JP3085941U - 木材の乾燥室装置 - Google Patents
木材の乾燥室装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 太陽光等の自然を利用して、木材を早期かつ
良好に乾燥させる木材の乾燥室装置を提供する。 【解決手段】 木材の出し入れ口26を備えそれらの木
材Wを乾燥させる乾燥室Rを内部に設けるように構築さ
れた骨組体12と、骨組体12に支持されつつ該骨組体
12に被着させ内部の乾燥室Rを外気に対して閉鎖気密
状に画成させつつ乾燥室内に対して通光させ得る通光性
シート壁14と、乾燥室Rの床面に設けられ上下方向に
多数の連通孔を形成させるように縦横に組み付け配置さ
れた金属フレーム床18と、金属フレーム床18の直下
であって床面全体から掘り下げ状に設けられた空隙部2
4と、を備える。乾燥室R内に太陽光を通光させ、さら
に、乾燥室Rと床下の空隙部24との間を空気が自由に
流動して早期に木材を乾燥させる。
良好に乾燥させる木材の乾燥室装置を提供する。 【解決手段】 木材の出し入れ口26を備えそれらの木
材Wを乾燥させる乾燥室Rを内部に設けるように構築さ
れた骨組体12と、骨組体12に支持されつつ該骨組体
12に被着させ内部の乾燥室Rを外気に対して閉鎖気密
状に画成させつつ乾燥室内に対して通光させ得る通光性
シート壁14と、乾燥室Rの床面に設けられ上下方向に
多数の連通孔を形成させるように縦横に組み付け配置さ
れた金属フレーム床18と、金属フレーム床18の直下
であって床面全体から掘り下げ状に設けられた空隙部2
4と、を備える。乾燥室R内に太陽光を通光させ、さら
に、乾燥室Rと床下の空隙部24との間を空気が自由に
流動して早期に木材を乾燥させる。
Description
【0001】
本考案は、太陽光等の自然を利用して、早期かつ良好に木材を乾燥させるため に用いられる木材の乾燥室装置に関する。
【0002】
木材は、軽くて強い、接合または切断や面取り等の加工が簡単である、熱また は電気伝導性が低い、触感性がよい、再利用可能である等の多くの長所があるの で建築材料として利用価値が高く、古くから利用されている。伐木直後の木材は 、含水率がほとんど100%に近く、多くの水分を含んでいる。木材の含水率が 高いと使用後に、収縮・干割れ・反曲・不正変形等のくるい、質量が大きい、強 度や耐久性の低下、腐敗菌の発生や虫害、塗料や薬剤等の効果の低下等の様々な 弊害が現れるので建築材料として利用する前に乾燥させる必要がある。木材の含 水率はできるだけ低い方がよく、例えば構造用木材としては平均含水率が約15 %以下のものが用いられる。
【0003】 木材の乾燥方法には、自然乾燥方法と人工乾燥方法があり、自然乾燥方法には 、はじめから天日乾燥する大気乾燥方法が代表的である。人工乾燥方法では、例 えば10日間程度で乾燥できる場合もある。
【0004】
しかしながら、人工乾燥方法では、木材を急激に乾燥させるので干割れや反曲 等が生じ易く、また触感性も悪くなり木材の価値を低下させるものであった。さ らに、乾燥設備が高価であり、乾燥させるために多量の燃料や電気等が必要であ るため高コストであった。一方、自然乾燥方法では、上述したような問題は起こ らないが、雨や外気の湿度等の影響を受け易く、雨や湿度の影響を受けない場所 を確保するのも困難であった。さらに、目的の低い含水率になるまで数ヶ月以上 かかるので低効率であるとともに長期間の木材の維持管理が必要であった。
【0005】 本考案は上記課題に鑑みてなされたものであり、その一つの目的は、雨や外気 の湿度によって木材の乾燥が妨げられるのを防止しつつ太陽光等の自然エネルギ を利用して、短期間でしかも木材の品質を保持しながら木材を乾燥させる木材の 乾燥室装置を提供することにある。また、他の目的は、低コストで環境に良い木 材の乾燥室装置を提供することにある。
【0006】
上記課題を解決するために本考案は、乾燥対称物の木材Wの出し入れ口26を 備えそれら乾燥対称物の木材Wを乾燥させる乾燥室Rを内部に設けるように構築 された骨組体(12a、12b、12c、12d)と、骨組体に支持されつつ該 骨組体に被着させ内部の乾燥室Rを外気に対して閉鎖気密状に画成させつつ乾燥 室R内に対して通光させ得る通光性シート壁14と、乾燥室Rの床面に設けられ 上下方向に多数の連通孔を形成させるように縦横に組み付け配置された金属フレ ーム床18と、金属フレーム床18の直下であって床面全体から掘り下げ状に設 けられた空隙部24と、を備えたことを特徴とする木材の乾燥室装置。
【0007】 また、骨組体の天井部分に設けられ必要に応じて乾燥室R内の閉鎖状態から乾 燥室R内と外気を連通させるように駆動される内外連通装置28を備えたことと してもよい。
【0008】 また、少なくとも乾燥室R内の湿度と温度を検知する検知手段(48a、48 b)と、検知手段(48a、48b)からの湿度と温度情報を受けて設定された 湿度及び又は温度条件に対応するように内外連通装置28を駆動させる駆動制御 部34と、を備えたこととしてもよい。
【0009】 また、雨及び又は風検知手段(48c、48d)を有し、駆動制御部34は、 室外の雨あるいは風の変化に対して設定条件に対応するように内外連通装置28 を駆動させるようにしたこととしてもよい。
【0010】 また、金属フレーム床18は、複数の鉄筋材20を縦横に組み付けて構成させ たこととしてもよい。
【0011】
以下、添付図面を参照しつつ本考案の実施の形態について詳細に説明する。本 考案の木材の乾燥室装置は、骨組体に通光させ得る透明のフィルムシートを全体 的に被着させて木材の乾燥空間を形成し、基本的には太陽光によって木材を自然 乾燥させる木材の乾燥室装置である。図1ないし図9は、本考案の木材の乾燥室 装置の好適な実施形態を示しており、この実施形態において、木材の乾燥室装置 は、木材の出し入れ口と、木材を乾燥させる乾燥室を内部に設けるように構築さ れた骨組体と、骨組体に支持されつつ骨組体に被着される通光性シート壁と、乾 燥室の床面に設けられた金属フレーム床と、金属フレーム床の直下に設けられた 空隙部と、を備えている。
【0012】 木材の乾燥室装置10は、図1に示すように、木材を乾燥させる乾燥室Rを内 部に設けるように縦横に組付けて構築された骨組体12と、骨組体に支持されつ つ骨組体に支持されて乾燥室Rを外気に対して閉鎖気密状に画成させる通光性シ ート壁14と、を備えている。また、図5に示すように、骨組体の天井部分に設 けられ必要に応じて乾燥室R内の閉鎖状態から乾燥室R内と外気とを連通させる ように駆動される内外連通装置28を備えている。この実施形態において、木材 の乾燥室装置10は、図1ないし図3に示すように、2つの家が連続したような 2棟の横長い構築物に設けられている。なお、1棟でも、3棟以上連続したもの でもよい。
【0013】 骨組体12は、例えば、H鋼やアングル等の鉄鋼材から形成されており、乾燥 室装置10の側面枠を形成する外枠骨組体12aと、屋根を形成している屋根骨 組体12bと、床を形成する床骨組体12cと、を備えている。
【0014】 図5に示すように、地面から約1m程度の支持脚16が複数本立設されており 、その上端に複数本の床骨組体12cが水平に架設されている。さらに、床骨組 体12cの上には、上下方向に連通した連通孔を有した金属フレーム床18が縦 横に組みつけ配置されて床面が形成されている。金属フレーム床18は、この実 施形態において、図6に示すように、複数の鉄筋材20を縦横に組付けた格子状 の金属ユニット22から形成されている。さらに、金属フレーム床18の直下に は床面全体から掘り下げ状に空隙部24が設けられている。空隙部24の周囲側 には通光性シート壁14が被着されて密封状に閉鎖される。床面上に置かれる乾 燥対称物の木材Wは、乾燥室Rと床下の空隙部24との間を空気が自由に流動す るので乾燥が促進される。なお、金属フレーム床16は、その上を木材運搬用の リフト等が走行できるような強度で強固に設けてある。
【0015】 図1ないし図3に示すように、床骨組体12cの外枠側には、直状の鋼材を格 子状に組みつけた外枠骨組体12aが立設されており、乾燥室Rの側壁を形成し ている。これらの外枠骨組体12aに通光性シート壁14が被着されてる。図3 に示すように、木材の乾燥室装置10の長辺方向の一方の側面には、木材の出し 入れ口26が設けられている。なお、出し入れ口はどの側面に設けてもよいし、 複数設けてもよい。木材の出し入れ口26は、図に示すように、その下端を地面 から高い位置に設けられた床面に合わせて設けられているので、木材を出し入れ し易いように、地面と出し入れ口との間にスロープ等の補助道を設けるのが好ま しい。乾燥室Eは、この実施形態において、図5、図7に示すように、二棟の乾 燥室が連通して一つの部屋となっている。また、乾燥室R内には、床面から複数 本の支持柱27が立設されている。また、支持柱27の上端側付近には、水平方 向に架設された梁部材29が固定されている。
【0016】 屋根骨組体12bは、略へ字状に折曲げた鋼材と、ヘ字状の鋼材の斜辺を横切 って水平方向に架設される鋼材と、を組付けて構成されている。屋根骨組体12 bは、この実施形態において、図2、図5に示すように、正面視逆W字状に配列 させて、外枠骨組体12aと支持柱27の上端側に固定されている。また、屋根 骨組体12bのそれぞれの頂部には棟部材12dが紙面方向に架設されて固定さ れている。この棟部材12dも骨組体の一部であり、屋根骨組体に通光性シート 壁14を外側から乾燥室を覆蓋するように被着させて屋根を形成している。
【0017】 通光性シート壁14は、通光性の高い無色透明の例えば、ビニル樹脂製等のあ る程度の耐久性を備えたフィルムシートからなり、骨組体の全体を覆うように被 着されて、例えば、ビス等で固定されて支持されている。なお、通光性シート壁 14は、良好に通光させ得るものであれば有色透明の物でも良い。また、通光性 シート壁の強度を上げるために通光を妨げない程度の補強繊維等を有していても よい。
【0018】 内外連通装置28は、図4に示すように、屋根の2つの棟部材12dに沿って それぞれ2つ、計4つ設けられている。1つの内外連通装置30について説明す ると、内外連通装置28は、回動自在に設けられるルーバー30と、ルーバー3 0を回動させる駆動機構32と、を備えている。内外連通装置駆28には、内外 連通装置28を駆動させる駆動制御部34が接続されている。
【0019】 ルーバー30は、図1ないし図4に示すように、例えば、横長矩形状の金属フ レームに通光性シート壁14を被着させて通光性を有するように構成されている 。ルーバー30は、棟部材12dを挟んで2枚1組で設けられ、その長辺側の一 方をそれぞれ棟部材12dに回動自在に支持されている。ルーバー30は、屋根 の一部を形成しており、乾燥室内側へは屋根骨組体12bにより規制されて、屋 根から外側に向けて回動して開閉する。
【0020】 駆動機構32は、図8に示すように、駆動モータ36と、回転伝達機構38と 、回転自在に設けられたロッド体40と、ロッド体40の回転によってスライド するアーム42と、を備えている。駆動機構32は、ルーバー30の略中央で棟 部材の真下の梁部材29上に固定され、吊支部材43によって吊支されて固定さ れている。
【0021】 駆動モータ36は、駆動制御部34に接続されており、駆動制御部34の制御 により、回転、または停止をする。回転伝達機構38は、ギヤやチェーン等を内 蔵しており、駆動モータ36からの回転駆動力を左右それぞれに貫通されたロッ ド体40に伝達して回転させる。ロッド体40は、例えば、真直ぐな金属パイプ 等から形成されており、図8紙面方向に長く設けられており、回転伝達機構38 により互いに逆方向に同期回転する。また、ロッド体40には、図8に示すよう に、支持体44がロッド体40に貫通されて回動自在に設けられている。支持体 46は、略Y字状に形成され、アーム42の一辺が常にロッド体40の外周面に 接するようにアーム42を支持している。
【0022】 アーム42は、2本のロッド体40に連結されており、それぞれの一端がルー バー30の自由端の室内側に突設された連結片44に回動自在に連結されている 。この実施形態において、ロッド体40とアーム42とは回転運動を直線運動に 変換させるように、例えば、ロッド体40のアームと接する周面にピニオンが、 アーム42にラックがそれぞれ設けられている。これにより、ロッド体の回転に よってアーム42は支持体46に案内されながらスライド移動して、ルーバー3 0の自由端側を押上または引下して開閉する。アームの長さ等によりルーバー3 0の全開位置が決まるが、この実施形態において、図8に示すように、ルーバー 30の自由端側が水平よりやや上の位置で停止する程度に設定されている。
【0023】 駆動制御部34は、図3に示すように、木材の出し入れ口26の横に設置され て4つの駆動機構32に各々に接続されている。なお、駆動制御部34の取り付 け位置は任意でもよい。駆動制御部34は、乾燥室R内の湿度と温度を検知する 検知手段と、乾燥室外の雨あるいは風を検知する検知手段と、に接続されている 。この実施形態において、それぞれの検知手段は、湿度センサ48aと、温度セ ンサ48bと、雨センサ48cと、風センサ48dと、を含む。これらの湿度、 温度、風、雨のセンサから受けたそれぞれの情報は、湿度、温度、風、雨データ 保持部50a、50b、50c、50dに保持される。それぞれのデータは、湿 度、温度、風、雨データ比較部52a、52b、52c、52dで設定された基 準値と比較され、判定処理部54に送られる。判定処理部54は、湿度、温度、 風、雨のデータを総合的に判定して設定条件に対応してモータ制御部56に信号 を送り、駆動モータ36を駆動させてルーバー30の開閉を行う。なお、データ 保持部50a、50b、50c、50d、データ比較部52a、52b、52c 、52d、判定処理部54等は、駆動制御部34によってそれぞれ制御される。
【0024】 また、この実施形態において、図2に示すように空隙部24周面側の通光性シ ート壁14の少なくとも一部を開閉自在にして外気と連通するような空隙部連通 機構58が設けられている。空隙部連通機構58は、図9に示すように、通光性 シート壁14の下辺側に固定された巻取りロッド60と、ハンドル62と、巻取 りロッド60とハンドル62とを連結している回転変換部64と、を備えている 。回転変換部64は、例えば、巻取りロッド60とハンドル62の連結部分にそ れぞれウォームギア等を備えており、ハンドルの回転を直角に変換して巻取りロ ッド60を巻取り巻戻し方向に回転させる。これにより、ハンドルを回転させる と、巻取りロッドが通光性シート壁を下端から巻取りながら空隙部連通機構自体 を上昇させ空隙部の側面のシート壁を巻取って開口させて外気と空隙部とを連通 させることができる。ハンドルを逆回転させると、巻取りロッドは通光性シート 壁を巻戻しながら空隙部連通機構も下方へ移動しながら開口を閉鎖させる。
【0025】 木材を乾燥させるには、木材をお互いが間隙を持つようにして立体的に組付け て、リフト等によって出し入れ口より乾燥室内に搬入し、図7に示すように、金 属フレーム床上に立ててまたは横にして配置する。通光性シート壁を通光した太 陽光によって、乾燥室内の温度も上昇し、木材内の水分は蒸発して木材は自然乾 燥される。例えば、湿度設定を90%とすると、乾燥室内の湿度が90%以上に なると、湿度センサからのデータと設定した条件とを比較判定して駆動モータを 駆動させルーバーを全開し水蒸気を外気へと放出する。そして、湿度が90%以 下になると、駆動モータを駆動させ、前記とは逆にルーバーを全閉する。同様に 、温度、雨、風それぞれについてセンサからのデータと設定条件とを比較判定し て駆動モータを制御する。実際には、湿度、温度、雨、風の全ての条件を判定処 理部により総合的に判定してモータ制御部に信号が送られる。これにより、乾燥 室内の湿度、温度を調節して木材の乾燥の阻害防止または干割れや反曲等の防止 が自動的に行われる。この木材の乾燥室装置によって、例えば、杉柱12cm角 3mの木材では、2ヶ月で含水率20%以下まで乾燥させることができる。
【0026】 本考案の木材の乾燥室装置は、上記した実施の形態に限定されるものでなく、 実用新案登録請求の範囲に記載された考案の本質を逸脱しない範囲において、任 意の改変を行ってよい。例えば、木材の乾燥室装置は段下りの地形を利用して、 上段の地面と出し入れ口の下端とが水平になるようにしてもよい。また、空隙部 連通機構は、空隙部の四辺側それぞれに設けることとしてもよい。また、空隙部 連通機構は、モータ等を利用して通光性シート壁を巻き取るようにしてもよい。
【0027】
以上説明したように本考案の木材の乾燥室装置によれば、乾燥対称物の木材の 出し入れ口を備えそれら乾燥対称物の木材を乾燥させる乾燥室を内部に設けるよ うに構築された骨組体と、骨組体に支持されつつ該骨組体に被着させ内部の乾燥 室を外気に対して閉鎖気密状に画成させつつ乾燥室内に対して通光させ得る通光 性シート壁と、乾燥室の床面に設けられ上下方向に多数の連通孔を形成させるよ うに縦横に組み付け配置された金属フレーム床と、金属フレーム床の直下であっ て床面全体から掘り下げ状に設けられた空隙部と、を備えた構成より、太陽光を 取り入れて木材を自然乾燥させるので、木材の干割れや反曲を防止して触感性も 損なうことなく木材の品質を維持できるとともに自然エネルギーを利用するので 燃料や電気等が不必要であり低コストであり環境にもよい。さらに、閉鎖気密状 の乾燥室に木材を搬入して乾燥させるので、雨や外気の湿気等の影響によって木 材の乾燥が阻害されるのを防止できる。それと同時に、乾燥室と床下の空隙との 間を空気が自由に流れることによって、木材を短期間でしかもばらつきなく乾燥 することができるので効率良く乾燥でき人件費等も節約できる。
【0028】 また、骨組体の天井部分に設けられ必要に応じて乾燥室内の閉鎖状態から乾燥 室内と外気を連通させるように駆動される内外連通装置を備えた構成とすること により、乾燥室内の湿度を調整して乾燥室内が高湿度状態になることで乾燥が阻 害されるのを防ぐ。また、乾燥室内の温度を調整して高温による木材の干割れや 反曲等を防止することができる。
【0029】 また、少なくとも乾燥室内の湿度と温度を検知する検知手段と、検知手段から の湿度と温度情報を受けて設定された湿度及び又は温度条件に対応するように内 外連通装置を駆動させる駆動制御部と、を備えた構成とすることにより、乾燥室 内の湿度や温度を検知して自動的に内外連通装置を駆動させて乾燥室内が高湿度 または高温状態になって木材の乾燥が阻害されたり木材が干割れや反曲するのを 防止することができる。
【0030】 雨及び又は風検知手段を有し、駆動制御部は、室外の雨あるいは風の変化に対 して設定条件に対応するように内外連通装置を駆動させるようにした構成とする ことにより、乾燥室と外気とが連通している際に、雨が降ると自動的に内外連通 装置を駆動させて乾燥室内を閉鎖気密状態にして雨によって木材の乾燥が阻害さ れるのを防止できる。また、風量によって内外連通駆動装置を自動的に駆動させ て、木材の乾燥が促進されるように乾燥室内の状態を調整することができる。
【0031】 金属フレーム床は、複数の鉄筋材を縦横に組み付けて構成させた構成とするこ とにより、乾燥室内と空隙部とを空気が連通するように連通孔を形成しつつ多量 の木材の搬入や木材搬入のためのリフト等の走行に耐えるような強度の高い床を 形成することができる。
【図1】本考案の木材の乾燥室装置の実施形態の一部破
断して内部を示した斜視説明図である。
断して内部を示した斜視説明図である。
【図2】木材の乾燥室装置の正面図である。
【図3】図2の左側面図である。
【図4】図1の平面説明図である。
【図5】図3のA−A線断面説明図である。
【図6】金属フレーム床の一部の平面説明図である。
【図7】図1の骨組体を省略した斜視説明図である。
【図8】内外連通装置の駆動制御部の機能ブロック図も
含めた拡大説明図。
含めた拡大説明図。
【図9】空隙部連通機構の一部の拡大斜視図である。
10 木材の乾燥室装置 12 骨組体 14 通光性シート壁 18 金属フレーム床 20 鉄筋材 24 空隙部 26 出し入れ口 28 内外連通装置 34 駆動制御部 48a 湿度センサ 48b 温度センサ 48c 雨センサ 48d 風センサ R 乾燥室 W 木材
Claims (5)
- 【請求項1】 乾燥対称物の木材の出し入れ口を備えそ
れら乾燥対称物の木材を乾燥させる乾燥室を内部に設け
るように構築された骨組体と、 骨組体に支持されつつ該骨組体に被着させ内部の乾燥室
を外気に対して閉鎖気密状に画成させつつ乾燥室内に対
して通光させ得る通光性シート壁と、 乾燥室の床面に設けられ上下方向に多数の連通孔を形成
させるように縦横に組み付け配置された金属フレーム床
と、 金属フレーム床の直下であって床面全体から掘り下げ状
に設けられた空隙部と、を備えたことを特徴とする木材
の乾燥室装置。 - 【請求項2】 骨組体の天井部分に設けられ必要に応じ
て乾燥室内の閉鎖状態から乾燥室内と外気を連通させる
ように駆動される内外連通装置を備えたことを特徴とす
る請求項1記載の木材の乾燥室装置。 - 【請求項3】 少なくとも乾燥室内の湿度と温度を検知
する検知手段と、検知手段からの湿度と温度情報を受け
て設定された湿度及び又は温度条件に対応するように内
外連通装置を駆動させる駆動制御部と、を備えた請求項
2記載の木材の乾燥室装置。 - 【請求項4】 雨及び又は風検知手段を有し、 駆動制御部は、室外の雨あるいは風の変化に対して設定
条件に対応するように内外連通装置を駆動させるように
した請求項3記載の木材の乾燥室装置。 - 【請求項5】 金属フレーム床は、複数の鉄筋材を縦横
に組み付けて構成させた請求項1ないし4のいずれかに
記載の木材の乾燥室装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001007357U JP3085941U (ja) | 2001-11-12 | 2001-11-12 | 木材の乾燥室装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001007357U JP3085941U (ja) | 2001-11-12 | 2001-11-12 | 木材の乾燥室装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3085941U true JP3085941U (ja) | 2002-05-31 |
Family
ID=43237363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001007357U Expired - Fee Related JP3085941U (ja) | 2001-11-12 | 2001-11-12 | 木材の乾燥室装置 |
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Country | Link |
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