JP3084224U - 花壇の自動給水装置 - Google Patents
花壇の自動給水装置Info
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- JP3084224U JP3084224U JP2001005537U JP2001005537U JP3084224U JP 3084224 U JP3084224 U JP 3084224U JP 2001005537 U JP2001005537 U JP 2001005537U JP 2001005537 U JP2001005537 U JP 2001005537U JP 3084224 U JP3084224 U JP 3084224U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】自動給水装置を備えた花壇における下層部を含
めた培養土中の通気性を改善し、且つ、培養土の湿り気
を常時ほぼ一定に保つ。 【解決手段】水供給源に直結の給水管5が接続されるノ
ズル11及びフロート14が内蔵され、フロート14の
浮力によりノズル11の出水口が閉塞される定水位給水
器1と、定水位給水器1の側壁下部より花壇3内の底部
に延び、且つ、花壇3の側壁に設けられた過剰水排水口
3aに連なる多孔通気排水管2とよりなり、定水位給水
器1の水位6が多孔通気排水管2の中程以下に設定され
る。
めた培養土中の通気性を改善し、且つ、培養土の湿り気
を常時ほぼ一定に保つ。 【解決手段】水供給源に直結の給水管5が接続されるノ
ズル11及びフロート14が内蔵され、フロート14の
浮力によりノズル11の出水口が閉塞される定水位給水
器1と、定水位給水器1の側壁下部より花壇3内の底部
に延び、且つ、花壇3の側壁に設けられた過剰水排水口
3aに連なる多孔通気排水管2とよりなり、定水位給水
器1の水位6が多孔通気排水管2の中程以下に設定され
る。
Description
【0001】
本考案は、花壇へ自動的に給水する装置に関するものである。
【0002】
培養土下層部に水を常時満たすようにした花壇へ自動給水する装置として、従来 、水洗トイレに用いられるものと同様の梃式水位調節フロートにより給水管のバ ルブを制御する水槽を花壇下層部に連通させたものが知られている。
【0003】
上記の自動給水装置を備えた花壇は、水が常時腰水状態で下層部を満たしている ので、培養土下層部が水によって密閉された状態にあり、培養土中の空気の流通 はほとんど行われない。従って、植物の根、延いては、植物全体の成長を妨げる ことになる。特に、雨降りが続くときには花壇底部の水位がより上昇し、根腐れ の原因にもなる。
【0004】 本考案は、このような技術的な背景のもとに、上記問題点の解決を意図してなさ れたものであり、自動給水装置を備えた花壇における下層部を含めた培養土中の 通気性を改善し、且つ、培養土の湿り気を常時ほぼ一定に保つことを目的として いる。
【0005】
本考案の花壇の自動給水装置は、水供給源に直結の給水管5が接続されるノズル 11及びフロート14が内蔵され、フロート14の浮力によりノズル11の出水 口が閉塞される定水位給水器1と、定水位給水器1の側壁下部より花壇3内の底 部に延び、且つ、花壇3の側壁に設けられた過剰水排水口3aに連なる多孔通気 排水管2とよりなり、定水位給水器1の水位6が多孔通気排水管2の中程以下に 設定されたものである。
【0006】 ノズル11の出口端にパッキング18を取付け、フロート14の上面に外径がノ ズル11の内径より大きく、且つ、先端が円錐状である止水栓13を突設すると よい。
【0007】 定水位給水器1はノズル11と出水口12以外は密閉されている。
【0008】 止水栓13は、ノズル11に固設された鞘管17の貫通孔に摺動可能に挿通する とよい。
【0009】 1つの定水位給水器1の側壁下部より、複数花壇3、3、─分の複数の多孔通気 排水管2、2、─を延ばすこともできる。
【0010】 複数の花壇3を段違い又は同一平面に設置し、それぞれの花壇3に対応する定水 位給水器1に、1本の給水管5より給水することもできる。
【0011】
図1ないし図5を参照し、本考案の花壇の自動給水装置の実施形態について説明 する。
【0012】 この自動給水装置は、水道又はタンク等の給水源に接続される定水位給水器1と 、定水位給水器1の側壁下部より花壇3内の底部に延び、且つ、花壇3の側壁に 設けられた過剰水排水口3aに連なる多孔通気排水管2とより構成されている。 なお、花壇3の底部及び側壁部には、過剰水排水口3a以外の口等は存在せず、 全体として水密構造である。
【0013】 定水位給水器1は、上部に、給水管3が接続されるノズル11が設けられ、下部 に排水口12が設けられ、内部に、ノズル11の出水口まで延びる止水栓13を 突設したフロート14が収容されており、ノズル11と排水口12以外は密閉さ れた中空容器である。この定水位給水器1の横断面形状は、図示のものは円形で あるが、特にこれに限定されるものではない。ここでは定水位給水器1を花壇3 内に収容しているが、外部に設置することもできる。その場合は、花壇3の側壁 に設けた孔を介して排水口12に多孔通気排水管2が接続される。また、1つの 定水位給水器1の側壁下部より、複数花壇分の複数の多孔通気排水管2を延ばす こともできる。更に、複数の花壇3を段違い又は同一平面に設置し、それぞれの 花壇3に対応する定水位給水器1に1本の給水管5より給水することもできる。 なお、15は、ノズル11を定水位給水器1の上部に固定するためのナット、1 aは通気孔である。
【0014】 止水栓13は、ナット16によってノズル11に固設された鞘管17の貫通孔に 摺動可能に挿通されている。また、止水栓13の外径はノズル11の内径より大 きく、且つ鞘管17の内径より小さく、その先端は円錐状に尖っている。そして 、それを受けるノズル11の出水口端部には、ゴム等のパッキング18が取付け られている。止水栓13の長さは、水位固定ネジ19により、定水位給水器1内 の水位6をどの程度とするかによって決められる。1bは蓋であり、水位固定ネ ジ19の調整は、その蓋1bを開けて行うことができる。なお、図5に示す止水 栓13は、先端を円錐状としているが、先端は平らでもよい。その場合、止水栓 13の先端にゴム板を貼り、ノズル11の内径を充分に小さくすれば、フロート 14の浮力によって、ノズル11から流出する水圧を充分に受け止めることがで きる。
【0015】 給水管5は、定水位給水器1と水道又はタンク等の給水源の配管4との間に、他 の電磁調節弁等を何ら介することなく、直接に接続される。
【0016】 多孔通気排水管2には、図4に示すように、所定間隔毎に全周にわたって、空気 又は水の出入りを可能とする小孔2aが穿設されている。多孔通気排水管2は、 図2においては、前後の他の管体によって複数本並列に接続さているが、1本を 蛇行させるようにしてもよい。
【0017】 このような構成の自動給水装置を花壇3内の底部に敷設し、水位6が多孔通気排 水管2の中程以下となり、その上部が通気部となるように、水位固定ネジ19を 操作してフロート14の位置を調節する。そして、花壇3の底に、軽石、人工土 壌、鹿沼土等の通気性及び保水性に優れた培養土を入れ、その上に通常の培養土 を入れて植物を植える。
【0018】 そして、水道又はタンク等の給水源の配管4より給水管3に水が供給されると、 その水はノズル11より鞘管17と止水栓13の隙間を通って定水位給水器1の 内部に入り、排水口12から多孔通気排水管2に流出する。その水は、多孔通気 排水管2の小孔2aから花壇3の培養土に浸透し、一通りしみ渡ってから、花壇 3の底部に溜まりだす。その際、水位6が上昇し、それに連れてフロート14が 浮上して止水栓13が上昇する。そして、止水栓13の先端がノズル11の出水 口端部に衝合する。それによって、ノズル11からの水の流出は止まる。そのと きの水位6は、多孔通気排水管2の中程以下である。
【0019】 こうして花壇3の底部に溜まった水は、蒸散、蒸発によって培養土が水分を失う に連れ、培養土中に順次吸収されていく。そして、花壇3の水位6が所定値以下 になると、定水位給水器1内の水位も下がり、それに連れて再びフロート14、 止水栓13が下がってノズル11が通水状態となり、前記と同様にして給水がな される。また、雨等の過剰な水分は、花壇3の過剰水排水口3aから排出され、 その水位6は多孔通気排水管2の中程以下に常に保たれる。
【0020】 従って、多孔通気排水管2の小孔2aを通過する空気は、晴雨に係わらず、花壇 3の下層部を形成する通気性及び保水性に優れた培養土の粗粒子間の空気と連続 している。そして、培養土中の空気は、気圧の変化、蒸散、蒸発による水分の移 動、外気と培養土の温度差、降雨等によって容易に移動することができる。
【0021】
【考案の効果】 本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載するような効果 を奏する。
【0022】 即ち、自動給水装置を備えた花壇における下層部を含めた培養土中の通気性が、 晴雨に係わらず向上したので、植物の根の呼吸及び培養土中の有機物の分解に必 要な充分な酸素を充分に供給することができ、培養土及び底部に滞留しがちな水 分の酸欠状態を防ぐことができる。その上、培養土の湿り気を常時ほぼ一定に保 つことができる。従って、植物の最適な発根状態が得られ、成育が促進され、根 腐れ、徒長も生じないので、植え替え等の特別な作業が不要である。しかも、水 やりの手間がかからず、熟練を必要としないし、水やりによる肥料の流失もない 。自動給水装置はノズル及びフロートを内蔵するものであるので、コンパクトで あり、組み付け、取扱も簡単であり、信頼性が高い。
【図1】本考案の自動給水装置を備えた花壇の縦断面図
である。
である。
【図2】本考案の自動給水装置の花壇への取付け状態を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図3】本考案の自動給水装置を構成する多孔通気排水
管の横断面図である。
管の横断面図である。
【図4】本考案の自動給水装置を構成する調水器の半裁
斜視図である。
斜視図である。
【図5】本考案の自動給水装置を構成する調水器の縦断
面図である。
面図である。
1定水位給水器 11ノズル 12出水口 13止水栓 14フロート 17鞘管 18パッキング 2多孔通気排水管 3花壇 3a過剰水排水口 5 給水管
Claims (1)
- 【請求項1】水供給源に直結の給水管が接続されるノズ
ル及びフロートが内蔵され、フロートの浮力によりノズ
ルの出水口が閉塞される定水位給水器と、定水位給水器
の側壁下部より花壇内の底部に延び、且つ、花壇の側壁
に設けられた過剰水排水口に連なる多孔通気排水管とよ
りなり、定水位給水器の水位が多孔通気排水管の中程以
下に設定された花壇の自動給水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005537U JP3084224U (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 花壇の自動給水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005537U JP3084224U (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 花壇の自動給水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3084224U true JP3084224U (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=43235705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001005537U Expired - Fee Related JP3084224U (ja) | 2001-08-22 | 2001-08-22 | 花壇の自動給水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084224U (ja) |
-
2001
- 2001-08-22 JP JP2001005537U patent/JP3084224U/ja not_active Expired - Fee Related
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |