JP3086680U - ヘアドライヤー - Google Patents

ヘアドライヤー

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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンパクトで、かつ、販売価格が安価で、耐久
性に優れるヘアドライヤーを提供する。 【解決手段】ケース2a,2bと、上記ケース2a,2
bの内部に配設されたファン4,モーター5等の空気取
り入れ手段と、上記ケース2a,2bに設けた吸い込み
口網部3と、上記空気取り入れ手段により吸い込み口網
部3から取り入れた空気をケース2a,2bの外部に吹
き出す空気吹き出し通路8とを備えている。そして、上
記空気吹き出し通路8に、オゾン非発生タイプのマイナ
スイオン発生器24を配設している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、マイナスイオンを多量に発生させることのできるヘアドライヤーに 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、マイナスイオンを発生させることができる各種のヘアドライヤーが発売 されている。このようなヘアドライヤーとしては、ボディ本体外にマイナスイオ ン発生器を取り付け、このマイナスイオン発生器のオゾン電極とマイナスイオン 電極とをボディ本体内の空気吹き出し通路に配設したものや、ボディ本体内の空 気吹き出し通路の内面に(砂岩粉状体と多元素鉱物粉状体とを焼き付けて形成し てなる)粉状体コーティング層を設け、この粉状体コーティング層の各粉状体か らマイナスイオンを発生させるようにしたものがある。そして、これらのヘアド ライヤーを用い、マイナスイオンを含む風や熱風を頭皮,毛髪等に直接当てるこ とで、頭皮,毛髪等にマイナスイオンという栄養を与えることができ、頭皮の血 行を良くし、白髪,枝毛,切れ毛等を防ぎ、艶やかで光沢のある毛髪を保つこと ができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ボディ本体外にマイナスイオン発生器を取り付けるようにした ヘアドライヤーでは、ボディ本体外に、マイナスイオン発生器を取り付けるため のスペースが必要になり、ヘアドライヤーが大型化する。また、ボディ本体の内 面に粉状体コーティング層を設けるようにしたヘアドライヤーでは、ボディ本体 の作製後にボディ本体の内面に後加工をする(すなわち、砂岩粉状体と多元素鉱 物粉状体とを焼き付けて形成してなる粉状体コーティング層を設ける)必要があ るため、焼き付け,コーティング等の後加工費が嵩んで販売価格が高価になる。 また、理美容サロン等で長時間使用すると、焼き付け,コーティングした粉状体 コーティング層の各粉状体がボディ本体の内面から剥がれ落ちるおそれがある。
【0004】 本考案は、このような事情に鑑みなされたもので、コンパクトで、かつ、販売 価格が安価で、耐久性に優れるヘアドライヤーの提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案のヘアドライヤーは、ケースと、上記ケー スの内部に配設された空気取り入れ手段と、上記ケースに形成された空気取り入 れ口部と、上記空気取り入れ手段により空気取り入れ口部から取り入れた空気を ケースの外部に吹き出す空気吹き出し通路とを備え、上記空気吹き出し通路に、 オゾン非発生タイプのマイナスイオン発生器を配設したという構成をとる。
【0006】 すなわち、本考案のヘアドライヤーは、ケースと、上記ケースの内部に配設さ れた空気取り入れ手段と、上記ケースに形成された空気取り入れ口部と、上記空 気取り入れ手段により空気取り入れ口部から取り入れた空気をケースの外部に吹 き出す空気吹き出し通路とを備えており、上記空気吹き出し通路に、オゾン非発 生タイプのマイナスイオン発生器を配設している。したがって、上記マイナスイ オン発生器に通電等することにより、マイナスイオン発生器からマイナスイオン を発生させることができ、この発生したマイナスイオンを、空気吹き出し通路を 通る風や熱風に供給することができる。このため、このマイナスイオンを含む風 や熱風をヘアドライヤーから吹き出して頭皮,毛髪等に直接当てることで、頭皮 の血行を良くし、白髪,枝毛,切れ毛等を防ぐことができる。なお、本発明にお いて、「オゾン非発生タイプのマイナスイオン発生器」とは、マイナスイオンを 発生させるだけで、オゾンを発生させないマイナスイオン発生器を意味する。ま た、本発明のヘアドライヤーとしては、各種のものが用いられる。例えば、上記 空気吹き出し口部に着脱自在に取り付けるアタッチメントとして、ブローブラシ およびロールブラシの少なくとも一方を備えたもの(図1〜図5参照)でもよい し、ハンドドライヤー(図13および図17参照)でもよい。
【0007】 本考案において、上記空気吹き出し通路にマイナスイオン発生器のマイナスイ オン電極が配設されている場合には、上記空気吹き出し通路を通る風や熱風にマ イナスイオンを効果的に供給することができる。
【0008】 本考案において、上記マイナスイオン電極が複数本の針状の炭素繊維で構成さ れている場合には、上記マイナスイオン電極が1本の金属針だけで構成されてい るものに比べて、同じ電圧で単位時間内に発生するマイナスイオンの数量が非常 に多い。しかも、上記マイナスイオン電極が1本の金属針だけで構成されている 場合には、金属針にめっき不良等が発生したり、金属針が折損等したりすると、 マイナスイオンをあまりもしくは全く発生させることができなくなるが、本考案 では、1本の炭素繊維に不良等が発生したり、1本の炭素繊維が折損等したりし ても、他の炭素繊維からマイナスイオンを発生させることができ、マイナスイオ ンの数量を充分に確保することができる。さらに、上記マイナスイオン電極が1 本の金属針だけで構成されている場合には、金属針に触れると、皮膚を刺す等人 体に危険であるうえ、1本の金属針から高圧放電がなされるため、人体に感電す る危険性もあるが、本考案では、マイナスイオン電極を構成する炭素繊維に触れ ても、人体に危険ではないし、複数本の炭素繊維で構成されているために、分圧 効果により各炭素繊維からの放電電圧が低く、人体に感電する危険性が殆どない 。
【0009】 本考案において、上記空気取り入れ手段が、ファンと、このファンを駆動させ るモーターとを有し、このモーターにマイナスイオン発生器が取り付けられてい る場合には、ケース等に固定されるモーターを利用してマイナスイオン発生器を 簡単に取り付けることができる。
【0010】 本考案において、上記マイナスイオン発生器が、マイナスイオン発生回路を内 蔵する合成樹脂製ブロック状体を有し、この合成樹脂製ブロック状体に設けた係 合部が上記モーターに設けた被係合部に係合している場合には、非常に簡単にモ ーターにマイナスイオン発生器を取り付けることができる。
【0011】 本考案において、上記合成樹脂製ブロック状体が、マイナスイオン発生回路を 内蔵する合成樹脂製枠体からなる場合には、また、上記合成樹脂製ブロック状体 が、マイナスイオン発生回路を合成樹脂材料で被覆したものからなる場合には、 上記合成樹脂製ブロック状体の構造が簡単で、作製が容易である。
【0012】 また、本考案において、上記係合部が、上記合成樹脂製ブロック状体に設けた 凹部であり、上記被係合部が、上記凹部に係合する凸部であってもよい。また、 上記係合部が、上記合成樹脂製ブロック状体に設けた凸部であり、上記被係合部 が、上記合成樹脂製被覆体の凸部に係合する凹部であってもよい。これらの場合 には、上記係合部,被係合部の構造が簡単であり、上記合成樹脂製ブロック状体 の構造が非常に簡単で、作製が非常に容易になる。
【0013】
【考案の実施の形態】
つぎに、本考案の実施の形態を図面にもとづいて詳しく説明する。
【0014】 図1および図2は本考案のヘアドライヤーの一実施の形態を示している。これ らの図において、1はドライヤー本体であり、上下一対のプラスチック製のケー ス2a,2b(これら両ケース2a,2bを一体的に組み付けた状態で、略円筒 体形状になる)と、上記両ケース2a,2bの後端開口部を覆う状態で上記後端 開口部に取り付けられるプラスチック製の吸い込み口網部(空気取り入れ口部) 3と、上記両ケース2a,2bの内部に配設されるファン4,モーター5(この モーター5の後端部にファン4が回転自在に取り付けられている)等の空気取り 入れ手段等を備えている。また、上記両ケース2a,2bは、その前端開口部が 空気吹き出し口部6に形成されており、この空気吹き出し口部6にブローブラシ 11(図3参照),ロールブラシ12(図4参照),集風ノズル13(図5参照 )等のアタッチメントが着脱自在に外嵌状に固定される。また、上記空気吹き出 し口部6には、その内周部に、ステンレス製の吹き出し口網部7(図1では、図 示せず)が内嵌状に固定されている。この吹き出し口網部7の網目形状は、格子 状でも、縦桟状でも、横桟状でも、単なる十字形状でもよい。図1および図2に おいて、15はオン・オフ作動および強・中・弱の切り替えを行うスライド式切 り替えスイッチで、16は上記各アタッチメント11〜13を空気吹き出し口部 6に着脱自在に係止する押しボタンである。また、図2において、17はコード 18(図6参照)を回転自在に保持するロータリーコンセントで、19はサーモ スタットである。
【0015】 上記両ケース2a,2bの内部空間のうち、上記ファン4と空気吹き出し口部 6とを連通する空間が空気吹き出し通路8(図2参照)に形成されている。この 空気吹き出し通路8には、十字形状に組み付けられる一対の平板フレーム21, 22と、これら両平板フレーム21,22に取り付けられるニクロム線等のヒー ター23等を有する加熱手段が配設されている(図8参照)。また、上記空気吹 き出し通路8には、電気式のマイナスイオン発生器24が、上記モーター5の前 側に位置決めされ、かつ、このモーター5の前側面に固定された状態で、配設さ れている。
【0016】 上記マイナスイオン発生器24は、図7〜図9に示すように、回路板(図示せ ず),トランスT(図10参照)等を略円筒体形状の合成樹脂製枠体26に内蔵 してなるブロック状部材(合成樹脂製ブロック状体)25を有しており、その前 側面26a(上記吹き出し口網部7に対面する側面)から、後述する直列共振回 路Sr(図10参照)用のリード線27,28、アース線29および先端にマイ ナスイオン電極31を設けたリード線30が延びている。また、上記ブロック状 部材25には、その後側面26b(上記モーター5に対面する側面)に凹部26 cが形成されており、この凹部26cが、上記モーター5の前側面から突設され た凸部5aと係合した状態で、上記ブロック状部材25がモーター5の前側面に 固定されている。なお、上記ブロック状部材25は、回路板,トランスT等を合 成樹脂材料で被覆してなる略円柱体形状のもので構成されていてもよい。
【0017】 上記マイナスイオン発生器24は、放電によりマイナスイオンを発生させるた めの電気回路(図10参照)を有している。この電気回路は、上記回路板に形成 された直列共振回路Srが上記トランスTの一次側巻線端子に接続されていると ともに、このトランスTの二次側巻線端子にマイナスイオン電極31と、吹き出 し口網部7に接続されるアース線29とが接続されている。そして、上記マイナ スイオン電極31には、リード線30を介してマイナス電流だけが流れるように し、一方、上記アース線29にはプラス電流だけが流れ、これを10M(メガ) Ωの抵抗R5で消耗させたのちに上記吹き出し口網部7にアースするようにして いる。また、上記マイナスイオン電極31は、多数本(この実施の形態では、1 00本以上の本数である。なお、図10では、3本しか図示せず)の針状の炭素 繊維(CARBONFIBER)を束状に一纏めにしたもので構成されており、 上記空気吹き出し通路8に配設されている。このマイナスイオン発生器25の電 源(図示せず)は、ヘアドライヤーの電源を使用している。図10において、C 1〜C4はコンデンサーで、D1〜D4はダイオードで、D5はダイアック(ト リガー・ダイオード)で、R1〜R4は抵抗で、SCRはサイリスタである。
【0018】 上記の電気回路において、切り替えスイッチ15をオン作動させると、交流電 流がダイオードD1、抵抗R1,R2、ダイアックD5、サイリスタSCR、コ ンデンサC1、トランスTの一次側巻線とで構成される直列共振回路Srに印加 され、コンデンサC1に対する充電と、サイリスタSCRのターンオンによる放 電とが繰り返される。このため、上記充電と放電のタイミングに応じてトランス Tの一次側巻線に比較的高い周波数の交流電流が通電される。その結果、トラン スTの二次側巻線端子にマイナスイオン発生可能な高電圧が出力され、この高電 圧出力により、マイナスイオン電極31からマイナスイオンが発生する。このマ イナスイオンの発生は、切り替えスイッチ15のオン作動中は絶えず行われる。 一方、プラス電流はアース線29を流れ、吹き出し口網部7にアースされる。こ の実施の形態では、空気吹き出し通路8内に1,000,000個/cc以上の マイナスイオンが発生していたが、オゾンは全く発生していなかった。
【0019】 一方、切り替えスイッチ15をオン作動させると、モーター5が駆動し、吸い 込み口網部3から空気を取り入れ、空気吹き出し通路8に送る。このとき、空気 吹き出し通路8を通過する風もしく熱風に、マイナスイオン発生器24により発 生したマイナスイオンが供給される。そして、吹き出し口網部7から、マイナス イオンを含んだ風もしくは熱風が外部に吹き出され、頭皮,毛髪等に直接当てら れる。
【0020】 上記のように、この実施の形態では、マイナスイオンを含んだ風もしくは熱風 を頭皮,毛髪等に直接当てることができる。しかも、ヘアドライヤーは小型であ り、販売価格も安価である。また、理美容サロン等で長時間使用しても、ケース 2a,2b等から粉体等が剥がれ落ちることがなく、耐久性に優れている。しか も、マイナスイオン電極31として、多数本の針状の炭素繊維を束状に一纏めに したものを用いているため、マイナスイオン発生量が非常に多く、また、人体に 無害である。しかも、多数本の炭素繊維で分圧されるため、高圧放電を防ぐこと もできる。
【0021】 上記のマイナスイオン発生器24について、つぎのようにして、オゾン濃度を 測定し、オゾン発生の有無を調べた。すなわち、まず、測定対象(上記実施の形 態に用いたマイナスイオン発生器を、専用の電源にオン・オフスイッチを介して 接続し、アース線29を一般のアース用部材に接続したもの)を大きさ:1m3 (1.0mの立方体)の測定ボックスの中に入れ、空試験(電源オフ)および作 動試験(電源オンで2時間経過後)での測定ボックス中のオゾン濃度を測定した 。
【0022】 試験装置の概要を説明すると、図11に示すように、測定対象を収容した測定 ボックス中のガスをNOX 除去部,オゾン吸収部を介して吸引ポンプに吸引した のちガスメーターに通して外部放出するものである。このような試験装置の測定 条件を下記の表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】 また、分析方法としては、オゾン濃度を、中性ヨウ化カリウム溶液を用いる吸 光光度法(JIS B 7957に準ずる)により測定した。その測定結果を下 記の表2に示す。
【0025】
【表2】
【0026】 上記の表2から明らかなように、作動試験において、測定対象の周囲にオゾン が発生していないことが判る。
【0027】 図12〜図15は本考案のヘアドライヤーの他の実施の形態を示している。こ れらの図において、40はドライヤー本体(図16参照)で、41は上記ドライ ヤー本体40に着脱自在に取り付けられるプラスチック製の集風ノズルである。 上記ドライヤー本体40は、2分割タイプに形成されたプラスチック製の左右一 対のケース42a,42b(両ケース42a,42bは左右からの組立式になっ ている)と、これら両ケース42a,42bの内部に配設されるファン43,モ ーター44等の空気取り入れ手段等を備えており、上記両ケース42a,42b にそれぞれハンドル部45a,45bと空気吹き出し部46a,46b(上記両 ケース42a,42bを一体的に組み付けた状態で、略円筒体形状になる)とが 形成されている。また、上記両ケース42a,42bにはそれぞれ、外部の空気 を取り入れるための空気取り入れグリル(空気取り入れ口部)47a,47bが 設けられている。図12において、50はオン・オフ作動および温風・冷風の切 り替えを行うスライド式切り替えスイッチで、51はターボスイッチで、52は コードで、52aはコードプロテクターである。
【0028】 上記空気吹き出し部46a,46bは、その内部が空気吹き出し通路48に形 成されており、この空気吹き出し通路48に、十字形状に組み付けられる一対の 平板フレーム53,54と、これら両平板フレーム53,54に取り付けられる ニクロム線等のヒーターエレメント55〜57等を有する加熱手段が配設されて いる。また、上記空気吹き出し部46a,46bには、その先端開口部に、上記 両ケース42a,42bとは別体に作製されたプラスチック製のリング部材(空 気吹き出し口部)58(図12では、図示せず。また、図13では、集風ノズル 41に隠れて見えない)の一側部が内嵌状に固定されており、このリング部材5 8の内周面にスチール製の空気吹き出しグリル59がボルト止め等により固定さ れている。図15において、60a,60bは上記空気吹き出し部46a,46 bの内周面に配設されるスチール製の筒状シールドである。
【0029】 上記リング部材58の他側部には、使用時に上記集風ノズル41が外嵌状に着 脱自在に取り付けられ、この集風ノズル41の他端部に空気吹き出し用開口部4 1aが形成されている(図12参照)。また、上記空気吹き出し通路48には、 上記実施の形態のマイナスイオン発生器24と同様の構造のマイナスイオン発生 器61が配設されている。ただし、この実施の形態では、上記マイナスイオン発 生器61は、ファン43の前側斜め上方において、上記両ケース42a,42b の少なくとも一方に固定されており(すなわち、マイナスイオン発生器61はモ ーター44に固定されていない)、かつ、アース線29が上記空気吹き出しグリ ル59に接続されている。この実施の形態でも、上記実施の形態と同様の作用・ 効果を奏する。
【0030】 図17および図18は本考案のヘアドライヤーのさらに他の実施の形態を示し ている。これらの図において、65はドライヤー本体であり、2分割タイプに形 成されたプラスチック製の前後一対のケース66a,66b(両ケース66a, 66bは前後からの組立式になっている)と、後側ケース66aの後端開口部を 覆う状態で上記後側開口部に取り付けられプラスチック製の空気取り入れ用後蓋 (空気取り入れ口部)67と、上記両ケース66a,66bの内部に配設される ファン68,モーター69(このモーター69の後端部にファン68が回転自在 に取り付けられている)等の空気取り入れ手段等を備えている。上記前側ケース 66bは、その前端開口部が空気吹き出し口部70に形成されており、この空気 吹き出し口部70に集風ノズル71等のアタッチメントが着脱自在に取り付けら れる。また、上記空気吹き出し口部70の内周部に、これに内嵌状に固定される ステンレス製のグリル72が取り付けられている。
【0031】 上記両ケース66a,66bの内部空間のうち、上記ファン68と空気吹き出 し口部70とを連通する空間が空気吹き出し通路73に形成されている。この空 気吹き出し通路73には、図1および図2に示す実施の形態と同様構造の(すな わち、十字形状に組み付けられる一対の平板フレーム74,75と、これら両平 板フレーム74,75に取り付けられるニクロム線等のヒーターエレメント76 ,77等を有する)加熱手段が配設されている。また、上記空気吹き出し通路7 3には、電気式のマイナスイオン発生器78が、上記モーター69の前側に位置 決めされ、かつ、このモーター69の前側面に固定された状態で、配設されてい る。上記マイナスイオン発生器78も、図1および図2に示す実施の形態と同様 構造に形成されている。ただし、アース線29が上記グリル72に接続されてい る。図18において、69aはモーター69の前側面に形成された凸部で、上記 マイナスイオン発生器78の後側面に形成された凹部(図示せず)に係合してい る。また、79は上記空気吹き出し部73の内周面に配設されるスチール製の筒 状シールドで、80はオン・オフ作動を行うプッシュ式切り替えスイッチで、8 1はコードである。この実施の形態でも、図1および図2に示す実施の形態と同 様の作用・効果を奏する。
【0032】 なお、上記各実施の形態において、マイナスイオン発生器24,61,78と して、各種のものが用いられる。また、マイナスイオン発生器24,61,78 のマイナスイオン電極31としても、各種のものが用いられる。また、上記各実 施の形態では、マイナスイオン発生器24,61,78の電源として、ヘアドラ イヤーの電源を使用しているが、これに限定するものではなく、マイナスイオン 発生器24,61,78用のスイッチを別に設けてもよい。
【0033】
【考案の効果】
以上のように、本考案のヘアドライヤーによれば、空気取り入れ手段により空 気取り入れ口部から取り入れた空気をケースの外部に吹き出す空気吹き出し通路 に、オゾン非発生タイプのマイナスイオン発生器を配設しているため、上記マイ ナスイオン発生器に通電等することにより、マイナスイオン発生器からマイナス イオンを発生させることができ、この発生したマイナスイオンを、空気吹き出し 通路を通る風や熱風に供給することができる。したがって、このマイナスイオン を含む風や熱風をヘアドライヤーから吹き出して頭皮,毛髪等に直接当てること で、頭皮の血行を良くし、白髪,枝毛,切れ毛等を防ぐことができる。
【0034】 本考案において、上記空気吹き出し通路にマイナスイオン発生器のマイナスイ オン電極が配設されている場合には、上記空気吹き出し通路を通る風や熱風にマ イナスイオンを効果的に供給することができる。
【0035】 本考案において、上記マイナスイオン電極が複数本の針状の炭素繊維で構成さ れている場合には、上記マイナスイオン電極が1本の金属針だけで構成されてい るものに比べて、同じ電圧で単位時間内に発生するマイナスイオンの数量が非常 に多い。しかも、上記マイナスイオン電極が1本の金属針だけで構成されている 場合には、金属針にめっき不良等が発生したり、金属針が折損等したりすると、 マイナスイオンをあまりもしくは全く発生させることができなくなるが、本考案 では、1本の炭素繊維にめっき不良等が発生したり、1本の炭素繊維が折損等し たりしても、他の炭素繊維からマイナスイオンを発生させることができ、マイナ スイオンの数量を充分に確保することができる。さらに、上記マイナスイオン電 極が1本の金属針だけで構成されている場合には、金属針に触れると、皮膚を刺 す等人体に危険であるうえ、1本の金属針から高圧放電がなされるため、人体に 感電する危険性もあるが、本考案では、マイナスイオン電極を構成する炭素繊維 に触れても、人体に危険ではないし、複数本の炭素繊維で構成されているため、 分圧効果により各炭素繊維からの放電電圧が低く、人体に感電する危険性が殆ど ない。
【0036】 本考案において、上記空気取り入れ手段が、ファンと、このファンを駆動させ るモーターとを有し、このモーターにマイナスイオン発生器が取り付けられてい る場合には、ケース等に固定されるモーターを利用してマイナスイオン発生器を 簡単に取り付けることができる。
【0037】 本考案において、上記マイナスイオン発生器が、マイナスイオン発生回路を内 蔵する合成樹脂製ブロック状体を有し、この合成樹脂製ブロック状体に設けた係 合部が上記モーターに設けた被係合部に係合している場合には、非常に簡単にモ ーターにマイナスイオン発生器を取り付けることができる。
【0038】 本考案において、上記合成樹脂製ブロック状体が、マイナスイオン発生回路を 内蔵する合成樹脂製枠体からなる場合には、また、上記合成樹脂製ブロック状体 が、マイナスイオン発生回路を合成樹脂材料で被覆したものからなる場合には、 上記合成樹脂製ブロック状体の構造が簡単で、作製が容易である。
【0039】 また、本考案において、上記係合部が、上記合成樹脂製ブロック状体に設けた 凹部であり、上記被係合部が、上記凹部に係合する凸部であってもよい。また、 上記係合部が、上記合成樹脂製ブロック状体に設けた凸部であり、上記被係合部 が、上記合成樹脂製被覆体の凸部に係合する凹部であってもよい。これらの場合 には、上記係合部,被係合部の構造が簡単であり、上記合成樹脂製ブロック状体 の構造が非常に簡単で、作製が非常に容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のヘアドライヤーの一実施の形態を示す
斜視図である。
【図2】上記ヘアドライヤーの断面図である。
【図3】ブローブラシの説明図である。
【図4】ロールブラシの説明図である。
【図5】集風ノズルの説明図である。
【図6】上記ヘアドライヤーの側面図である。
【図7】マイナスイオン発生器の説明図である。
【図8】上記マイナスイオン発生器の説明図である。
【図9】上記マイナスイオン発生器の斜視図である。
【図10】電気回路の説明図である。
【図11】試験装置の概要の説明図である。
【図12】本考案のヘアドライヤーの他の実施の形態を
示す斜視図である。
【図13】上記ヘアドライヤーの断面図である。
【図14】上記ヘアドライヤーの分解斜視図である。
【図15】上記ヘアドライヤーの分解斜視図である。
【図16】ドライヤー本体の側面図である。
【図17】本考案のヘアドライヤーのさらに他の実施の
形態を示す断面図である。
【図18】上記ヘアドライヤーの分解斜視図である。
【符号の説明】
2a,2b ケース 3 吸い込み口網部 4 ファン 5 モーター 8 空気吹き出し通路 24 マイナスイオン発生器

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、上記ケースの内部に配設され
    た空気取り入れ手段と、上記ケースに形成された空気取
    り入れ口部と、上記空気取り入れ手段により空気取り入
    れ口部から取り入れた空気をケースの外部に吹き出す空
    気吹き出し通路とを備え、上記空気吹き出し通路に、オ
    ゾン非発生タイプのマイナスイオン発生器を配設したこ
    とを特徴とするヘアドライヤー。
  2. 【請求項2】 上記空気吹き出し通路にマイナスイオン
    発生器のマイナスイオン電極が配設されている請求項1
    記載のヘアドライヤー。
  3. 【請求項3】 上記マイナスイオン電極が複数本の針状
    の炭素繊維で構成されている請求項2記載のヘアドライ
    ヤー。
  4. 【請求項4】 上記空気取り入れ手段が、ファンと、こ
    のファンを駆動させるモーターとを有し、このモーター
    にマイナスイオン発生器が取り付けられている請求項1
    〜3のいずれか一項に記載のヘアドライヤー。
  5. 【請求項5】 上記マイナスイオン発生器が、マイナス
    イオン発生回路を内蔵する合成樹脂製ブロック状体を有
    し、この合成樹脂製ブロック状体に設けた係合部が上記
    モーターに設けた被係合部に係合している請求項4記載
    のヘアドライヤー。
  6. 【請求項6】 上記合成樹脂製ブロック状体が、マイナ
    スイオン発生回路を内蔵する合成樹脂製枠体からなる請
    求項5記載のヘアドライヤー。
  7. 【請求項7】 上記合成樹脂製ブロック状体が、マイナ
    スイオン発生回路を合成樹脂材料で被覆したものからな
    る請求項5記載のヘアドライヤー。
  8. 【請求項8】 上記係合部が、上記合成樹脂製ブロック
    状体に設けた凹部であるとともに、上記被係合部が、上
    記凹部に係合する凸部であり、もしくは上記係合部が、
    上記合成樹脂製ブロック状体に設けた凸部であるととも
    に、上記被係合部が、上記合成樹脂製被覆体の凸部に係
    合する凹部である請求項5〜7のいずれか一項に記載の
    ヘアドライヤー。
  9. 【請求項9】 上記空気吹き出し口部に着脱自在に取り
    付けられるアタッチメントとして、ブローブラシおよび
    ロールブラシの少なくとも一方を備えている請求項1〜
    8のいずれか一項に記載のヘアドライヤー。
  10. 【請求項10】 ヘアドライヤーがハンドドライヤーで
    ある請求項1〜9のいずれか一項に記載のヘアドライヤ
    ー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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