JP3083545U - 油脂分離装置 - Google Patents

油脂分離装置

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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、小型で低廉かつランニングコスト
の安価な油脂分離装置1であって油脂の分離性能と分解
性能が高く、汚臭を発生せず、油脂分を完全に取り除い
たきれいな水のみを排出する油脂分離装置1を提供する
ことにある。また、他の目的は既にそれぞれの厨房が保
有するグリーストラップをほとんどそのまま流用し、わ
ずかな改造を加えることにより油脂の分離性能の高い油
脂分離装置1として使用できるようにすることにある。 【解決手段】 分離槽3にバクテリア吸着石8を設置
し、出口開口3bと入口開口3aの下部近傍にそれぞれ
パイプ5と他のパイプ6を設置し空気を吹き出させるこ
とにより出口開口3b部に上昇水流16bを発生させ、
さらに、上昇水流15a、15bや中央水流16c、1
6dや下降水流16e、16fなどにより、油脂分を含
んだ汚水が次々とバクテリア吸着石8に接触するように
して、油脂分の分解性能を向上させた油脂分離装置1と
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は油脂分離装置に係わり、特に分離槽にバクテリア吸着石を設置し、分 離槽から排水槽へ導通する出口開口の下部近傍に、コンプレッサに連結した複数 の穴を有するパイプを配設し、パイプの前記穴から空気を吹き出させ前記出口開 口部に上昇水流を発生させ、比重の軽い油脂分が前記出口開口部を通過しないよ うにした油脂分離装置に関する。 また、前記バクテリア吸着石の設置部を通る垂直面を中心として前記パイプと ほぼ対称になるように複数の穴を有する他のパイプを設置し、両方のパイプの穴 から空気を吹き出させることにより上昇水流を発生させ、上昇した水流が中央に 向かう中央水流となり中央において衝突して下降水流となり、前記下降水流が前 記バクテリア吸着石に接触するようにした油脂分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
生活環境や自然環境を守り水質汚濁を防止するためには排水の浄化が不可欠で ある。特に、給食設備、飲食店、ホテル、病院などにおいては、一旦厨房排水を グリーストラップに貯留し、ゴミと油脂分及び沈殿汚物を分離し、所定の水の基 準値に処理してから下水に放流することが義務づけられている。 このためそれぞれの厨房においては既にグリーストラップを設備している。し かし、従来の油脂分離装置では分離性能が悪く、汚臭を発生し、油脂分を完全に 分離したきれいな水を下水に排水することが困難であった。 また、従来の油脂分離装置にはバクテリア吸着石を分離槽に設置し、コンプレ ッサに連結した空気管を設置して分離槽内の汚水中に空気を供給する(以下単に 「曝気する」という。)例はあったが、単に好気性バクテリアの活性を高めるた めにのみ曝気していたため十分な油脂分の分解性能が得られず、排水槽に油脂を 含んだ水が流れ込み十分な油脂の分離ができなかった。 また、一旦水面近くの水をポンプで吸い上げ好気性バクテリアと空気とを混ぜ たうえで再び水槽に戻す従来例もあったが、この方法では設備が大がかりで高価 となり、好気性バクテリアを常に供給するためランニングコストが過大になる欠 点があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記した従来技術の欠点を除くためなされたものであって、その目 的とするところは油脂の分離性能と分解性能が高く、汚臭を発生せず、油脂分を 完全に取り除いたきれいな水を排出する油脂分離装置を提供することにある。 特に、分離槽にバクテリア吸着石を設置し、分離槽から排水槽へ導通する出口 開口の下部近傍に、コンプレッサに連結した複数の穴を有するパイプを配設し、 パイプの穴より空気を吹き出させて出口開口部に上昇水流を発生させ、比重の軽 い油脂分が出口開口部を通過しないようにすることにより、油脂分が出口開口部 から排水槽に流れ込むのを防止する機能を持たせ、さらに分離性能を向上させた 油脂分離装置を提供することにある。 また、バクテリア吸着石の設置部を通る垂直面を中心として出口開口部付近に 取り付けたパイプとほぼ対称になるように複数の穴を有する他のパイプを設置し 、両方のパイプの穴から空気を吹き出させて上昇水流を発生させ、上昇した油脂 分を含んだ水流が中央に向かう中央水流となり、中央において衝突して下向きの 下降水流となり、次々とバクテリア吸着石に接触するようにして、さらに油脂分 の分解性能を向上させた油脂分離装置を提供することにある。 また、他の目的は既にそれぞれの厨房が保有するグリーストラップをほとんど そのまま流用し、わずかな改造を加えることにより油脂分の分解性能と分離性能 の高い油脂分離装置として使用できるようにすることにある。 さらに、一旦水面近くの水をポンプで吸い上げ好気性バクテリアと空気を混ぜ たうえで再び水槽に戻す発明の持つ、設備が大がかりで高価となりランニングコ ストが過大になる欠点をなくし、小型で低廉かつランニングコストの安価な油脂 分離装置を提供することにある。
【0004】
【問題を解決するための手段】
要するに本考案は、分離槽と排水槽とを有する油脂分離装置において、分離槽 内の液層の中央部にバクテリア吸着石を設置し、分離槽から排水槽へ導通する出 口開口の下部近傍に複数の穴を有するパイプを出口開口とほぼ平行に複数の穴を 上に向けて設置し、さらに、バクテリア吸着石の設置部を通る垂直面を中心とし て、出口開口近傍に設置したパイプとほぼ対称になるように複数の穴を有する他 のパイプを複数の穴を上に向けて設置し、両方のパイプを空気ポンプに連結した ことを特徴とするものである。
【0005】
【考案の実施の形態】
以下本考案の1実施例を図面に示し説明する。本考案に係る油脂分離装置1は 投入槽2と分離槽3と排水槽4とで構成する。本実施例では上下方向の高さ約8 0cm幅、幅は約60cm、投入槽2と分離槽3と排水槽4の長さを合わせた全 長は約120cmの油脂分離装置1とした。 投入槽2と分離槽3の仕切の下部に高さ約10cmの入口開口3aを設け、投 入槽2の中には上方に開口を有するかごであって金網からなるゴミ受10を、投 入槽2の上部には投入管7をそれぞれ設置する。 また、分離槽3と排水槽4の仕切の下部に高さ約10cmの出口開口3bを設 け、分離槽3の液層の中央部にバクテリア吸着石8をかご9に入れて設置し、5 cmピッチで1〜1.8mmφの穴5aを複数個あけた外径16φのパイプ5を 出口開口3bの下部近傍に、穴5aを上にして出口開口3bと平行に設置する。 さらに、5cmピッチで1〜1.8mmφの穴6aを複数個あけた外径16φ の他のパイプ6を入口開口3aの下部近傍に、穴6aを上にして入口開口3aと 平行に設置する。このように設置するとパイプ5と他のパイプ6とは、バクテリ ア吸着石の設置部を通る垂直面を中心として、ほぼ対称の関係に配置したことに なる。 そして、パイプ5と他のパイプ6は図示していないコンプレッサに図示してい ない配管を介して連結する。本実施例ではコンプレッサとして定格消費電力21 〜40Wのものを使用した。最高空気圧11.8〜12.7kPaで20〜50 リットル/分の容量の圧縮空気を発生する能力を持っている。 また、排水槽4には排水管11を設置し液層面が下面から50cm高さ程度に になるようにしてある。
【0006】 このように構成し、ゴミや油脂の混ざった汚水12を投入管7を通し上部から 投入槽2に供給する。油脂分離装置1は投入槽2のゴミ受け10でゴミを分離し 、汚水だけを入口開口3aを通過させ分離槽3内に流れ込むようにする。 分離槽3内では、入口開口3aと出口開口3bの下部近傍に設置した他のパイ プ6とパイプ5の穴6a、5aから空気が吹き出しているので、回りの汚水を巻 き込んだ上向きの上昇水流16a、16bが発生し、上昇した後には液面近くで 中央に向かう中央水流16c、16dとなり、中央で両方の中央水流16c、1 6dがぶつかり下向きの下降水流16e、16fとなり、油脂を含んだ汚水は次 々とバクテリア吸着石8に接触する。 このように油脂分を含んだ汚水が次々とバクテリア吸着石8と接触することに より、好気性バクテリアの酵素が油脂分の脂肪酸を分解するため、汚水の油脂分 は効率よく分解される。 また、出口開口3bに上昇水流が常に発生しているため、比重の軽い油脂分は 出口開口3bを通過することができず、分離槽3内に止まり排水槽4内には流れ 込まないので、分離槽3における油脂の分離性能は非常に高い。 排水槽4内に流れた油脂分を分離した後の分離後水14はここで汚泥を沈殿さ せ、上澄み液のみ配水管11を通り下水に排出する。
【0007】
【実施例】
上記では、投入槽2と分離槽3と排水槽4とからなる実施形態について記載し たが、分離槽3と排水槽4とからなる油脂分離装置として、直接分離槽に汚水を 投入することも可能であり上記した実施形態に限定するものではない。 次に、既に厨房の排水の処理に使用されていたグリストラップであって、改造 前には排水槽に油が浮かび悪臭を発生していたグリストラップの、入口開口と出 口開口の下部近傍に他のパイプとパイプをそれぞれ取付けて、単に曝気のために 使用されていた既設のコンプレッサに連結して、本発明にかかる油脂分離装置に 改造した結果について記載する。 上記にように改造した結果、改造前に排水槽の液面に浮いていた油分がなくな り、排水管から油分が全く排水されなくなった。また、従来悪臭を発していたも のが3日後にはにおいもなくなりその効果は大きかった。 改造前に排水槽に浮いていた油分がなくなったことから、好気性バクテリア又 は好気性バクテリアの酵素が排水槽にまで流れ込み、ここにおいても油脂分を分 解する働きをしていることがわかった。
【0008】
【考案の効果】
本考案により、油脂の分離性能と分解性能が高く、汚臭を発生せず、油脂分を 完全に分離したきれいな水のみを排出することを可能とした、油脂分離装置を提 供することができた。 また、出口開口の下部近傍にパイプを配設しその穴から空気を吹き出させるこ とにより出口開口部に上昇水流を発生させ、比重の軽い油脂分が出口開口部を通 過しないようにして、油脂の分離性能を向上させた油脂分離装置を提供すること ができた。 また、入口開口部付近と出口部開口部にパイプと他のパイプをそれぞれ設置し 、両方のパイプから空気を吹き出させることにより上昇水流を発生させ、上昇し た油脂分を含んだ汚水が中央にあつまり衝突して下降し、バクテリア吸着石に接 触するようにして、油脂の脂肪酸の分解性能を向上させた油脂分離装置を提供す ることができた。 また、既にそれぞれの厨房が保有するグリーストラップをほとんどそのまま流 用し、わずかな改造を加えることにより油脂の分離性能の高い油脂分離装置とし て使用できるようにすることができた。 さらに、一旦水面近くの水をポンプで吸い上げ好気性バクテリアと空気を混ぜ たうえで再び水槽に戻す発明の持つ、設備が大がかりで高価となりランニングコ ストが過大になる欠点をなくし、小型で低廉かつランニングコストの安価な油脂 分離装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる油脂分離装置の構成を表した断
面図である。
【符号の説明】
1 :油脂分離装置 2 :投入槽 3
:分離槽 3a:入口開口 3b:出口開口 4
:排水槽 5 :パイプ 5a:穴 6
:他のパイプ 6a:穴 7 :投入管 8
:バクテリア吸着石 9 :かご 10 :ゴミ受 11
:排水管 12 :汚水 14 :分離後水 1
6a:上昇水流 16b:上昇水流 16c:中央水流 1
6d:中央水流 16e:下降水流 16f:下降水流

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分離槽と排水槽とを有する油脂分離装置
    において、前記分離槽内にあらかじめ好気性のバクテリ
    アを物理的に吸着させてなるバクテリア吸着石(以下単
    に「バクテリア吸着石」という。)を設置し、前記分離
    槽内であって前記排水槽へ導通する出口開口の下部近傍
    に、複数の穴を有するパイプを前記出口開口とほぼ平行
    に前記複数の穴を上に向けて設置し、前記パイプをコン
    プレッサに連結したことを特徴とする油脂分離装置。
  2. 【請求項2】 分離槽と排水槽とを有する油脂分離装置
    において、前記分離槽内にバクテリア吸着石を設置し、
    前記分離槽内であって前記排水槽へ導通する出口開口の
    下部近傍に、複数の穴を有するパイプを前記出口開口と
    ほぼ平行に複数の穴を上に向けて設置し、さらに、前記
    バクテリア吸着石の設置部を通る垂直面を中心として前
    記パイプとほぼ対称になるように複数の穴を有する他の
    パイプを複数の穴を上に向けて設置し、前記パイプと前
    記他のパイプとをコンプレッサに連結したことを特徴と
    する油脂分離装置。
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