JP3085698U - パンフレット - Google Patents

パンフレット

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JP3085698U
JP3085698U JP2001007059U JP2001007059U JP3085698U JP 3085698 U JP3085698 U JP 3085698U JP 2001007059 U JP2001007059 U JP 2001007059U JP 2001007059 U JP2001007059 U JP 2001007059U JP 3085698 U JP3085698 U JP 3085698U
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寛 石崎
友一郎 山本
守 北野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄肉軽量で携行に容易であり、しかも案内の
情報性と場所の探知の容易性を併せて高度に実現し得
る、新規な構造のパンフレットを提供すること。 【解決手段】 プレート12に電池を装着せしめると共
に、プレート12の表示面20に、複数の対象物14の
位置情報を図示した地図表示領域16と、それら複数の
対象物14の説明を表示した説明表示領域18とを設け
る一方、地図表示領域16における各対象物14の位置
にそれぞれ発光素子22を固設すると共に、説明表示領
域18における各対象物14の説明箇所24にそれぞれ
電気スイッチ26を固設して、各対象物14の説明箇所
24に固設された電気スイッチ26を操作することによ
り、地図表示領域16において各対応する対象物14の
位置に固設された発光素子22に対して通電されるよう
にした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は、各種催し物会場やステーション、大型ビルディング等の施設で案内 のために配布される携行用パンフレットに係り、特に、目的とする場所等の案内 情報を容易に得ることの出来る、利用性の向上された携行用パンフレットに関す るものである。
【0002】
【背景技術】
良く知られているように、各種催し物会場やステーション、大型ビルディング 等の施設では、施設の構内または構外における各対象物の場所(位置)案内のた めに、各対象物の位置情報等を示した地図や、各対象物の目的や用途等の説明文 等を表示した携行用のパンフレット(リーフレット等も含む、以下同じ)を配布 することが多い。しかし、そのような公知のパンフレットにおいては、主として 携行目的によるコンパクト化に伴い地図および説明文の表示領域が全体として小 さくされる傾向にあり、そのために、地図や説明文が判読し難くなり、目的とす る場所等の検索が非常に難しいという問題があった。
【0003】 そこで、地図の機能を損なうことなく出来るだけ詳しく説明文を記載すること が出来るように、地図の表示領域と説明文の表示領域とを互いに異なる領域に設 けたものが提案されている。ところが、このようなパンフレットにおいては、地 図と説明文が離れた別領域に標記されているために、対象物の説明文と対応する 場所を地図上で探し出すことが難しく、特に表示対象物が多くなると、対象物に おける説明文の記載と地図上の位置情報を互いに対応付けて探知することが極め て困難となって、利用性が非常に悪かったのである。
【0004】 なお、このような問題に対処するために、例えば、地図上の対象物とそれに対 応する説明文との間に引出線を付して、各対象物における地図と説明文とを対応 付けることも考えられるが、このような手法でも、対象物の数が多くなると引き 出し線の数も必然的に多くなり、複数の引出線が重なったり交差したりすること 等によって、地図や説明文が不明瞭になるという不具合があった。
【0005】 また、地図上の対象物とそれに対応する説明文に同じ色を付して対応づけるこ とにより、説明文に対応する地図上の対象物を探し易くすることも考えられる。 しかしながら、このようなパンフレットにおいても、対象物の数が多くなると使 用される色も増加して視認性や情報整理の効率が低下することが避けられず、必 ずしも有効な方策ではなかったのである。
【0006】
【解決課題】
ここにおいて、本考案は、上述の如き事情を背景として為されたものであって 、その解決課題とするところは、薄肉軽量で携行に容易であり、しかも案内の情 報表示量の確保と地図上での場所の探知の容易性を併せて高度に実現し得る、新 規な構造のパンフレットを提供することにある。
【0007】
【解決手段】
以下、このような課題を解決するために為された本考案の態様を記載する。な お、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み 合わせで採用可能である。また、本考案の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載 のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載され、或いはそれら の記載から当業者が把握することの出来る考案思想に基づいて認識されるもので あることが理解されるべきである。
【0008】 すなわち、本考案の第一の態様は、携帯可能な薄肉のプレートに電池を装着せ しめると共に、該プレートの表示面に、複数の対象物の位置情報を図示した地図 表示領域と、それら複数の対象物の説明を表示した説明表示領域とを設ける一方 、前記地図表示領域における前記各対象物の位置にそれぞれ発光素子を固設する と共に、前記説明表示領域における前記各対象物の説明箇所にそれぞれ電気スイ ッチを固設して、前記各対象物の説明箇所に固設された電気スイッチを操作する ことにより、前記地図表示領域において各対応する対象物の位置に固設された前 記発光素子に対して通電されるようにしたパンフレットを、特徴とする。
【0009】 このような本態様に係るパンフレットにおいては、各対象物の説明箇所に固設 された電気スイッチを操作することにより、目的とする対象物の場所(位置)に 設置された発光素子が地図上に点灯表示されることとなる。これにより、説明文 と対象物の対応づけが瞬時に且つ明瞭に為されることとなり、従来のパンフレッ トでは到底達成され得ない程に優れた情報案内性が提供され得るのである。
【0010】 なお、本態様において、プレートには、用途等を考慮して薄肉で所望の強度や 耐久性を有する材料が適宜に採用可能であり、具体的には、例えば、各種材料か らなる紙や、ポリプロピレン等の合成樹脂、或いは熱可塑性エラストマ等のゴム 弾性材等が用いられ得る。また、プレートの表示面は、プレート本体に直接に設 けることも可能である他、例えば、プレート本体に重ね合わされて接着されるラ ベル用紙上に設けることも可能である。また、電気スイッチは、電気回路をON /OFF操作出来るものであれば良く、公知の各種のスイッチが適宜に採用され 得る。更に、本考案に係るパンフレットは、無料配布用のパンフレットとして採 用可能である他、有料提供用のパンフレットとしても採用可能である。また、発 光素子には、公知の発光ダイオードやレーザダイオード等が好適に採用される。
【0011】 また、本考案の第二の態様は、前記第一の態様に従う構造とされたパンフレッ トにおいて、前記電池としてボタン電池を用いて、該ボタン電池をプレートの表 又は裏の面に固着せしめたことを、特徴とする。このような本態様においては、 薄肉のパンフレットの操作性を高度に確保しつつ、電池を装着することが可能と なる。なお、ボタン型電池は、所謂コイン型電池等を含む。
【0012】 さらに、本考案に係るパンフレットにおいては、説明表示領域と地図表示領域 の各対象物の対応付けをより明瞭とするために、例えば、以下の本考案の第三〜 五に示されるような他の構成を併せて採用することも可能である。
【0013】 すなわち、本考案の第三の態様は、前記第一又は第二の態様に従う構造とされ たパンフレットにおいて、前記地図表示領域における前記各対象物の位置と、前 記説明表示領域における前記各対象物の説明箇所に対して、それぞれ、互いに対 応付けるマーク等の簡略表示を標記したことを、特徴とする。なお、簡略表示に は、独自のデザインのものを採用しても良く、或いはJIS規格等で定められた 地図表示記号を採用しても良い。
【0014】 また、本考案の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れかの態様に従う構造と されたパンフレットにおいて、前記地図表示領域における前記各対象物の位置と 、前記説明表示領域における前記各対象物の説明箇所に対して、それぞれ、互い に対応した色分けを付したことを、特徴とする。なお、本態様においては、発光 素子の表示部に光透過性を有する着色プラスチックフィルム等を固着して、該フ ィルムと説明箇所に対して、それぞれ、互いに対応した色分けを付したり、或い は発光する色が各種異なる発光素子を用いて該素子に対応する色を説明箇所に付 することにより、対象物の位置と説明箇所を互いに対応付けることも可能である 。
【0015】 更にまた、本考案の第五の態様は、前記第一乃至第四の何れかの態様に従う構 造とされたパンフレットにおいて、前記説明表示領域を複数の領域に小分けする ことにより、前記複数の対象物を複数の種類にグループ分けして表示したことを 、特徴とする。このような本態様においては、目的とする対象物を、その機能等 に着目して、説明表示領域に表された情報を介して、地図表示領域をより効率的 に検索することが可能となる。
【0016】 さらに、本考案の第六の態様は、前記第一乃至第五の何れかの態様に従う構造 とされたパンフレットであって、前記プレートにおいて、少なくとも前記地図表 示領域および前記説明表示領域を紙によって形成したことを、特徴とする。この ような本態様においては、比較的に安価な材料の紙をプレートの材料に選択する ことによって、生産コストを削減することが出来る。しかも、合成樹脂やゴム弾 性材等に比して、地図や説明文の印刷表示が容易に実現され得ることから、優れ た生産性が達成され得る。なお、紙には、天然パルプや各種植物繊維の分散液等 を用いた天然紙や、或いは合成パルプや合成高分子を主原料とした合成紙を採用 することも可能である他、古紙を利用した再生紙を用いても良い。また、紙は、 洋紙および和紙を含む他、板紙等の所謂ボール紙も含む。
【0017】 更にまた、本考案の第七の態様は、前記第一乃至第六の何れかの態様に従う構 造とされたパンフレットにおいて、前記プレートに対して電気導体を細線形状で 固着することによって、前記複数の電気スイッチを前記複数の発光素子に接続す る電気配線を形成したことを、特徴とする。このような本態様においては、電気 配線がプレートに対して嵩張らずにコンパクトに設けられることとなり、それに よって、より薄肉で携行性の向上されたパンフレットが実現され得る。なお、電 気配線には、必要に応じて、適当な絶縁処理が施されることとなる。
【0018】
【考案の実施形態】
以下、本考案を、更に具体的に明らかにするために、本考案の実施形態につい て、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0019】 先ず、図1には、本考案の第一の実施形態としてのマップペーパ10が示され ている。このマップペーパ10は、プレートとしてのペーパ本体12に印刷され た、駅構内における複数の対象物14の位置情報を示した地図表示領域16と該 駅構内における各対象物14の名称等を表示した説明表示領域18からなる表示 面20を含んで構成されており、地図表示領域16における各対象物14の位置 に、それぞれ、発光素子としてのLED発光素子22を備える一方、説明表示領 域18における各対象物14の説明箇所24に、それぞれ、電気スイッチとして の押しボタンスイッチ26の複数を備えている。また、ペーパ本体12内には、 電池としてのボタン型乾電池(図示せず)が貼着状態で固着されており、このボ タン型乾電池と各LED発光素子22が電気配線としてのリード線(図示せず) によって相互に接続されていると共に、該リード線による通電路上に押しボタン スイッチ26(押しボタンスイッチ26のリード線)が接続されている。そして 、かかるペーパ本体12を含んで構成されるマップペーパ10は、説明表示領域 18における押しボタンスイッチ26の何れかを操作することにより、該スイッ チ26と対応した地図表示領域16における何れかの対象物14の位置に設けら れたLED発光素子22が点灯表示されることとなり、それによって、駅構内に おける各対象物14の位置情報を案内せしめるようになっている。
【0020】 より詳細には、ペーパ本体12は、天然紙または合成紙によって形成されてお り、そのサイズ等は、当業者が適宜に決定し得る事項のうちの一つであって特に 限定されるものでないが、例えばA4乃至はA5サイズを横向きにしたものが採 用される。また、ペーパ本体12の中央部には、紙面の縦方向(図1中、上下方 向)にストレートに延びる折り曲げ線28が形成されており、それによって、ペ ーパ本体12が開張状態の大きさから略半分の大きさに折り畳むことができるよ うになっている。そして、ペーパ本体12の折り曲げ線28を挟んだ一方の側の おもて面には、地図表示領域16が、他方の側のおもて面には、説明表示領域1 8が形成されている。なお、図面上に明示はされていないが、ペーパ本体12の 裏面、即ち図示された地図表示領域16や説明表示領域18の反対側の面は、パ ンフレットの題目等を表示する表紙部と、発行元等を表示する裏紙部とされてお り、適当なデザインが適宜に印刷表示される。
【0021】 そして、地図表示領域16には、JR博多駅の構内が概略的に図示されており 、該構内における複数の主要施設としての各対象物14の位置に、それぞれ、円 孔形状の表示窓32が形成されていると共に、対象物14の名称が併記されてい る。なお、地図表示領域16に示されたJR博多駅は、本考案の説明のために改 変等したものであって、実在するJR博多駅とは関係ない。
【0022】 さらに、地図表示領域16の各表示窓32に対応する位置には、それぞれ、L ED発光素子22が配設されている。LED発光素子22は、従来から良く用い られている市販のLED(発光ダイオード)が採用されており、例えば発光部が GaPやGaAsP等の化合物を用いて形成されることにより赤色発光等する公 知のチップ状の表示用LEDが用いられる。また、これらのLED発光素子22 は、例えば、ペーパ本体12の表面に固着されており、必要に応じて透光性の保 護カバーが被せられることによって、その点灯がおもて面から視認され得るよう になっている。
【0023】 また一方、説明表示領域18には、説明箇所24が設けられており、少なくと も前記地図表示領域16に図示された各対象物14の名称が日本語等の言語で、 説明箇所24に、それぞれ、表示されている。また、特に本実施形態では、説明 箇所24における各対象物14の表示領域が、3つにグループ分けされており、 上から第一のグループ34、第二のグループ36および第三のグループ38に区 分されている。第一のグループ34は、駅構内における通用口や改札口、きっぷ 売り場等の主として列車の乗降に関するものが集約されている。第二のグループ 36は、バス停やタクシーのりば等の列車以外の交通に関するものが集約されて いる。第三のグループ38は、上記の第一及び第二のグループ34,36にあて はまらない各種主要施設が取り纏められている。
【0024】 また、図面では明らかでないが、これら第一のグループ34や第二のグループ 36、第三のグループ38には、例えば、赤、緑、黄等の、互いに異なる色が、 説明箇所24の全体に亘って付されている一方、各グループに示された説明に対 応する地図表示領域16における対象物14には、それぞれ、各グループと同じ 色が付されている。これにより、地図表示領域16における各対象物14が、説 明表示領域18における各グループに対応付けられて、それぞれ、視覚的に容易 に分類認識乃至は検索され得るようになっている。
【0025】 さらに、説明箇所24における複数の対象物14のうちの幾つかには、簡略表 示としての簡略記号40が標記されている。これら簡略記号40には、JIS規 格で定められた地図表示記号の他、独自のデザインの記号等が適宜に採用され得 る。また、説明箇所24に示された簡略記号40と同一の記号が、地図表示領域 16に示された対応する対象物14の位置にも標記されており、それによって、 説明箇所24における説明と、地図表示領域16における対象物14とが、各種 簡略記号40によっても、互いに対応付けられている。
【0026】 また、説明箇所24における各対象物14の横には、それぞれ、押しボタンス イッチ26が一つずつ配されておもて面に接着固定されている。この押しボタン スイッチ26には、人が手指で押圧操作することにより電気回路が閉状態とされ る一方、押圧力を解除することにより電気回路が開状態に復帰および維持される 押しボタンスイッチが採用されている。
【0027】 さらに、ペーパ本体12の少なくとも一方の面には、各押しボタンスイッチ2 6を、対応する何れかの対象物14の位置に配設されたLED発光素子22に対 して、ボタン型乾電池を接続せしめて電気的な回路を形成する電気配線としての リード線が形成されている。なお、電気配線は、例えば導電材を細線状としてペ ーパ本体12上に固着形成する他、ペーパ本体12に対して固着された或いは固 着されていない適当なリード線で形成することも可能であり、ペーパ本体12上 に導電材を固着せしめる場合には、必要に応じて絶縁材で被覆される。
【0028】 これにより、マップペーパ10は、説明表示領域18の押しボタンスイッチ2 6を押圧することにより、電気回路が閉じて、電源であるボタン型乾電池からL ED発光素子22に電流が生ぜしめられて、該スイッチ26と対応した地図表示 領域16における対象物14の位置のLED発光素子22が点灯表示されるよう になっている。
【0029】 上述の如き構造とされたマップペーパ10においては、何れか所望の対象物1 4の説明箇所24に設けられた押しボタンスイッチ26を押圧操作することによ り、目的とする対象物14の場所(位置)が、LED発光素子22によって地図 表示領域16で点灯表示されることから、対象物14の名称等の説明と位置情報 が明瞭に関連づけられて瞬時に視認可能な状態で表示されるのであり、それによ って、優れた情報案内性が提供され得るのである。
【0030】 また、本実施形態では、ボタン型乾電池がペーパ本体12に貼着状態で固定さ れていることから、ペーパ本体12の携行性や利用性が一層有利に維持され得る 。
【0031】 さらに、本実施形態では、地図表示領域16における各対象物14の位置と、 説明表示領域18における各対象物14の説明箇所24に対して、それぞれ、互 いに対応付ける簡略記号40が標記されていることから、地図表示領域16にお ける対象物14の位置と説明表示領域18における対象物14の説明箇所24を より容易に対応付けして認識することが可能となって、情報の把握がより効率的 に為され得る。
【0032】 更にまた、本実施形態においては、説明表示領域18において、説明する対象 物14の目的,用途等に応じた3種類のグループ分けが施されていると共に、各 グループ毎に色分けが施されて、それらの色分けと同色の色分けが地図表示領域 16における各対象物14にも付されていることから、目的とする対象物14を 説明表示領域18から逸早く検索したり、或いは地図表示領域16における各対 象物14の色から説明表示領域16の各グループにすぐに目を移して、その対象 物14の用途等をすぐに理解することが出来るのであり、それによって、情報案 内性の更なる向上が図られ得る。
【0033】 以下、本考案の別の実施形態としてのマップペーパを、更に幾つか例示するが 、以下に挙げる実施形態において、第一の実施形態と同様な構造とされた部材お よび部位については、図中に、第一の実施形態と同一の符号を付することにより 、それらの詳細な説明を省略する。
【0034】 先ず、図2には、本考案に係るマップペーパの第二の実施形態としてのマップ ブック56が示されている。かかるマップブック56は、(i)ペーパ本体の構 造と、(ii)ペーパ本体に組み付ける電池に関して、第一の実施形態と異なる実施 形態を示すものである。
【0035】 詳細には、本実施形態のマップブック56におけるペーパ本体58は、多数の 頁からなる用紙頁60と、説明表示頁62および地図表示頁64を含んで構成さ れている。用紙頁60には、紙質を問わない多数の印刷用紙又はメモ用白紙が用 いられている。なお、本実施形態では、かかる用紙頁60として、予め装丁され た市販のガイドブック等をそのまま採用することも可能である。
【0036】 また、説明表示頁62と地図表示頁64は、これら2頁をあわせると、前記第 一の実施形態におけるペーパ本体12と略同一の構造を有している。即ち、地図 表示頁64は、第一の実施形態における地図表示領域16側のペーパ本体12と 略同一の構造とされており、一方の面に各対象物14の位置情報等を示した地図 66が表示されていると共に、それら各対象物14の位置にLED発光素子22 が固着されている。また一方、説明表示頁62は、第一の実施形態における説明 表示領域18側のペーパ本体12と略同一の構造とされており、一方の面に各対 象物14の説明箇所24が設けられていると共に、該箇所24に複数の対象物1 4に対応する押しボタンスイッチ26が固着されている。
【0037】 また、本実施形態のペーパ本体58は、用紙頁60や説明表示頁62、地図表 示頁64が無線綴じ等で一つに綴じ合わされることによりブックレット構造とさ れている。また、ペーパ本体58の背表紙部分には、電源部68が固設されてい る。かかる電源部68は、合成樹脂等で形成された略矩形ブロック形状の中空ケ ースが、ペーパ本体58の背表紙に沿って固着されることによって形成されてお り、その内部には、電池としての単三や単四等の電池が内蔵されている。
【0038】 そして、第一の実施形態と同様に、図面上に明示はされていないが、電源部6 8の電極に対して、各押しボタンスイッチ26の押圧操作に従って、各対応する LED発光素子22への給電を制御するリード線が設けられており、位置情報を 知りたい対象物14の横に設けられた押しボタンスイッチ26を押圧することに より、地図表示頁62において、該押しボタンスイッチ26と対応した対象物1 4の位置のLED発光素子22が点灯表示されるようになっている。
【0039】 次に、図3には、本考案に係るマップペーパの第三の実施形態としてのマップ ホルダー70が示されている。本実施形態のマップホルダー70におけるペーパ 本体72は、第一の実施形態のマップペーパと略同一構造とされたマップペーパ 74の複数枚を、リングホルダー76で一つにまとめることにより形成されてい る。
【0040】 また、ペーパ本体72の背表紙部分にあたるリングホルダー76の支持部78 は、中空の筒状ケース構造とされており、電池としての単三電池や単四電池等が 収容されることによって電源部80が形成されている。そして、この電源部80 の電極に対して、各押しボタンスイッチ26の押圧操作に従って、各対応するL ED発光素子22への給電を制御するリード線が、必要に応じてコネクタ等を介 して、接続されており、位置情報を知りたい対象物14の横に設けられた押しボ タンスイッチ26を押圧することにより、地図表示頁16において、該押しボタ ンスイッチ26と対応した対象物14の位置のLED発光素子22が点灯表示さ れるようになっている。
【0041】 このような構造とされたマップホルダー70においては、リングホルダー76 によって各種情報の異なるマップペーパ74を何枚でも追加することが出来るの である。
【0042】 次に、図4には、本考案の第四の実施形態としてのマップカード82が示され ている。かかるマップカード82は、各種の異なる情報が表示された複数枚のマ ップペーパ86と、給電用カード基板88を含んで構成されている。マップペー パ86には、おもて面に地図表示領域16や説明表示領域18が設けられている と共に、うら面に各対象物14におけるLED発光素子22に対して、該対象物 14に対応する押しボタンスイッチ26を接続する電気配線としてのリード線( 図示せず)が細線形状で固着されている。また、マップペーパ86の上辺部には 、2つの挿通孔90,90が貫設されており、これら挿通孔90,90に挿通さ れるバインダ具やつづり紐等によって、複数枚のマップペーパ86を束ねてまと めることが出来るようになっている。
【0043】 さらに、マップペーパ86の下辺部には、コネクタ92が固設されており、こ のコネクタ92の各端子に対して、各対象物14におけるLED発光素子22と 押しボタンスイッチ26をつなぐリード線が接続されている。
【0044】 また一方、給電用カード基板88は、マップペーパ86よりも一回り大きな矩 形板形状を有しており、電池を含んで構成される電源部94が下端縁部に固設さ れている。この電源部94は、中空ケース構造とされており、電池が内蔵されて いる。そして、マップペーパ86に設けられたコネクタ92の各端子に対して、 給電用カード基板88に設けられた電源部94の端子が接続されるようになって いる。これにより、位置情報を知りたい対象物14の横に設けられた押しボタン スイッチ26を押圧することにより、地図表示領域16において、該押しボタン スイッチ26と対応した対象物14の位置のLED発光素子22が点灯表示され るようになっている。
【0045】 このような構造とされたマップカード82においては、マップペーパ86に装 着される電源部94が、マップペーパ86と別体形成されて容易に交換可能とさ れていることから、互いに異なる位置や情報が表示された複数のマップペーパ8 6を適宜に交換装着して使い分けることも可能となる。
【0046】 以上、本考案の実施形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示で あって、本考案は、これらの実施形態における具体的な記載によって、何等、限 定的に解釈され得るものでない。
【0047】 例えば、前記実施形態では、説明箇所において各対象物の名称や簡略表示の横 のスペースに、押しボタンスイッチが配設されていたが、かかる押しボタンスイ ッチ自体に対象物の名称や簡略記号を表示するようにしても良い。
【0048】 また、前記第二の実施形態では、ペーパ本体が、用紙頁、地図表示頁および説 明表示頁を一つに綴じ合わせることにより形成されていたが、これに限定される ものでなく、例えば、予め綴じ合わされた市販のガイドブックの中に、あとから 第一の実施形態のマップペーパを綴じ入たり、或いは前記ガイドブックの表紙に 貼り付けたりすること等によって形成することも可能である。
【0049】 更にまた、前記第一の実施形態において地図表示領域16に表示された対象物 の名称や、記号等は、必ずしも必要なものでない。
【0050】 その他、一々列挙はしないが、本考案は、当業者の知識に基づいて種々なる変 更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのよ うな実施態様が、本考案の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本考案の範囲内に含 まれるものであることは、言うまでもないところである。
【0051】
【考案の効果】
上述の説明からも明らかなように、本考案に従う構造とされたパンフレットに おいては、各対象物の説明箇所に設けられた電気スイッチを操作することにより 、目的とする対象物の場所(位置)が、発光素子によって地図表示領域内で点灯 表示されて、対象物の説明と位置情報が相互に関連づけられて容易に認識され得 るのであり、それによって、優れた情報性が効率的に提供され得るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施形態としてのマップペーパ
の、表示面を表向きとした開張状態を示す、平面図であ
る。
【図2】本考案の第二の実施形態としてのマップブック
を示す全体概略図である。
【図3】本考案の第三の実施形態としてのマップホルダ
ーを示す全体概略図である。
【図4】本考案の第四の実施形態としてのマップカード
を示す全体概略図である。
【符号の説明】
10 マップペーパ 12 ペーパ本体 14 対象物 16 地図表示領域 18 説明表示領域 20 表示面 22 LED発光素子 24 説明箇所 26 押しボタンスイッチ
フロントページの続き (72)考案者 北野 守 東京都千代田区大手町2丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯可能な薄肉のプレートに電池を装着
    せしめると共に、該プレートの表示面に、複数の対象物
    の位置情報を図示した地図表示領域と、それら複数の対
    象物の説明を表示した説明表示領域とを設ける一方、前
    記地図表示領域における前記各対象物の位置にそれぞれ
    発光素子を固設すると共に、前記説明表示領域における
    前記各対象物の説明箇所にそれぞれ電気スイッチを固設
    して、前記各対象物の説明箇所に固設された電気スイッ
    チを操作することにより、前記地図表示領域において各
    対応する対象物の位置に固設された前記発光素子に対し
    て通電されるようにしたことを特徴とするパンフレッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記電池としてボタン電池を用いて、該
    ボタン電池をプレートの表又は裏の面に固着せしめた請
    求項1に記載のパンフレット。
  3. 【請求項3】 前記地図表示領域における前記各対象物
    の位置と、前記説明表示領域における前記各対象物の説
    明箇所に対して、それぞれ、互いに対応付けるマーク等
    の簡略表示を標記した請求項1又は2に記載のパンフレ
    ット。
  4. 【請求項4】 前記地図表示領域における前記各対象物
    の位置と、前記説明表示領域における前記各対象物の説
    明箇所に対して、それぞれ、互いに対応した色分けを付
    した請求項1乃至3の何れかに記載のパンフレット。
  5. 【請求項5】 前記説明表示領域を複数の領域に小分け
    することにより、前記複数の対象物を複数の種類にグル
    ープ分けして表示した請求項1乃至4の何れかに記載の
    パンフレット。
  6. 【請求項6】 前記プレートにおいて、少なくとも前記
    地図表示領域および前記説明表示領域を紙によって形成
    した請求項1乃至5の何れかに記載のパンフレット。
  7. 【請求項7】 前記プレートに対して電気導体を細線形
    状で固着することによって、前記複数の電気スイッチを
    前記複数の発光素子に接続する電気配線を形成した請求
    項1乃至6の何れかに記載のパンフレット。
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