JP3081001U - 植物の植栽に適する萩焼製の容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】萩焼製の容器に、植栽用土を入れ、植物を植栽
し、生育させる。 【解決手段】萩焼製の容器（Ａ）の底部（１）に水抜き
用の穴（Ｂ）を設ける。これによって容器内に余剰水が
滞留せず、植栽された植物の良好な生育を妨げない環境
を作ることが可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、植物植栽用の陶器（萩焼製の容器）に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の萩焼製の容器は、食器・茶器・花器としての使用を主な目的とした構造 をしている。すなわち、食器・茶器の場合には液状の飲食物が漏れにくい構造を している。花器の場合には、切花に対応し水を張って使用するため、水が漏れに くい構造をしており、さらにニスを塗るなどの加工が施される場合がある。

【０００３】

【目的】

本考案では、萩焼製の容器に、植栽用土を入れ、植物を植栽し、生育させるこ とを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するための手段として、本考案では、萩焼の容器の底部に水抜 き用の穴を設ける。このことによって容器内に余分な水が滞留せず、植栽された 植物の良好な生育を妨げない環境を作ることが可能となる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。 図１において、萩焼製の容器（Ａ）の底部に水抜き用の穴（Ｂ）を設ける。穴 の位置は、図２において、容器の底部（１）の中央、あるいは図３において、 底部の周辺部に数ヶ所、あるいは図４において、その組合せとする。

【０００６】 図５において、萩焼の底部の形状は、縁（２）・脚（３）を有しない形状、あ るいは図６において、接地を避けるために縁（２）を有する形状とする。図７に おいて、容器を支えるために脚（３）を有する形状とする。

【０００７】 これらの形状を有する萩焼製の容器に、植栽用土（４）を入れ、植物（５）を 植栽する。

【０００８】

【考案の効果】

本考案の萩焼製の容器を使用するならば、底部に水抜き用の穴を有するため、 容器内に余剰水が滞留せず、植物を植栽し、生育させることが可能となる。この ことによって、美的に優れた鉢植え植栽を創作することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 断面図

【図２】 底部のほぼ中央に水抜き用の穴を有する容器
の平面図

【図３】 底部の周辺部に水抜き用の穴を有する容器の
平面図

【図４】

【図２】と

【図３】の組合せによる容器の平面図

【図５】 底部に縁・脚を有しない形状の容器の断面図

【図６】 底部に縁を有する形状の断面図

【図７】 底部に脚を有する形状の断面図

【符号の説明】

Ａ 萩焼の容器 Ｂ 水抜き用の穴 １ 底部 ２ 底部の縁 ３ 脚 ４ 植栽用土 ５ 植物

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底部（１）に水抜き用の穴（Ｂ）を設け
   ることにより、植栽用土を入れ、植物を植栽し、生育さ
   せることに適する萩焼製の容器。