JP3085826U - 逆浸透或いはイオン除去のオゾン水機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 逆浸透或いはイオン除去のオゾン水機の提
供。 【解決手段】 本考案は一種の逆浸透或いはイオン除去
のオゾン水機を提供し、それは、逆浸透１０或いはイオ
ン除去回路の純水送出端に順にオゾン発生器２０及びオ
ゾン検出器３０が直列に連接され、上述のオゾン検出器
が純水を転化して少なくともオゾン濃度が１ｐｐｍ以上
のオゾンを含むオゾン水となし、直接食品、食器、傷口
或いは医療器材の洗浄に供する最良の消毒液となすこと
を特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の逆浸透或いはイオン除去のオゾン水機に係り、それは特に、超 強殺菌力を有し且つ急速に還元して人体に無害となるオゾン水を発生する機具で あり、オゾン水を食品、食器、傷口或いは医療器材に対する清潔殺菌の作業に運 用できる、オゾン水機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

周知のオゾンは気体形態で存在し、その殺菌力は過酸化水素水、アルコール或 いはヨードホルム等の薬剤の十倍以上とされ、且つそれは極めて不安定で、数分 内に容易に他の分子と結合、酸化或いは還元して酸素となり、一種の人体に無害 の物質とされる。これにより、それは消毒殺菌に使用される時、速やかに有効に 殺菌作用を完成し、且つ薬剤残留のマイナス作用の問題を有さず、また極めて容 易にその他の分子と結合し還元するため、オゾンは食品上に残留する農薬の分解 の効果を有する。

【０００３】 このように、オゾンの特性は極めて容易に他の分子と結合するか或いは速やか に還元して酸素となり、ゆえにオゾンは僅かに環境空気の洗浄と除臭に用いられ るだけであり、気体オゾンを水に溶かして食品や、食器、或いは傷口或いは医療 器材の消毒を行う時、気体オゾンが極めて容易に空気中に放出され、且つ一般に 水中には多くの不純物及び化学消毒剤例えば漂白剤や塩素が含まれ、ゆえに少量 のオゾンを水中に混入すれば、前述の不純物と消毒剤と結合して人体に無害な元 素に還元し、有効な再利用によりその他の物品に対する消毒或いは農薬除去の作 業を行うことができず、ゆえに高濃度のオゾン水を獲得して、直接高濃度のオゾ ン水を発生できる機具が必要とされている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は気体で存在するオゾンの実際の使用上の欠点と、オゾンの有する超強 の殺菌力と人体に無害な長所を鑑み、本考案は一種の逆浸透或いはイオン除去の オゾン水機を提供することを課題としている。それは、純水或いはイオン除去水 を利用し高濃度のオゾンを含むオゾン水を製造し、直接食品、食器、傷口或いは 医療器材に対する洗浄と消毒を行える機具設備であるものとする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、逆浸透或いはイオン除去回路、オゾン発生器及びオゾン検 出器が串接されてなる逆浸透或いはイオン除去のオゾン水機において、 逆浸透或いはイオン除去回路の水送出端に順にオゾン発生器とオゾン検出器が 串接され、上述のオゾン発生器が純水を少なくともオゾン濃度１ｐｐｍ以上のオ ゾン水に転化して使用に供することを特徴とする、逆浸透或いはイオン除去のオ ゾン水機としている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案の逆浸透或いはイオン除去のオゾン水機は、逆浸透或いはイオン除去回 路の純水送出端に順にオゾン発生器及びオゾン検出器が直列に連接され、上述の オゾン検出器が純水を転化して少なくともオゾン濃度が１ｐｐｍ以上のオゾンを 含むオゾン水となし、直接食品、食器、傷口或いは医療器材の洗浄に供する最良 の消毒液となすことを特徴としている。

【０００７】

【実施例】

図１に示されるように、本考案の逆浸透或いはイオン除去のオゾン水機は、逆 浸透回路１０、オゾン発生器２０及びオゾン検出器３０を串接してなり、そのう ち逆浸透回路１０は、図２に示されるように、濾過機１１の入口端に水源が連接 され、送出端に活性炭吸着管１２が連接され、その後に一つのポンプ１３の加圧 を介して逆浸透膜管１４が連接され、該逆浸透膜管１４が外管１４１、内膜管１ ４２、入水口１４３、汚水排出口１４４、純水送出口１４５を具え、内膜管１４ ２と入水口１４３、汚水排出口１４４が連接され、並びに汚水排出口１４４の一 端に圧力制御弁１４６が設けられ内膜管１４２内で外浸透圧力を発生させ、ポン プ１３の加圧により入水口１４３に送入後に、一部の水が内膜管１４２の細孔よ り外向きに浸透し、大分子の細菌或いは不純物が内膜管１４２に阻まれ、さらに 汚水排出口１４４より排出されるか或いは回収処理される。上述の、内膜管１４ ２より浸透して出る水は純水であり、純水送出口１４５より流出して使用に供さ れる。

【０００８】 上述の構造により、逆浸透回路１０の逆浸透膜管１４の純水送出口１４５部分 に、順にオゾン発生器２０とオゾン検出器３０が連接され、該オゾン発生器２０ （図３参照）は陰極水箱２１、陽極水箱２２、電極器２３、気体水混合器２４、 気体水分離器２５及び逆止め弁２６を含む。陰極水箱２１内に上述の逆浸透回路 １０で処理後の純水が注入された後、この純水はまず電極器２３の陰極電解の後 、付帯したマイナスイオンを水中の水素イオンに与え、１／２ ０₂ ＋２Ｈ⁺ ＋ ２ｅ^- →Ｈ₂ Ｏの形態を呈し、さらに陰極水箱２１内に回流し並びに水素ガスを 水素ガス排出口２１１より排出し、別の叙述の酸素含有量の比較的高い水は逆浸 透回路１０を介して陽極水箱２２に送られ、さらに陽極水箱２２内の水が電極器 ２３の陽極電解処理を受け、即ち純オゾンＯ₃ を発生してオゾン排出口２２１よ り排出する。このオゾンは気体水混合器２４中に送られて未電解の純水と混合さ れてオゾンガスを含む水（Ｏ₃ ＋Ｈ₂ Ｏ）となり、且つそのうち完全には水中に 溶けていないオゾンＯ₃ は気体水分離器２５の空気排出口２５１より大気中に排 出され、オゾン水が出水口２５２より排出されて使用に供される。

【０００９】 以上の装置は、正確にオゾン水中のオゾンの濃度を制御するため、オゾン水の 出水口２５２に近い一端にオゾン検出器３０が取り付けられ、随時オゾン水のオ ゾン濃度を監視し１ｐｐｍ以上に制御し、使用の安全性を確保する。

【００１０】 別に図１から図５を参照されたい。図１の逆浸透回路１０はイオン除去回路４ ０に交換でき、これは図５に示されるとおりである。そのうち、イオン除去回路 ４０は、濾過器４１の送入端に水源を連接し、送出端に陽イオン交換膜４２と陰 イオン交換膜管４３を直列して組成され、その送出端でイオン除去水を発生して 後続のオゾン発生器２０の使用に供する。また、そのうちの逆浸透回路１０はイ オン除去回路４０と直列使用可能で、最良の実用効果を期待することができる。

【００１１】

【考案の効果】

総合すると、本考案の逆浸透或いはイオン除去のオゾン水機は、確実に、食品 、食器、傷口或いは医療器材の洗浄に供される、最良の消毒液を提供し、本考案 の予期された機能と目的を達成し、医療と産業上の利用価値を有している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の逆浸透或いはイオン除去のオゾン水機
のブロック図である。

【図２】本考案の逆浸透回路配置実施例図である。

【図３】本考案のオゾン発生器配置実施例図である。

【図４】本考案のイオン除去回路配置実施例図である。

【図５】本考案の逆浸透或いはイオン除去のオゾン水機
のもう一つの装置のブロック配置表示図である。

【符号の説明】

１０ 逆浸透回路 ２０ オゾン発生器 ３０ オゾン検出器 ４０ イオン除去回路 １１ 濾過器 １２ 活性炭吸着管 １３ ポンプ １４ 逆浸透膜管 ２１ 陰極水箱 ２２ 陽極水箱 ２３ 電極器 ２４ 気体水混合器 ２５ 気体水分離器 ２６ 逆止め弁 １４１ 外管 １４２ 内膜管 １４３ 入水口 １４４ 汚水排出口 １４５ 純水送出口 １４６ 圧力制御弁 ２１１ 水素ガス排出口 ２２１ オゾン排出口 ２５１ 空気排出口 ２５２ 出水口 ４１ 濾過器 ４２ 陽イオン交換膜管 ４３ 陰イオン交換膜管

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 逆浸透或いはイオン除去回路、オゾン発
   生器及びオゾン検出器が串接されてなる逆浸透或いはイ
   オン除去のオゾン水機において、 逆浸透或いはイオン除去回路の水送出端に順にオゾン発
   生器とオゾン検出器が串接され、上述のオゾン発生器が
   純水を少なくともオゾン濃度１ｐｐｍ以上のオゾン水に
   転化して使用に供することを特徴とする、逆浸透或いは
   イオン除去のオゾン水機。