JP3085810U - マット装着可能な靴 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 工場・水産加工所等の床面に流出している油
・水などを、安全靴底に装着した吸着マットで吸収する
ものである。 【構成】 安全靴の底に長さ３〜５ミリ程の先端部分に
ふくらみ４をもたせた凸部３を多数をもうけ、油吸収性
マットを装着する構造。又、ふくらみ４をもたせた凸部
３を多数もうけた板状金具を靴底に取り付ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は安全靴の靴底に吸着マットを装着し水・油・ほこり等を吸着する構造 の安全靴に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、金属製品・水産物等の食品加工所等の工場・作業所において床面に油・ 水が流出している場合が多い。この油・水などによって作業員は勿論、製品・作 業台・運搬車などの台車は滑りやすく転倒等の事故の原因ともなり、安全管理・ 生産・労務管理上見過ごすことのできない重大問題であった。 そこで、この油などを拭き取るのであるが、作業を一時中断しなければならず 、時間のロスが発生し非能率であつた。 又、清掃時間のロス、労力などを考え、油の流出をそのままに放置し、転倒等 による事故が発生していた。又不衛生でもあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本案は作業を中断することなく油水を吸着し、より安全な工場、作業所にする ための考案である。

【０００４】

【問題を解決する為の手段】

安全靴２の底に長さ３〜５ミリ程の先端部分に、ふくらみ４をもたせた凸部３ を７〜１５本程もうけたものである．凸部３の材質は硬質プラスチック・金属が 望ましく、先端部分は衣料用ホックの凸部の役割を担う、床との接触面は球状の ふくらみ又は水平等の形が考えられ、滑りにくい材質のプラスチック・ゴム等を 接着・接合させる構造も考えられる。 図１は安全靴の靴底と一体として凸部３を製造してあるが、図２、図３のよう な三角形、四・五角形、靴形等の板状材質に ふくらみ４をもたせた凸部３を多 数もうけた取付金具１を製造して置き、必要に応じて適宜靴底に打ち付けるなり 、接着する方法も可能である。耐久性 力学的観点より板状金具Ｉ素材の中程に 中空をもうけてもよい。 本考案を使用する時は靴底とふくらみ４との間に油水などを吸着する素材のマ ットを装着する。ふくらみ４によつてマットは容易に離脱しない．マットは靴の 中敷、スリッパ状等の形が考えられる。厚みは３〜５ミリ程とする。材質がスポ ンジ状のものであれば凸部３に突き刺すこともできる。繊維状素材の場合は、凸 部３に当たる部分に、切り込み又は穴を開けてをく。

【０００５】

【作用】

この吸着マットを装着した安全靴を履いて作業すれば床面の油水はマットに吸 着される。この油を吸着したマットを棒なりピンセット等の摘み具で離脱させ油 水を絞り出し吸着マットの再度利用も可能である。

【０００６】

【考案の効果】

このようにすれば工場内などの油や水を随時吸い取り、滑りによる転倒防止に 貢献でき、安全向上・能率向上に役立ち産業発展に寄与するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案靴の側面図

【図２】 本考案金具の上面図

【図３】 本考案金具の上面図

【図４】 本考案金具の側面図

【図５】 吸着マットの上面図

【符号の説明】

１ 金具 ２ 靴 ３ 凸部 ４ ふ
くらみ ５ 吸着マット

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】先端部分にふくらみ４をもたせた凸部３を
   多数もうけた板状金具１、又は先端部分にふくらみ４を
   もたせた凸部３を靴底に多数もうけた構造のマット装着
   可能な靴