JP3084645U - 靴底構造 - Google Patents

靴底構造

Info

Publication number
JP3084645U
JP3084645U JP2001006011U JP2001006011U JP3084645U JP 3084645 U JP3084645 U JP 3084645U JP 2001006011 U JP2001006011 U JP 2001006011U JP 2001006011 U JP2001006011 U JP 2001006011U JP 3084645 U JP3084645 U JP 3084645U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip
surface portion
sole structure
shoe sole
protruding pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001006011U
Other languages
English (en)
Inventor
清 加藤
Original Assignee
メリート株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by メリート株式会社 filed Critical メリート株式会社
Priority to JP2001006011U priority Critical patent/JP3084645U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3084645U publication Critical patent/JP3084645U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来に比べて低コストで且つ簡易化した加工
製造工程によりハイヒール・ローヒールの如き比較的踵
の高い婦人靴、踵の高い紳士靴等の階段を下りるときの
滑りを未然に防止できる靴底構造を提供する。 【解決手段】 アウトソール本体1における接地面2側
の一部に凹部4を設け、凹部4に連通するようアウトソ
ール本体1内底面側に設けた小孔状の複数のゲート部5
から凹部4側へ熱可塑性弾性材Pの射出と同時に形成処
理することにより当該凹部4に滑止面部10を成型す
る。滑止面部10の接地面2一部には前方向への滑りを
阻止すべくノコギリ刃形突起模様・凹凸波形突起模様・
凹凸段差突起模様等の滑止用の突起模様を射出成型と同
時に一体成型して成るストッパー面部11を形成する。
ストッパー面部11は滑止面部10内の土踏まず部6側
寄りにおいて踵部7の高さに応じて前後左右の位置や大
きさを変更する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えばハイヒール・ローヒールの如き比較的踵の高い婦人靴、さら には例えば踵が高くなっている紳士靴等の靴底構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばハイヒール・ローヒールの如き比較的踵の高い婦人靴、踵の高い 紳士靴等では、靴底の接地面側における前踏部と踵部との間の土踏まず部分が踵 部側に向けて急峻なカーブを描くようにして深く窪んだ形状となっており、その 靴底自体は例えば皮革材製、発泡ポリウレタン材製、合成ゴム材製、加硫ゴム材 製、加硫合成ゴム材製等から成るアウトソールによって形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の構造においては、ハイヒール・ローヒール等の 婦人靴、踵の高い紳士靴等では、アウトソールにおける前踏部と踵部との間の土 踏まず部分が踵部側に向けて上方向に急峻なカーブを描くようにして深く窪んだ 形状となっているため、特に階段を下りるときに階段角縁部とアウトソールの前 踏部との引っかかりが外れて階段角縁部が深く窪んだ土踏まず側に抜けてしまい 、このため階段を踏み外して階段から滑ってしまい、転倒して大きな怪我をして しまう虞れがある。しかもこのときのハイヒールまたはローヒールの背の高い踵 部は階段角縁部が正面から強く衝突するのでアウトソールから踵部が折損してし まう等の問題点もあった。
【0004】 そこで、本考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、 従来に比べて低コストで且つ簡易化された加工製造工程によって容易に製作する ことができ、ハイヒールまたはローヒールの如き比較的踵の高い婦人靴、踵の高 い紳士靴等において特に階段を下りるとき等に階段角縁部とアウトソール体の前 踏部との引っかかりが外れて階段角縁部が深く窪んだ土踏まず側に抜けてしまう ことがないよう、階段角縁部に靴底がしっかりと引っかかって滑らないようにす ることができ、さらにはこれによってアウトソール体からの踵部の折損をも未然 に防止できる靴底構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本考案にあっては、アウトソール本体1におけ る接地面側の一部に滑止用の突起模様を形成して成るストッパー面部11を備え たものであり、より具体的な一例は、アウトソール本体1における接地面2側の 一部に凹部4を設け、当該凹部4に対し熱可塑性弾性材Pを挿入して滑止面部1 0を硬化形成して成る靴底構造であって、滑止面部10の接地面2一部には滑止 用の突起模様を一体形成して成るストッパー面部11を備えたものである。 滑止面部10は、合成樹脂材、加硫ゴム材、スポンジ材、EVA材、ウレタン 材等によって形成されるものとでき、これらの形成素材は凹部4側へ射出等によ って挿入されるものとできる。 また、加硫ゴム材製のアウトソール本体1における接地面側の一部に加硫ゴム 材製の滑止面部10を形成して成る靴底構造であって、滑止面部10の接地面一 部には滑止用の突起模様を一体形成して成るストッパー面部11を備えたもので ある。 また、アウトソール本体1における接地面2側の一部に凹部4を設け、凹部4 に連通するようアウトソール本体1内底面側に設けた小孔状の複数のゲート部5 から熱可塑性弾性材Pを射出することにより当該凹部4に対し滑止面部10が成 型されて成る靴底構造であって、滑止面部10の接地面2一部には滑止用の突起 模様を射出成型と同時に一体形成されて成るストッパー面部11を備えたもので ある。 滑止面部10は、ゲート部5から凹部4側への合成樹脂材、スポンジ材、EV A材、ウレタン材等の射出と同時に形成処理させることにより形成されるものと できる。 ストッパー面部11は、ノコギリ刃形突起模様・凹凸波形突起模様・凹凸段差 突起模様等の如くアウトソール本体1の前方向への滑りを阻止させる形態を成し ているものとできる。 また、ストッパー面部11は、滑止面部10内の土踏まず部6側寄りにおいて 踵部7の高さに応じて前後左右の位置や大きさを変更して形成されているものと できる。 そしてより具体的には、アウトソール本体1における接地面側の一部に凹部4 を設け、当該凹部4に対し熱可塑性弾性材Pを挿入して滑止面部10を硬化形成 して成る靴底構造であって、滑止面部10の接地面一部にはノコギリ刃形突起模 様・凹凸波形突起模様・凹凸段差突起模様等の如く前方向への滑りを阻止させる 形態の滑止用の突起模様を一体形成して成る合成樹脂材、スポンジ材、EVA材 、ウレタン材等のストッパー面部11を備えたものである。 また、加硫ゴム材製のアウトソール本体1における接地面側の一部に加硫ゴム 材製の滑止面部10が加硫処理させることにより成型されて成る靴底構造であっ て、滑止面部10の接地面一部にはノコギリ刃形突起模様・凹凸波形突起模様・ 凹凸段差突起模様等の如く前方向への滑りを阻止させる形態の滑止用の突起模様 を同時に一体形成して成るストッパー面部11を備えたものである。
【0006】 以上のように構成された本考案に係る靴底構造において、アウトソール本体1 の接地面2側の一部に硬化成形させた合成樹脂材、加硫ゴム材、スポンジ材、E VA材、ウレタン材等による滑止面部10における滑止用の突起模様を一体形成 して成るノコギリ刃形突起模様・凹凸波形突起模様・凹凸段差突起模様等のスト ッパー面部11は、階段を下りるときに階段角縁部が靴底の接地面2側から土踏 まず部6側に抜けてしまうことなく、しっかりと階段角縁部に靴底が引っかかっ て前方向への滑りを阻止させ、階段歩行時のみならず通常歩行時でも滑り防止機 能を十分に発揮させる。 アウトソール本体1内底面側に設けた小孔状の複数のゲート部5から熱可塑性 弾性材Pを射出することにより当該凹部4に対し滑止面部10が成型されると同 時に、当該滑止面部10の接地面2一部に一体形成されて成るストッパー面部1 1は、射出成型後の硬化したストッパー面部11がアウトソール本体1のゲート 部5にしっかりと支持された状態とさせ、アウトソール本体1からのストッパー 面部11の剥離を防止させる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態を説明するに、図に示す実施の形態 において示される符号1は、踵部7の高い婦人靴であるハイヒールにおける例え ば皮革材製、発泡ポリウレタン材製、スポンジ材製、合成ゴム材製、加硫ゴム材 製、加硫合成ゴム材製、EVA材等の材料で形成された靴底となるアウトソール 本体である。該アウトソール本体1は、図2に示すように接地面2側の例えば周 縁部を除いた前踏部3に凹部4を凹設形成し、熱可塑性弾性材である例えば合成 樹脂材、スポンジ材、EVA材、ウレタン材等を凹部4内に射出して、あるいは 加硫ゴム材の一体形成によってを形成してある。そして、この滑止面部10の接 地面2側一部である例えば土踏まず部6寄り側には滑止用の突起模様を呈するス トッパー面部11が一体形成されている。
【0008】 また、射出成型に際しては、図3に示すように、アウトソール本体1における 接地面2側の例えば周縁部を除いた前踏部3に丸みを帯びた略三角形状の凹部4 を凹設形成すると共に、凹部4に連通するようアウトソール本体1内底面側から 前踏部3に貫通するように例えば3つの小孔状のゲート部5を貫設形成しておく 。そして、凹部4全面を閉塞するように射出成型用金型12を予め配置させてお き、例えば中央、両端付近近傍位置等のそれぞれのゲート部5から凹部4内へ溶 融した熱可塑性弾性材を射出注入し、凹部4内に満遍なく形成素材が充填される ようにする。
【0009】 射出成型用金型12表面には、滑止面部10の前踏部側に凹凸波形模様・凹凸 段差模様等の滑止模様を形成し、滑止面部10の土踏まず部6側寄りにノコギリ 刃形突起模様等の如く滑止用の突起模様を形成するための内面型形状を備えてい る。こうした射出成型用金型12によって、滑止面部10の土踏まず部6側寄り には、例えば刃先が若干斜め前方向に向けられたノコギリ刃形突起模様等の如く 滑止用の突起模様を呈するストッパー面部11が一体成型されると同時に、滑止 面部10の前踏部側には凹凸波形模様・凹凸段差模様等の滑止模様が一体成型さ れるようにしてある。
【0010】 尚、ストッパー面部11は、滑止面部10内の土踏まず部6側寄りにおいて踵 部7の高さに応じて前後左右の位置や大きさを任意に変更して形成される。例え ば土踏まず部6部分の窪みが深くて踵部7の高いヒール部材8を使用している場 合にはストッパー面部11が窪み内に隠れてしまうのを避けるため、滑止面部1 0内においてストッパー面部11自体を土踏まず部6部分よりも若干前側位置に 設定し且つ面積を若干大きく設定する(図1参照)。一方、土踏まず部6部分の 窪みが浅くて踵部7の低いヒール部材8を使用した場合にはストッパー面部11 は窪み内にあまり隠れないため、滑止面部10内においてストッパー面部11自 体を土踏まず部6部分よりも若干後側位置に設定し且つ面積を若干小さく設定す る。
【0011】 また、ストッパー面部11は凹凸波形突起模様・凹凸段差突起模様等の如く滑 止用の突起模様を呈するものとしても良く、しかも凹凸波形突起模様・凹凸段差 突起模様等の前後左右の位置や大きさは踵部7の高さに応じて任意に変更して形 成される。さらに、前記した各種の突起模様自体の突起同士の間隔や突起の高さ 等も任意に変更可能である。
【0012】 さらにまた、アウトソール本体1を加硫ゴム材製のものとして形成するとき、 滑止面部10自体も加硫ゴム材製のものとでき、この場合には、アウトソール本 体1、滑止面部10両者を一体化して、同時に加硫処理させることによりエラス トマー化させた加硫用ゴム材による滑止面部10を形成することもできる。この とき、加硫用生ゴム材を所定の圧力でもって加熱するに際し、所定の加硫時間と して例えば5〜6分間だけ硫黄を加えてゴム分子鎖間に架橋結合させることで例 えばJIS硬度60〜70程度にエラストマー化された丸みを帯びた略三角形状 の加硫用ゴム材による滑止面部10が形成されるようにすることができる。
【0013】 加硫ゴム材製とするとき、アウトソール本体1に対する凹部4の形成は必ずし も必要でないが、凹部4を形成してそこに別の加硫ゴム材を充填して形成するこ とも可能である。例えば他の実施の形態として図示による説明を省略するが、ア ウトソール本体1は接地面2側の例えば周縁部を除いた前踏部3に例えば丸みを 帯びた略三角形状の凹部4を開穿形成し、凹部4形状に合わせて成型した加硫用 生ゴム材を凹部4に挿入して加硫ゴム材製のアウトソール本体1と共に同時に加 硫処理させることによりエラストマー化させた加硫用ゴム材による滑止面部10 を形成しても良い。
【0014】 すなわち、例えばアウトソール本体1の凹部4の開口形状に対応して例えば丸 みを帯びた略三角形状に成形した加硫用生ゴム材をアウトソール本体1の凹部4 に挿入してから加熱成型用金型によりアウトソール本体1の外面形状を加熱成型 加工すると同時に所定の加硫時間として例えば5〜6分間だけ硫黄を加えてゴム 分子鎖間に架橋結合させることで例えばJIS硬度60〜70程度にエラストマ ー化された丸みを帯びた略三角形状の加硫用ゴム材による滑止面部10が形成さ れるようにする。このとき滑止面部10の土踏まず部6側寄りにはアウトソール 本体1の成型時において予め成型用金型を当接させておくことにより、例えばノ コギリ刃形突起模様、もしくは凹凸波形突起模様・凹凸段差突起模様等の如く滑 止用の突起模様を呈するストッパー面部11が一体成型されるようにする。
【0015】 次に、本実施の形態に係る靴底構造の製造順序の一例を説明するに、図3に示 すように、先ずアウトソール本体1の凹部4全面を閉塞するように射出成型用金 型12を予め配置させておき、例えば中央、両端付近近傍それぞれのゲート部5 から凹部4内へ溶融した熱可塑性弾性材を所定の圧力でもって射ち込むと同時に 射出成型用金型12自体を加熱して滑止面部10を形成する。このとき滑止面部 10の土踏まず部6側寄りには、例えば刃先が若干斜め前方向に向けられたノコ ギリ刃形突起模様等の如く滑止用の突起模様を呈するストッパー面部11が一体 成型されると同時に、滑止面部10の前踏部側には凹凸波形模様・凹凸段差模様 等の滑止模様が一体成型される。尚、上記した射出成型用金型12を用いた硬化 形成の工程は本考案を何等限定するものではなく、あくまで本実施の形態におけ る一具体例に過ぎないものである。
【0016】 また、こうして形成されたアウトソール体は、アウトソール本体1自体の上の 内底面側にインソールまたは敷皮を配装し、爪先側の甲部を覆う甲皮の下側縁部 と、踵部7を覆う踵皮の下側縁部とを吊り込み状に挟持させてから熱圧着、縫着 、接着剤による接着等によって固定し、さらに踵部7側にヒール部材8を固定す ることで靴の構成部材として使用されるものである。
【0017】 尚、本実施の形態ではストッパー面部11を備えた滑止面部10を形成するた めの熱可塑性弾性材として射出形成によるものとしたり、一体状の加硫処理を必 要とする加硫用生ゴム材を採用したりしているが、その他の構成として図示を省 略したが、硬化性素材を採用しても良い。また、ストッパー面部11を備えた滑 止面部10を一面に一体形成すると共に他面を凹部4内底面に熱溶着もしくは接 着剤の使用等により貼着可能とし、外周形状を凹部4形状に合わせて成型して成 る例えば硬化した合成樹脂材製、スポンジ材製もしくはEVA材製、ウレタン材 製等の滑止用板材を採用したりすることもできる。さらにまた、加硫ゴム材とし ては加硫発泡ゴム材、加硫発泡合成ゴム材等も含まれるものであり、いずれにし ても、アウトソール本体1、滑止面部10それぞれの材質は特に限定されるもの ではないのである。
【0018】
【考案の効果】
以上の如く本考案によれば、従来に比べて低コストで且つ簡易化された加工製 造工程によって容易に製作することができ、ハイヒール・ローヒールの如き比較 的踵の高い婦人靴、踵の高い紳士靴等において特に階段を下りるときに階段角縁 部とアウトソール本体の前踏部との引っかかりが外れて階段角縁部が深く窪んだ 土踏まず部6側に抜けてしまうことなく、階段角縁部に靴底がしっかりと引っか かって滑らないようにすることができ、しかもこれによってアウトソール本体1 からの踵部7の折損をも未然に防止できる。
【0019】 すなわちこれは本考案が、アウトソール本体1における接地面側の一部に滑止 用の突起模様を形成して成るストッパー面部11を備えたからであり、これによ って、階段を下りるときに階段角縁部が靴底の接地面2側から土踏まず部6側に 抜けてしまうことなく、階段角縁部をストッパー面部11がしっかりと捉え、靴 底が引っかかって前方向への滑りを阻止させると共に、平坦面での歩行時におい ても滑り防止機能を十分に発揮させることができる。
【0020】 滑止面部10は、合成樹脂材、加硫ゴム材、スポンジ材、EVA材、ウレタン 材等によって形成されるので、従来に比べて低コストで且つ簡易化された加工製 造工程により滑止用の突起模様によるストッパー面部11を容易に製作すること ができる。
【0021】 アウトソール本体1における接地面2側の一部に凹部4を設け、凹部4に連通 するようアウトソール本体1内底面側に設けた小孔状の複数のゲート部5から熱 可塑性弾性材Pを射出することにより当該凹部4に対し滑止面部10が成型され て成る靴底構造であって、滑止面部10の接地面一部には滑止用の突起模様を射 出成型と同時に一体形成されて成るストッパー面部11を備えたので、射出成型 後の硬化したストッパー面部11がアウトソール本体1のゲート部5にしっかり と支持された状態にでき、アウトソール本体1からのストッパー面部11の剥離 を未然に防止することができる。
【0022】 滑止面部10は、ゲート部5から凹部4側への合成樹脂材、スポンジ材、EV A材、ウレタン材等の射出と同時に形成処理させることにより、あるいは加硫ゴ ム材の一体状の加硫処理によって形成されるので、従来に比べて低コストで且つ 簡易化された加工製造工程により劣化の少ない滑止用の突起模様によるストッパ ー面部11を容易に製作することができる。
【0023】 ストッパー面部11は、ノコギリ刃形突起模様・凹凸波形突起模様・凹凸段差 突起模様等の如くアウトソール本体1の前方向への滑りを阻止させる形態を成し ているので、階段を下りるときに階段角縁部が靴底の接地面2側から土踏まず部 6側に抜けてしまうことなくなり、靴底が階段角縁部にしっかりと引っかかって 前方向への滑り、落下等を阻止することができる。
【0024】 また、ストッパー面部11は、滑止面部10内の土踏まず部6側寄りにおいて 踵部7の高さに応じて前後左右の位置や大きさを変更して形成されているので、 ハイヒールやローヒール等の如く踵部7の高さに関係なく階段角縁部に対し確実 に靴底が引っかかるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施の形態における一部切欠側面図
である。
【図2】アウトソール本体の接地面側から見た平面図で
ある。
【図3】同じく断面図である。
【符号の説明】
P…熱可塑性弾性材 1…アウトソール本体 2…接地面 3…前踏部 4…凹部 5…ゲート部 6…土踏まず部 7…踵部 8…ヒール部材 10…滑止面部 11…ストッパ
ー面部 12…射出成型用金型

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウトソール本体における接地面側の一
    部に滑止用の突起模様を形成して成るストッパー面部を
    備えたことを特徴とする靴底構造。
  2. 【請求項2】 アウトソール本体における接地面側の一
    部に凹部を設け、当該凹部に対し熱可塑性弾性材を挿入
    して滑止面部を硬化形成して成る靴底構造であって、滑
    止面部の接地面一部には滑止用の突起模様を一体形成し
    て成るストッパー面部を備えたことを特徴とする靴底構
    造。
  3. 【請求項3】 滑止面部は、合成樹脂材、加硫ゴム材、
    スポンジ材、EVA材、ウレタン材等によって形成され
    る請求項1または2記載の靴底構造。
  4. 【請求項4】 加硫ゴム材製のアウトソール本体におけ
    る接地面側の一部に加硫ゴム材製の滑止面部を形成して
    成る靴底構造であって、滑止面部の接地面一部には滑止
    用の突起模様を一体形成して成るストッパー面部を備え
    たことを特徴とする靴底構造。
  5. 【請求項5】 アウトソール本体における接地面側の一
    部に凹部を設け、凹部に連通するようアウトソール本体
    内底面側に設けた小孔状の複数のゲート部から熱可塑性
    弾性材を射出することにより当該凹部に対し滑止面部が
    成型されて成る靴底構造であって、滑止面部の接地面一
    部には滑止用の突起模様を射出成型と同時に一体形成さ
    れて成るストッパー面部を備えたことを特徴とする靴底
    構造。
  6. 【請求項6】 滑止面部は、ゲート部から凹部側への合
    成樹脂材、スポンジ材、EVA材、ウレタン材等の射出
    と同時に形成処理させることにより形成される請求項2
    乃至5のいずれか記載の靴底構造。
  7. 【請求項7】 ストッパー面部は、ノコギリ刃形突起模
    様・凹凸波形突起模様・凹凸段差突起模様等の如くアウ
    トソール本体の前方向への滑りを阻止させる形態を成し
    ている請求項1乃至6のいずれか記載の靴底構造。
  8. 【請求項8】 ストッパー面部は、滑止面部内の土踏ま
    ず側寄りにおいて踵部の高さに応じて前後左右の位置や
    大きさを変更して形成されている請求項1乃至7のいず
    れか記載の靴底構造。
  9. 【請求項9】 アウトソール本体における接地面側の一
    部に凹部を設け、当該凹部に対し熱可塑性弾性材を挿入
    して滑止面部を硬化形成して成る靴底構造であって、滑
    止面部の接地面一部にはノコギリ刃形突起模様・凹凸波
    形突起模様・凹凸段差突起模様等の如く前方向への滑り
    を阻止させる形態の滑止用の突起模様を一体形成して成
    る合成樹脂材、スポンジ材、EVA材、ウレタン材等の
    ストッパー面部を備えたことを特徴とする靴底構造。
  10. 【請求項10】 加硫ゴム材製のアウトソール本体にお
    ける接地面側の一部に加硫ゴム材製の滑止面部が加硫処
    理させることにより成型されて成る靴底構造であって、
    滑止面部の接地面一部にはノコギリ刃形突起模様・凹凸
    波形突起模様・凹凸段差突起模様等の如く前方向への滑
    りを阻止させる形態の滑止用の突起模様を同時に一体形
    成して成るストッパー面部を備えたことを特徴とする靴
    底構造。
JP2001006011U 2001-09-12 2001-09-12 靴底構造 Expired - Fee Related JP3084645U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001006011U JP3084645U (ja) 2001-09-12 2001-09-12 靴底構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001006011U JP3084645U (ja) 2001-09-12 2001-09-12 靴底構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3084645U true JP3084645U (ja) 2002-03-29

Family

ID=43236109

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001006011U Expired - Fee Related JP3084645U (ja) 2001-09-12 2001-09-12 靴底構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3084645U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6412196B1 (en) Contoured platform and footwear made therefrom
US20230380537A1 (en) Footwear having internal metatarsal guard
US3191321A (en) Soccer shoe with ball control surface
US20170079370A1 (en) Modular shoe systems and methods of using same
EP2317884B1 (en) Anatomical footwear toepiece and method of manufacturing the same
US8147740B2 (en) Method of producing footwear
US20190350307A1 (en) Metatarsal guard for safety footwear and method for manufacturing the same
US3295230A (en) Anti-skid soles
US3270358A (en) Method of manufacturing a safety shoe
CN104968229A (zh) 楔、有楔的鞋底结构、模具和用于内模制物品的模制方法
JP3084645U (ja) 靴底構造
US20130047463A1 (en) Shoe with elastic upper
KR102121765B1 (ko) 임업용 장화
CN111741692B (zh) 用于鞋的鞋底
WO2017010866A1 (en) Article of footwear with protective member, and method for manufacturing such footwear
JP3366861B2 (ja)
KR102547622B1 (ko) 임업용 안전부츠
ES2400617T3 (es) Plantilla, suela, corte, zapato y métodos de fabricación de los mismos
US3034232A (en) Reinforced heel construction for ladies' overshoes
CN212877869U (zh) 一种具有防滑功能的拖鞋
KR102671927B1 (ko) 현장업무특성을 고려한 진단용 안전화 아웃솔
EP4302979A1 (en) Component of a sole for a shoe and method for providing it
EP3945919B1 (en) A method of forming an item of footwear and an item of footwear
US1518910A (en) Sole and heel construction
JP2001029104A (ja) 静電気帯電防止用靴底構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees