JP3081585U - 足ひれにおけるストラップ着脱調節器 - Google Patents
足ひれにおけるストラップ着脱調節器Info
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- JP3081585U JP3081585U JP2001003691U JP2001003691U JP3081585U JP 3081585 U JP3081585 U JP 3081585U JP 2001003691 U JP2001003691 U JP 2001003691U JP 2001003691 U JP2001003691 U JP 2001003691U JP 3081585 U JP3081585 U JP 3081585U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 この考案の目的とする所は、潜水に際し、ダ
イバー自身で容易かつ安全に足ひれへの足の着脱が可能
な足ひれにおけるストラップ着脱調節器を提供しようと
するものである。 【解決手段】 柔軟性材質からなる保持体Hにストラッ
プの挿脱自在な通孔dを形成し、該通孔の一側に指差込
孔eを並設してなるものである。
イバー自身で容易かつ安全に足ひれへの足の着脱が可能
な足ひれにおけるストラップ着脱調節器を提供しようと
するものである。 【解決手段】 柔軟性材質からなる保持体Hにストラッ
プの挿脱自在な通孔dを形成し、該通孔の一側に指差込
孔eを並設してなるものである。
Description
【0001】
この考案は、ストラップ調整形の足ひれ製品全てに適用可能で、四季、寒暖 の時期いずれをとわず、潜水に際し、何人でも潜水者自身で容易かつ安全に足ひ れへの着脱ができ、しかも安価に製作可能なストラップ調整形の足ひれにおける ストラップ着脱調整器に関するものである。
【0002】
スポーツ潜水、水中工事潜水のいずれにおいても、水中での移動に際しては 足ひれ(フィンもしくはフリッパーとも呼称される)は不可欠な水中装備品であ り、しかしてその形成に(1)ブーツタイプ、(2)ストラップタイプの2通り がある。
【0003】 前記(1)のブーツタイプは、図3にみるように、いわゆる靴形にして着用 者(図示しない)の足の大小に即した調節機能がないため、足ひれを足に確実に 保持するのが困難であり、また遊泳、潜水に際し、ともすれば足から離脱し易い ため、使用範囲は自ら限定を余儀なくされる。
【0004】 他方、前記(2)のストラップタイプは、図4にみるように、いわゆるスリッ パにバンド(ストラップともいう)を付設した形式で、ストラップ1での有効長 さの調節ができるため、足ひれ2を足に確実に保持し得て水中でいかなる状況に あっても足から離脱する惧れかないため、現今80%以上、このストラップタイ プが利用されている。
【0005】 また、現今のスポーツ潜水、水中工事潜水において、水温の寒暖に関係なく 、さんご礁、岩盤、水中構造物等のような水中定着物の存在、もしくは金属片、 ガラス破片等のような浮遊物の浮遊で損傷を予防するため、潜水者は常時、厚手 の手袋や靴下を着用しているのが通例である。
【0006】 足ひれ2を足に確実に保持するためには、ストラップ1(ゴムもしくは之に 類する材質で構成されている。)の伸縮性を利用し、足への装着時での実際寸法 より稍、短く調節することでストラップ1を足にきつく装着する必要がある。
【0007】
前述のようにストラップ形式の足ひれを足に保持することで潜水者もしくは 遊泳者(以下、単にダイバーと称する。)は安心裡に水中での遊泳もしくは作業 が可能なるも、足ひれ2自体への足の挿入もしくは離脱の所作に難渋している。
【0008】 即ちダイバーは顔面に潜水マスク、背中に高圧ガスボンベ、腹部にウエイト ベルト等の器機類全てを装着した後、足ひれ2への挿入が最後となり、しかして 前記器機類全体の重量は20kgないし40kgともなるので、揺動する船上も しくは足場の不安定な岩場等での足ひれ2への足の挿入に難渋することになる。
【0009】 前述のような不安定状態下での足ひれ2への足の挿入を容易にするため、一 般的に、ストラップ1の略中央の上下に夫々摘まみp、qを一体に形成・突出さ せ、挿入時には上方の摘まみpを指で把持し、ストラップ1自体を強く上方に牽 引し乍ら足に挿入し、また離脱時には下方の摘まみqを下方に牽引して行なう。
【0010】 潜水に際しては、ダイバーは安全と保温のためスポンジ生地のような材質か らなる厚手の手袋を着用している。
【0011】 厚手の手袋を着用の指先では水にぬれた摘まみpもしくはqを把持したとき 、稍もすれば滑り、ストラップ1の足への着脱が困難であり、また摘まみp、q を長期に亘り把持・牽引を反覆すると、ストラップ1の内側に摘まみp、qが巻 き込まれ、このため摘まみp、qとしての機能を喪失し、使用不能となる。
【0012】 また前述したように、全重量20kgないし40kgの器機類を装着し、特 にダイビングスーツを着用したとき、ダイバーは身体の屈曲、撚回等を自由に行 い難く、従ってストラップ1の摘まみp、qの目視自体が困難となる。
【0013】 厳寒時もしくは潜水終了時での体力消耗で、厚手の手袋の指先に力が入らず 、ストラップ1の摘まみp、qを確実に把持することは極めて困難である。
【0014】 以上述べたような状態下で実際寸法より短く調節されたストラップ1の牽引 、または摘まみpもしくはqの把持による足ひれ2への足の挿入もしくは離脱は ダイバーにとり厄介な所作であった。
【0015】 なお、実際のスポーツ潜水において、非力な女性ダイバー等は指導員にスト ラップ1の足への装着で介助を受けているが、波の打ち寄せる岩場での波打ちぎ わ、もしくは揺動する船上で2人が寄り添う状態になったとき、高圧ガスボンベ 相互が接触するか、もしくは高圧ガスボンベにダイバーの身体が接触する等の危 険状態になることがあった。
【0016】
この考案は、ダイバーにとりその取扱に難渋し、もしくは危険状態になるよ うな欠点に着目し提案されたもので、その目的とする所は、潜水時、ダイバー自 身で容易かつ安全に足ひれへの足の挿入もしくは離脱が可能な足ひれにおけるス トラップ着脱調節器を提供しようとするものである。
【0017】
前述の目的達成のため、この考案に係る足ひれにおけるストラップ着脱調整 器は、柔軟性材質からなる保持体に、ストラップの挿脱自在な通孔を形成し、該 通孔の一側に指差込孔を並設してなるものである。
【0018】
足ひれの踵側に着脱自在に装着のゴムもしくはそれに類似の材質からなるス トラップを挿脱自在とした柔軟性材質の保持体に、通孔を貫通・形成し、該通孔 の一側にダイバーの指差込孔を並設し、この指差込孔にダイバー自身が手の指を 差込み、潜水の開始、終了に際し、ストラップの伸長で足ひれへの足の挿入もし くは離脱を容易に行い得る。
【0019】
図1、2を参照しこの考案に係る一実施例を述べるに、足ひれへのストラッ プSの装着態様は従来のストラップ形式の足ひれと同様であるので特に構造上の 差異はないが、ストラップSの長手方向(図1において左右方向)で略中央に上 下に夫々一対の制止片a、bを一体に対向・突出させ、後述の保持体Hの長手方 向における不要な移動を阻止可能としている。
【0020】 ゴムもしくは之と類似の柔軟性材質からなる保持体Hを前記制止片a、bの 間に介在・装着し、この保持体HにストラップSを長手方向に沿い挿脱自在とせ る通孔dを形成し、(図2参照)該通孔dの一側(図2において左側)に指差込 孔eを並設し、ダイバー自身で手の指をこの指差込孔eに差込み、ストラップS を所定長さに伸長し、足ひれへの足の挿入もしくは離脱に至便ならしめてある。
【0021】
この考案によれば、ストラップ形式の足ひれ全ての製品に通用可能で、また 安価でもあり、潜水の開始もしくは終了に際し、ダイバー自身で手の指を指差込 孔に挿入し、ストラップのを伸長で足ひれへの足の挿入もしくは離脱を容易にで き、しかも他人と接触するような惧れもない。
【0022】 特に冬期での潜水終了後、指先に力が入らないような時、また非力な女性の ダイバーのときでも、手の指を指差込孔に挿入することでストラップの伸長が可 能であり、足の足ひれからの離脱が容易にして、さらに従来形式の摘まみのよう に使用の反覆でストラップ内側に巻き込むこともない。
【0023】 柔軟性材質で形成されている故、足で踏みつけても破損する惧れもなく、ま た特に揺動する船上もしくは足場不良な岩場等での場合でも従来のストラップ形 式に比しダイバー自身で容易かつ安全に所作可能である。
【図1】この考案に係る一実施例の要部正面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】ブーツ形式の足ひれの斜視図である。
【図4】従来のストラップ形式の足ひれの斜視図であ
る。
る。
H 保持体 S ストラップ d 通孔 e 指差込孔
Claims (1)
- 【請求項1】 柔軟性材質からなる保持体に、ストラッ
プの挿脱自在な通孔を形成し、該通孔の一側に指差込孔
を並設してなる足ひれにおけるストラップ着脱調節器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003691U JP3081585U (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 足ひれにおけるストラップ着脱調節器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001003691U JP3081585U (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 足ひれにおけるストラップ着脱調節器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3081585U true JP3081585U (ja) | 2001-11-09 |
Family
ID=43214342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001003691U Expired - Lifetime JP3081585U (ja) | 2001-05-07 | 2001-05-07 | 足ひれにおけるストラップ着脱調節器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3081585U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016507327A (ja) * | 2013-02-22 | 2016-03-10 | ナイキ イノヴェイト シーヴィー | 反応層を有する履物 |
-
2001
- 2001-05-07 JP JP2001003691U patent/JP3081585U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016507327A (ja) * | 2013-02-22 | 2016-03-10 | ナイキ イノヴェイト シーヴィー | 反応層を有する履物 |
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