JP3086302U - 乗り物用腰掛けの背面テーブル - Google Patents

乗り物用腰掛けの背面テーブル

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JP3086302U
JP3086302U JP2001007721U JP2001007721U JP3086302U JP 3086302 U JP3086302 U JP 3086302U JP 2001007721 U JP2001007721 U JP 2001007721U JP 2001007721 U JP2001007721 U JP 2001007721U JP 3086302 U JP3086302 U JP 3086302U
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tray
vehicle
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博文 赤峰
恭司 高窪
和子 関口
祐子 加藤
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東海交通機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きさの異なる複数種類の飲料容器を、乗り
物の揺れによる転倒や移動を発生させることなく安定し
て載置しておくことのできる乗り物用腰掛けの背面テー
ブルを提供する。 【解決手段】 飲料容器設置のために背面テーブルに設
けられた凹部において、その凹部の側壁5aを、上から
順に、垂直面である上部側壁5bと、底部5e方向にな
だらかに傾斜が付けられている斜壁5cと、垂直面であ
る下部側壁5dとからなる階段状に構成する。このよう
にすることにより、単一の径により構成された凹部を備
える乗り物用腰掛けの背面テーブルに比べて、より複数
種類の飲料用器を対象に、乗り物の揺れによる飲料容器
の転倒や移動を防ぐことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、飛行機、列車、船、自動車等の乗り物の腰掛けの背面に設置して、 飲食等の目的で使用するテーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、乗り物の腰掛けの背面に設置して使用するテーブルは、未使用時は 腰掛けの背面に畳んでおき、使用時は広げて使用するという機構のものを始め、 様々な種類のテーブルが提供されている。そして、それらのテーブルは乗り物に 備え付けて使用するが故、乗り物の揺れがテーブルに伝わり、その揺れによって テーブルの上に置かれた飲料容器が倒れたり、飲料容器がテーブルの上で移動し てテーブルより落下する恐れがあった。
【0003】 そのため、従来のテーブルの中には、飲料容器を設置する部分を天板に設け、 その部分を天板の他の部分に比べて凹ませて、飲料容器の転倒や移動を防いでい るものがあった。尚、この凹部は、特定の一種類の飲料用器の形状に合わせて単 純に凹ませていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、そのような形状では、テーブルに載せる飲料容器の種類によっては、 飲料用器の底部の面積に比べて凹部の面積が大きくて転倒や移動を防ぐのに不十 分であったり、逆に凹部の面積に比べて飲料容器の底部の面積が大きくて凹部を 利用できないという問題があった。
【0005】 本考案はこうした問題に鑑みなされたものであり、大きさの異なる複数種類の 飲料容器を、乗り物の揺れによる転倒や移動を発生させることなく安定して載置 しておくことのできる乗り物用腰掛けの背面テーブルを提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段及び効果】
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の考案は、飲料容器設置用 の凹部を天板に備えた乗り物用腰掛けの背面テーブルであって、前記凹部の側壁 は、底部側の径が開口部側の径よりも小さくなるように階段状に形成されている ことを特徴とする。
【0007】 このようにすることにより、様々な径の飲料容器をそれぞれの径にあった凹部 の側壁部分が支持することになる。したがって、単一の径により構成された凹部 を備える乗り物用腰掛けの背面テーブルに比べて、より複数種類の飲料用器を対 象に乗り物の揺れによる飲料容器の転倒や移動を防ぐことができる。
【0008】 また、階段状に構成された側壁は、設置される飲料容器の大きさ及び形状にで きるだけ合致しているほうが確実に飲料容器の転倒や移動を防ぐことができる。 そのため、側壁は水平面と垂直面とで構成された段のみであってもよいが、より 好ましくは請求項2に記載のように、側壁を形成する段部の少なくとも一つは、 一部分が底部方向になだらかに縮径されているとよい。
【0009】 このようになっていると、側壁のうち底部方向になだらかに縮径されている部 分が、飲料容器の底に設けられているテーパー部分や、上方に向かって拡径して いる飲料容器の側壁と、より合致することになる。そのため、乗り物の揺れによ る飲料容器の転倒や移動をより効果的に防ぐことができる。
【0010】 そして特に、請求項3に記載のように、側壁が、開口部から底部方向に垂直に 延びる第1の垂直壁と、その第1の垂直壁の下端より底部方向になだらかに縮径 する斜壁と、その斜壁の下端より底部まで延びる第2の垂直壁とから構成されて いるとよい。
【0011】 このような形状に側壁を形成し、大きさを適切に設定すれば、現在市場に流通 している主要な飲料容器の形状と側壁の形状とが合致して、これらの飲料容器を 確実に固定できる。尚、ここで言う主要な飲料容器とは、中央部分の直径が67 mmで容量が350mlの缶と、中央部分の直径が54mmで容量が250ml の缶と、底部の直径が50mmで上部に行くに従い拡径する紙コップとを想定し ている。したがって、側壁の形状を複雑にすることなく、すなわちコストをかけ ることなく、利用価値の高い乗り物用腰掛けの背面テーブルを提供できる。
【0012】 また、凹部は、テーブルの天板自体を削ったりプレスするなどして、天板と一 体化された状態で形成されていてもよいが、請求項4に記載のように、天板に孔 を設け、凹部をトレーで形成して、孔に対してそのトレーを着脱自在にするとよ い。
【0013】 このようにすれば、異なる種類の飲料用器に対応したトレーを用意しておき、 そのトレーに交換するというようなことができ、より多くの種類の飲料容器に対 応した背面テーブルが提供できる。また、市場に新たな大きさ及び形状の飲料用 器が出回ることになった場合でも、その飲料容器に適したトレーを用意しさえす れば対応できる。すなわち、天板はそのままでトレーのみを対応させて交換する ことにより、コストをかけずに新たな種類の飲料用器に対応した背面テーブルを 提供できる。また、トレーが汚れたり破損したりした場合も、トレーのみを交換 することができるので、メンテナンス性も優れる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。 図1は乗り物用腰掛けの背面テーブルを表す斜視図である。背面テーブル1は 、天板3を備え、天板3の切込部8に設けられたロッド孔7に差し込まれるロッ ド9によって、腰掛け(図示せず)の背面に据え付けられる。非使用時は、ロッ ド9を軸に矢印A方向に天板3を回転させて腰掛け側に固定させる。使用時は、 その固定を解き、ロッド9を軸に矢印Aと反対方向に天板3を回転させ、天板3 が水平になる位置で切込部8が腰掛け側のストッパー(図示せず)に当たって固 定され、その状態で使用する。
【0015】 天板3の上面には、凹部を構成するトレー5が設けられており、トレー5に様 々な種類の飲料容器が設置できるようになっている。 次に、図2を用いてトレー5について説明する。図2はトレー5を中心に背面 テーブル1を垂直方向に切断した一部分の断面図である。
【0016】 天板3は、上板3aと下板3bと、それらの周囲を囲む枠4(図1参照)とに よって構成され、上板3aと下板3bとは空間を隔てて配置されている。そして 、上板3aの一部分が、トレー5をはめ込むことができるように円形にくり抜か れ、そのくり抜いた部分にトレー5がはめ込まれている。尚、このトレー5は天 板3に対して着脱自在となっている。
【0017】 トレー5は、底部4eとその周縁から垂直上方に延びる側壁5aとからなり、 側壁5aは、上から順に、上部側壁5bと斜壁5cと下部側壁5dとからなる階 段状になっている。尚、上部側壁5bと下部側壁5dは、底部5eに対して垂直 になっている。一方、斜壁5cは、底部5e方向になだらかに傾斜が付けられて いる。
【0018】 次に、図3を用いてトレー5に飲料容器を置いた時の状態を説明する。図3( a)は、中央部分の直径が67mmで容量が350mlの缶11を置いた時の断 面図である。図3(a)に示すように、缶11の底部11aはトレー5の底部5 eから離れている。また、缶11のテーパー部11bとトレー5の斜壁5cとは 接している。缶11の側部11c下方とトレー5の上部側壁5bとも接している 。このような関係で缶11はトレー5に設置されている。
【0019】 次に、図3(b)は、中央部分の直径が54mmで容量が250mlの缶13 を置いた時の断面図である。図3(b)に示すように、缶13の底部13aとト レー5の底部5eは接している。また、缶13の側部13bの下部とトレー5の 下部側壁5dとも接している。このようにして缶13はトレー5に設置されてい る。
【0020】 最後に、図3(c)は、底部の直径が50mmで上部に行くに従い拡径する紙 コップ15を置いた時の断面図である。図3(c)に示すように、紙コップ15 の底部15aとトレー5の底部5eは接している。また、紙コップ15の側部1 5bは、トレー5の斜壁5cと下部側壁5dとの境界でトレー5と接している。 このようにして紙コップ15はトレー5に設置されている。
【0021】 このように、背面テーブル1が構成されることにより、単一の径により構成さ れた飲料容器設置用の凹部を備える乗り物用腰掛けの背面テーブルに比べて、よ り複数種類の飲料用器を対象に乗り物の揺れによる飲料容器の転倒や移動を防ぐ ことができる。また、その凹部を構成するトレー5の側壁5aの一部分が、底部 5e方向になだらかに傾斜されていることにより、側壁5aが飲料容器と密着し 、その結果、飲料容器の転倒や移動をより効果的に防ぐことができる。
【0022】 そして、本実施例では、トレー5が、天板3に対して着脱自在となっているの で、種類の異なる飲料用器に対応したトレーを用意して、そのトレーに交換する ことができる。すなわち、より多くの種類の飲料容器に対応した背面テーブルが 提供できる。また、市場に新たな大きさ及び形状の飲料用器が出回ることになっ た場合でも、その飲料容器に適したトレーを用意しさえすれば対応できる。すな わち、天板はそのままでトレーのみを対応させて交換することにより、コストを かけずに新たな種類の飲料用器に対応した背面テーブルを提供できる。また、ト レー5が汚れたり破損したりした場合も、トレー5のみを交換することができる ので、メンテナンス性も優れる。
【0023】 以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案は、上記実施例に限定さ れるものではなく、種々の態様を取ることができる。 例えば、図4(a)に示すトレー5の断面図のように、側壁が、上から順に、 底部方向になだらかに傾斜した上部側壁5fと、水平面である水平壁5gと、底 部方向になだらかに傾斜した下部側壁5hとから構成されていてもよい。
【0024】 また、図4(b)に示すトレー5の断面図のように、側壁が、上から順に、垂 直面である上部側壁5iと、水平面である水平壁5jと、底部方向になだらかに 傾斜した斜壁5kと、垂直面である下部側壁5lとから構成されていてもよい。 これら図4(a)及び図4(b)のような形状をしていても各部の大きさを適 切に設定すれば、上記実施例と同様の作用及び効果が得られる。
【0025】 更に、トレーの側壁は、今まで説明したような側壁を組み合わせた複数の段に よって構成されていてもよい。複数段によって構成されているほうが、より他種 類の飲料容器に対応できる。 また、トレー5の表面に、ゴム等の摩擦係数の高い材質をシート状にして敷き 詰めたり、摩擦係数の高い塗料を塗布してもよい。トレー5の材質自体に、摩擦 係数の高いものを用いてもよい。このようにすることにより、飲料容器との摩擦 力が増し、より確実に飲料容器をトレー5に固定することができ、乗り物の揺れ による飲料容器の転倒や移動を防ぐことができる。
【0026】 他にも、図4(c)に示すように、トレー5を天板3に一体成形してもよい。 このようにすれば、天板3の上板3aにトレー5による出っ張りがなくなる。従 って、使い勝手が良くなるとともに、清掃が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 背面テーブル全体を表す斜視図である。
【図2】 トレーを中心に背面テーブルを垂直方向に切
断した断面図である。
【図3】 飲料容器を置いた時のトレーの断面図であ
る。
【図4】 トレーの別の形態を表す断面図である。
【符号の説明】
1…背面テーブル、3…天板、5…トレー、7…ロッド
孔、9…ロッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 関口 和子 愛知県名古屋市中村区名駅南一丁目23番27 号 東海交通機械株式会社内 (72)考案者 加藤 祐子 愛知県名古屋市中村区名駅南一丁目23番27 号 東海交通機械株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料容器設置用の凹部を天板に備えた乗
    り物用腰掛けの背面テーブルであって、 前記凹部の側壁は、底部側の径が開口部側の径よりも小
    さくなるように階段状に形成されていることを特徴とす
    る乗り物用腰掛けの背面テーブル。
  2. 【請求項2】 前記側壁を形成する段部の少なくとも一
    つは、一部分が底部方向になだらかに縮径されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の乗り物用腰掛けの背面
    テーブル。
  3. 【請求項3】 前記側壁は、開口部から底部方向に垂直
    に延びる第1の垂直壁と、該第1の垂直壁の下端より底
    部方向になだらかに縮径する斜壁と、該斜壁の下端より
    底部まで延びる第2の垂直壁とからなることを特徴とす
    る請求項2に記載の乗り物用腰掛けの背面テーブル。
  4. 【請求項4】 前記天板には孔が設けられ、前記凹部は
    前記孔に対して着脱自在なトレーで構成されていること
    を特徴とする請求項1から請求項3に記載の乗り物用腰
    掛けの背面テーブル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019043462A (ja) * 2017-09-06 2019-03-22 豊田合成株式会社 カップホルダ

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