JP3086816B2 - 液体圧送装置 - Google Patents

液体圧送装置

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JP3086816B2
JP3086816B2 JP05189058A JP18905893A JP3086816B2 JP 3086816 B2 JP3086816 B2 JP 3086816B2 JP 05189058 A JP05189058 A JP 05189058A JP 18905893 A JP18905893 A JP 18905893A JP 3086816 B2 JP3086816 B2 JP 3086816B2
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湯本  秀昭
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16TSTEAM TRAPS OR LIKE APPARATUS FOR DRAINING-OFF LIQUIDS FROM ENCLOSURES PREDOMINANTLY CONTAINING GASES OR VAPOURS
    • F16T1/00Steam traps or like apparatus for draining-off liquids from enclosures predominantly containing gases or vapours, e.g. gas lines, steam lines, containers
    • F16T1/20Steam traps or like apparatus for draining-off liquids from enclosures predominantly containing gases or vapours, e.g. gas lines, steam lines, containers with valves controlled by floats
    • F16T1/22Steam traps or like apparatus for draining-off liquids from enclosures predominantly containing gases or vapours, e.g. gas lines, steam lines, containers with valves controlled by floats of closed-hollow-body type
    • F16T1/24Steam traps or like apparatus for draining-off liquids from enclosures predominantly containing gases or vapours, e.g. gas lines, steam lines, containers with valves controlled by floats of closed-hollow-body type using levers

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体を圧送する液体圧
送装置に関するものである。本発明の液体圧送装置は、
蒸気配管系で発生した復水を一旦集め、この復水をボイ
ラや廃熱利用装置に送る装置として特に適するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】蒸気配管系で凝縮して発生した復水は、
まだ相当の熱量を有していることが多い。そのため近年
ではエネルギーの有効活用のため、復水を回収し、この
復水をボイラや廃熱利用装置に送って廃熱を有効利用す
る復水回収システムが広く普及している。
【0003】ところで、初期の復水回収システムはスチ
ームトラップの排出口から直接配管によってボイラの給
水部等に接続されたものであり、復水の自圧によって復
水を圧送するものであった。ところが上記した初期の構
成は、復水が送られる部分、言い換えればスチームトラ
ップの2次側の圧力が高い場合や、復水が送られる部分
が蒸気の負荷から遠い位置にある場合は、十分な機能を
発揮できない問題があった。そこで昨今では、復水を一
旦密閉容器内に回収し、更にこの密閉容器内に作動蒸気
を導入し、この作動蒸気の圧力によって密閉容器内の復
水を強制的に排出する液体圧送装置を利用して、復水の
回収がなされることが多い。この種の液体圧送装置に
は、例えば実開昭50−147228号に開示された構
成がある。
【0004】以下従来技術の液体圧送装置について説明
する。図5は、従来技術の液体圧送装置の一部断面斜視
図である。また図6は、従来技術の液体圧送装置の弁部
分の拡大断面図である。図において100は従来技術の
液体圧送装置を示す。液体圧送装置100は、密閉容器
101内にフロート120、作動蒸気導入弁110等が
内蔵されたものである。
【0005】密閉容器101は、底近くに液体流入口1
02と、液体排出口103が設けられ、それぞれに逆止
弁105,106が取り付けられている。ここで逆止弁
105は密閉容器101内への液体の流入を許す向きに
取り付けられている。一方逆止弁106は、密閉容器1
01から外部への液体の排出を許す向きに取り付けられ
ている。
【0006】また密閉容器101の頂部には作動蒸気導
入口108と作動蒸気排出口109が設けられており、
それぞれ図5,6の様に、作動蒸気導入弁110と排気
弁111が取り付けられている。ここで作動蒸気導入弁
110,および排気弁111はいずれも昇降棒112,
113を上下移動することによって弁の開閉を行うもの
であるが、作動蒸気導入弁110は操作棒112を上げ
た時に開となり、排気弁111は操作棒113を上げた
時に閉となる。そして操作棒112,113は連接板1
15によって並列に結合されており、連接板115を上
下することにより作動蒸気導入弁110,排気弁111
は同時に開閉される。
【0007】従来技術の液体圧送装置100は、液体流
入口102が逆止弁105を介して蒸気の負荷に接続さ
れ、液体排出口103が逆止弁106を介して廃熱利用
装置に接続される。そして作動蒸気導入口108は蒸気
源に接続される。液体圧送装置100では、密閉容器1
01内に復水が無い場合は、フロート120は下の位置
にあり、連接板115は下がっている。そのため、作動
蒸気導入弁110では、昇降棒112が下がり、昇降棒
112の先端に固定された玉形の弁体122が弁座12
3の開口を塞いでいる。一方排気弁111では、昇降棒
113の先端に取り付けられた円板状の弁体127が、
弁座128の開口から離れ、作動蒸気排出口109が開
放されている。
【0008】液体圧送装置100が接続される蒸気の負
荷内で復水が発生すると、復水は逆止弁105から密閉
容器101内に流れ込んで溜まる。そして、復水の量が
増加するのに従って、フロート120が上昇し、これに
連れてアーム118の一端が上昇する。そしてアーム1
18が一定の位置を越えると、スナップ機構が反転し、
棒121が上に移動し、連接板115が持ち上げられ
る。
【0009】すると作動蒸気導入弁110では、連接板
115に取り付けられた昇降棒112が上昇し、弁体1
22が弁座123を離れ、作動蒸気導入口108が開放
される。そして従来技術の液体圧送装置100では、作
動蒸気は弁座123の開口を通って、昇降棒112と弁
ケース130の間の隙間を通り抜け、弁ケース130の
下端の開口から噴出する。一方この時排気弁111は閉
じているので、密閉容器101内の圧力が上昇し、当該
圧力に押されて液体排出口103から復水が排出され
る。尚従来技術の液体圧送装置100では、前記したよ
うに作動蒸気は弁ケース130の下端から噴出するの
で、作動蒸気の多くは、下に溜まった水に直接接触す
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の液体圧送装
置は、蒸気の圧力によって復水を強制的に回収すること
ができ、好ましいものである。しかしながら、従来技術
の液体圧送装置は、復水を圧送するために作動蒸気導入
弁が開いてから、密閉容器内の圧力が所定の値まで上昇
するのに時間がかかり過ぎる不満があった。そのため従
来技術の液体圧送装置は、復水の圧送に時間がかかって
しまう問題があった。言い換えると従来技術の液体圧送
装置は、単位時間当たりの液体圧送能力が小さいという
問題があり、液体圧送能力の向上が望まれていた。
【0011】加えて、従来技術の液体圧送装置は、液体
の圧送に多量の蒸気を必要とする問題があった。即ち従
来技術の液体圧送装置では、復水の余熱を回収するため
に、新たに多量の蒸気を消費すると言う矛盾があった。
そのため圧送に必要な蒸気量の削減が望まれていた。
【0012】本発明は、従来技術の上記した欠点に着目
し、作動蒸気導入弁が開弁すると速やかに密閉容器内の
圧力が上昇し、短時間の内に密閉容器内の液体を圧送す
ることができ、加えて蒸気の消費量が少ない液体圧送装
置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するべ
く、本発明者らが鋭意研究を重ねた結果、従来技術の液
体圧送装置が液体の圧送に時間を要する原因および、蒸
気の消費量が多い原因は、次の通りである事が判明し
た。
【0014】即ち従来技術の液体圧送装置において、密
閉容器内に導入された蒸気は、直接に、或いは容器内壁
等に衝突を繰り返した後、内部の復水と接触する点に問
題がある。 具体的に説明すると、図5,図6に示した従
来技術の液体圧送装置100では、作動蒸気導入弁11
0は密閉容器101の頂部にあって密閉容器101内に
いて下向きに開口している。即ち従来技術の液体圧送
装置100では、作動蒸気導入弁110は、密閉容器1
01において、復水に向かって開口している。また従来
技術の液体圧送装置100では、作動蒸気導入弁110
から復水までの間に障害物は無い。そのため従来技術の
液体圧送装置100では、作動蒸気は作動蒸気導入弁1
10の開口から復水の液面に向かって吹きつけられる。
即ち導入された蒸気は、高温であって高い熱エネルギー
を持つ状態のままで、直接、復水の液面に当たる。 その
一方で、吹きつけられる側の復水は作動蒸気よりも温度
が低い。そのため作動蒸気が高温の状態のままで直接復
水に触れると、作動蒸気は復水に熱を奪われて凝縮して
液化し、ドレンと化す。即ち従来技術の液体圧送装置1
00では、密閉容器101に導入された作動蒸気は、導
入初期の段階で復水に多くのエネルギーを奪われてしま
う。 そのため従来技術の液体圧送装置100では、密閉
容器101内に導入された作動蒸気の多くの部分は、現
実には圧力上昇に寄与していない。 従って従来技術の液
体圧送装置100では、導入された作動蒸気の全エネル
ギーの内、熱エネルギーの多くが圧力の上昇に寄与せ
ず、効率が悪く、作動蒸気の消費量が多い。
【0015】また作動蒸気は作動蒸気導入弁の弁座の開
口によって絞られた状態で導入されるので、密閉容器内
には高速で流入することとなるが、従来技術はこの点に
も問題がある。 具体的に説明すると、図5,図6に示し
た従来技術の液体圧送装置100では、弁座123の開
口部分の面積が小さく、当該部分で作動蒸気の流速が増
す。また従来技術の液体圧送装置100では、図5,図
6のように、作動蒸気導入弁110の流路が直線的であ
り、弁座123で加速された作動蒸気は、その速度を維
持した状態で密閉容器101に入る。ところが、ベルヌ
イの定理で明らかなように、流体が大きい速度エネルギ
ーを持てば、圧力エネルギーは逆に小さいものとなって
しまう。密閉容器101内に導入された作動蒸気は、い
ずれは速度エネルギーを失って、圧力の上昇に寄与する
こととなるものの、その間にかなりの時間を必要とす
る。また時間の経過と共に、作動蒸気が復水と接触する
機会が増加するので、作動蒸気がドレン化してしまう問
題がより増長される。従って従来技術の液体圧送装置1
00では、導入された作動蒸気の全エネルギーの内、速
度エネルギーの多くが圧力の上昇に寄与せず、また熱エ
ネルギーが無駄に消費される要因となる。そのため従来
技術の液体圧送装置100は、効率が悪く、作動蒸気の
消費量が多い。
【0016】本発明は、上記した知見に基づいて開発さ
れたものであり、密閉容器に作動蒸気導入口と、作動蒸
気排出口と、液体流入口と、液体排出口が設けられ、密
閉容器内に溜まった液体の液面の高さに応じて作動蒸気
導入口が開き、密閉容器内に溜まった液体を液体排出口
から密閉容器の外に排出する液体圧送装置において、
動蒸気導入口から密閉容器内に供給される作動蒸気が
閉容器内の液面に直接的に当たることを防止する偏向板
が、密閉容器内の液体が溜まる空間に設けられているこ
とを特徴とする液体圧送装置である。なお「液体が溜ま
る空間」とは、実際に液体が進入する部位だけを指すの
ではなく、液体の水位が当該部位までは至らないが、液
体が溜まる部位と一体的な空間部分をも含む。
【0017】また同様の目的を達成するためのもう一つ
の発明は、密閉容器に作動蒸気導入口と、作動蒸気排出
口と、液体流入口と、液体排出口が設けられ、密閉容器
内に溜まった液体の液面の高さに応じて作動蒸気導入口
が開き、密閉容器内に溜まった液体を液体排出口から密
閉容器の外に排出する液体圧送装置において、作動蒸気
導入口の密閉容器側の開口たる蒸気導入開口を覆う蒸気
分流部材を有し、該蒸気分流部材は蒸気導入開口よりも
小さい複数の隙間を有し、かつ複数の隙間の総開口面積
は蒸気導入開口から導入される作動蒸気の速度を減速す
ることができる大きさであることを特徴とする液体圧送
装置である。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明では、作動蒸気が直接的に
液面に当たることを防止する偏向板が密閉容器内の液体
が溜まる空間に設けられている。そのため請求項1記載
の液体圧送装置では、導入された作動蒸気が液面と接触
する機会が少ない。そのため請求項1記載の発明では、
作動蒸気が内部の液体によって熱を奪われることが少な
く、作動蒸気の凝縮が防止され、導入された作動蒸気の
多くが密閉容器内の圧力上昇に寄与する。
【0019】また請求項2記載の発明では、作動蒸気導
入口の密閉容器側の開口は、蒸気分流部材によって覆わ
れている。そして蒸気分流部材は蒸気導入開口よりも小
さい複数の隙間を有し、かつ複数の隙間の総開口面積は
蒸気導入開口から導入される作動蒸気の速度を減速する
ことができる大きさである。そのため作動蒸気導入口か
ら密閉容器内に導入された作動蒸気は、蒸気分流部材に
よって減速され、複数の隙間から緩やかな速度で密閉容
器内に拡散される。
【0020】そのため請求項2記載の液体圧送装置で
は、蒸気分流部材によって作動蒸気の速度エネルギー
が、圧力エネルギーに変換される。従って本発明の液体
圧送装置では、作動蒸気は密閉容器内に導入されてから
僅かの時間の間に、蒸気の持つエネルギーの多くの部分
が密閉容器内の圧力上昇に寄与する。また本発明の液体
圧送装置では、作動蒸気は短時間の内に速度エネルギー
が減少するので、蒸気が液面に接触する機会が少ない。
また同じく本発明の液体圧送装置では、作動蒸気の速度
が小さいので、密閉容器内の蒸気の攪拌が少ない。その
ためより一層作動蒸気が液面に接触する機会が少ない。
【0021】
【実施例】以下さらに本発明の具体的実施例について説
明する。図1は本発明の具体的実施例の液体圧送装置の
断面図である。図2は、図1のA方向拡大断面図であ
る。図3は、図2のB−B断面図である。図4は、本発
明の変形実施例の液体圧送装置の要部断面図である。
【0022】図1乃至図3において、1は本発明の具体
的実施例の液体圧送装置を示す。本実施例の液体圧送装
置1は、密閉容器2内にフロート3、スナップ機構5、
作動蒸気導入弁6、排気弁7、蒸気分流部材8および偏
向板9が配置されたものである。
【0023】順次説明すると、密閉容器2は、本実施例
では横置き型のものであり、本体部10と蓋部11がフ
ランジで結合され、内部に液体溜空間14が形成された
ものである。本実施例では密閉容器2の本体部10は単
なる容器であり、本実施例の特徴的な構成要素は、概ね
密閉容器2の蓋部11に設けられている。即ち蓋部11
には、4つの開口、具体的には作動蒸気導入口12,作
動蒸気排出口13,液体流入口15,液体排出口16が
設けられている。
【0024】フロート3は公知のものと何ら異なるもの
ではなく、フロートアーム18の一端に取り付けられて
いる。そしてフロートアーム18は、密閉容器2内の取
り付けブラケット20の中央に軸支されており、フロー
トアーム18は、フロート3の浮沈に伴って揺動する。
【0025】スナップ機構5は、本実施例では主アーム
21と、スライド軸23およびバネ25によって構成さ
れる。簡単に説明すると、主アーム21は一端が二股に
なっており、当該二股部分がフロートアーム18のピン
28と係合している。また主アーム21の他端は取り付
けブラケット27に軸支されている。スライド軸23
は、取り付けブラケット27に固定された4つのローラ
30の間に挟持されていて、上下方向に摺動可能であ
る。スライド軸23の先端は連接板32に結合されてい
る。スライド軸23の中間部には溝31が設けられてお
り、該溝31にはバネ25の一端が係合している。また
バネ25の他端は主アーム21の二股部近くに軸支され
ている。
【0026】スナップ機構5は、フロート3が底側にあ
る時は、図1の様にバネ25は主アーム21側が上にな
り、スライド軸23側が下になった状態であって、スラ
イド軸23は下端側に位置する。これに対して密閉容器
2内に復水が溜まってフロート3が浮上し、フロート3
がある一定の位置を越えると、バネ25は主アーム21
側が下になり、スライド軸23側が上になる状態にスナ
ップ移動する。そのためフロート3が一定の位置を越え
て浮上すると、スライド軸23は上方向にスナップ移動
する。
【0027】そして本実施例の液体圧送装置1の特徴的
な構成は、作動蒸気導入口12および作動蒸気排出口1
3周辺の構成にある。図2,図3の様に本実施例の液体
圧送装置1では作動蒸気導入口12の内側、言い換える
と密閉容器内部側の位置に作動蒸気導入弁6が取り付け
られており、作動蒸気排出口13の内側には排気弁7が
取り付けられている。ここで本実施例では作動蒸気導入
弁6は、弁ケース33と弁体35および昇降棒36によ
って構成される。弁ケース33は軸方向に貫通孔37を
有し、該貫通孔37の上端面は弁座として機能する。弁
ケース33の中間部には、前記した貫通孔37と外部と
を連通する4つの蒸気導入開口39が設けられている。
弁体35は、半球状であり、昇降棒36の先端に一体的
に取り付けられている。
【0028】本実施例の液体圧送装置1では、作動蒸気
導入弁6の弁ケース33の先端側が、作動蒸気導入口1
2の中にねじ込まれている。そして弁体35は作動蒸気
導入口12側にあり、昇降棒36は弁ケース33の貫通
孔37を通って密閉容器2側に抜け、連接板32と結合
されている。また連接板32は、従来技術のそれと同様
に、排気弁7の昇降棒40とも結合されている。さらに
連接板32は従来技術と同様にスナップ機構5と連結さ
れている。尚排気弁7は、弁ケース50の内部に弁座5
1があり、弁座51の下から弁本体53と当接して弁の
開閉を行うものである。従って従来技術と同様、作動蒸
気導入弁6が開くと排気弁7は閉じる。
【0029】そしてここで重要な事項は、本実施例の液
体圧送装置1では、作動蒸気導入弁6の周囲に蒸気分流
部材8が設けられ、さらに作動蒸気導入弁6の下側の位
置に、偏向板9が取り付けられている点である。
【0030】これらの構成について詳細に説明すると、
蒸気分流部材8は、円筒状の通気部42の底に偏向板4
3が取り付けられたものである。ここで通気部42は鋼
網によって作られたものであり、無数の小隙間を有す
る。また通気部42の直径は弁ケース33のそれよりも
大きい。通気部42の直径は、弁ケース33よりも大き
ければ足り、特に限定されるものではないが、作動蒸気
の速度を減速して平滑化する効果を高めるためには、通
気部42の直径は弁ケース33の1.2倍から2倍程度
が推奨され、より好ましくは1.4倍前後がよい。
【0031】通気部42を構成する鋼網の網目の大きさ
は、これが大き過ぎる場合は、作動蒸気の速度を減速す
る効果が劣り、逆に過度に小さい場合は、作動蒸気が通
過する際の抵抗が大きくなるので好ましくない。この観
点から鋼網の網目の大きさは、30メッシュから100
メッシュ程度が推奨され、最も望ましくは60メッシュ
程度である。通気部の材質は、上記した鋼網の他、パン
チングメタル、多孔質焼結体等の無数の小隙間を有する
公知の素材が採用可能である。
【0032】偏向板43は蒸気分流部材8の底を構成す
るものであり、中央部に昇降棒36が貫通する孔が設け
られている。偏向板43は上記した昇降棒36が貫通す
る孔以外には全く開口はない。蒸気分流部材8は、密閉
容器2内で、作動蒸気導入弁6を覆うように取り付けら
れている。従って作動蒸気導入口12の密閉容器2内の
開口に相当する作動蒸気導入弁6の蒸気導入開口39
は、蒸気分流部材8によって覆われる。また蒸気分流部
材8の通気部42の直径は作動蒸気導入弁6のそれより
も大きいので、両者の間には一定の空間44がある。
【0033】もう一つの偏向板9は、板部46とこれに
垂直な取り付け部47より成り、図1,図3の様に正面
から見て「L」字形の部材である。偏向板9の板部46
の長さは、図1の様に蓋部材11の凹部45の深さより
も少し長い。また板部46の幅は、図2の様に、蓋部材
11の凹部45の幅にほぼ等しい。即ち偏向板9の板部
46は、蓋部材11の凹部45をほぼ完全に仕切る面積
を持つ。尚偏向板9の板部46には、作動蒸気導入弁6
および排気弁7の昇降棒36,40が貫通する孔を除い
て開口はない。偏向板9は、作動蒸気導入弁6の直下の
位置の、蓋部材11内面の垂直壁にボルト48によって
固定されており、板部46は蓋部材11の垂直壁から液
体溜空間14に向かって水平に延びる。従って作動蒸気
導入弁6は偏向板9によって復水の液面と遮蔽されてい
る。
【0034】次に本実施例の液体圧送装置1の作用につ
いて説明する。まず液体圧送装置1の外部配管は、従来
技術のそれと全く同一であり、作動蒸気導入口12が蒸
気源に接続され、作動蒸気排出口13は、蒸気循環配管
に接続される。また液体流入口15は、外部から液体溜
空間14に向かって開く逆止弁(図示せず)を介して蒸
気の負荷に接続される。一方液体排出口16は、液体溜
空間14から外部に向かって開く逆止弁(図示せず)を
介して廃熱利用装置に接続される。
【0035】本実施例の液体圧送装置1の液体溜空間1
4内に復水が無い場合は、フロート3は、底に下がって
いる。この時のスナップ機構5は、スライド軸23が下
側に下がった状態にある。そして連接板32はスライド
軸23によって液体溜空間14側に引かれており、作動
蒸気導入口12が塞がれ、作動蒸気排出口13が開かれ
ている。従って液体溜空間14は、作動蒸気の影響を受
けず、負荷内の圧力と同一になっている。そのため負荷
内で復水が発生すると、復水は液体流入口15から、液
体圧送装置1に流れ込み、液体溜空間14内に溜まる。
【0036】すると液体溜空間14内に溜まった復水に
よって、フロート3が浮上する。そしてフロート3が一
定位置を越えて浮上すると、スナップ機構5が作動し、
スライド軸23が上に向かって移動する。
【0037】スライド軸23がスナップ移動する結果、
スライド軸23に連結された昇降棒36,40が、押し
込まれ、作動蒸気導入口12が開放されるとともに作動
蒸気排出口13が閉じられる。その結果作動蒸気が、作
動蒸気導入口12を通り、弁ケース33の貫通孔37を
抜けて蒸気導入開口39から密閉容器2内に噴出する。
そして作動蒸気導入弁6の周囲には、一定の空間44を
置いて蒸気分流部材8が配置されているので、作動蒸気
導入弁6の蒸気導入開口39から勢い良く噴出した作動
蒸気は、作動蒸気導入弁6と蒸気分流部材8の空間44
に噴射され、次いで蒸気分流部材8の通気部42に当接
する。
【0038】ここで蒸気分流部材8の通気部42は鋼網
で作られており、無数の小隙間を有するものの、噴出し
た作動蒸気に対してはある程度の障害物として機能す
る。従って作動蒸気の何割かは通気部42に当たって跳
ね返り、作動蒸気導入弁6と蒸気分流部材8間の空間4
4が、一定の高圧雰囲気となる。そしてその後作動蒸気
は、通気部42から外部に放出される。この時の作動蒸
気の放出状況は、本実施例の液体圧送装置1では、作動
蒸気導入弁6と蒸気分流部材8の間が、一定の高圧雰囲
気となった後に通気部42を通過するため、相当に平滑
化されており、ほぼ全表面積から均等的に放出される。
【0039】加えて通気部42の総開口面積は十分に大
きいので、作動蒸気が通気部42から放出される時の速
度は遅い。従って通気部42を通って放出された作動蒸
気は、速度エネルギーが小さく、圧力エネルギーが大き
いものとなっている。尚本実施例で採用する蒸気分流部
材8は、隙間が側面部分にのみ存在し、底は偏向板43
によって覆われている。従って作動蒸気は、下側、即ち
復水の方向には放出されない。そのため作動蒸気が直接
液面に当たることが防止される。
【0040】次に蒸気分流部材8の通気部42から放出
された作動蒸気の挙動を図3を参照しつつ説明する。ま
ず蒸気分流部材8の通気部42の内、液体溜空間14側
の半面から放出された作動蒸気に着目すると、当該蒸気
は、水平方向に液体溜空間14に向かって放出される。
そして蒸気分流部材8の下側の位置には偏向板9が設け
られており、当該偏向板9は、蓋部11から液体溜空間
14側に向かって延び、しかも十分な長さと面積をもっ
ている。そのため通気部42の内、液体溜空間14側の
半面から放出された作動蒸気は、下側、即ち復水側への
拡散が許されず、専ら水平方向と上方向に向かって流れ
ていく。そして当該箇所で、密閉容器2内の蒸気と十分
に混合される。従って、通気部42から放出された作動
蒸気は、復水と接触する機会が少なく、さらに密閉容器
2内で激しく攪拌されることもない。
【0041】次に蒸気分流部材8の通気部42の内、蓋
部11側の半面から放出された作動蒸気を見る。当該蒸
気は、通気部42から放出されると、直ちに蓋部11の
内壁に当接する。そして作動蒸気は、蓋部11の内壁に
沿って向きを変え、或いは内壁に当たって跳ね返る。こ
こで本実施例の液体圧送装置1では、蓋部11の内壁の
垂直面に前記した偏向板9が取り付けられているので、
蓋部11の内壁に沿って向きを変えた作動蒸気は、偏向
板9に沿って液体溜空間14に向かって流れる。そして
当該作動蒸気は、液体溜空間14側の半面から放出され
た作動蒸気と合流する。その後、蓋部側の半面から放出
された作動蒸気は、前記した液体溜空間側の半面から放
出された作動蒸気と同一の経路を辿る。
【0042】即ち蓋部側の半面から放出された作動蒸気
についても復水と接触する機会が少なく、密閉容器内で
激しく攪拌されることもない。
【0043】従って密閉容器内に導入された作動蒸気
は、直接的に復水と接触する機会が少なく、また密閉容
器内で激しく攪拌されることもないので、復水と接触す
る機会が少ない。そのため本実施例の液体圧送装置1で
は、作動蒸気が凝縮する割合が小さく、殆どの作動蒸気
が圧力上昇に寄与する。また本実施例で採用する蒸気分
流部材の通気部42を通って放出された作動蒸気は、速
度エネルギーが小さく、圧力エネルギーが大きいものと
なっているので、当該蒸気は、短時間のうちに密閉容器
内の圧力を上昇させる。
【0044】従って、液体溜空間14内の復水は、ただ
ちに液体排出口16から外部に排出される。その後は、
公知の液体圧送装置と同様に、フロート3が沈下し、ス
ナップ機構5が反転して作動蒸気導入弁6が閉じ、代わ
って排気弁7が開放される。そして、密閉容器2内の作
動蒸気は、作動蒸気排気口13から外部に放出される。
【0045】以上説明した実施例では、作動蒸気導入弁
を垂直方向に向かって取り付けたものを例示したが、本
発明の液体圧送装置は、作動蒸気導入弁の取り付け方向
に何ら制約が無いのは言うまでもない。図4は、作動蒸
気導入弁を水平方向に向かって取り付けた場合の実施例
を示すものである。図4に示す液体圧送装置60では、
偏向板61は筒状のものを採用し、その一端を密閉容器
の内壁の垂直部分62に取り付け、他端側は水平方向に
向かって開放した。また蒸気分流部材63は、前記した
実施例と同様の形状を有するものではあるが、偏向板4
3に相当する部材を持たず、全ての表面が鋼網で作られ
ている。
【0046】図4の矢印は、作動蒸気導入弁65の開口
66から噴出した蒸気の速度が早く、先の実施例よりも
多くの割合の作動蒸気が蒸気分流部材63の通気部を直
接的に通過した場合を想定している。図4のように多く
の作動蒸気が蒸気分流部材63の通気部を直接的に通過
し、まだかなりの速度エネルギーを持つ場合は、蒸気分
流部材63から放出された作動蒸気は、円筒状の偏向板
61の内面で衝突を繰り返す。そして作動蒸気は、次第
に速度エネルギーを失い、偏向板61の開口側からほぼ
均等に排出される。
【0047】次に本発明の液体圧送装置の効果を確認す
るために行った実験について説明する。本実験では、図
4に示すような作動蒸気導入弁を水平方向に向かって取
り付けた液体圧送装置を利用した。そして作動蒸気の供
給圧力と液体排出口に加わる背圧を適時変化させ、単位
時間当たりの最大圧送量を測定した。尚圧送する液体
は、17℃の水を利用した。また比較実験として、同一
形状および同一口径の液体圧送装置であって、蒸気分流
部材63と偏向板61を持たないものを同一条件下で測
定した。そして比較実験で得られた最大圧送量を100
とし、本実施例の液体圧送装置で得られた最大圧送量を
その割合で表示した。結果は(表1)の通りであった。
【0048】
【表1】
【0049】(表1)の試験結果から、本実施例の液体
圧送装置は、比較例に比べて2倍程度の液体圧送能力を
持つことが理解できる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の液体圧送装置では、蒸気
が直接的に液面に当たることを防止する偏向板が密閉容
器内の液体が溜まる空間に設けられているので、導入さ
れた作動蒸気が液面と接触する機会が少ない。そのため
請求項1記載の発明では作動蒸気が凝縮してドレン化す
ることが防止され、導入された作動蒸気の多くが密閉容
器内の圧力上昇に寄与する。そのため本発明の液体圧送
装置では、密閉容器内の圧力上昇が早く、単位時間当た
り多くの量の液体を圧送することができる効果がある。
そのため本発明の液体圧送装置は、圧送能力を飛躍的に
増大することができる優れた効果がある。
【0051】さらに請求項1記載の液体圧送装置は、多
くの割合の作動蒸気が液体圧送に寄与するため、液体の
圧送量に対する蒸気の消費量が少なく、省エネルギーの
観点からも優れた効果がある。
【0052】請求項2記載の液体圧送装置は、作動蒸気
導入口の開口が、蒸気分流部材によって覆われており、
さらに蒸気分流部材は蒸気導入開口よりも小さい複数の
隙間を有し、かつ複数の隙間の総開口面積は蒸気導入開
口から導入される作動蒸気の速度を減速することができ
る大きさである。そのため作動蒸気導入口から密閉容器
内に導入された作動蒸気は、蒸気分流部材によって平滑
化され、作動蒸気の速度エネルギーが、圧力エネルギー
に変換される。従って本発明の液体圧送装置では、作動
蒸気は密閉容器内に導入されてから僅かの時間の間に、
蒸気の持つエネルギーの多くの部分が密閉容器内の圧力
上昇に寄与する効果があり、密閉容器内の圧力上昇が早
い。
【0053】加えて請求項2記載の液体圧送装置は、密
閉容器内で作動蒸気が激しく攪拌されることがないの
で、作動蒸気が復水と接触する機会が少なく、前記した
発明と同様に作動蒸気が凝縮してドレン化することが防
止される。請求項2記載の液体圧送装置は、以上2つの
相乗効果により、単位時間当たり多くの量の液体を圧送
することができる効果があり、圧送能力を飛躍的に増大
することができる優れた効果がある。また本発明の液体
圧送装置についても、優れた省エネルギー効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の具体的実施例の液体圧送装置の断面図
である。
【図2】図1のA方向拡大断面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】本発明の変形実施例の液体圧送装置の要部断面
図である。
【図5】従来技術の液体圧送装置の一部断面斜視図であ
る。
【図6】従来技術の液体圧送装置の弁部分の拡大断面図
である。
【符号の説明】
1,60 液体圧送装置 2 密閉容器 3 フロート 5 スナップ機構 6,65 作動蒸気導入弁 7 排気弁 8,63 蒸気分流部材 9,61 偏向板 12 作動蒸気導入口 13 作動蒸気排出口 15 液体流入口 16 液体排出口 39 蒸気導入開口 42 通気部 43 偏向板 44 空間 66 開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16T 1/00 F16T 1/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器に作動蒸気導入口と、作動蒸気
    排出口と、液体流入口と、液体排出口が設けられ、密閉
    容器内に溜まった液体の液面の高さに応じて作動蒸気導
    入口が開き、密閉容器内に溜まった液体を液体排出口か
    ら密閉容器の外に排出する液体圧送装置において、作動
    蒸気導入口から密閉容器内に供給される作動蒸気が密閉
    容器内の液面に直接的に当たることを防止する偏向板
    が、密閉容器内の液体が溜まる空間に設けられているこ
    とを特徴とする液体圧送装置。
  2. 【請求項2】 密閉容器に作動蒸気導入口と、作動蒸気
    排出口と、液体流入口と、液体排出口が設けられ、密閉
    容器内に溜まった液体の液面の高さに応じて作動蒸気導
    入口が開き、密閉容器内に溜まった液体を液体排出口か
    ら密閉容器の外に排出する液体圧送装置において、作動
    蒸気導入口の密閉容器側の開口たる蒸気導入開口を覆う
    蒸気分流部材を有し、該蒸気分流部材は蒸気導入開口よ
    りも小さい複数の隙間を有し、かつ複数の隙間の総開口
    面積は蒸気導入開口から導入される作動蒸気の速度を減
    速することができる大きさであることを特徴とする液体
    圧送装置。
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