JP3081340U - 猫用飼育必需品入れ家具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】猫飼育によって生じる乱雑、不潔感からの解放
と猫飼育に伴う必需品を機能的、能率的に効率よく収納
する事で毎日の清潔が保たれ労力の軽減と整理整頓の簡
略化を図る。 【解決手段】室内に設置しても違和感の無い家具調構造
体とし、机型本体上部、箱型本体下部とで構成し本体上
部は補給用砂入れ部、補給用レバー部２、餌等必要小物
入れ引き出し部３、脱臭防奥防湿用木炭入れ部４、本体
下部受けローラー１０、本体下部は、前部の左右いずれ
かの側に出入り口開口部を設けた箱型本体下部５、通路
部８、砂場部６、汚物入れ箱部７、汚物入れ箱蓋部に設
けた桝目状分別篭、とで構成又本体下部５、全体をスラ
イド式する事で排泄物処理作業及び清掃作業が能率的と
なる。本体下部に設けた各部は取り外し可能とする事で
清掃作業が各部の隅々までいきわたり、より清潔の保持
と作業の簡便化が確約される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、猫飼育に関連する必要品、餌、補給用砂、トイレ排泄汚物入れ箱、 爪切り等、小物類の必需品を機能的かつ清潔に配置収納するための猫用飼育必需 品入れ家具である。

【０００２】

【従来の技術】

従来よりの猫用トイレは箱型もしくはトレ―タイプ等の形が多い。猫の習性等 からして砂かけ動作等で砂を飛散させ室内を汚す事もある。

【０００３】 従来のトイレ砂場等は不意の来訪者に汚物が直接眼に映り不快な印象、不潔な 印象を与える事が有り、設置場所選びには悩む事がおおい、又猫飼育に要する備 品は意外と多く散在しやすく家の中が乱雑不潔になりやすい傾向になる。

【０００４】 従来よりの排泄汚物の保管場所では衛生面の観点から衛生上の問題がある。

【０００５】 室内飼育であるから脱臭防臭効果に万全を期したいが開放状態であれば臭気は すこしずつ拡散傾向にあった。

【０００６】 本来猫の愛好者であっても排泄物の処置や臭気,乱雑不潔感の問題等が解決で きない事から飼育を断念したり放棄したりするケースがある。

【０００７】 今まで足裏についた砂粒落としは砂場の前に置くスノコ型の種類がが多く、猫 が一、二歩で通過するため足裏の砂粒を付けたまま室内に出るから、当然足裏に 付いている砂粒により室内が汚れ不潔な印象を与えることがある。

【０００８】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は以上のような従来の問題点を解消して室内での猫の飼育を行う際に生 じる問題点を機能的に効率よく、かつ備品必需品を整然と収納することで毎日の 猫の世話と清潔の保持を簡単に効率的にでき又室内に違和感のない構造体にする ことで解決の課題とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

本考案の構成の要旨とするところは室内に設置しても違和感の無い家具調構造 体とする。机型本体上部、箱型本体下部とで構成し本体上部は補給用砂入れ部１ 、補給用レバー部２、餌等必要小物入れ引き出し部３、脱臭防臭防湿用木炭入れ 部４、本体下部受けローラー10、本体下部は、前部の左右いずれかの側に出入り 口開口部を設けた箱型本体下部５、通路部８、砂場部６、汚物入れ箱部７、汚物 入れ箱蓋部に設た桝目状分別篭12、とで構成又本体下部５、全体をスライド式す る事で排泄物処理作業及び清掃作業が能率的となる、本体下部に設けた各部は取 り外し可能とする事で清掃作業が各部の隅々までいきわたり、より清潔の保持と 作業の簡便化が確約されることにより課題の解決とする。

【００１０】

【考案の実施の形態】

本考案は以下のように構成したので、補給用砂入れ部１、に常時補給用砂が備 蓄されており補給作業の際の砂の運搬から開放されると同時に尚且つ清潔に、補 給レバー２、の操作により簡単に敏速に砂の補給が完了する。

【００１１】 本体上部に木炭パワーの効果による脱臭効果、防臭効果、防湿効果、各効果の パワーを得るため、本体上部に木炭入れ部４、を設ける事により以上の問題の解 消を図る。

【００１２】 トイレ砂場出入り口は一ケ所とし通路８、は桝目、網目、スノコ形とし、又通 路はＬ型又はコ型にする事で歩行距離を長くとる構造にした事により、足裏に付 着した砂粒を完璧に近い状態で除去でき室内を汚す事はなくなつた又、砂場壁面 を高くした事で砂掛けによる砂の散乱防止、臭気拡散防止、と同時に猫が跨いで 砂場に進入するのを阻止でき出入り口からのみ砂場への出入りが許される構造と した、又汚物が直接視界に入ず見た目にも室内の清潔保持が確立された。

【００１３】 砂場側面に排泄物入れ箱７、を併設する事で毎日の汚物処理作業が軽減され又 汚物の保管場所にも困る事はない、尚且つ汚物箱前蓋に桝目状の分別篭12、を設 ける事により汚物処理作業が清潔に敏速に完了でき、又前蓋を閉じる事により汚 物が汚物箱の中に投入出来る構造とする。

【００１４】 本体下部５、をスライド式構造とする事で汚物処理作業の軽減化と清掃作業の 簡便化を図る事ができた。

【００１５】

【実施例】

以下,実施例を示す添付図を参照しつつ本考案を詳細に開示する。図１、は本 考案全体斜視図であり、図２は図１の開放部、スライド部を開放、スライドした 状態を示す斜視図である。図３は本体下部５に図５のトイレ砂場部６、図６の汚 物いれ箱７、通路部８、の各部を設営した状態での平面図である。図４は箱型本 体下部を示す斜視図、図５はトイレ砂場部を示す斜視図、図６は汚物入れ箱を示 す斜視図。

【００１６】 図２の補給砂いれ部蓋１３を開け補給砂いれ部に補給用砂を入れる、約13リッ トル備蓄可能であるから砂の欠乏で困る事はない。

【００１７】 図２の引き出し部３、には備蓄餌,ブラシ等小物類をいれる引出しとしたこと で整理整頓が簡単敏速に出来る事で乱雑不潔感からの解放につながった。

【００１８】 図２の木炭入れ部４は、脱臭効果、防臭効果,防湿効果が高いといわれる木炭 を活用するための木炭入れ部４を設けたことで各効果の成果に大きく貢献した。

【００１９】 図４は本体下部５の斜視図である、図で示すよう出入り口は一個所のみとする 。図５は砂場部６の斜視図である、図の如く砂場出入り口も一ケ所とする。

【００２０】 図３は本体下部５に各部を設営した状態での平面図である、猫は出入り口９か ら入り通路８を渡り、砂場入り口11から砂場６に入り排便を済ませ、同じ道順を 経て帰らなければ行けない設計とし、又足裏の砂粒を完全に近い状態で取り除く にはスノコ形、桝目形、網目形等で砂粒が下に落ちる素材とし、通路部８の形状 はＬ字形又はコノ字形とし歩行距離を長くし、歩数を多くとらせる事で足の裏に 付着している砂を完璧に近い状態で落とす事ができる。

【００２１】 図４、本体下部５の斜視図である、図５砂場部６の斜視図が示す通り出入り口 部分11のみを開口部とし、他の側板を高くする事で砂掛けによる砂の撒き散らし が防ぐ事が出来る。又、猫が砂場に跨いで入れないような構造となり定められた 通路８を通り砂場出入り口部分11からのみ砂場への出入りをさせる、又、側板が 高い事で砂場を囲う状態となり臭気拡散の防止につながる。

【００２２】 図６汚物入れ箱７の開いた状態の斜視図である。砂場部６での排泄物の処理作 業は、砂場部６内の砂,汚物をスコップ等により汚物箱の蓋部に装着してある分 別篭12の中に入れることで砂と汚物とが簡単分別できる。又、分別終了後、蓋を 閉じる事で分別篭内の汚物が、汚物いれ箱内の袋の中に入る構造とした。したが って衛生的かつ合理的かつ分別作業の軽減化につながった。

【００２３】 排泄物処理作業終了後は新しい砂の補給が必要である。図２補給砂用レバー２ を引くことで図２補給砂入れ部１内の砂が砂場内６に落下する事で砂の補給がす みやかに完了する。

【００２４】

【考案の効果】

本考案の猫用必需品入れ家具は猫飼育に必要な餌から排泄汚物までを機能的衛 生的に収納管理する事で整理整頓が簡単で便利に出来るから労力の軽減、作業時 間の短縮とで毎日の清潔の保持が約束できるから不意の来客にも不潔な印象を与 える事がないので安心できる。だから、いつも清潔な環境で猫と暮らせ、猫への 愛情がもっと深まります。

【提出日】平成１３年４月１９日（２００１．４．１９）

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００９

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００９】

【課題を解決するための手段】

本考案の構成の要旨とするところは、室内に設置しても違和感の無い家具調構 造としたものであり、請求項１記載の考案は、机型形状からなる本体上部に、補 給用砂入れ部１と、餌及び小物必需品入れ引き出し部３と、脱臭・防臭・防湿用 木炭入れ部４とを並設し、当該本体上部の下部に箱型本体下部５を設けて、この 箱型本体下部の中に砂場６と、砂場に設けた砂場出入口１１と、出入口９を結ぶ 通路部８を砂場の外側に配設し、当該砂場に排泄汚物入れ箱７を併設し、箱型本 体下部受けローラー１０を本体上部の底板又は側板に取り付けた。ここで出入口 ９は箱体本体下部５の前部の左右いずれかの側に設けた。 請求項２記載の考案は、砂場６に補給用砂入れ部１からの砂の補給を簡単にす るために、本体上部の補給用砂入れ部１の上部に開閉式補給砂入れ部上蓋１３を 設け、底部に砂場６の上部に対応させて砂落とし穴を設け、補給レバー２を介し て当該砂落とし穴を開閉可能にした。 請求項３記載の考案は、出入り口９から砂場までを意図的に歩行距離が長くな るようにし、猫の足裏に付いた砂が自然に落ち足裏に付着している砂粒運びを阻 止し室内を清潔に保つために、通路部８の歩行方向の形状をＬ型又はコの字型に し、通路の渡り部をスノコ形、若しくは桝目形、又は網目状にした。 請求項４記載の考案は、毎日の排泄物の処理が簡単便利となり且つ汚物の保管 も同時に出来るように、砂場６に併設した排泄汚物入れ箱７の蓋部に、網目状分 別篭１２を設けた。 請求項４記載の考案は、排泄物処理作業及び清掃作業が能率的になるように、 箱型本体下部受けローラー１０を本体上部の底板又は側板に取り付け、箱型本体 下部５の中に収納した砂場６と排泄汚物入れ箱７と通路部８とを取り外し可能に した。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案全体斜視図

【図２】 図１のスライド部、引き出し部の各部を解放
状態にした時点での全体斜視図である。

【図３】 本体下部５内に６，７，８各部を設置した状
態での平面図

【図４】 本体下部５斜視図

【図５】 砂場部６斜視図

【図６】 汚物箱７使用時の状態での斜視図

【符号の説明】

１ 補給砂いれ部 ２ 補給レバー ３ 餌、小物入れ引き出し部 ４ 脱臭、防臭、防湿用、木炭入れ部 ５ 本体下部 ６ 砂場部 ７ 汚物入れ箱 ８ 通路部 ９ 出入り口 10 本体下部５受けローラー 11 砂場出入り口 12 分別篭 13 補給砂入れ部上蓋

【手続補正書】

【提出日】平成１３年４月１９日（２００１．４．１
９）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 机型本体上部は補給用砂入れ部１、補給
   レバー２、餌、小物必需品入れ引き出し部３、脱臭、防
   臭防湿用木炭入れ部４、本体下部受けローラー10、箱型
   本体下部は、通路部８、排泄汚物入れ箱７、砂場６、前
   記６、７、８の各部を設置する箱型本体下部５、により
   構成される猫用飼育必需品入れ家具。
2. 【請求項２】 本体上部の補給用砂入れ部１、は上蓋開
   閉式とし、底部は本体下部砂場６、内に補給用砂が落下
   する位置に砂落とし穴を開けておく補給用砂入部底部内
   の穴の開閉により補給用砂入れ部から砂が落下し砂場
   ６、に砂の補給ができる、また補給庫内の穴を閉じる事
   で砂の落下が停止する構造とする。
3. 【請求項３】 本体上部に脱臭、防湿防臭用木炭入れ部
   ４、を設けた。
4. 【請求項４】 通路部８、は出入り口から砂場までを意
   図的に歩行距離が長くなるよう通路の形状をＬ型、又は
   コの字型にする、又通路はスノコ形または網目状にする
   事によって猫の足裏に付いた砂が自然に落ち足裏に付着
   している砂粒運びを阻止することで室内を清潔に保つ構
   造とする。
5. 【請求項５】 砂場６、に併設して排泄物入れ箱７、を
   設置する事で毎日の排泄物の処理が簡単便利となり尚且
   つ汚物の保管も同時に出来る、又排泄物入れ箱蓋部に網
   目状分別篭12、を設ける事で汚物と汚れていない砂の分
   別作業の軽減を図れる。
6. 【請求項６】 本体下部５、は砂場６、汚物入れ箱７、
   通路部８、の各部を設置する事で構成される、又６、
   ７、８、各部取り外しを可能とし清掃の軽減化を図る、
   又本体下部５、を引出し式構造とすることで清掃作業の
   能率を向上させた。