときはトランジスタ11はオフになるので記憶素子9の
電源の正側から抵抗12、13を介してトランジスタ14はド
ライブされる。これによりトランジスタ14はオン状態と
なり、点灯回路5の動作は停止する。従って外部信号C
が入るごとに点灯回路5は動作の開始および停止を繰り
返すことになる。
ここで、これら点灯装置を収納する照明器具が転倒す
ると、転倒スイッチ(接点)4が閉から開となり、再び
照明器具を元の正常姿勢に戻すと接点4が開から閉とな
る。かかる転倒スイッチ4は図示のごとく記憶素子内蔵
型切替回路の出力側に配置されている。これにより、転
倒する前が点灯状態で照明器具が転倒すると、転倒スイ
ッチ4は閉から開となるのでトランジスタ14は抵抗12、
13を介してドライブされオン状態となる。そして、点灯
回路5は動作を停止し消灯状態となる。次に再び照明器
具を正常姿勢に戻すと、記憶素子9には転倒中も電源が
入っており前状態を記憶しているので、その出力は転倒
前同様のHiとなる。このため、トランジスタ11はオン、
トランジスタ14はオフとなり、点灯回路5が再び動作を
開始し、点灯状態となる。転倒する前の状態が消灯状態
の場合も同様で、記憶素子9に電源が入ったまま転倒す
るので前段階のデータを保持し、再び正常姿勢にしたと
きにも消灯状態を継続する。
このように、転倒した場合は必ず消灯するが正常状態
に戻すと自動的に前段階の状態となるため、点灯中の照
明器具が倒れて再び戻した際に外部信号を入れて点灯状
態にする必要がない。また、転倒時間に関係なく自動復
帰することができる。さらに記憶素子の出力側を開閉し
ているため、電流容量が少なくスイッチの小型化、低価
格化が図れる。
〔発明の効果〕
本発明によれば次のような利点が得られる。
(1)記憶素子回路を使用した切替回路において転倒ス
イッチが動作し再び復帰すると、点灯回路は一度消灯し
た後自動的に前段階の状態となり、従来のような再度外
部信号を入れる必要がない。
(2)転倒時間に関係なく自動復帰できる。
(3)記憶素子の出力側を開閉しているので接点容量が
少なく、小型化、低価格化が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図……本発明装置の一実施例を示すブロック図 第2図……その記憶素子内蔵型切替回路の一実施例 第3図……従来装置を示すブロック図 1……電源、2……整流平滑回路、3……記憶素子内蔵
型切替回路、4……転倒スイッチ、5……点灯回路、
6、10、12、13……抵抗、7……コンデンサ、9……記
憶素子、11、14……トランジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 37/02 F21V 23/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源と、その整流平滑回路と、その出力を
    受ける点灯回路と、前記電源で付勢され点灯回路の点灯
    状態を制御する記憶素子内蔵型切替回路を備え、これら
    を収納する照明器具が転倒したときに前記点灯回路によ
    る点灯を停止させる転倒スイッチの接点を、前記記憶素
    子内蔵型切替回路の出力側に設けたことを特徴とする照
    明器具の点灯装置。
JP02319273A 1990-11-22 1990-11-22 照明器具の点灯装置 Expired - Lifetime JP3086959B2 (ja)

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