JP2001029104A - 静電気帯電防止用靴底構造 - Google Patents
静電気帯電防止用靴底構造Info
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- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
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- A43B13/02—Soles; Sole-and-heel integral units characterised by the material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来に比べて低コストで且つ簡易化した加工
製造工程により製造することができ、外観上の体裁が良
好で且つ商品価値を著しく向上させた静電気帯電防止用
靴底構造を提供する。 【解決手段】 表面活性剤、カーボンブラック、銀等の
導電性材料を加硫用生ゴム材に混入分散して、所定の圧
力をかけることで導電化した導電性加硫用生ゴム材を形
成する。アウトソール本体1の靴底における接地面2側
に開口部4を設け、開口部4への前記導電性加硫用生ゴ
ム材の挿入と同時に加硫処理することにより導電性加硫
ゴム部10を一体成形することで接地面2側と靴底内面
側との間に所定の電気抵抗を有する導電路を設け、導電
性加硫ゴム部10の接地面2側には滑止模様11を同時
成形する。そして天然皮革製のインソール8または敷皮
9あるいは甲皮6、踵皮7を、アウトソール本体1の内
底面5側に露出させた導電性加硫ゴム部10に接触配装
する。
製造工程により製造することができ、外観上の体裁が良
好で且つ商品価値を著しく向上させた静電気帯電防止用
靴底構造を提供する。 【解決手段】 表面活性剤、カーボンブラック、銀等の
導電性材料を加硫用生ゴム材に混入分散して、所定の圧
力をかけることで導電化した導電性加硫用生ゴム材を形
成する。アウトソール本体1の靴底における接地面2側
に開口部4を設け、開口部4への前記導電性加硫用生ゴ
ム材の挿入と同時に加硫処理することにより導電性加硫
ゴム部10を一体成形することで接地面2側と靴底内面
側との間に所定の電気抵抗を有する導電路を設け、導電
性加硫ゴム部10の接地面2側には滑止模様11を同時
成形する。そして天然皮革製のインソール8または敷皮
9あるいは甲皮6、踵皮7を、アウトソール本体1の内
底面5側に露出させた導電性加硫ゴム部10に接触配装
する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の足部を電気
的に路面その他と接地させることで人体からの静電気を
簡単に除去できるようにした紳士靴や婦人靴等の静電気
帯電防止用靴底構造に関するものである。
的に路面その他と接地させることで人体からの静電気を
簡単に除去できるようにした紳士靴や婦人靴等の静電気
帯電防止用靴底構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、人体に帯電する静電気を地面に放
電させるための静電気帯電防止靴が多種に亙って提案さ
れている。そして、従来、この種の静電気帯電防止用靴
底としては、例えば実開昭61−172506号公報等
に開示されているように、靴底本体に対し導電性部材を
嵌合または鳩目等により固定させた構造としたり、実開
昭60−175103号公報等に開示されているよう
に、導電性接着剤を介して導電性ゴム製の外底と、内底
に嵌着露出させた導電性材料とを接着固定させた構造と
したりするものがある。
電させるための静電気帯電防止靴が多種に亙って提案さ
れている。そして、従来、この種の静電気帯電防止用靴
底としては、例えば実開昭61−172506号公報等
に開示されているように、靴底本体に対し導電性部材を
嵌合または鳩目等により固定させた構造としたり、実開
昭60−175103号公報等に開示されているよう
に、導電性接着剤を介して導電性ゴム製の外底と、内底
に嵌着露出させた導電性材料とを接着固定させた構造と
したりするものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構造においては、導電性部材の嵌合または鳩目
等による固定構造、または導電性接着剤を介しての接続
構造等では靴底自体の加工製造工程が複雑となり且つコ
スト高となる等の問題点を有していた。
た従来の構造においては、導電性部材の嵌合または鳩目
等による固定構造、または導電性接着剤を介しての接続
構造等では靴底自体の加工製造工程が複雑となり且つコ
スト高となる等の問題点を有していた。
【0004】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、従来に比べて低コス
トで且つ簡易化された加工製造工程により、静電気帯電
が防止された靴底構造が容易に得られ、また外観上の体
裁が良好で且つ強度も強靱となり、商品価値を著しく向
上できる静電気帯電防止用靴底構造を提供することを目
的とする。
た諸事情に鑑み創出されたもので、従来に比べて低コス
トで且つ簡易化された加工製造工程により、静電気帯電
が防止された靴底構造が容易に得られ、また外観上の体
裁が良好で且つ強度も強靱となり、商品価値を著しく向
上できる静電気帯電防止用靴底構造を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、靴底における接地面2側の一
部に開口部4を設け、この開口部4に導電性材料を混入
した導電性加硫用生ゴム材を挿入して同時に加硫処理さ
せることにより導電性加硫ゴム部10,20A,20
B,20C,30を形成したアウトソール本体1と、導
電性加硫ゴム部10に接触配装させた導電性の例えば天
然皮革製のインソール8または敷皮9とを有し、該導電
性加硫ゴム部10,20A,20B,20C,30の接
地面2側と靴底内面側のインソール8または敷皮9との
間に所定の電気抵抗を有する導電路を設けたものであ
る。靴底における接地面2側の一部に開口部4を設け、
この開口部4に導電性材料を混入した導電性加硫用生ゴ
ム材を挿入して同時に加硫処理させることにより導電性
加硫ゴム部10,20A,20B,20C,30を形成
したアウトソール本体1と、該アウトソール本体1の内
底面5側に配装させたインソール8または敷皮9とを有
し、アウトソール本体1の内底面5側の周縁部とインソ
ール8または敷皮9の周縁部との間に、前記導電性加硫
ゴム部10,20A,20B,20C,30に接触する
ように爪先側の甲部を覆う導電性を有する甲皮23の下
側縁部23A、または踵部を覆う導電性を有する踵皮2
4の下側縁部24Aを挟持させ、導電性接着剤により固
着させたものである。導電性加硫ゴム部10,20A,
20B,20C,30は、JIS硬度60〜70程度を
有し、且つ電気抵抗105 〜108 Ω程度を有するもの
として、また、導電性材料は、表面活性剤、カーボンブ
ラック、銀等によるものとできる。導電性加硫ゴム部1
0,20A,20B,20C,30の接地面側には滑止
用の凹凸波形模様・凹凸段差模様・突起模様等が導電性
加硫用生ゴム材の加硫処理と同時に一体形成されたもの
とできる。
ため、本発明にあっては、靴底における接地面2側の一
部に開口部4を設け、この開口部4に導電性材料を混入
した導電性加硫用生ゴム材を挿入して同時に加硫処理さ
せることにより導電性加硫ゴム部10,20A,20
B,20C,30を形成したアウトソール本体1と、導
電性加硫ゴム部10に接触配装させた導電性の例えば天
然皮革製のインソール8または敷皮9とを有し、該導電
性加硫ゴム部10,20A,20B,20C,30の接
地面2側と靴底内面側のインソール8または敷皮9との
間に所定の電気抵抗を有する導電路を設けたものであ
る。靴底における接地面2側の一部に開口部4を設け、
この開口部4に導電性材料を混入した導電性加硫用生ゴ
ム材を挿入して同時に加硫処理させることにより導電性
加硫ゴム部10,20A,20B,20C,30を形成
したアウトソール本体1と、該アウトソール本体1の内
底面5側に配装させたインソール8または敷皮9とを有
し、アウトソール本体1の内底面5側の周縁部とインソ
ール8または敷皮9の周縁部との間に、前記導電性加硫
ゴム部10,20A,20B,20C,30に接触する
ように爪先側の甲部を覆う導電性を有する甲皮23の下
側縁部23A、または踵部を覆う導電性を有する踵皮2
4の下側縁部24Aを挟持させ、導電性接着剤により固
着させたものである。導電性加硫ゴム部10,20A,
20B,20C,30は、JIS硬度60〜70程度を
有し、且つ電気抵抗105 〜108 Ω程度を有するもの
として、また、導電性材料は、表面活性剤、カーボンブ
ラック、銀等によるものとできる。導電性加硫ゴム部1
0,20A,20B,20C,30の接地面側には滑止
用の凹凸波形模様・凹凸段差模様・突起模様等が導電性
加硫用生ゴム材の加硫処理と同時に一体形成されたもの
とできる。
【0006】以上のように構成された本発明に係る静電
気帯電防止用靴底構造において、アウトソール本体1に
一体成形させた導電性加硫ゴム部10,20A,20
B,20C,30に導電性のインソール8または敷皮9
を接触配装させることにより接地面2側と靴底内面側の
インソール8または敷皮9との間に所定の電気抵抗を有
する導電路を形成させる。アウトソール本体1の接地面
2側に設けた導電性加硫ゴム部10,20A,20B,
20C,30は、靴履用の際に、人体に帯電している静
電気を足裏全面部により踏み付けられている導電性のイ
ンソール8または敷皮9から当該導電性加硫ゴム部1
0,20A,20B,20C,30自体を通らせること
で地面に放電させる。アウトソール本体1の内底面5側
の周縁部とインソール8または敷皮9の周縁部との間
に、夫々の下側縁部23A,24Aを挟持させて導電性
接着剤により固着させた導電性を有する甲皮23または
踵皮24は、靴履用の際に、人体に帯電している静電気
を爪先側の甲部を覆う甲皮23、または踵部を覆う踵皮
24からアウトソール本体1に設けた導電性加硫ゴム部
10,20A,20B,20C,30を介して導電させ
て地面に放電させる。JIS硬度60〜70程度を有
し、且つ電気抵抗105 〜108 Ω程度の導電性を有す
る導電性加硫ゴム部10,20A,20B,20C,3
0は、人体に影響なく接地地面への放電をスムーズに行
なわせると同時に摩耗防止の機能を十分に発揮させる。
表面活性剤、カーボンブラック、銀等による導電性材料
は、人体に影響なく接地地面への放電をスムーズに行な
わせるよう所望の電気抵抗を有する導電性加硫ゴム部1
0,20A,20B,20C,30の形成を容易にさせ
る。導電性加硫ゴム部10,20A,20B,20C,
30の接地面2側に形成した滑止用の凹凸波形模様・凹
凸段差模様・突起模様等は、歩行時においての滑り防止
機能を十分に発揮させる。
気帯電防止用靴底構造において、アウトソール本体1に
一体成形させた導電性加硫ゴム部10,20A,20
B,20C,30に導電性のインソール8または敷皮9
を接触配装させることにより接地面2側と靴底内面側の
インソール8または敷皮9との間に所定の電気抵抗を有
する導電路を形成させる。アウトソール本体1の接地面
2側に設けた導電性加硫ゴム部10,20A,20B,
20C,30は、靴履用の際に、人体に帯電している静
電気を足裏全面部により踏み付けられている導電性のイ
ンソール8または敷皮9から当該導電性加硫ゴム部1
0,20A,20B,20C,30自体を通らせること
で地面に放電させる。アウトソール本体1の内底面5側
の周縁部とインソール8または敷皮9の周縁部との間
に、夫々の下側縁部23A,24Aを挟持させて導電性
接着剤により固着させた導電性を有する甲皮23または
踵皮24は、靴履用の際に、人体に帯電している静電気
を爪先側の甲部を覆う甲皮23、または踵部を覆う踵皮
24からアウトソール本体1に設けた導電性加硫ゴム部
10,20A,20B,20C,30を介して導電させ
て地面に放電させる。JIS硬度60〜70程度を有
し、且つ電気抵抗105 〜108 Ω程度の導電性を有す
る導電性加硫ゴム部10,20A,20B,20C,3
0は、人体に影響なく接地地面への放電をスムーズに行
なわせると同時に摩耗防止の機能を十分に発揮させる。
表面活性剤、カーボンブラック、銀等による導電性材料
は、人体に影響なく接地地面への放電をスムーズに行な
わせるよう所望の電気抵抗を有する導電性加硫ゴム部1
0,20A,20B,20C,30の形成を容易にさせ
る。導電性加硫ゴム部10,20A,20B,20C,
30の接地面2側に形成した滑止用の凹凸波形模様・凹
凸段差模様・突起模様等は、歩行時においての滑り防止
機能を十分に発揮させる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、図1、図2に示す第1の実施の
形態において示される符号1は、例えば皮革製、発泡ポ
リウレタン製、合成ゴム製、加硫ゴム製、加硫合成ゴム
製等の材料で形成された靴底となるアウトソール本体で
ある。該アウトソール本体1は、図1に示すように、接
地面2側の例えば周縁部を除いた前踏部3に例えば丸み
を帯びた略三角形状の開口部4を開穿形成し、開口部4
形状に合わせて成形した後述する導電性材料を混入した
導電性加硫用生ゴム材を開口部4に挿入して同時に加硫
処理させることによりエラストマー化させて導電性加硫
ゴム部10を形成してあり、その導電性加硫ゴム部10
により接地面2側と靴底の内底面5側とを連通させるた
めの導電路が一体成形されるものとしてある。
施の形態を説明するに、図1、図2に示す第1の実施の
形態において示される符号1は、例えば皮革製、発泡ポ
リウレタン製、合成ゴム製、加硫ゴム製、加硫合成ゴム
製等の材料で形成された靴底となるアウトソール本体で
ある。該アウトソール本体1は、図1に示すように、接
地面2側の例えば周縁部を除いた前踏部3に例えば丸み
を帯びた略三角形状の開口部4を開穿形成し、開口部4
形状に合わせて成形した後述する導電性材料を混入した
導電性加硫用生ゴム材を開口部4に挿入して同時に加硫
処理させることによりエラストマー化させて導電性加硫
ゴム部10を形成してあり、その導電性加硫ゴム部10
により接地面2側と靴底の内底面5側とを連通させるた
めの導電路が一体成形されるものとしてある。
【0008】すなわち、表面活性剤、カーボンブラッ
ク、または銀等による導電性材料を加硫用生ゴム材に混
入分散させて、所定の圧力をかけて導電性材料の粒子間
距離を接近させることで導電化させて導電性加硫用生ゴ
ム材を形成する。そして、アウトソール本体1の開口部
4の開口形状に対応して前述したように例えば丸みを帯
びた略三角形状に成形した導電性加硫用生ゴム材をアウ
トソール本体1の開口部4に挿入してから加熱成型用金
型によりアウトソール本体1の外面形状を加熱成型加工
すると同時に所定の加硫時間として例えば5〜6分間だ
け硫黄を加えてゴム分子鎖間に架橋結合させることで例
えばJIS硬度60〜70程度にエラストマー化された
導電性加硫ゴム部10が形成されるようにしてある。ま
た、アウトソール本体1の内底面5側に露出させた導電
性加硫ゴム部10は、アウトソール本体1上に例えば導
電性接着剤を介して配装固着される導電性の、例えば導
電性を有する天然皮革製のインソール8または敷皮9に
接触配置されることにより導電性加硫ゴム部10と一体
となる。こうすることで、接地面2側と内底面5側の靴
底内部との間に所定の電気抵抗、例えば帯電防止靴とし
て要求される例えば105 〜108 Ω程度の電気抵抗を
有する導電路が設けられる。
ク、または銀等による導電性材料を加硫用生ゴム材に混
入分散させて、所定の圧力をかけて導電性材料の粒子間
距離を接近させることで導電化させて導電性加硫用生ゴ
ム材を形成する。そして、アウトソール本体1の開口部
4の開口形状に対応して前述したように例えば丸みを帯
びた略三角形状に成形した導電性加硫用生ゴム材をアウ
トソール本体1の開口部4に挿入してから加熱成型用金
型によりアウトソール本体1の外面形状を加熱成型加工
すると同時に所定の加硫時間として例えば5〜6分間だ
け硫黄を加えてゴム分子鎖間に架橋結合させることで例
えばJIS硬度60〜70程度にエラストマー化された
導電性加硫ゴム部10が形成されるようにしてある。ま
た、アウトソール本体1の内底面5側に露出させた導電
性加硫ゴム部10は、アウトソール本体1上に例えば導
電性接着剤を介して配装固着される導電性の、例えば導
電性を有する天然皮革製のインソール8または敷皮9に
接触配置されることにより導電性加硫ゴム部10と一体
となる。こうすることで、接地面2側と内底面5側の靴
底内部との間に所定の電気抵抗、例えば帯電防止靴とし
て要求される例えば105 〜108 Ω程度の電気抵抗を
有する導電路が設けられる。
【0009】また、導電性加硫ゴム部10の接地面2側
にはアウトソール本体1の成型時において、表面に所定
模様が形成された成形用金型を予め当接させておくこと
により、滑止用のための凹凸波形模様・凹凸段差模様・
突起模様等の滑止模様11が一体成形されるようにして
ある。尚、図中符号6は甲皮、7は踵皮である。
にはアウトソール本体1の成型時において、表面に所定
模様が形成された成形用金型を予め当接させておくこと
により、滑止用のための凹凸波形模様・凹凸段差模様・
突起模様等の滑止模様11が一体成形されるようにして
ある。尚、図中符号6は甲皮、7は踵皮である。
【0010】尚、図示による説明を省略するが、アウト
ソール本体1の接地面2側の開口部4を複数にして設
け、これら開口部4夫々に導電性加硫用生ゴム材を挿入
して同時に加硫処理してエラストマー化させることによ
り、接地面2側と靴底内部とを連通させる複数の導電路
夫々となる複数の導電性加硫ゴム部10を一体成形する
ようにしても良い。
ソール本体1の接地面2側の開口部4を複数にして設
け、これら開口部4夫々に導電性加硫用生ゴム材を挿入
して同時に加硫処理してエラストマー化させることによ
り、接地面2側と靴底内部とを連通させる複数の導電路
夫々となる複数の導電性加硫ゴム部10を一体成形する
ようにしても良い。
【0011】次に、本実施の形態に係る静電気帯電防止
用靴底構造の製造順序の一例を説明するに、先ずアウト
ソール本体1の開口部4全域に導電性加硫用生ゴム材を
挿入し、加熱成型用金型によりアウトソール本体1の外
面形状を加熱成型加工すると同時に所定の加硫時間とし
て例えば5〜6分間だけ硫黄を加えて加硫処理させるこ
とによりエラストマー化された導電性加硫ゴム部10を
形成する。このとき導電性加硫用生ゴム材の一部は前記
開口部4を介して内底面5側の靴底内部にも露出させら
れ、導電性加硫用生ゴム材の加硫処理後では、内底面5
側にエラストマー化された導電性加硫ゴム部10が露出
形成されるものとなる。そして、図2に示すように、イ
ンソール8または敷皮9をアウトソール本体1上の内底
面5側に配装し、爪先側の甲部を覆う甲皮6の下側縁部
12と、踵部を覆う踵皮7の下側縁部13との間で吊り
込み状に挟持させてから熱圧着、縫着、導電性接着剤に
よる接着等によって固定するものである。
用靴底構造の製造順序の一例を説明するに、先ずアウト
ソール本体1の開口部4全域に導電性加硫用生ゴム材を
挿入し、加熱成型用金型によりアウトソール本体1の外
面形状を加熱成型加工すると同時に所定の加硫時間とし
て例えば5〜6分間だけ硫黄を加えて加硫処理させるこ
とによりエラストマー化された導電性加硫ゴム部10を
形成する。このとき導電性加硫用生ゴム材の一部は前記
開口部4を介して内底面5側の靴底内部にも露出させら
れ、導電性加硫用生ゴム材の加硫処理後では、内底面5
側にエラストマー化された導電性加硫ゴム部10が露出
形成されるものとなる。そして、図2に示すように、イ
ンソール8または敷皮9をアウトソール本体1上の内底
面5側に配装し、爪先側の甲部を覆う甲皮6の下側縁部
12と、踵部を覆う踵皮7の下側縁部13との間で吊り
込み状に挟持させてから熱圧着、縫着、導電性接着剤に
よる接着等によって固定するものである。
【0012】こうすることで接地面2側と靴底内部のイ
ンソール8または敷皮9との間に所定の電気抵抗を有す
る導電路となる導電性加硫ゴム部10が一体成形される
のである。そして、このようにして製造された静電気帯
電防止用靴底は、靴履用の際には、アウトソール本体1
の接地面2側に設けた導電性加硫ゴム部10を介して人
体に帯電している静電気を地面に放電させるのである。
ンソール8または敷皮9との間に所定の電気抵抗を有す
る導電路となる導電性加硫ゴム部10が一体成形される
のである。そして、このようにして製造された静電気帯
電防止用靴底は、靴履用の際には、アウトソール本体1
の接地面2側に設けた導電性加硫ゴム部10を介して人
体に帯電している静電気を地面に放電させるのである。
【0013】尚、本実施の形態では男性用・婦人用・子
供用等の靴を採用しているが、その他の構成として図示
を省略したが、サンダル・スリッパやスニーカー等その
他の外履き・上履き等に応用することも可能であり、そ
の構成に基づく作用効果は上記実施の形態と略同じなの
でその説明を省略する。
供用等の靴を採用しているが、その他の構成として図示
を省略したが、サンダル・スリッパやスニーカー等その
他の外履き・上履き等に応用することも可能であり、そ
の構成に基づく作用効果は上記実施の形態と略同じなの
でその説明を省略する。
【0014】また、図3、図4には第2の実施の形態が
示されており、第1の実施の形態を示した図1、図2と
同一の構成部分については同一の符号が付されることで
その詳細な説明は省略されている。この第2の実施の形
態にあっては、アウトソール本体1の接地面2側に円形
状の前踏側開口部14Aを設け、該前踏側開口部14A
に連通した細長の中央開口部14Bを靴底中央に沿って
踵部まで延設し、踵部終端において略円形状の踵側開口
部14Cに連通させてある。そして、前踏側開口部14
A、中央開口部14B、踵側開口部14C夫々に導電性
加硫用生ゴム材を挿入してから加熱成型用金型によりア
ウトソール本体1の外面形状を加熱成型加工すると同時
に所定の加硫時間として例えば5〜6分間だけ硫黄を加
えて加硫処理させることによりエラストマー化された前
踏側導電性加硫ゴム部20A、中央導電性加硫ゴム部2
0B、踵側導電性加硫ゴム部20Cが夫々連続形成さ
れ、中央導電性加硫ゴム部20Bを介して靴底内部の前
踏側と踵部側とを連通させる導電路が形成されるものと
してある。
示されており、第1の実施の形態を示した図1、図2と
同一の構成部分については同一の符号が付されることで
その詳細な説明は省略されている。この第2の実施の形
態にあっては、アウトソール本体1の接地面2側に円形
状の前踏側開口部14Aを設け、該前踏側開口部14A
に連通した細長の中央開口部14Bを靴底中央に沿って
踵部まで延設し、踵部終端において略円形状の踵側開口
部14Cに連通させてある。そして、前踏側開口部14
A、中央開口部14B、踵側開口部14C夫々に導電性
加硫用生ゴム材を挿入してから加熱成型用金型によりア
ウトソール本体1の外面形状を加熱成型加工すると同時
に所定の加硫時間として例えば5〜6分間だけ硫黄を加
えて加硫処理させることによりエラストマー化された前
踏側導電性加硫ゴム部20A、中央導電性加硫ゴム部2
0B、踵側導電性加硫ゴム部20Cが夫々連続形成さ
れ、中央導電性加硫ゴム部20Bを介して靴底内部の前
踏側と踵部側とを連通させる導電路が形成されるものと
してある。
【0015】そして、図4に示すように、アウトソール
本体1の内底面5側の周縁部と、アウトソール本体1の
内底面5側に配装されるインソール8または敷皮9の周
縁部との間に、爪先側の甲部を覆う導電性を有する天然
皮革製の甲皮23の下側縁部23Aを、内底面5側に露
出させた前踏側導電性加硫ゴム部20Aに接触するよう
に位置付けして、アウトソール本体1とインソール8ま
たは敷皮9との間に吊り込み状となして挟持させると共
に、同様に踵側を覆う導電性を有する天然皮製の踵皮2
4の下側縁部24Aを、踵側導電性加硫ゴム部20Cに
接触するように位置付けして、アウトソール本体1とイ
ンソール8または敷皮9との間に吊り込み状となして挟
持させ、夫々を導電性接着剤を介して固着させることに
より構成してある。
本体1の内底面5側の周縁部と、アウトソール本体1の
内底面5側に配装されるインソール8または敷皮9の周
縁部との間に、爪先側の甲部を覆う導電性を有する天然
皮革製の甲皮23の下側縁部23Aを、内底面5側に露
出させた前踏側導電性加硫ゴム部20Aに接触するよう
に位置付けして、アウトソール本体1とインソール8ま
たは敷皮9との間に吊り込み状となして挟持させると共
に、同様に踵側を覆う導電性を有する天然皮製の踵皮2
4の下側縁部24Aを、踵側導電性加硫ゴム部20Cに
接触するように位置付けして、アウトソール本体1とイ
ンソール8または敷皮9との間に吊り込み状となして挟
持させ、夫々を導電性接着剤を介して固着させることに
より構成してある。
【0016】このようにして、靴履用の際に、人体に帯
電している静電気を爪先側の甲部を覆う甲皮23あるい
は踵部を覆う踵皮24からアウトソール本体1の内底面
側に露出させた前踏側導電性加硫ゴム部20A、踵側導
電性加硫ゴム部20C夫々を介して前踏部3の接地面2
側へ導電させて地面に放電させるのである。
電している静電気を爪先側の甲部を覆う甲皮23あるい
は踵部を覆う踵皮24からアウトソール本体1の内底面
側に露出させた前踏側導電性加硫ゴム部20A、踵側導
電性加硫ゴム部20C夫々を介して前踏部3の接地面2
側へ導電させて地面に放電させるのである。
【0017】尚、インソール8または敷皮9を導電性の
ある天然皮革とすることで、靴履用の際に、人体に帯電
している静電気を足裏全面部により踏み付けられている
インソール8または敷皮9、爪先側の甲部を覆う甲皮2
3、踵部を覆う踵皮24の夫々からアウトソール本体1
の内底面側に露出させた前踏側導電性加硫ゴム部20
A、踵側導電性加硫ゴム部20C夫々を介して前踏部3
の接地面2側へ導電させて地面に放電させるようにして
も良い。
ある天然皮革とすることで、靴履用の際に、人体に帯電
している静電気を足裏全面部により踏み付けられている
インソール8または敷皮9、爪先側の甲部を覆う甲皮2
3、踵部を覆う踵皮24の夫々からアウトソール本体1
の内底面側に露出させた前踏側導電性加硫ゴム部20
A、踵側導電性加硫ゴム部20C夫々を介して前踏部3
の接地面2側へ導電させて地面に放電させるようにして
も良い。
【0018】また、図5、図6には第3の実施の形態が
示されており、第1の実施の形態を示した図1、図2と
同一の構成部分については同一の符号が付されることで
その詳細な説明は省略されている。この第3の実施の形
態にあっては、アウトソール本体1の接地面2側の前踏
部3周縁面部に沿って例えばアーチ状または馬蹄状に連
続した開口部34を設け、該開口部34に導電性加硫用
生ゴム材を挿入してから加熱成型用金型によりアウトソ
ール本体1の外面形状を加熱成型加工すると同時に所定
の加硫時間として例えば5〜6分間だけ硫黄を加えて加
硫処理させることによりエラストマー化されたアーチ状
の前踏側導電性加硫ゴム部30を形成(図5参照)し、
該前踏側導電性加硫ゴム部30を介して靴底内部の前踏
側と接地面2側とを連通させる導電路が形成されるもの
としてある。
示されており、第1の実施の形態を示した図1、図2と
同一の構成部分については同一の符号が付されることで
その詳細な説明は省略されている。この第3の実施の形
態にあっては、アウトソール本体1の接地面2側の前踏
部3周縁面部に沿って例えばアーチ状または馬蹄状に連
続した開口部34を設け、該開口部34に導電性加硫用
生ゴム材を挿入してから加熱成型用金型によりアウトソ
ール本体1の外面形状を加熱成型加工すると同時に所定
の加硫時間として例えば5〜6分間だけ硫黄を加えて加
硫処理させることによりエラストマー化されたアーチ状
の前踏側導電性加硫ゴム部30を形成(図5参照)し、
該前踏側導電性加硫ゴム部30を介して靴底内部の前踏
側と接地面2側とを連通させる導電路が形成されるもの
としてある。
【0019】そして、図6に示すように、アウトソール
本体1の内底面5側の周縁部と、アウトソール本体1の
内底面5側に配装されるインソール8または敷皮9の周
縁部との間に、爪先側の甲部を覆う導電性を有する天然
皮革製の甲皮23の下側縁部23Aを、内底面5側に露
出させたアーチ状等の前踏側導電性加硫ゴム部30に接
触するように位置付けして吊り込み状となして挟持さ
せ、アウトソール本体1と、インソール8または敷皮9
との間に導電性接着剤を介して固着させて構成してあ
る。
本体1の内底面5側の周縁部と、アウトソール本体1の
内底面5側に配装されるインソール8または敷皮9の周
縁部との間に、爪先側の甲部を覆う導電性を有する天然
皮革製の甲皮23の下側縁部23Aを、内底面5側に露
出させたアーチ状等の前踏側導電性加硫ゴム部30に接
触するように位置付けして吊り込み状となして挟持さ
せ、アウトソール本体1と、インソール8または敷皮9
との間に導電性接着剤を介して固着させて構成してあ
る。
【0020】このようにして、靴履用の際に、人体に帯
電している静電気を爪先側の甲部を覆う甲皮23からア
ウトソール本体1の内底面側に露出させたアーチ状等の
前踏側導電性加硫ゴム部30を介して前踏部3の接地面
2側へ導電させて地面に放電させるのである。
電している静電気を爪先側の甲部を覆う甲皮23からア
ウトソール本体1の内底面側に露出させたアーチ状等の
前踏側導電性加硫ゴム部30を介して前踏部3の接地面
2側へ導電させて地面に放電させるのである。
【0021】尚、本実施の形態では開口部34の形状を
アーチ状または馬蹄状の連続した開口形状ものとしてい
るが、これに限らず、アウトソール本体1の接地面2側
の前踏部3周縁面部に沿って例えば点状に散在開口して
配列させたものとしても良く、要は、アウトソール本体
1周縁面部に位置される導電性を有する甲皮23あるい
は踵皮24の縁部と当接するものとなっていれば良い。
アーチ状または馬蹄状の連続した開口形状ものとしてい
るが、これに限らず、アウトソール本体1の接地面2側
の前踏部3周縁面部に沿って例えば点状に散在開口して
配列させたものとしても良く、要は、アウトソール本体
1周縁面部に位置される導電性を有する甲皮23あるい
は踵皮24の縁部と当接するものとなっていれば良い。
【0022】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば、従来に比べ
て低コストで且つ簡易化された加工製造工程により容易
に靴底構造が得られ、また外観上の体裁が良好で且つ強
度も強靱となり、商品価値を著しく向上させることので
きる静電気帯電防止用靴底構造を提供できるものであ
る。
て低コストで且つ簡易化された加工製造工程により容易
に靴底構造が得られ、また外観上の体裁が良好で且つ強
度も強靱となり、商品価値を著しく向上させることので
きる静電気帯電防止用靴底構造を提供できるものであ
る。
【0023】また、アウトソール本体1の開口部4への
導電性加硫用生ゴム材の挿入と同時に加硫処理させるこ
とにより導電性加硫ゴム部10,20A,20B,20
C,30を一体成形させることができると共に、導電性
加硫ゴム部10を靴底内面側に露出させることにより接
地面2側と靴底内面側との間に所定の電気抵抗を有する
導電路を容易に形成することができる。そして、アウト
ソール本体1の接地面2側に設けた導電性加硫ゴム部1
0,20A,20B,20C,30は、靴履用の際に、
人体に帯電している静電気を足裏部により踏み付けられ
ている靴底内面に露出している当該導電性加硫ゴム部1
0,20A,20B,20C,30を通ってゆくことで
効率良く地面等に放電させることができる。すなわち、
アウトソール本体1の開口部4を介して内底面5側に露
出して導電性加硫ゴム部10が一体成形され、靴底内面
側に露出させられた導電性加硫ゴム部10,20A,2
0B,20C,30に天然皮革製のインソール8または
敷皮9が接触配装させることにより接地面2側と靴底内
面側のインソール8または敷皮9との間に所定の電気抵
抗を有する導電路を形成することができる。
導電性加硫用生ゴム材の挿入と同時に加硫処理させるこ
とにより導電性加硫ゴム部10,20A,20B,20
C,30を一体成形させることができると共に、導電性
加硫ゴム部10を靴底内面側に露出させることにより接
地面2側と靴底内面側との間に所定の電気抵抗を有する
導電路を容易に形成することができる。そして、アウト
ソール本体1の接地面2側に設けた導電性加硫ゴム部1
0,20A,20B,20C,30は、靴履用の際に、
人体に帯電している静電気を足裏部により踏み付けられ
ている靴底内面に露出している当該導電性加硫ゴム部1
0,20A,20B,20C,30を通ってゆくことで
効率良く地面等に放電させることができる。すなわち、
アウトソール本体1の開口部4を介して内底面5側に露
出して導電性加硫ゴム部10が一体成形され、靴底内面
側に露出させられた導電性加硫ゴム部10,20A,2
0B,20C,30に天然皮革製のインソール8または
敷皮9が接触配装させることにより接地面2側と靴底内
面側のインソール8または敷皮9との間に所定の電気抵
抗を有する導電路を形成することができる。
【0024】アウトソール本体1の内底面5側の周縁部
と、インソール8または敷皮9の周縁部との間に、アウ
トソール本体1の内底面側に露出させた導電性加硫ゴム
部10,20A,20B,20C,30に接触するよう
に導電性を有する甲皮23の下側縁部23A、または導
電性を有する踵皮24の下側縁部24Aを挟持させて導
電性接着剤により固着させたので、靴履用の際に、爪先
側の甲部を覆う甲皮23、または踵部を覆う踵皮24か
らアウトソール本体1の内底面5側に露出させた導電性
加硫ゴム部10,20A,20B,20C,30を介し
て前踏部3の接地面2側へ導電させて効率良く地面に放
電させることができる。しかもこうした導電性を有する
甲皮23、踵皮24を介しての導電路構成は、インソー
ル8、敷皮9が例えば紙製、ペーパークラフト製等の非
導電性部材によって構成されていても人体と路面との導
電性を確実にさせることができる。
と、インソール8または敷皮9の周縁部との間に、アウ
トソール本体1の内底面側に露出させた導電性加硫ゴム
部10,20A,20B,20C,30に接触するよう
に導電性を有する甲皮23の下側縁部23A、または導
電性を有する踵皮24の下側縁部24Aを挟持させて導
電性接着剤により固着させたので、靴履用の際に、爪先
側の甲部を覆う甲皮23、または踵部を覆う踵皮24か
らアウトソール本体1の内底面5側に露出させた導電性
加硫ゴム部10,20A,20B,20C,30を介し
て前踏部3の接地面2側へ導電させて効率良く地面に放
電させることができる。しかもこうした導電性を有する
甲皮23、踵皮24を介しての導電路構成は、インソー
ル8、敷皮9が例えば紙製、ペーパークラフト製等の非
導電性部材によって構成されていても人体と路面との導
電性を確実にさせることができる。
【0025】導電性加硫ゴム部10,20A,20B,
20C,30は、JIS硬度60〜70程度を有し、且
つ電気抵抗105 〜108 Ω程度の導電性を有するもの
としたので、導電性加硫ゴム部10,20A,20B,
20C,30は、人体に影響なく接地地面への放電をス
ムーズに行なわせることができると同時に摩耗防止の機
能を十分に発揮させることができる。
20C,30は、JIS硬度60〜70程度を有し、且
つ電気抵抗105 〜108 Ω程度の導電性を有するもの
としたので、導電性加硫ゴム部10,20A,20B,
20C,30は、人体に影響なく接地地面への放電をス
ムーズに行なわせることができると同時に摩耗防止の機
能を十分に発揮させることができる。
【0026】導電性材料は、表面活性剤、カーボンブラ
ック、銀等によるものとしたので、人体に影響なく接地
地面への放電をスムーズに行なわせるよう所望の電気抵
抗を有する導電性加硫ゴム部10,20A,20B,2
0C,30を容易に形成することができる。
ック、銀等によるものとしたので、人体に影響なく接地
地面への放電をスムーズに行なわせるよう所望の電気抵
抗を有する導電性加硫ゴム部10,20A,20B,2
0C,30を容易に形成することができる。
【0027】さらに、導電性加硫ゴム部10,20A,
20B,20C,30の接地面2側に形成した滑止用の
凹凸波形模様・凹凸段差模様・突起模様等は、接地導通
機能に加えて歩行時においての滑り防止機能を十分に発
揮させ、安全、快適な歩行を実現する。
20B,20C,30の接地面2側に形成した滑止用の
凹凸波形模様・凹凸段差模様・突起模様等は、接地導通
機能に加えて歩行時においての滑り防止機能を十分に発
揮させ、安全、快適な歩行を実現する。
【図1】本発明の第1の実施の形態における分解斜視図
である。
である。
【図2】同じく断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における分解斜視図
である。
である。
【図4】同じく断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態における分解斜視図
である。
である。
【図6】同じく断面図である。
1…アウトソール本体 2…接地面 3…前踏部 4…開口部 5…内底面 6…甲皮 7…踵皮 8…インソール 9…敷皮 10…導電性加
硫ゴム部 11…滑止模様 12,13…下
側縁部 14A…前踏側開口部 14B…中央開口部 14C…踵側開
口部 20A…前踏側導電性加硫ゴム部 20B…中央導
電性加硫ゴム部 20C…踵側導電性加硫ゴム部 23…甲皮 23A…下側縁
部 24…踵皮 24A…下側縁
部 30…前踏側導電性加硫ゴム部 34…開口部
硫ゴム部 11…滑止模様 12,13…下
側縁部 14A…前踏側開口部 14B…中央開口部 14C…踵側開
口部 20A…前踏側導電性加硫ゴム部 20B…中央導
電性加硫ゴム部 20C…踵側導電性加硫ゴム部 23…甲皮 23A…下側縁
部 24…踵皮 24A…下側縁
部 30…前踏側導電性加硫ゴム部 34…開口部
Claims (5)
- 【請求項1】 靴底における接地面側の一部に開口部を
設け、この開口部に導電性材料を混入した加硫用ゴム材
を挿入して同時に加硫処理させることにより導電性加硫
ゴム部を形成したアウトソール本体と、導電性加硫ゴム
部に接触配装させた導電性のインソールまたは敷皮とを
有し、導電性加硫ゴム部の接地面側と靴底内面側のイン
ソールまたは敷皮との間に所定の電気抵抗を有する導電
路を設けたことを特徴とする静電気帯電防止用靴底構
造。 - 【請求項2】 靴底における接地面側の一部に開口部を
設け、この開口部に導電性材料を混入した加硫用ゴム材
を挿入して同時に加硫処理させることにより導電性加硫
ゴム部を形成したアウトソール本体と、該アウトソール
本体の内底面側に配装させたインソールまたは敷皮とを
有し、アウトソール本体の内底面側の周縁部とインソー
ルまたは敷皮の周縁部との間に、前記導電性加硫ゴム部
に接触するように爪先側の甲部を覆う導電性を有する甲
皮の下側縁部、または踵部を覆う導電性を有する踵皮の
下側縁部を挟持させ、導電性接着剤により固着させたこ
とを特徴とする静電気帯電防止用靴底構造。 - 【請求項3】 導電性加硫ゴム部は、JIS硬度60〜
70程度を有し、且つ電気抵抗105 〜108 Ω程度を
有するものとした請求項1または2記載の静電気帯電防
止用靴底構造。 - 【請求項4】 導電性材料は、表面活性剤、カーボンブ
ラック、銀等によるものとした請求項1乃至3のいずれ
か記載の静電気帯電防止用靴底構造。 - 【請求項5】 導電性加硫ゴム部の接地面側には滑止用
の凹凸波形模様・凹凸段差模様・突起模様等が加硫用ゴ
ム材の加硫処理と同時に一体形成されたものとする請求
項1乃至4のいずれか記載の静電気帯電防止用靴底構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11201399A JP2001029104A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 静電気帯電防止用靴底構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11201399A JP2001029104A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 静電気帯電防止用靴底構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001029104A true JP2001029104A (ja) | 2001-02-06 |
Family
ID=16440454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11201399A Pending JP2001029104A (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | 静電気帯電防止用靴底構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001029104A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011083481A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-04-28 | Midori Anzen Co Ltd | 帯電防止靴 |
JP2014212852A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | 弘進ゴム株式会社 | 作業靴 |
EP2873339A1 (en) * | 2013-11-18 | 2015-05-20 | Wolfstar | Clean room shoe sole |
BE1022952B1 (nl) * | 2015-05-18 | 2016-10-21 | Wolfstar Bvba | Clean room schoenzool |
-
1999
- 1999-07-15 JP JP11201399A patent/JP2001029104A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011083481A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-04-28 | Midori Anzen Co Ltd | 帯電防止靴 |
JP2014212852A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | 弘進ゴム株式会社 | 作業靴 |
EP2873339A1 (en) * | 2013-11-18 | 2015-05-20 | Wolfstar | Clean room shoe sole |
WO2015071494A1 (en) * | 2013-11-18 | 2015-05-21 | Wolfstar | Clean room shoe sole |
BE1022952B1 (nl) * | 2015-05-18 | 2016-10-21 | Wolfstar Bvba | Clean room schoenzool |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20060418 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060614 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060711 |