JP3084802U - 人体特性値測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定部位に感応基準面が折衝したときのみ測
定可能な人体特性値測定装置を提供する。 【解決手段】 接触部１１を有する本体１０と、皮膚と
接触して電流流通の状態になる電極片２０と、電流流通
の状態になってから作用し、射線信号の始点である発射
端３２および射線信号の最終受け点である接収端３３を
有する感知測定部品３０と、電極片２０および感知測定
部品３０と電気で連接され、射線の発射端３２および接
収端３３での入力および出力パワーを統合処理させて測
定信号を形成する中央処理器４０と、中央処理器４０と
電気的に連接され、測定結果を顕示する顕示幕５０とで
構成されている。皮膚に電極片２０が接触し、感知測定
部品３０が押し付けられたときに、電流は流通する。感
知測定部品３０の射線が起動されて使用者の測定部位が
透射されて測定結果が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は人体特性値を測定する装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在、各種類の測定装置を利用して人体の各部位に対して測定を行い、なお前 記測定結果によって今の身体状況を推断し且つ養護の参考にとしている。よく見 られる測定項目は、例えば、体脂肪含有率および脈動回数などである。 一般の測定装置は、光学感知測定方式が用いられ、測定した結果はもっとも正 確である。この方式は主に射線が人体を透過する際に人体に阻まれて屈折されて 起こるパワー消耗の変化を利用して測定の計算をする。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の光学感知測定装置は電源の入った状態において、その感応射線は開放式 発射状態である。測定部位が感応基準面（射線発射端）に接近する過程中で、射 線の感応が既に開始しており、得られた信号も処理されており、測定部位を前記 感応基準面に押し付けて正式に測定を開始しようとしても、計算結果には既に誤 差値が発生している。同様に測定の際、仮に他のもの又は非測定部位が前記射線 の上方を通過すれば、測定誤差が発生し最終測定値の精度に悪影響を与える。 したがって本考案の目的は、測定部位に感応基準面が折衝したときのみ測定可 能な人体特性値測定装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上述の目的を達成するために本考案の請求項に記載の人体特性測定装置は、測 定部位と接触する所定数の接触部を有する本体と、本体の接触部に設けられ、皮 膚と接触して電流流通の状態にする所定数の電極片と、各電極片の一定部位に設 けられ、電流流通の状態になってから作用し、射線信号の始点である発射端およ び射線信号の最終受け点である接収端を有する所定数の感知測定部品と、本体内 部に設けられ、各電極片および感知測定部品と電気的に連接され、射線の発射端 および接収端での入力および出力パワーを統合処理させて測定信号を形成する中 央処理器と、本体表面に設けられ、中央処理器と電気的に連接され、測定結果を 顕示する顕示幕とで構成されている。 皮膚に電極片が接触し、感知測定部品が押し付けられたときに、電流は流通す る。感知測定部品の射線が起動されて使用者の測定部位が透射されて測定結果が 得られる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１、図２、図３および図４に示すように、本考案の実施例による人体特性値 測定装置はヘルス器材の計器と取り合わせて応用される。本体１０と、四電極片 ２０と、二感知測定部品３０と、中央処理器４０と、顕示幕５０とを有する。

【０００６】 本体１０の両側には両手の握りのために提供される接触部１１が設けられ、本 体１０内部に中央処理器４０および電池（図示省略）が設けられている。表面に は中央処理器４０と電気的に連接される操縦ボタン１２（電源ボタン、設定調整 ボタンなどを含む）および顕示幕５０を有する。各操縦ボタン１２は測定項目（ 体脂肪含有率測定、又は脈動回数測定など）の選択機能を有し、参考データ（例 えば、身長、体重、年齢など）も入力可能である。中央処理器４０（処理ユニッ ト４１および統合計算ユニット４２がビルドインされている）の計算に提供され 、顕示幕５０はデジタル方式で測定結果を顕示する。

【０００７】 電極片２０は、二つで一セットとされ、被覆方式で本体１０の各接触部１１に 設けられている。電極片２０は中央処理器４０と電気的に連接され、使用者の皮 膚（掌）と直接接触する際、人体を経由して電流流通状態となり、信号が生じて 中央処理器４０に送られる。中央処理器４０はビルドインされている信号拡大器 と、アナログ／デジタル変換器（Ａ／Ｄ変換器）と、マイクロプロセッサーなど を含む。

【０００８】 感知測定部品３０も中央処理器４０と電気的に連接されている。各電極片２０ が電流流通状態である限り中央処理器４０は測定を施す。感知測定部品３０は接 触部１１の電極片２０の一定位置に設けられている。電極片２０表面と水平に設 置される被覆面３１（感応基準面）と、被覆面３１下方並列される発射端３２お よび接収端３３とを有し、発射端３２は感応射線Ｌ信号の始点であり、接収端３ ３は射線が阻まれて起こった屈折射線Ｌ'信号の最終受け点である。本実施例に おいては感知測定部品３０が設けられて測定値を平均してより正確な測定結果が 得られる。

【０００９】 次に、本実施例による人体測定装置の使用および動作に対して説明する。 本実施例による測定装置はヘルス器材（例えば、ヘルスバイクなど）の計器と 取り合わせて応用される。電源を入れてから、各操縦ボタン１２で測定しようと する項目を選択して入力した後、個人の参考データを入力する。両手で本体１０ の接触部１１を握り、掌を各電極片２０に接触させ、また、指（測定部位）を感 知測定部品３０の被覆面３１（感応基準面）に押しつける。この時、人体と本体 １０は一電気回路を形成し、流通される電流は中央処理器４０を通じて各感知測 定部品３０を駆動させる。すなわち各感知測定部品３０の測定動作は使用者が操 作予備動作を完成しなければ起動しない。発射された感応射線Ｌが親指組織を透 過する過程中に阻まれて屈折射線Ｌ'を形成し、これによって、中央処理器４０ の処理ユニット４１は射線の発射端３２と接収端３３における入力と出力パワー に対して信号転換処理を行う。統合計算ユニット４２で信号を処理させてデジタ ル方式で顕示幕５０に測定結果を顕示する。

【００１０】 また、本実施例による各電極片２０は上述のように、電流流通の接点として射 線作動するかどうかを制御する他、さらに全体回路の他にもう一回路を補助し、 人体を一コンデンサとして充放電時間の異なりを測定して人体特性値に転換させ る。測定結果および各感知測定部品３０から得られた測定結果を一緒に統合処理 させて、より正確な測定結果を得ることが可能である。

【００１１】 図５、図６は、本実施例による人体特性測定装置が他の製品と取り合わされせ る応用を示す図である。 図５は一種のステッピング機であり、図６は一種の体重計である。これらは全 て人体皮膚（足底）と接触する部位に電極片２０'（２０"）および感知測定部品 ３０'（３０"）が設置され、中央処理器４０'（４０"）および顕示幕５０'（５ ０"）が適当な処に設置されている。測定作動方式および機能は上述のものと同 様なので、説明を省略する。

【００１２】 本考案の実施例による測定装置は使用者の皮膚が各電極片２０と接触し次第、 各感知測定部品３０が起動される。測定部位が既に感知測定部品３０の被覆面３ １に密着しており、中央処理器４０接収した感応信号が安定的で、その後の計算 処理ももっと確実であり、且つ測定結果を精確にさせるため、従来の光学感知測 定装置の操作過程中に起こった誤差を改善した。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による人体特性測定装置を示
す図である。

【図２】図１の２−２線による断面図である。

【図３】本考案の一実施例による感知測定動作を示す拡
大図である。

【図４】本考案の一実施例による人体特性測定装置の測
定フローチャートを示す図である。

【図５】本考案の一実施例による人体特性測定装置とス
テッピング機とを取り合わせた応用を示す図である。

【図６】本考案の一実施例による人体特性測定装置と体
重計とを取り合わせた応用を示す図である。

【符号の説明】

１０ 本体 １１ 接触部 １２ 操縦ボタン ２０ 電極片 ３０ 感知測定部品 ３１ カバー面 ３２ 発射端 ３３ 接収端 ４０ 中央処理器 ４１ 処理ユニット ４２ 統合計算ユニット ５０ 顕示幕

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 人体の測定部位に接触する接触部を有す
   る本体と、 前記本体の前記接触部に設けられ、皮膚に直接接触して
   電流流通状態を形成する複数の電極片と、 前記電極片の所定部位に設けられ、射線の信号の始点で
   ある発射端、ならびに前記射線の信号の最終受け点であ
   る接収端を有し、前記電極片が各々電流流通状態を形成
   後、作動する感知測定部品と、 前記本体の内部に設けられ、前記電極片および前記感知
   測定部品と電気的に連接され、前記射線の前記発射端お
   よび前記接収端での入力および出力パワーを統合処理し
   て測定信号を形成する中央処理器と、 前記本体の表面に設けられ、前記中央処理器と電気的に
   連接され、測定結果を顕示する顕示幕とを備え、 前記皮膚と前記電極片および前記感知測定部品との接触
   時、電流が流通し前記感知測定部品の射線が起動されて
   測定部位が透射され測定結果が得られることを特徴とす
   る人体特性値測定装置。
2. 【請求項２】 前記電極片が前記皮膚と接触するとき、
   前記電極片で発生した入力および出力信号が前記中央処
   理器に伝送されて計算され、前記計算された入力および
   出力信号と前記感知測定部品で測定された結果とが一緒
   に統合処理され、正確な測定値が得られることを特徴と
   する請求項１記載の人体特性値測定装置。
3. 【請求項３】 前記感知測定部品は、前記電極片の表面
   と平行に設けられている被覆面を有し、前記発射端およ
   び前記接収端は前記被覆面の下に並列され、前記射線は
   前記被覆面を透過可能であることを特徴とする請求項１
   記載の人体特性値測定装置。
4. 【請求項４】 前記本体には前記中央処理器の計算に提
   供される参考データを入力するための複数の操縦ボタン
   が設けられていることを特徴とする請求項１記載の人体
   特性値測定装置。