JP3082698U - 定置式タワークレーン用壁繋装置のインナー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マストへの取付け作業時間を短時間でなし得
る定置式タワークレーン用壁繋装置のインナーの提供。 【解決手段】 角筒状のマスト１の対向する側面に取り
付けられる側面視方形枠状の一対のセグメント２ａ，２
ｂからなり、両セグメントがマストの隣り合う２つの出
隅部にそれぞれ所要の長さに亘って係合可能な入隅部を
有する出隅部係合部材５，６、両出隅部係合部材の上、
下端を連結する上部、下部連結部材７，８、及び上部連
結部材の中間部に設けられマストの水平部材１ａに係止
可能な複数の係止部材９からなる定置式タワークレーン
用壁繋装置のインナーにおいて、前記両セグメントの対
向する一方の出隅部係合部材５がそれぞれ入隅近傍の垂
直なピンボルト１２を中心として所要角度範囲で開閉可
能に設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、定置式タワークレーン用壁繋装置のインナーに関し、特に、角筒状 のマストと躯体とを繋ぐ壁繋装置において、外力によってマストに発生する反力 を直に受ける定置式タワークレーン用壁繋装置のインナーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

定置式タワークレーン用壁繋装置は、形鋼を用いた角筒状のマストの自立高さ を稼ぐため、マストの高さがクレーンの自立性能を超える場合、自立高さ以下の ピッチで設置されるもので、外力が作用することによってマストに発生する反力 を直に受けるインナー、インナーをマストに圧接し、かつ、インナーから反力を 受けるアウター、アウターから反力を受ける複数のステー、及び各ステーから反 力を受け、最終的に躯体に伝える複数のアンカーから構成されている。

【０００３】 従来、定置式タワークレーン用壁繋装置のインナーは、マストの対向する側面 に取り付けられる側面視方形枠状の一対のセグメントからなり、両セグメントは 、マストの隣り合う２つの出隅部にそれぞれ所要長さに亘って係合可能な入隅部 を有する出隅部係合部材、両出隅部係合部材の上、下端を連結する上部、下部連 結部材、及び上部連結部材の中間部に設けられ、マストの水平部材に係止可能な 複数の係止部材から構成されている。 そして、インナーのセグメントは、両出隅部係合部材の入隅部とマストの出隅 部との間の隙間を実質零とし、マストから直に反力を受け得るようにするため、 上部、下部連結部材の一端部と一方の出隅部係合部材の上、下端とを、上部、下 部連結部材の一端部に設けた両連結部材の長手方向と同方向の長孔を通って一方 の出隅部係合部材の上、下端に螺入したボルトを介して連結し、一方の出隅部係 合部材を他方の出隅部係合部材に対して接近離反可能に設け、両出隅部係合部材 間の間隔をマストの幅より適宜大きくした状態で、クレーンによって吊り上げ、 他方の出隅部係合部材の入隅部をマストの他方の出隅部に係合させて係止部材を マストの水平部材に係止した後、一方の出隅部係合部材を他方の出隅部係合部材 に接近させてマストの一方の出隅部にフィットさせるように設けられている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、従来の定置式タワークレーン用壁繋装置のインナーでは、セグメント の一方の出隅部係合部材の自重、及びアウターと歩廊（インナー、アウター及び 歩廊を併せてバンドという）のセグメントの重量が上部、下部連結部材の一端部 にかかり、撓みや摩擦が発生するため、一方の出隅部係合部材を他方の出隅部係 合部材に接近させてマストの一方の出隅部にフィットさせるのが困難で、高所で の空中作業であることもあって、マストへのインナーの取付け作業が長時間に及 び、かつ、危険を伴う不具合がある。

【０００５】 そこで、本考案は、マストへの取付け作業を短時間で、かつ、安全になし得る 定置式タワークレーン用壁繋装置のインナーを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

前記課題を解決するため、本考案の定置式タワークレーン用壁繋装置のインナ ーは、角筒状のマストの対向する側面に取り付けられる側面視方形枠状の一対の セグメントからなり、両セグメントがマストの隣り合う２つの出隅部にそれぞれ 所要の長さに亘って係合可能な入隅部を有する出隅部係合部材、両出隅部係合部 材の上、下端を連結する上部、下部連結部材、及び上部連結部材の中間部に設け られ、マストの水平部材に係止可能な複数の係止部材からなる定置式タワークレ ーン用壁繋装置のインナーにおいて、前記両セグメントの対向する一方の出隅部 係合部材がそれぞれ入隅近傍の垂直なピンボルトを中心として所要角度範囲で開 閉可能に設けられていることを特徴とする。

【０００７】

【作用】

上記定置式タワークレーン用壁繋装置のインナーにおいては、両セグメントの 一方の出隅部係合部材がピン丁番状を呈し、それを開いてマストの側面へアプロ ーチし、他方の出隅部係合部材の入隅部がマストの他方の出隅部に係合され、か つ、係止部材がマストの水平部材に係止された時点で、一方の出隅部係合部材を 閉じるだけで、一方の出隅部係合部材の入隅部がマストの一方の出隅部に容易に 係合する。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１、図２及び図３は本考案に係る定置式タワークレーン用壁繋装置のインナ ーの実施の形態の一例を示す定置式タワークレーン用壁繋装置の平面図、正面図 及び右側面図である。 この定置式タワークレーン用壁繋装置は、形鋼を用いた角筒状のマスト１に外 力が作用することによって発生する反力を直に受けるインナー２、インナー２を マスト１に圧接し、かつ、インナー２から反力を受けるアウター３、アウター３ から反力を受ける複数のステー４、及び各ステー４から反力を受け、最終的に躯 体に伝える複数のアンカー（共に図示せず）から構成されている。

【０００９】 インナー２は、マスト１の対向する前後（図１においては、下と上）の側面に 取り付けられる側面視方形枠状の一対のセグメント２ａ，２ｂからなり、前側の セグメント２ａは、図４〜図６に示すように、マスト１の前側の隣り合う２つの 出隅部にそれぞれ所要の長さに亘って係合可能な入隅部を有する出隅部係合部材 ５，６、両出隅部係合部材５，６の上、下端を連結する上部、下部連結部材７， ８、及び上部連結部材７の中間部に設けられ、マスト１の水平部材１ａに係止可 能な複数の係止部材９から構成されている。 前側のセグメント２ａにおける一方（図４、図５においては右方）の出隅部係 合部材５は、それぞれ一方のフランジを介して出隅部の前側と右側に当接される 所要長さの２本のＨ形鋼１０，１１の上、下端部に互いに摺接可能に水平に延在 させたヒンジプレート１０ａ，１１ａを軸着する、両Ｈ形鋼１０，１１のなす入 隅近傍の垂直なピンボルト１２を中心とし、所要角度θ範囲（例えば、両Ｈ形鋼 の一方のフランジのなす角度が、０°から約１１°の範囲）で開閉可能なピン丁 番状に設けられている。そして、一方の出隅部係合部材５における両Ｈ形鋼１０ ，１１は、図７に示すように、前側（図７においては左側）のＨ形鋼１０の上、 下端部のヒンジプレート１０ａに、ピンボルト１２が挿着される円形のボルト孔 １３ａ及び後述する仮止めピンが挿着される円形の２つの仮止孔１３ｂ，１３ｃ を三角形の配置で設ける一方、右側（図７においては右側）のＨ形鋼１１の上、 下端部のヒンジプレート１１ａに、ピンボルト１２が挿着される長孔のボルト孔 １４ａ及び仮止めピンが挿着される円形と長孔の仮止め孔１４ｂ，１４ｃを三角 形の配置で設け、図７において実線で示す取付け（開）位置で仮止めピン（図示 せず）を挿着し、又、図７において二点鎖線で示す固定（閉）位置で仮止め孔１ ３ｂ，１４ｂに仮止め孔１３ｃ，１４ｃに仮止めピンを挿着することにより、取 付け位置又は固定位置に仮止め可能に設けられると共に、固定位置での仮止めで は、長孔のボルト孔１４ａ、仮止め孔１４ｃの機能によって、右側のＨ形鋼１１ のマスト１の出隅部の右側への更なる接近が可能となるように設けられている。 又、他方（図４、図５においては左方）の出隅部係合部材６は、それぞれ一方 のフランジを介して出隅部の前側と左側に当接される所要長さの２本のＨ形鋼１ ５，１６の上、下端部を連結部材１７ａ，１７ｂにより連結して設けられている 。 図４〜図７において１８は上部連結部材７の両端部上に設けた吊り取手で、イ ンナー２を吊り上げる際に、玉掛けワイヤ等が係止されるものである。 なお、後側のセグメント２ｂは、前側のセグメント２ａと面対称をなすように 設けられているものであるので、その説明を省略する。

【００１０】 アウター３は、インナー２の両セグメント２ａ，２ｂの前側又は後側にブラケ ット１９ａ，１９ｂを介して支持され、両セグメント２ａ，２ｂを抱持して互い に連結可能な平面視ほぼコ字状の一対のアウターセグメント３ａ，３ｂ、両アウ ターセグメント３ａ，３ｂの端部同士を連結する連結ピン２０、及び両アウター セグメント３ａ，３ｂの所要の角部にインナー２の両セグメント２ａ，２ｂの出 隅部係合部材５，６に対して進退可能に螺着され、インナー２の両セグメント２ ａ，２ｂの出隅部係合部材５，６とマスト１との隙間を実質的に零としてインナ ー２をマスト１に圧接する複数の押ボルト２１から構成されている。 両アウターセグメント３ａ，３ｂは、コ字状の本体部材２２の各出隅部に複数 のステー連結部２２ａを設け、かつ、本体部材２２の両端部に相互に係合可能な 雌連結部２２ｂ又は雄連結部２２ｃを設けてなる。

【００１１】 ステー４は、所要長さの本体部材２３の途中にターンバックル状の長さ調節部 ２３ａを設け、かつ、両端部に連結部２３ｂを設けて構成されている。 又、アンカーは、躯体の所要個所の表面に複数のアンカーボルトを介して取り 付けられる連結金具からなる。

【００１２】 上記構成の壁繋装置によりマスト１と躯体とを繋ぐには、先ず、地上において 、インナー２の両セグメント２ａ，２ｂの一方の出隅部係合部材５を開いて仮止 めピンで仮止めすると共に、両セグメント２ａ，２ｂにアウター３のアウターセ グメント３ａ，３ｂをぞれぞれブラケット１９ａ，１９ｂを介して取り付け、か つ、インナー２及びアウター３と相俟ってバンドを構成する歩廊のセグメント（ 図示せず）をアウターセグメント３ａ，３ｂに取り付ける。 次に、インナー２の各セグメント２ａ，２ｂを、その吊り取手１８に玉掛けワ イヤを係止してクレーンで個別に吊り上げてマスト１の側面へアプローチし、他 方の出隅部係合部材６の入隅部がマスト１の他方の出隅部に係合され、かつ、係 止部材９がマスト１の水平部材１ａに係止された時点で、前述した仮止めピンに よる仮止めを解除した後、一方の出隅部係合部材５を閉じて更に仮止めピンで仮 止めする。 これによって、セグメント２ａ，２ｂの一方の出隅部係合部材５の入隅部がマ スト１の一方の出隅部に容易に係合する。 次いで、アウター３のアウターセグメント３ａ，３ｂ同士の雌連結部２２ｂと 雄連結部２２ｃを連結ピン２０で連結した後、各押ボルト２１をねじ込んで、イ ンナー２の両セグメント２ａ，２ｂの出隅部係合部材５，６をマスト１の出隅部 に圧接し、しかる後、アウター３の所要の連結部２３ｂと躯体に設けた所要のア ンカーとを複数のステー４を介して連結する。 ここで、上述した壁繋装置のハンドのマストへの取付け作業時間は、従来の約 １／５程度の時間であった。

【００１３】 なお、上述した実施の形態においては、インナー２の両セグメント２ａ，２ｂ をマスト１の前、後の側面に取り付ける場合について説明したが、これに限定さ れるものではなく、インナー２の両セグメント２ａ，２ｂをマスト１の左、右の 側面に取り付けるようにしてもよいのは勿論である。

【００１４】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の定置式タワークレーン用壁繋装置のインナーに よれば、両セグメントの一方の出隅部係合部材がピン丁番状を呈し、それを開い てマストの側面へアプローチし、他方の出隅部係合部材の入隅部がマストの他方 の出隅部に係合され、かつ、係止部材がマストの水平部材に係止された時点で、 一方の出隅部係合部材を閉じるだけで、一方の出隅部係合部材の入隅部がマスト の一方の出隅部に容易に係合するので、マストへの取付け作業を従来に比べて格 段に短時間で、かつ、安全に行うことができる。 又、インナー、アウター及び歩廊からなるバンドのセグメントを地上で一体的 に組み立ててマストに取り付けるようにすることにより、マストに対するハンド の取付け時間を飛躍的に短縮することができる。

【提出日】平成１３年６月１５日（２００１．６．１５）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００９

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００９】 インナー２は、マスト１の対向する前後（図１においては、下と上）の側面に 取り付けられる側面視方形枠状の一対のセグメント２ａ，２ｂからなり、前側の セグメント２ａは、図４〜図６に示すように、マスト１の前側の隣り合う２つの 出隅部にそれぞれ所要の長さに亘って係合可能な入隅部を有する出隅部係合部材 ５，６、両出隅部係合部材５，６の上、下端を連結する上部、下部連結部材７， ８、及び上部連結部材７の中間部に設けられ、マスト１の水平部材１ａに係止可 能な複数の係止部材９から構成されている。 前側のセグメント２ａにおける一方（図４、図５においては右方）の出隅部係 合部材５は、それぞれ一方のフランジを介して出隅部の前側と右側に当接される 所要長さの２本のＨ形鋼１０，１１の上、下端部に互いに摺接可能に水平に延在 させたヒンジプレート１０ａ，１１ａを軸着する、両Ｈ形鋼１０，１１のなす入 隅近傍の垂直なピンボルト１２を中心とし、所要角度θ範囲（例えば、両Ｈ形鋼 の一方のフランジのなす角度が、０°から約１１°の範囲）で開閉可能なピン丁 番状に設けられている。そして、一方の出隅部係合部材５における両Ｈ形鋼１０ ，１１は、図７に示すように、前側（図７においては左側）のＨ形鋼１０の上、 下端部のヒンジプレート１０ａに、ピンボルト１２が挿着される円形のボルト孔 １３ａ及び後述する仮止めピンが挿着される円形の２つの仮止孔１３ｂ，１３ｃ を三角形の配置で設ける一方、右側（図７においては右側）のＨ形鋼１１の上、 下端部のヒンジプレート１１ａに、ピンボルト１２が挿着される長孔のボルト孔 １４ａ及び仮止めピンが挿着される円形と長孔の仮止め孔１４ｂ，１４ｃを三角 形の配置で設け、図７において実線で示す取付け（開）位置で仮止め孔１３ｂ， １４ｂに 仮止めピン（図示せず）を挿着し、又、図７において二点鎖線で示す固 定（閉）位置で仮止め孔１３ｂ，１４ｂに仮止めピンを挿着することにより、取 付け位置又は固定位置に仮止め可能に設けられると共に、固定位置での仮止めで は、長孔のボルト孔１４ａ、仮止め孔１４ｃの機能によって、右側のＨ形鋼１１ のマスト１の出隅部の右側への更なる接近が可能となるように設けられている。 又、他方（図４、図５においては左方）の出隅部係合部材６は、それぞれ一方 のフランジを介して出隅部の前側と左側に当接される所要長さの２本のＨ形鋼１ ５，１６の上、下端部を連結部材１７ａ，１７ｂにより連結して設けられている 。 図４〜図７において１８は上部連結部材７の両端部上に設けた吊り取手で、イ ンナー２を吊り上げる際に、玉掛けワイヤ等が係止されるものである。 なお、後側のセグメント２ｂは、前側のセグメント２ａと面対称をなすように 設けられているものであるので、その説明を省略する。

【提出日】平成１３年６月１８日（２００１．６．１８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００９

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００９】 インナー２は、マスト１の対向する前後（図１においては、下と上）の側面に 取り付けられる側面視方形枠状の一対のセグメント２ａ，２ｂからなり、前側の セグメント２ａは、図４〜図６に示すように、マスト１の前側の隣り合う２つの 出隅部にそれぞれ所要の長さに亘って係合可能な入隅部を有する出隅部係合部材 ５，６、両出隅部係合部材５，６の上、下端を連結する上部、下部連結部材７， ８、及び上部連結部材７の中間部に設けられ、マスト１の水平部材１ａに係止可 能な複数の係止部材９から構成されている。 前側のセグメント２ａにおける一方（図４、図５においては右方）の出隅部係 合部材５は、それぞれ一方のフランジを介して出隅部の前側と右側に当接される 所要長さの２本のＨ形鋼１０，１１の上、下端部に互いに摺接可能に水平に延在 させたヒンジプレート１０ａ，１１ａを軸着する、両Ｈ形鋼１０，１１のなす入 隅近傍の垂直なピンボルト１２を中心とし、所要角度θ範囲（例えば、両Ｈ形鋼 の一方のフランジのなす角度が、０°から約１１°の範囲）で開閉可能なピン丁 番状に設けられている。そして、一方の出隅部係合部材５における両Ｈ形鋼１０ ，１１は、図７に示すように、前側（図７においては左側）のＨ形鋼１０の上、 下端部のヒンジプレート１０ａに、ピンボルト１２が挿着される円形のボルト孔 １３ａ及び後述する仮止めピンが挿着される円形の２つの仮止孔１３ｂ，１３ｃ を三角形の配置で設ける一方、右側（図７においては右側）のＨ形鋼１１の上、 下端部のヒンジプレート１１ａに、ピンボルト１２が挿着される長孔のボルト孔 １４ａ及び仮止めピンが挿着される円形と長孔の仮止め孔１４ｂ，１４ｃを三角 形の配置で設け、図７において実線で示す取付け（開）位置で仮止め孔１３ｂ， １４ｂに仮止めピン（図示せず）を挿着し、又、図７において二点鎖線で示す固 定（閉）位置で仮止め孔１３ｃ，１４ｃに仮止めピンを挿着することにより、取 付け位置又は固定位置に仮止め可能に設けられると共に、固定位置での仮止めで は、長孔のボルト孔１４ａ、仮止め孔１４ｃの機能によって、右側のＨ形鋼１１ のマスト１の出隅部の右側への更なる接近が可能となるように設けられている。 又、他方（図４、図５においては左方）の出隅部係合部材６は、それぞれ一方 のフランジを介して出隅部の前側と左側に当接される所要長さの２本のＨ形鋼１ ５，１６の上、下端部を連結部材１７ａ，１７ｂにより連結して設けられている 。 図４〜図７において１８は上部連結部材７の両端部上に設けた吊り取手で、イ ンナー２を吊り上げる際に、玉掛けワイヤ等が係止されるものである。 なお、後側のセグメント２ｂは、前側のセグメント２ａと面対称をなすように 設けられているものであるので、その説明を省略する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る定置式タワークレーン用壁繋装置
のインナーの実施の形態の一例を示す定置式タワークレ
ーン用壁繋装置の平面図である。

【図２】図１の定置式タワークレーン用壁繋装置の正面
図である。

【図３】図１の定置式タワークレーン用壁繋装置の右側
面図である。

【図４】図１の定置式タワークレーン用壁繋装置におけ
るインナーのセグメントの平面図である。

【図５】図４のセグメントの正面図である。

【図６】図４のセグメントの右側面図である。

【図７】図４のセグメントの要部の拡大図である。

【符号の説明】

１ マスト １ａ 水平部材 ２ インナー ２ａ セグメント ２ｂ セグメント ３ アウター ３ａ アウターセグメント ３ｂ アウターセグメント ４ ステー ５ 出隅部係合部材 ６ 出隅部係合部材 ７ 上部連結部材 ８ 下部連結部材 ９ 係止部材 １０ Ｈ形鋼 １１ Ｈ形鋼 １０ａ ヒンジプレート １１ａ ヒンジプレート １２ ピンボルト

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 角筒状のマストの対向する側面に取り付
   けられる側面視方形枠状の一対のセグメントからなり、
   両セグメントがマストの隣り合う２つの出隅部にそれぞ
   れ所要の長さに亘って係合可能な入隅部を有する出隅部
   係合部材、両出隅部係合部材の上、下端を連結する上
   部、下部連結部材、及び上部連結部材の中間部に設けら
   れ、マストの水平部材に係止可能な複数の係止部材から
   なる定置式タワークレーン用壁繋装置のインナーにおい
   て、前記両セグメントの対向する一方の出隅部係合部材
   がそれぞれ入隅近傍の垂直なピンボルトを中心として所
   要角度範囲で開閉可能に設けられていることを特徴とす
   る定置式タワークレーン用壁繋装置のインナー。