JP3086870U - 靴底の保護用シート及び靴 - Google Patents

靴底の保護用シート及び靴

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 試着の際の靴底の底面の汚れを確実且つ簡単
に防止できる靴底の保護用シート及び靴を提供する。 【解決手段】 靴底の保護用シートは、靴底2の床面等
に接触する底面部分に対応する形状に形成され且つ試着
時の靴底2の底面を汚れから保護するための保護シート
10と、保護シート10の片面側に塗布され且つ保護シ
ート10を靴底2の底面に剥離可能に貼着するための粘
着剤と、前記粘着剤の前記保護シート10と反対側に貼
着され且つ前記粘着剤を保護するための剥離シートとを
備えている。また靴は、靴底2の床面等に接触する底面
部分に、試着時の靴底2の底面を汚れから保護する略無
色透明な合成樹脂製の保護シート10を、略無色透明な
粘着剤を介して剥離可能に貼着したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、靴の試着に際して、その靴底の床面等に接触する底面部分を汚れか ら保護するための靴底の保護用シート、及びその保護シートを靴底の底面に貼着 した靴に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
靴を購入する場合、その客は靴の長さ、幅等が自分の足に合ったものであるか 否かを確かめるために試着(試し履き)をすることが多い。その際、靴底の床面 等に接触する底面部分が、床面等のゴミやほこりなどにより汚れてしまう。また 客が靴を履いて実際に歩いてみた場合には、靴底の底面がかなり汚れてしまうこ ともある。そして、客が靴を購入しなかった場合、試着により靴底が汚れた靴は 他の客への販売用にまわされている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そのような靴は、従来、靴底が汚れたまま又はその汚れを落としてから他の客 に販売されている。しかし、靴底が汚れていることで、その靴が売れ残ってしま うこともある。一方、客が試着をするたびに水拭き等をして靴底の汚れを落とす ことは、多くの手間を必要とし、人件費が増加する原因ともなってしまう。また 汚れの種類、靴底の材質等によっては、水拭きで汚れを落とすことが不可能な場 合もあり、そのような靴は、水拭きよりもコストのかかる洗剤、有機溶剤等によ り汚れを落とす必要があり、販売店の損失となってしまう。
【0004】 例えば靴底の底面側が裏革等の起毛質の材料により構成された靴は、その起毛 に床面の汚れが付着しやすく、非常に靴底が汚れやすい。さらに起毛に付着した 汚れは遊離し難く、水拭き等で落とすことが困難である。また靴底の材質によっ ては水拭き等により劣化してしまうものもあるため、靴底の汚れを根本から防止 することが望まれている。
【0005】 本考案は、かかる従来の問題点に鑑み、試着の際の靴底の底面の汚れを確実且 つ簡単に防止できる靴底の保護用シート及び靴を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の靴底の保護用シートは、靴底2の床面等に接触する底面部分に対応す る形状に形成され且つ試着時の前記靴底2の底面を汚れから保護するための保護 シート10と、該保護シート10の片面側に塗布され且つ前記保護シート10を 前記靴底2の底面に剥離可能に貼着するための粘着剤13と、前記粘着剤13の 前記保護シート10と反対側に貼着され且つ前記粘着剤13を保護するための剥 離シート15とを備えたものである。
【0007】 また本考案の靴は、靴底2の床面等に接触する底面部分に、試着時の前記靴底 2の底面を汚れから保護する略無色透明な合成樹脂製の保護シート10を、略無 色透明な粘着剤13を介して剥離可能に貼着したものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図5は本 考案の第1の実施形態を例示し、本考案を婦人用のダンスシューズに適用してい る。
【0009】 図1及び図2において、1は婦人用のダンスシューズで、足の裏の形状に対応 し且つその上面側に足の裏が接触する靴底2を備え、その靴底2の上側に、かか とを後ろ側及び横側から包むヒールグリップ3と、足の甲を上側及び横側から包 む甲革4と、ヒールグリップ3の左右に連結され且つ足首を留めるアンクルスト ラップ5と、そのアンクルストラップ5と甲革4とを連結する連結ストラップ6 とを備え、靴底2の下側に、かかと側の端部のヒール7を備えている。そして、 靴底2の土踏まず9よりも前側の床面等に接触する底面部分には、保護シート1 0が貼着されており、靴底2の底面が汚れから保護されている。
【0010】 靴底2は、足の裏に接触する側の中底8aと、この中底8aの下面に貼着され た底革8bとを備え、土踏まず9よりも前側部分に、底面側の底革8bが床面等 に接触する床面接触部12が形成されている。即ち、靴底2には、長手方向の略 中央から前側部分に、下向きになだらかに湾曲し且つ床面等に接触する床面接触 部12が、長手方向の略中央とヒール7との間に、上向きに湾曲し且つ床面等に 接触しない土踏まず9が夫々形成されている。なお、中底8aの上面には、フェ ルト等の靴敷8cが貼着されている。
【0011】 底革8bは、裏革等の天然又は人工の起毛質により構成され、その起毛面が下 面側となるように、ヒール7が設けられた部分を除く中底8aの下面の略全面及 びヒール7の前面に接着剤等により貼着されており、中底8a及びヒール7の前 面の貼着部分と略同一形状に形成されている。即ち、靴底2の底面は、底革8b の起毛面により構成されている。底革8bの起毛面は、汚れが付着しやすく且つ 遊離し難い性質を有し、また水拭き等により傷みやすくなっている。
【0012】 因みに底革8bは、靴底2の滑りを防止する滑り止め効果、靴底2を滑りやす くする滑り効果、靴底2と床面との接触による音の発生を防止又は軽減する消音 効果等の目的で設けられており、目的によりその材質を適宜決定すればよい。
【0013】 なお、中底8aの下面には、裏革等の起毛質の底革8bを貼着する以外にも、 凹凸加工等が施された粗面質、その他の滑り止め効果等を有するものを貼着して も良い。また底革8bは、靴底2の少なくとも床面接触部12に設けてあれば十 分であり、土踏まず9、ヒール7の前面には必ずしも設けなくても良い。
【0014】 ヒール7は、靴底2のかかと側の端部から下側に突出し、下側に先細り状に構 成されており、その先端側の床面等に接触する部分に、革、ゴム、プラスティッ ク等からなる摩耗防止用のヒールリフト11を備えている。なお、ヒールリフト 11が汚れた場合には、布等による乾拭き、水拭き等により汚れを容易に落とす ことができるようになっている。
【0015】 保護シート10は、靴底2の床面等に接触する底面部分を汚れから保護するた めのもので、略無色透明なポリエチレン(PE)等の合成樹脂製の適度な可撓性 を有するシート材(例えば60μm程度の厚さの軟質ポリエチレン製のシート材 )により構成され、靴底2の床面接触部12の略全面と土踏まず9の前部側との 底面に、略無色透明な粘着剤13を介して剥離可能に下側から貼着されている。 即ち、保護シート10は、靴底2の底面側に、つま先から長手方向の略中央より も若干後ろ側までの範囲に貼着されている。なお、保護シート10の後端縁10 aは、土踏まず9に対応しており、床面等に接触しないようになっている。
【0016】 また保護シート10は、靴底2の床面接触部12及び土踏まず9の前部側と略 同一又は若干大きい形状に構成され、靴底2の床面に接触する底面部分の略全面 を確実に汚れから保護できると共に、靴底2から前側及び横側に突出しないか又 は若干突出程度になっている。なお、保護シート10が靴底2から外側に突出す る場合、その突出量は、ダンスシューズ1の試着に際して保護シート10が邪魔 にならない程度、また一方の足により他方の足側の保護シート10を踏む惧れが 少ない程度に設定されている。保護シート10の粘着剤13側の面にはコロナ処 理が、その反対側の面には非シリコーン系剥離処理が夫々施されている。
【0017】 なお、保護シート10には、ポリエチレン以外にも、ポリプロピレン(PP) 、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリ塩化ビニル(PVC)、その他 のシート材を用いても良い。また保護シート10の土踏まず9の前部側に対応す る部分は、その対応部分と略同一の形状でなくても良い。即ち、保護シート10 は、少なくとも床面接触部12と略同一の形状であればよい。
【0018】 粘着剤13は、保護シート10の靴底2に対する貼着面側の略全面に塗布され ており、この粘着剤13により保護シート10を靴底2の底面に剥離可能に貼着 するようになっている。粘着剤13には、アクリル系の略無色透明の中粘着タイ プ(例えば粘着力が25mm幅で7.40±1.00ニュートン程度のもの)が 用いられており、軽い圧力で保護シート10を靴底2の底面に貼着でき、靴底2 の底面から保護シート10が自然に剥がれることがなく、また靴底2の底面から 保護シート10を簡単に剥離できるようになっている。粘着剤13の保持力は、 40℃、1kg、1時間の条件で0.2mm以下となっており、保護シート10 が靴底2の底面に沿う方向に横ズレすることがほとんどないようになっている。
【0019】 なお、粘着剤13には、アクリル系以外にも、ゴム系、シリコーン系、その他 のものを用いても良い。
【0020】 保護シート10、粘着剤13は、略無色透明となっており、保護シート10を 貼着した状態で、靴底2の底面の材質、色等を確認できるようになっている。
【0021】 図3及び図4において、14は靴底2の保護用シートで、靴底2の床面接触部 12及び土踏まず9の前部側の形状に対応する保護シート10と、この保護シー ト10の片面側に塗布された粘着剤13と、この粘着剤13の保護シート10と 反対側に貼着された剥離シート15とを備え、その剥離シート15のかかと側の 端部に、保護シート10よりもかかと側に突出するつまみ部16が設けられてい る。
【0022】 剥離シート15は、少なくとも片面にラミネート加工が施された紙製で、かか と側の端部を除いて保護シート10と略同一形状に構成され、ラミネート加工面 が粘着剤13と対向するように、粘着剤13の保護シート10と反対側に貼着さ れており、粘着剤13を乾燥、汚れ等から保護するようになっている。
【0023】 剥離シート15のかかと側の端部には、保護シート10よりもかかと側に突出 するつまみ部16が設けられている。即ち、保護シート10及び剥離シート15 のかかと側の端縁10a,15aが略平行な略直線状に構成されると共に、剥離 シート15が保護シート10よりもかかと側に突出しており、この帯状の突出部 によりつまみ部16が形成されている。つまみ部16は、保護シート10と剥離 シート15との剥離の際につまむためのもので、その剥離を容易にする役割を有 している。
【0024】 上記構成の靴底2の保護用シート14の保護シート10をダンスシューズ1の 靴底2に貼着する際は、図5に示すように、まず、保護シート10と剥離シート 15とをつまみ部16側から剥離する。このとき、つまみ部16を片手の指でつ まんで剥離シート15側に保護用シート14を湾曲させれば、保護シート10の かかと側の端部が剥離シート15から剥離しやすくなるので、他方の手の指で保 護シート10をつまみ、保護シート10と剥離シート15とを剥離していけば良 い。
【0025】 次に、粘着剤13側が靴底2に向くように、保護シート10を靴底2の底面に 貼着する。このとき、保護シート10が靴底2の床面接触部12に略完全に重な るようにする。なお、保護シート10を靴底2のつま先側で位置決めし、順次か かと側に向かって貼着していけば、保護シート10を靴底2に容易に重ねること ができる。なお、保護シート10の貼着に際して、保護シート10を靴底2側に 軽く押圧すれば、粘着剤13により保護シート10を靴底2の底面に貼着できる 。また粘着剤13に中粘着タイプのものを用いているので、靴底2の床面接触部 12から横ズレした状態で保護シート10を貼ってしまった場合にも、一旦剥が してから貼り直すことができる。
【0026】 靴底2の底面に保護シート10が貼着されたダンスシューズ1の試着に際して は、靴底2の床面接触部12、即ち床面等に接触する底面部分に貼着された保護 シート10が、靴底2の底面を汚れから保護する。従って、床面等にゴミ、ほこ り等があっても、靴底2の底面が汚れることはない。なお、ヒール7のヒールリ フト11が床面等に接触して汚れたときには、乾拭き、水拭き等によりその汚れ を容易に落とすことができる。
【0027】 また保護シート10を靴底2から外側に突出しないか又は試着に差し支えない 程度に突出するように構成しているので、試着に際して保護シート10が邪魔に なることがなく、また保護シート10が靴底2から剥がれることもない。
【0028】 このダンスシューズ1を履いて歩いた場合には、靴底2の底面に沿う方向に保 護シート10を横ズレさせる力が作用する。しかし通常の歩行程度であれば、粘 着剤13の保持力により保護シート10が横ズレすることなく保持されるので、 靴底2の底面が汚れることはない。
【0029】 保護シート10及び粘着剤13が略無色透明なので、靴底2の底面に保護シー ト10が貼着された状態でダンスシューズ1が販売店等に陳列されていても、そ のままで、靴底2の底面の色、材質等を確認できる。
【0030】 保護シート10が不要になれば、保護シート10を靴底2の底面から剥離する 。このとき、中粘着タイプの粘着剤13を用いているので、保護シート10を容 易に剥離することができる。また底革8bの起毛も粘着剤13から容易に剥がれ るので、底革8bから抜けることがほとんどなく、粘着剤13により靴底2の底 面側が傷むことはない。
【0031】 この靴底2の保護用シート14を製造する際は、保護シート10用のポリエチ レン等のシート材の片面側に、粘着剤13を塗布し、ラミネート加工を施した紙 製の剥離シート15を粘着剤13の保護シート10用のシート材と反対側に貼着 したものから、対象となる靴底2に対応する形状に型抜きしていけば良く、容易 且つ安価に製造することができる。また保護カバー10を、靴底2の底面の前側 の略半分程度の床面接触部12と、土踏まず9の前部側とに貼着したので、靴底 2の底面の略全面に貼着する場合に比べて、合成樹脂材料等の使用量を少なくで き、低コストで製造することができる。
【0032】 図6及び図7は本考案の第2の実施形態を例示する。この実施形態は、保護シ ート10のかかと側の端部に、剥離シート15よりもかかと側に突出するつまみ 部17を設けている。即ち、保護シート10及び剥離シート15のかかと側の端 縁10a,15aが略平行な略直線状に構成されると共に、保護シート10が剥 離シート15よりもかかと側に突出しており、この帯状の突出部によりつまみ部 17が形成されている。なお、このつまみ部17には、粘着剤13は塗布されて いない。
【0033】 このように保護シート10によりつまみ部17を構成しても良く、この場合に も、第1の実施形態と同様に保護シート10と剥離シート15とを簡単に剥離す ることができる。またこの実施形態の保護シート10は、図7に示すように、か かと側の端部に粘着剤13が塗布されていないため、靴底2の底面に貼着したと きに、かかと側の端部が靴底2の底面に貼着されない状態になる。従って、つま み部17は、靴底2の底面から保護シート10を剥離する際のつまみ部17も兼 ねており、靴底2の底面からの保護シート10の剥離を容易にする役割も有して いる。なお、つまみ部17は土踏まず9に対応しており、床面等に接触しないの で、つまみ部17と床面とが干渉して保護シート10が靴底2の底面から剥離す るといったことがないようになっている。
【0034】 図8は本考案の第3の実施形態を例示する。この実施形態は、靴底2の保護用 シート14を長い(大きい)シート状に構成し、1の保護用シート14に複数の 保護シート10を設けている。保護用シート14は、ポリエチレン製等の保護シ ート用シート18と、この保護シート用シート18の片面の略全面に塗布された 粘着剤13と、粘着剤13の保護シート用シート18と反対側に貼着され且つ保 護シート用シート18と略同一形状に形成された剥離シート15とを備え、帯状 に構成されてその長手方向にロール状に巻かれている。保護シート用シート18 には、この保護シート用シート18を厚み方向に切断する切れ線19により、保 護シート用シート18の長手方向に一列状に保護シート10が形成されており、 その切れ線19に沿って保護シート10を剥離シート15から剥離できるように なっている。一方、剥離シート15には切れ線19が形成されておらず、保護シ ート10を剥離した際にも、剥離シート15は保護用シート14に一体に留まる ようになっている。
【0035】 なお、保護用シート14上の保護シート10の配置は、一列状以外にも、行列 状、その他に構成することも可能であり、なるべく歩留まりを良くすることが望 ましい。また保護用シート14はロール状に巻く以外にも、所定数ずつの保護シ ート10が一括りとなるように、適当な大きさに切断するようにしても良い。
【0036】 このように1の保護用シート14に複数の保護シート10を設けても良い。こ の場合、保護シート10を靴底2の底面に貼着する際に、剥離シート15が散乱 することがないので、使いやすい。また複数の保護シート10が一体になってい るので、製造、輸送、保管等における管理を容易にできる。なお、右足用と左足 用との保護シート10を、例えば1の保護用シート14に交互に設けても良いし 、別々の保護用シート14に設けても良い。
【0037】 以上、本考案の各実施形態を詳述したが、本考案は各実施形態に限定されるも のではなく種々の変更が可能である。例えば靴底2の土踏まず9よりも前側の底 面部分に保護シート10を貼着するようにしているが、適用する靴の種類によっ ては、土踏まず9がないもの、ごく僅かなものもあり、そのような場合には靴底 2の底面の略全面に保護シート10を貼着するようにしても良い。
【0038】 保護シート10と剥離シート15との剥離を容易にするつまみ部16,17を かかと側の端部に設けているが、つま先側、側部側等に設けても良い。しかし第 2の実施形態のように、保護シート10に粘着剤13を塗布せずにつまみ部17 を形成する場合には、そのつまみ部17が土踏まず9に対応することが望ましい 。またつまみ部16,17は、必ずしも設けなくても良い。
【0039】 保護シート10に略無色透明な合成樹脂製のシート材を用いているが、有色透 明、不透明であっても良い。また合成樹脂製以外にも、紙製、その他のシート材 により保護シート10を構成することも可能である。
【0040】 剥離シート15を、粘着剤13側にラミネート加工を施した紙製のシート材に より構成しているが、紙製以外にも、合成樹脂製等のシート材により構成しても 良い。
【0041】 また実施形態では、靴底2の底面側に裏革等の底革8bを設けているが、本考 案は各種の靴底2に適用可能である。例えば、底革8bを設けずに、底面側に溝 加工等が施されたゴム製、プラスティック製、その他の靴底2に適用しても良い 。さらに靴底2は、必ずしも汚れの付着しやすい性質を有していなくても良い。 例えば、靴底2の底面側を滑面状に構成しても良い。
【0042】 なお、実施形態では、靴として婦人用のダンスシューズ1を適用した場合を例 示したが、スポーツシューズ、ウォーキングシューズ、ビジネスシューズ等、各 種の靴に適用可能であることはいうまでもない。
【0043】
【考案の効果】
本考案の靴底の保護用シートは、靴底2の床面等に接触する底面部分に対応す る形状に形成され且つ試着時の前記靴底2の底面を汚れから保護するための保護 シート10と、該保護シート10の片面側に塗布され且つ前記保護シート10を 前記靴底2の底面に剥離可能に貼着するための粘着剤13と、前記粘着剤13の 前記保護シート10と反対側に貼着され且つ前記粘着剤13を保護するための剥 離シート15とを備えているので、試着の際の靴底2の汚れを確実且つ簡単に防 止できる。
【0044】 また本考案の靴は、靴底2の床面等に接触する底面部分に、試着時の前記靴底 2の底面を汚れから保護する略無色透明な合成樹脂製の保護シート10を、略無 色透明な粘着剤13を介して剥離可能に貼着しているので、試着の際の靴底2の 汚れを確実且つ簡単に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態を例示するダンスシュ
ーズの側面図である。
【図2】本考案の第1の実施形態を例示するダンスシュ
ーズの底面図である。
【図3】本考案の第1の実施形態を例示する靴底の保護
用シートの平面図である。
【図4】本考案の第1の実施形態を例示する靴底の保護
用シートの断面図である。
【図5】本考案の第1の実施形態を例示する保護シート
の剥離状態を示す靴底の保護用シートの平面図である。
【図6】本考案の第2の実施形態を例示する靴底の保護
用シートの断面図である。
【図7】本考案の第2の実施形態を例示するダンスシュ
ーズの側面図である。
【図8】本考案の第3の実施形態を例示する靴底の保護
用シートの斜視図である。
【符号の説明】
1 ダンスシューズ 2 靴底 9 土踏まず 10 保護シート 12 床面接触部 13 粘着剤 15 剥離シート 16 つまみ部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴底(2)の床面等に接触する底面部分
    に対応する形状に形成され且つ試着時の前記靴底(2)
    の底面を汚れから保護するための保護シート(10)
    と、該保護シート(10)の片面側に塗布され且つ前記
    保護シート(10を前記靴底(2)の底面に剥離可能に
    貼着するための粘着剤(13)と、前記粘着剤(13)
    の前記保護シート(10)と反対側に貼着され且つ前記
    粘着剤(13)を保護するための剥離シート(15)と
    を備えたことを特徴とする靴底の保護用シート。
  2. 【請求項2】 前記靴底(2)の土踏まず(9)よりも
    前側の底面部分に対応して前記保護シート(10)を構
    成すると共に、前記剥離シート(15)に、前記保護シ
    ート(10)よりも靴のかかと側に突出し且つ前記保護
    シート(10)と前記剥離シート(15)との剥離を容
    易にするためのつまみ部(16)を設けたことを特徴と
    する請求項1に記載の靴底の保護用シート。
  3. 【請求項3】 ポリエチレン等の合成樹脂製の略無色透
    明な前記保護シート(10)と、アクリル系等の中粘着
    タイプの略無色透明な前記粘着剤(13)と、少なくと
    も粘着剤(13)側にラミネート加工面を有する紙製の
    剥離シート(15)とを備えたことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の靴底の保護用シート。
  4. 【請求項4】 靴底(2)の床面等に接触する底面部分
    に、試着時の前記靴底(2)の底面を汚れから保護する
    略無色透明な合成樹脂製の保護シート(10を、略無色
    透明な粘着剤(13)を介して剥離可能に貼着したこと
    を特徴とする靴。
  5. 【請求項5】 婦人用のダンスシューズ(1)であっ
    て、前記靴底(2)の土踏まず(9)よりも前側の床面
    等に接触する床面接触部(12)の略全面を含む前記靴
    底(2)の底面側を、裏革等の天然又は人工の起毛質、
    凹凸加工等が施された粗面質、その他により構成すると
    共に、前記床面接触部(12)に、該床面接触部(1
    2)の略全面を覆い且つ靴底(2)から外側に突出しな
    い又は試着に差し支えない程度に突出する前記保護シー
    ト(10)を設けたことを特徴とする請求項4に記載の
    靴。
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JPH0386870U (ja) * 1989-12-25 1991-09-03
JP2016049166A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 株式会社無有 履物用シール及び履物
CN114468469A (zh) * 2018-11-30 2022-05-13 S9公司 以可剥离方式粘附到鞋的鞋底的可弯曲层

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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