JP3080996B2 - すぐれた凍結/融解回復性を有する濃厚布帛柔軟化組成物およびその高度不飽和布帛柔軟剤化合物 - Google Patents

すぐれた凍結/融解回復性を有する濃厚布帛柔軟化組成物およびその高度不飽和布帛柔軟剤化合物

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JP3080996B2 JP09533560A JP53356097A JP3080996B2 JP 3080996 B2 JP3080996 B2 JP 3080996B2 JP 09533560 A JP09533560 A JP 09533560A JP 53356097 A JP53356097 A JP 53356097A JP 3080996 B2 JP3080996 B2 JP 3080996B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、布の柔軟化に使用される柔軟化組成物の製
造において使用するための、高度不飽和生物分解性布帛
柔軟剤化合物に関する。特に、本発明は、きわめてすぐ
れた布帛柔軟化/静電気抑制および再湿潤の利益を提供
するために、家庭の繊維材料の選択作業のすすぎサイク
ルにおいて使用するための、すぐれた凍結/融解回復性
質を有する濃厚繊維材料柔軟化組成物に関する。
発明の背景 高いレベルの柔軟剤を含有する布帛柔軟化組成物は当
該技術分野において公知である。しかしながら、すぐれ
た凍結/融解回復性質を有する高度に濃縮された組成
物、特に標準周囲温度におけるプロセシングにより製造
することができる組成物が、必要とされている。
本発明は、標準温度、すなわち、室温およびサブノル
マル温度において長期貯蔵条件下に改良された安定性を
有し(すなわち、沈澱、ゲル化、増粘または固化せず)
かつ凍結後回復して安定な組成物を形成する、高度に濃
縮された水性液状繊維材料処理組成物を提供する。
発明の要約 本発明における液状布帛柔軟剤組成物は、下記成分A
〜Dを含んでなる: A. 組成物の約15重量%〜約50重量%、好ましくは16重
量%〜約35重量%、より好ましくは約17重量%〜約30重
量%の、柔軟剤1)〜3)から成る群より選択される、
生物分解性布帛柔軟剤活性成分。
1). 下記式を有する柔軟剤、 式中、各R置換基は短鎖C1−C6、好ましくはC1−C3アル
キルまたはヒドロキシアルキル基(例えば、メチル(最
も好ましい)、エチル、プロピル、ヒドロキシエチル)
ベンジン、またはそれらの混合物であり、各mは2また
は3であり、各nは1〜約4であり、各Yは−O−
(O)C−または−C(O)−O−であり、各R1中の炭
素数の合計+1は、Yが−O−(O)C−であるとき、
C12−C22、好ましくはC14−C20であり、各R1はヒドロカ
ルビル、または置換ヒドロカルビル基、好ましくはアル
キル、モノ不飽和アルキレン、およびポリ不飽和アルキ
レン基であり、ポリ不飽和アルキレン基を含有する柔軟
剤活性成分は、存在する合計の柔軟剤活性成分の少なく
とも約3重量%、好ましくは少なくとも約5重量%、よ
り好ましくは少なくとも約10重量%、なおより好ましく
は約15重量%であり(本明細書において使用するとき、
所定のR1基を含有する「柔軟剤活性成分の百分率」は、
柔軟剤活性成分のすべてを形成するために使用される合
計のR1基に対するその所定のR1基の百分率と同一であ
る)、(本明細書において使用するとき、「親」脂肪
酸、または「対応する」脂肪酸のヨウ素価は、所定のR1
基を含有する脂肪酸中に存在する不飽和のレベルと同一
であるR1基のについての不飽和レベルを定義するために
使用される)、そして対イオンX(-)は任意の柔軟剤適合
性アニオン、好ましくは塩化物、臭化物、硫酸メチル、
または硝酸塩、より好ましくは塩化物、であることがで
きる、 2). 下記式を有する柔軟剤、 式中、各Y、R、R1、およびX(-)は上記と同一の意味を
有する(このような化合物は下記式を有するものを包含
する、 [CH33N(+)[CH2CH(CH2OC[O]R1)OC(O)R1] Cl(-) 特に式中、C(O)R1は、いくつかの飽和、いくつかの
不飽和、例えば、オレイン酸、脂肪酸、およびいくつか
のポリ不飽和脂肪、酸を含有する、R1基の混合物から誘
導され、そして、好ましくは、各Rはメチルまたはエチ
ル基であり、そして好ましくは各R1はC15〜C19の範囲で
あって、アルキル鎖の中に存在する不飽和度が変化す
る)、および 3). それらの混合物、(前記布帛柔軟剤活性成分
は、安定な分散液の形態である)。
B. 必要に応じて、0%〜約10%、好ましくは約0.1%
〜約5%、より好ましくは約0.2%〜約3%の香料。
C. 必要に応じて、0%〜約2%、好ましくは約0.01%
〜約0.2%、より好ましくは約0.035%〜約0.1%、の安
定剤。
D. 水および、必要に応じて、組成物の約5重量%〜約
30重量%、好ましくは約8重量%〜約25重量%、より好
ましくは約10重量%〜約20重量%、の水溶性有機溶媒を
含んでなる液状担体である残部。この組成物の粘度は、
約500cpsより小さく、好ましくは約400cpsより小さく、
より好ましくは約200cpsより小さく、そして凍結および
融解後、約1000cpsより小さく、好ましくは約500cpsよ
り小さく、より好ましくは約200cpsより小さい値に回復
する。
この組成物のpHは、約1〜約5、好ましくは約1.5〜
約4.5、より好ましくは約2〜約3.5である。
発明の詳細な説明 A. 布帛柔軟化活性成分 本発明において必須の成分は、組成物の約15重量%〜
約50重量%、好ましくは16重量%〜約35重量%、より好
ましくは約17重量%〜30重量%、の以後に示す化合物、
およびそれらの混合物から選択される生物分解性布帛柔
軟剤活性成分である。これらの化合物は新規な化合物で
あり、布帛柔軟剤活性成分の分散液/懸濁液である、伝
統的型の水性濃厚布帛柔軟剤組成物に配合されるとき、
予期せざる性質を有する。これらの化合物は、少なくと
も約3%、より好ましくは少なくとも約5%、さらによ
り好ましくは少なくとも10%、なおより好ましくは少な
くとも15%のポリ不飽和基を含有する柔軟剤活性成分を
有するべきである。このポリ不飽和により、飽凍結/融
解回復性はよりすぐれたをものとする。通常、ポリ不飽
和基はモノ不飽和基より非常に不安定である傾向がある
ので、活性成分中のポリ不飽和基の存在は望まれないで
あろう。これらの高度不飽和物質が存在するので、本発
明におけるコンパウンドおよび/または組成物は、柔軟
剤活性成分の分解を防ぐために、抗菌剤、酸化防止剤、
および/または還元性物質を含有することが非常に望ま
しく、またポリ不飽和のレベルがより高度の場合は、こ
れは必須である。
ジエステル第四級アンモニウム布帛柔軟化活性化合物
(DEQA) (1) 第1のタイプのDEQAは、好ましくは、主要な活
性成分として、下記式の化合物を含んでなる。
式中、各R置換基は短鎖C1−C6、好ましくはC1−C3
ルキルまたはヒドロキシアルキル基(例えば、メチル
(最も好ましい)、エチル、プロピル、ヒドロキシエチ
ル等)、ベンジン、またはそれらの混合物であり、各m
は2または3であり、各nは1〜約4であり、各Yは−
O−(O)C−または−C(O)−O−であり、各R1
の炭素数の合計+1は、Yが−O−(O)C−であると
き、C12−C22、好ましくはC14−C20であり、各R1はヒド
ロカルビル、または置換ヒドロカルビル基である。好ま
しくは、柔軟剤活性成分は、アルキル、モノ不飽和アル
キレン、およびポリ不飽和アルキレン基を含み、ポリ不
飽和アルキレン基を含有する柔軟剤活性成分は、存在す
る合計の柔軟剤活性成分の少なくとも約3重量%、好ま
しくは少なくとも約5重量%、より好ましくは少なくと
も約10重量%、なおより好ましくは約15重量%である
(本明細書において使用するとき、所定のR1基を含有す
る「柔軟剤活性成分の百分率」は、存在する合計R1基で
の所定R1基の百分率に基づいた合計の活性成分の百分率
を採用することに基づく)。
これらのR1基の親脂肪酸のヨウ素価(以後IVと呼ぶ)
は、平均、好ましくは約60〜約140、より好ましくは約7
0〜約130、さらにより好ましくは約75〜約115である。
不飽和R1基を含んでなる活性成分は、好ましくはは存在
する合計の活性成分の約50重量%〜約100重量%、より
好ましくは約55重量%〜約95重量%、なおより好ましく
は約60重量%〜約90重量%であると考えられる。ポリ不
飽和R1基を含有する活性成分は、存在する合計の活性成
分の少なくとも約3重量%、好ましくは少なくとも約5
重量%、より好ましくは少なくとも10重量%、なおより
好ましくは少なくとも15重量%である。これらのポリ不
飽和基は、特に凍結および融解後に、最適な粘度安定性
を提供するために必要である。活性成分中のポリ不飽和
R1基のレベルがより高いほど、不飽和R1基を含んでなる
活性成分のレベルはより低くなることができる。
上記対イオンX(-)は、任意の柔軟剤適合性アニオン、
好ましくは強酸のアニオン、例えば、塩化物、臭化物、
硫酸メチル、硫酸塩、硝酸塩およびその他、より好まし
くは塩化物である。
これらの生物分解性第四級アンモニウム布帛柔軟化化
合物は、好ましくは、基C(O)R1を含有し、これは、
主として不飽和脂肪酸、例えば、オレイン酸、必須のポ
リ不飽脂肪酸、および/または飽和脂肪酸、および/ま
たは天然源から、例えば、植物油、および/または部分
的水素化植物油、例えば、カノーラ油(canola oi
l)、ベニバナ油、落花生油、ヒマワリ油、トウモロコ
シ油、大豆油、トール油、米糠油、およびその他から誘
導された、部分的水素化脂肪酸、から誘導される。他の
好ましい態様において、脂肪酸は下記の概算分布を有
し、比較DEQAは当該技術分野において記載されているも
のに類似する。
DEQAの例は次の通りであるが、これに限定されるもの
ではない。
DEQA10は大豆脂肪酸から製造され、そしてDEQA11はわ
ずかに水素化されたタロウ脂肪酸から製造される。
脂肪族アシル基の少なくとも大部分、例えば、約50%
〜100%、好ましくは約55%〜約95%、より好ましくは
約60%〜約90%は不飽和であること、およびポリ不飽和
脂肪族アシル基を含有する活性成分の合計のレベル(TP
U)は約3%〜約30%、好ましくは約5%〜約25%、よ
り好ましくは約10%〜約18%であることが好ましい。不
飽和脂肪族アシル基のシス/トランス比は重要であり、
シス/トランス比は1:1〜約50:1であり、最小は1:1、好
ましくは少なくとも3:1、より好ましくは約4:1〜約20:1
である。
必須のポリ不飽和を包含する不飽和脂肪族アシル基
は、驚くべきことには、有効な柔軟化作用を提供する
が、また、よりすぐれた再湿潤特性、すぐれた静電防止
特性、および凍結および融解後のよりすぐれた回復性も
提供する。
高度不飽和物質は、また、低い粘度を維持し、したが
って、処理操作、例えば、ポンプ輸送、混合等、がいっ
そう容易である、濃厚なプレミックスに配合することが
容易である。これらの高度不飽和物質は、通常このよう
な物質と会合した少量の溶媒を有し、すなわち、合計の
柔軟剤/溶媒の混合物の約5重量%〜約20重量%、好ま
しくは約8重量%〜約25重量%、より好ましくは約10重
量%〜約20重量%の溶媒を有し、また、周囲温度におい
てさえ、本発明の濃厚で、安定な分散組成物に配合する
ことがいっそう容易である。低温において活性成分を処
理できることは、分解が最小になるので、特にポリ不飽
和基について重要である。化合物および柔軟剤の組成物
が、後述するように、有効な酸化防止剤および/または
還元剤を含有するとき、分解に対する追加の保護を得る
ことができる。
R1基が基本的疎水特性を維持するかぎり、置換基Rお
よびR1は要に応じて種々の基、例えば、アルコキシルま
たはヒドロキシル基、で置換されることができることが
理解されるであろう。好ましい化合物は、広く使用され
ている布帛柔軟剤であるジタロウジメチルアンモニウム
クロライド(以後「DTDMAC」と呼ぶ)の生物分解性ジエ
ステル変種であると考えることができる。好ましい長鎖
DEQAは、高いレベルのポリ不飽和を含有する源から製造
されたDEQA、すなわち、N,N−ジ(アシル−オキシエチ
ル)−N,N−ジメチルアンモニウムクロライドであり、
ここでアシルは十分なポリ不飽和を含有する脂肪酸から
誘導される。
本明細書において使用するときに、ジエステルを特定
するとき、それは存在するモノエステルを包含すること
ができる。好ましくは、DEQAの少なくとも約80%はジエ
ステルの形態であり、そして約0%〜約20%はDEQAモノ
エステルであることができる(例えば、式(1)におい
て、mは2であり、そして1つのYR1基「H」または
「−C(O)−OH」のいずれかである)。柔軟化のため
に、洗剤のキャリオーバーが低いか、あるいは非存在で
ある洗濯条件下では、モノエステルの百分率はできるだ
け低く、好ましくは約5%以下であるべきである。しか
しながら、高いアニオン洗浄界面活性剤または洗剤ビル
ダーのキャリオーバーの条件下では、あるモノエステル
は好ましいことがある。ジエステル:モノエステルの全
体の比は約100:1〜約2:1、約50:1〜約5:1、より好まし
くは約13:1〜約8:1である。高い洗剤のキャリオーバー
の条件下では、ジエステル/モノエステルの比は好まし
くは約11:1である。DEQAの製造において、存在するモノ
エステルのレベルをコントロールすることができる。
本発明の実施において生物分解性第四級化エステル−
アミン柔軟化物質として使用する上記化合物は、標準的
反応の化学を使用して製造することができる。DTDMACの
ジエステル変種の1つの合成において、式RN(CH2CH2O
H)のアミンを双方のヒドロキシル基において式R1C
(O)Clの酸塩化物でエステル化し、次いでアルキルハ
ロゲン化物RXで第四級化して、所望の反応生成物を生成
する(式中、RおよびR1は上記において定義した通りで
ある)。しかしながら、この反応順序を使用すると、広
い範囲の化合物を製造することができることは、当該化
学の技術分野の当業者に理解されているところである。
本発明の濃厚液状布帛柔軟剤組成物の配合に適当な、
なお他のDEQA柔軟剤活性成分は、1つのR基がC1-4ヒド
ロキシアルキル基である上記式(1)、好ましくは1つ
のR基がヒドロキシエチル基である上記式(1)を有す
る。このようなヒドロキシエチルエステル活性成分の例
は、ジ(アシルオキシエチル)(2−ヒドロキシエチ
ル)メチルアンモニウムメチル硫酸塩であり、ここでア
シルは前述の脂肪酸から誘導される。この型のDEQAの他
の例は、DEQA1のそれと同一の脂肪酸から誘導され、そ
して以後においてDEQA8と表示する。
(2)第2型のDEQAは下記の一般式を有する。
式中、各Y、R、R1、およびX(-)は上記と同一の意味
を有する。このような化合物は、下記式を有するものを
包含する。
[CH33N(+)[CH2CH(CH2OC[O]R1)OC(O)R1] Cl(-) 式中、各Rはメチル基であり、そして好ましくは各R1
はC15−C19の範囲である。本明細書において使用すると
きに、ジエステルを特定するとき、それは存在するモノ
エステルを包含することができる。存在することができ
るモノエステルの量は、DEQA(1)と同一である。
これらの型の化合物およびそれらを製造する一般的方
法は、米国特許第4,137,180号(Naik et al.、1979年
1月30日発行、これは引用することによって本明細書の
一部とされる)に開示されている。式(2)の好ましい
DEQAの1例は、式1,2−ジ(アシルオキシ)−3−トリ
メチルアンモニオプロパンクロライドを有する「プロピ
ル」エステル第四級アンモニウム布帛柔軟剤活性成分で
あり、ここでアシルDEQA5それと同一であり、そして以
後DEQA9として表示する。
前述のDEQA活性成分は低いレベルの脂肪酸を含有する
ことができ、これらの脂肪酸は未反応の出発物質および
/または仕上がり組成物中の柔軟剤活性成分の部分的分
解、例えば、加水分解、の副生物であることができる。
遊離脂肪酸のレベルは、低く、好ましくは柔軟剤活性成
分の約10重量%より低く、より好ましくは約5重量%よ
り低いことが好ましい。
濃厚分散組成物 本発明における新規な化合物/組成物を使用して製造
できる安定な「分散」組成物は、同時継続米国特許出願
第08/461,207号(E.H.Wahl et al.、1995年6月5日
発行、前記出願は引用することによって本明細書の一部
とされる)に開示されているものである。
B. 水溶性有機溶媒系 本発明の分散組成物は、必要に応じて組成物の約5重
量%〜約30重量%、好ましくは約8重量%〜約25重量
%、より好ましくは約10重量%〜約20重量%の水溶性有
機溶媒を含む。この溶媒は好ましくは布帛柔軟剤DEQAと
混合して、周囲温度においてであっても、プロセシン
グ、例えば、ポンピングおよび/または混合を容易とす
るために粘度を低くすることができる。
有機溶媒は好ましくは水溶性溶媒、例えば、エタノー
ル、イソプロパノール、1,2−プロパンジオール、1,3−
プロパンジオール、プロピレンカーボネート等、であ
る。
前述の高度不飽和布帛柔軟剤化合物を使用すると、周
囲温度、例えば、約10℃〜約40℃、好ましくは約20℃〜
約35℃において、わずかに低いレベルの水溶性溶媒の慣
用の混合により、仕上がり濃厚組成物をつくることがで
きる。分散組成物が高いレベルのポリ不飽和柔軟剤活性
物質を含有するとき、この周囲温度におけるプロセシン
グは非常に重要である。
C. 香料 本発明のプレミックスおよび/または仕上がり組成物
は、任意の柔軟剤適合性香料を含有することができる。
好ましくは香料は米国特許第5,500,138号明細書(Bacon
et al.、1996年3月19日発行)に開示されており、
前記特許は引用することによって本明細書の一部とされ
る。香料は必要に応じて仕上がり組成物の重量の約0重
量%〜約10重量%、好ましくは約0.1重量%〜約5重量
%、より好ましくは約0.2重量%〜約3重量%のレベル
で存在する。香料は好ましくはプレミックスの中に添加
して仕上がり分散組成物の製造を簡素化しかつ前記香料
の布帛への付着を改良することができるということは、
本発明の使用の1つの利点である。必要量の、酸、好ま
しくは鉱酸、より好ましくはHCl、を含有する水にプレ
ミックスを添加して、後述する仕上がり組成物をつくる
ことができる。
D. 安定剤 本発明の仕上がり分散組成物、および、必要に応じ
て、原料において、安定剤は非常に望ましく、そして必
須でさえある。用語「安定剤」は、本明細書において使
用するとき、酸化防止剤および還元剤を包含する。これ
らの安定剤は、最終組成物において、酸化防止剤につい
て約0%〜約2%、好ましくは約0.01%〜約0.2%、よ
り好ましくは約0.035%〜約0.1%のレベルで存在し、そ
して還元剤について、より好ましくは約0.01%〜約0.2
%のレベルで存在する。プレミックスについて、プレミ
ックスおよび仕上がり組成物中の柔軟剤活性成分の濃度
に依存して、レベルは調節される。これらは長期間の貯
蔵条件下においてすぐれた臭気の安定性を保証する。酸
化防止剤および還元剤の安定剤は、香りのないまたは低
い香りの製品(香料を含ないか、あるいは低いレベルで
含む)にとっては、特に重要である。
本発明の分散組成物に添加することができる酸化防止
剤の例は、下記のものを包含する。アスコルビン酸、ア
スコルビン酸パルミテート、プロピルガレートの混合
物、イーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポ
レーテッド(Eastman Chemical Products,Inc.)から
商品名SenoxRPGおよびTenoxRS−1で入手可能である;BH
T(ブチル化ヒドロキシトルエン);BHA(ブチル化ヒド
ロキシアニソール)、プロピルガレート;およびクエン
酸の混合物;イーストマン・ケミカル・プロダクツ・イ
ンコーポレーテッドから商品名TenoxR−6で入手可能で
ある;ブチル化ヒドロキシトルエン、UOPプロセス・デ
ィビジョン(Process Division)から商品名SustaneRB
HTで入手可能である;t−ブチルハイドロキノン、イース
トマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッド
からTenoxRTBHQとして入手可能である;天然のトコフェ
ロール、イーストマン・ケミカル・プロダクツ・インコ
ーポレーテッドからTenoxRGT−1/GT−2として入手可能
である;およびブチル化ヒドロキシアニソール;イース
トマン・ケミカル・プロダクツ・インコーポレーテッド
からBHAとして入手可能である;没食子酸の長鎖エステ
ル(C8−C22);例えば;ドデシルガレート;IrganoxR10
10;IrganoxR1035;IrganoxR1171;IrganoxR1425;IrganoxR
3114;IrganoxR3125;およびそれらの混合物;好ましくは
IrganoxR3125;IrganoxR1425;IrganoxR3114;およびそれ
らの混合物;より好ましくはIrganoxR3125単独またはそ
れとクエン酸および/または他のキレート化剤;例え
ば、クエン酸イソプロピルとの混合物;DequestR2010;モ
ンサント(Monsanto)から化学名1−ヒドロキシエチル
デン−1,1−ジホスホン酸(エチドロン酸)で入手可能
である;およびTironR、コダック(Kodak)から化学名
4,5−ジヒドロキシ−m−ベンゼンスルホン酸/ナトリ
ウム塩で入手可能である;およびDTPAR、アルデリッヒ
(Aldrich)から化学名ジエチレントリアミン五酢酸で
入手可能である。
E. 任意の成分 (A) 増白剤 本発明におけるプレミックス、特に仕上がり分散組成
物は、また、必要に応じて約0.005〜5重量%のあるタ
イプの親水性蛍光増白剤を含有し、これらは、また、染
料移動阻止作用を提供する。使用する場合、本発明にお
ける分散組成物は好ましくは約0.001〜1重量%のこの
ような蛍光増白剤を含むであろう。
本発明において有用な親水性蛍光増白剤は、下記構造
式を有するものである。
式中R1はアニリノ、N−2−ビス−ヒドロキシエチル
およびNH−2−ヒドロキシエチルから選択され、R2はN
−2−ビス−ヒドロキシエチル、N−2−ヒドロキシエ
チル−N−メチルアミノ、モルホリノ、クロロおよびア
ミノであり、そしてMは塩形成カチオン、例えば、ナト
リウムまたはカリウムである。
上記式において、R1がアニリノであり、R2がN−2−
ビス−ヒドロキシエチルでありかつMがナトリウムのよ
うなカチオンであるとき、増白剤は4,4′−ビス[(4
−アニリノ−6−(N−2−ビス−ヒドロキシエチル)
−s−トリアジン−2−イル)アミノ]−2,2′−スチ
ルベンジンスルホン酸および2ナトリウム塩である。こ
の特定の増白剤種はチバ−ガイギーコーポレーションか
ら商品名Tinopal−UNPA−GXRで商業的に市販されてい
る。Tinopal−UNPA−GXは、本発明におけるすすぎ添加
される分散組成物において有用な好ましい親水性蛍光増
白剤である。
上記式において、R1がアニリノであり、R2がN−2−
ヒドロキシエチル−N−2−エチルアミノでありかつM
がナトリウムのようなカチオンであるとき、増白剤は4,
4′−ビス[(4−アニリノ−6−(N−2−ビトロキ
シエチル−N−メチルアミノ)−s−トリアジン−2−
イル)アミノ]2,2′−スチルベンジスルホン酸2ナト
リウム塩である。この特定の増白剤種はチバ−ガイギー
コーポレーションから商品名Tinopal 5BM−GXRで商業
的に市販されている。
上記式において、R1がアニリノであり、R2がモノホリ
ノでありかつMがナトリウムのようなカチオンであると
き、増白剤は4,4′−ビス[(4−アニリノ−6−モノ
ホリノ−s−トリアジン−2−イル)アミノ]2,2′−
スチルベンジスルホン酸、ナトリウム塩である。この特
定の増白剤種はチバ−ガイギーコーポレーションから商
品名Tinopal AMS−GXRで商業的に市販されている。
(B) 分散助剤 本発明の分散組成物は、必要に応じて、分散助剤、例
えば、モノ長鎖アルキルカチオン性第四級アンモニウム
化合物、モノ長鎖アルキルアミンオキシド、およびそれ
らの混合物から成る群より選択されるものを含有して、
仕上がり分散組成物の形成を促進することができる。前
記分散助剤が存在するとき、それは典型的には組成物の
約2重量%〜約25重量%、好ましくは約3重量%〜約17
重量%、より好ましくは約4重量%〜約15重量%、なお
より好ましくは約5重量%〜約13重量%の合計のレベル
で存在する。これらの物質は活性柔軟剤の原料(I)の
一部分として添加するか、あるいは別の成分として添加
することができる。分散助剤の合計のレベルは、成分
(I)の一部分として存在できる量を包含する。
(1) モノアルキルコチオン性第四級アンモニウム化
合物 モノアルキルカチオン性第四級アンモニウム化合物が
存在するとき、それは典型的には組成物の約2重量%〜
約25重量%、好ましくは約3重量%〜約17重量%、より
好ましくは約4重量%〜約15重量%、なおより好ましく
は約5重量%〜約13重量%の合計のレベルで存在し、全
体のモノアルキルカチオン性第四級アンモニウム化合物
は少なくとも有効レベルで存在する。
本発明において有用なこのようなモノアルキルカチオ
ン性第四級アンモニウム化合物は、好ましくは、下記の
一般式の第四級アンモニウム塩である。
[R4N+(R5]X- 式中、R4はC8−C22アルキルまたはアルケニル基、好
ましくはC10−C18アルキルまたはアルケニル基、より好
ましくはC10−C14またはC16−C18アルキルまたはアルケ
ニル基であり、各R5はC1−C6アルキルまたは置換アルキ
ル基(例えば、ヒドロキシアルキル)、好ましくはC1
C3アルキル基、例えば、メチル(最も好ましい)、エチ
ル、プロピル、およびその他、ベンジン基、水素、約2
〜約20オキシエチレン単位、好ましくは約2.5〜約13オ
キシエチレン単位、より好ましくは約3〜約10オキシエ
チレン単位を有するポリエトキシル化鎖、およびそれら
の混合物であり、そしてX-は(式(I))について上記
において定義した通りである。
特に好ましい分散助剤は、モノラウリルトリメチルア
ンモニウムクロリドおよびモオノタロウトリメチルアン
モニウムクロリド(Witcoから商品名VarisoftR471で入
手可能である)およびモノオレイルトリメチルアンモニ
ウムクロリド(Witcoから商品名VarisoftR471で入手可
能である)である。
R4基は、また、成分(I)の濃度の増加等に望ましい
ことがあるエステル、アミド、エーテル、アミン、およ
びその他の結合基の1または2以上を含有する基を通し
てカチオン性窒素原子に結合することができる。このよ
うな結合基は、好ましくは、窒素原子の約1〜3個の炭
素原子内に存在する。
モノアルキルカチオン性第四級アンモニウム化合物
は、また、C8−C22アルキルコリンエステルを含む。こ
の型の好ましい分散助剤は下記式を有する。
R1C(O)−O−CH2CH2N+(R)3X- 式中、R1、RおよびX-は上記において定義した通りで
ある。
非常に好ましい分散助剤は、C12−C14コココリンエス
テルおよびC16−C18タロウコリンエステルを包含する。
長鎖の中にエステル結合を含有する適当な生物分解性
単長鎖アルキル分散助剤は、米国特許第4,840,738号明
細書(HardyおよびWalley、1989年6月20日発行)に記
載されており、この特許は引用することによって本明細
書の一部とされる。
分散助剤がアルキルコリンエステルを含んでなると
き、好ましくは分散組成物は、また、少量の、好ましく
は組成物の重量の約2%〜約5%の有機酸を含有する。
有機酸は欧州特許出願第404,471号明細書(Machin et a
l.、1990年12月27日発行、これは引用することによって
本明細書の一部とされる)に記載されている。好ましく
は、有機酸はグリコール酸、酢酸、クエン酸、およびそ
れらの混合物から成る群より選択される。
分散助剤として働くことができエトキシル化第四級ア
ンモニウム化合物は下記のものを包含する。17モルのエ
チレンオキシドを有するエチルビス(ポリエトキシエタ
ノール)アルキルアンモニウムエチル硫酸塩(Sherex
Chemtcal Companyから商品名VariquatR66で入手可能で
ある)、ポリエチレングリコール(15)オレアンモニウ
ム塩化物(Akzoから商品名EthoquadR0/25で入手可能で
ある)、およびポリエチレングリコール(15)ココモニ
ウム塩化物(Akzoから商品名EthoquadRC/25で入手可能
である)。
分散助剤の主要な機能はエステル柔軟剤の分散性を増
加することであるが、好ましくは本発明の分散助剤は、
また、組成物の柔軟化性能を増強する柔軟化合物性質を
多少有する。したがって、本発明の分散組成物は、分散
組成物の全体の柔軟化性能を減少させる、非窒素質エト
キシル化非イオン性分散助剤を本質的に含まないことが
好ましい。
また、単一の長いアルキル鎖を有する第四級化合物
は、洗濯溶液からすすぎ液の中に運ばれるアニオ界面活
性剤および/または洗剤ビルダーとの相互作用からカチ
オン柔軟剤を保護する。
(2) アミンオキシド 適当なアミンオキシドは、約8〜約22個の炭素原子、
好ましくは約10〜約18個の炭素原子、より好ましくは約
8〜約14個の炭素原子の1つのアルキルまたはヒドロキ
シアルキルの部分、および約1〜約3個の炭素原子をも
つアルキル基およびヒドロキシアルキル基から成る群よ
り選択される2つのアルキル部分を有するアミンオキシ
ドを包含する。
例は次の通りである。ジメチルオクチルアミンオキシ
ド、ジエチルデシルアミンオキシド、ビス−(2−ヒド
ロキシエチル)ドデシル−アミンオキシド、ジメチルド
デシルアミンオキシド、ジプロピルテトラデシルアミン
オキシド、メチルエチルヘキサデシルアミンオキシド、
ジメチル−2−ヒドロキシオクタデシルアミンオキシ
ド、およびココナツ脂肪族アルキルジメチルアミンオキ
シド。
(C) 汚れ遊離剤 本発明において、任意の汚れ遊離剤を、特に仕上がり
分散組成物に、添加することができる。汚れ遊離剤は、
プレミックスと組合わせて、酸/水シート(seat)と組
合わせて、電解質の添加の前または後に、あるいは最終
組成物の調製後に、添加することができる。本発明の方
法により製造された仕上がり柔軟化組成物は、0%〜約
10%、好ましくは0.2%〜約5%の汚れ遊離剤を含有す
ることができる。プレミックスにおける濃度を所望の最
終濃度に調節する。好ましくは、このような汚れ遊離剤
はポリマーである。本発明において有用なポリマーの汚
れ遊離剤は、テレフタレートとポリエチレンオキシドま
たはプロピレンオキシドとのコポリマーのブロック、お
よびその他を含む。
好ましい汚れ遊離剤は、テレフタレートとポリエチレ
ンオキシドとのブロックを有するコポリマーである。さ
らに詳しくは、これらのポリマーは、25:75〜約35:65の
エチレンテレフタレート単位/ポリエチレンオキシドテ
レフタレート単位のモル比で、エチレンテレフタレート
およびポリエチレンオキシドテレフタレートの反復単位
から構成されており、前記ポリエチレンオキシドのブロ
ックを含有するポリエチレンオキシドテレフタレートは
約300〜約2000の分子量を有する。このポリマーの汚れ
遊離剤の分子量は、約5,000〜約55,000の範囲である。
他の好ましいポリマーの汚れ遊離剤は、約10重量%〜
15重量%のエチレンテレフタレート単位と、約10重量%
〜50重量%の約300〜約6,000の平均分子量のポリオキシ
エチレングリコールから誘導されたポリオキシエチレン
テレフタレート位とを含有するエチレンテレフタレート
の反復単位を有する結晶化可能なポリエステルであり、
そして結晶化可能なポリマー化合物中のエチレンテレフ
タレート単位/ポリオキシエチレンテレフタレート単位
のモル比は2:1〜6:1である。このポリマーの例は、商業
的に入手可能な材料Zelcon 4780R(Dupontから)およ
びMilease TR(ICIから)を包含する。
非常に好ましい汚れ遊離剤は下記の一般式のポリマー
である。
式中、各Xは適当なキャッピング基であり、各Xは典
型的にはH、および約1〜約4個の炭素原子を含有する
アルキルまたはアシル基から成る群より選択される。p
は水溶性について選択され、一般に約6〜約113、好ま
しくは約20〜約50である。uは比較的高いイオン強度を
有する液状組成物における配合に対して臨界的である。
uが10より大きい物質は非常にわずかであるべきであ
る。さらに、uが約3〜約5の範囲である物質は少なく
とも20%、好ましくは少なくとも40%であるべきであ
る。
R14部分は本質的に1,4−フェニレン部分である。本明
細書において使用するとき、用語「R14部分は本質的に
1,4−フェニレン部分である」は、R14部分が1,4−フェ
ニレン部分から完全に成るか、あるいは他のアリーレン
またはアルカリーレン部分、アルキレン部分、アルケニ
レン部分、またはそれらの混合物で部分的に置換されて
いる化合物を意味する。1,4−フェニレンを部分的に置
換することができるアリーレンまたはアルカリーレン部
分は、1,3−フェニレン、1,2−フェニレン、1,8−ナフ
タレン、1,4−ナフタレン、2,2−ビフェニレン、4,4−
ビフェニレン、およびそれらの混合物を包含する。部分
的に置換することができるアルキレンおよびアルケニレ
ン部分は、1,2−プロピレン、1,4−ブチレン、1,5−ペ
ンチレン、1,6−ヘキサメチレン、1,7−ヘプタメチレ
ン、1,8−オクタメチレン、1,4−シクロヘキシレン、お
よびそれらの混合物を包含する。
R14部分について、1,4−フェニレン以外の部分による
部分的置換の程度は、化合物の汚れ遊離剤がいかなる大
きい程度にも悪影響を受けないような程度であるべきで
ある。一般に、許容できる部分的置換の程度は化合物の
主鎖の長さに依存する、すなわち、より長い主鎖は1,4
−フェニレン部分についてより大きい部分的置換を有す
ることができる。通常、R14が約50%〜約100%の1,4−
フェニレン部分(約0%〜約50%部分は1,4−フェニレ
ン以外)を含んでなる化合物は適切な汚れ遊離活性を有
する。例えば、イソフタル酸(1,3−フェニレン)/テ
レフタル酸(1,4−フェニレン)の40:60モル比を有する
本発明に従い製造されたポリエステルは、適切な汚れ遊
離活性を有する。しかしながら、繊維製造において使用
されている大部分のポリエステルはエチレンテレフタレ
ート単位を含むので、通常、汚れ遊離活性を最良とする
ために、1,4−フェニレン以外の部分による部分的置換
の程度を最小とすることが望ましい。好ましくは、R14
部分は1,4−フェニレン部分から完全に成る(すなわ
ち、100%からなる)、すなわち、各R14部分は1,4−フ
ェニレンである。
R15について、適当なエチレンまたは置換エチレン部
分は、エチレン、1,2−プロピレン、1,2−ブチレン、1,
2−ヘキシレン、3−メトキシ−1,2−プロピレン、およ
びそれらの混合物を包含する。好ましくは、R15部分
は、本質的に、エチレン部分、1,2−プロピレン部分、
またはそれらの混合物である。より大きい百分率のエチ
レン部分を含めると、化合物の汚れ遊離活性が改良され
る傾向がある。驚くべきことには、より大きい百分率の
1,2−プロピレン部分を含めると、化合物の水溶性が改
良される傾向がある。
したがって、1,2−プロピレン部分または同様な分枝
鎖状の同等の部分は、液状布帛柔軟剤分散組成物の中に
汚れ遊離成分の実質的な部分を導入するために望まし
い。好ましくは、約75%〜約100%は1,2−プロピレン部
分である。
各pの値は少なくとも約6であり、好ましくは少なく
とも約10である。各nの値は通常約12〜約113である。
典型的には、各pの値は約12〜約43の範囲である。
汚れ遊離剤は下記の文献により完全に開示されてい
る。米国特許第4,661,267号明細書(Decker、Konig、St
raathof、およびGosselink、1987年4月28日発行)、米
国特許第4,711,730号明細書(GosselinkおよびDiehl、1
987年12月8日発行)、米国特許第4,749,596号明細書
(Evans、Huntington、Stewart、Wolf、およびZimmere
r、1988年6月7日発行)、米国特許第4,818,569号明細
書(Trinh、Gosselink、およびRattinger、1989年4月
4日発行)、米国特許第4,877,896号明細書(Maldonad
o、Trinh、およびGosselink、1989年10月31日発行)、
米国特許第4,956,447号明細書(Gosselink et al.、1
990年9月11日発行)、および米国特許第4,976,879号明
細書(Maldonado、Trinh、およびGosselink、1990年12
月11日発行)、前記特許のすべて引用することによって
本明細書と一部とされる。
これらの汚れ遊離剤は、また、スカム(scum)分散剤
として作用することもできる。
(D) スカム分散剤 本発明において、プレミックスを汚れ遊離剤以外の、
任意のスカム分散剤と組合わせ、成分の融点またはそれ
より高い温度に加熱することができる。スカム分散剤
は、本発明における仕上がり分散組成物の望ましい成分
である。
本発明において好ましいスカム分散剤は、疎水性物質
を高度にエトキシル化することによって製造される。疎
水性物質は、脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪族アミ
ン、脂肪酸アミド、アミンオキシド、第四級アンモニウ
ム化合物、または汚れ遊離ポリマーの製造に使用する疎
水性部分、であることができる。好ましいスカム分散剤
は高度にエトキシル化されており、例えば、平均1分子
当たり約17モルより多い、好ましくは約25モルより多
い、より好ましくは約40モルより多いエチレンオキシド
でエトキシル化されており、ポリエチレンオキシド部分
は合計の分子量の約76%〜約97%、好ましくは約81%〜
約94%である。
スカム分散剤のレベルは、使用条件下に、許容でき
る、好ましくは消費者に対して感知できないが、柔軟化
に悪影響を及ばすためには十分でないレベルにおいて、
スカムを保持ために十分である。ある目的で、スカムは
存在しないことが望ましい。典型的な洗濯プロセスの洗
濯サイクルにおいて使用されるアニオンまたは非イオン
の洗剤等の量、本発明における分散組成物の導入前のす
すぎ工程の効率、および水の硬度、に依存して、布帛
(洗濯)の中に捕捉されるアニオンまたは非イオンの洗
浄界面活性剤および洗浄ビルダー(特にリン酸塩および
ゼオライト)の量は変化する。通常、最小量のスカム分
散剤を使用して、柔軟化性質に悪影響を及ぼすことを回
避すべきである。典型的には、スカム分散剤は、柔軟剤
活性成分のレベルに基づいて、少なくとも約2%、好ま
しくは少なくとも約4%(スカムの回避を最大にするた
めには少なくとも6%、好ましくは10%)を必要とす
る。しかしながら、約10%(柔軟剤物質に関して)また
はそれ以上のレベルにおいて、特に布帛が洗濯作業の間
に吸収された非イオン界面活性剤を高いは比率で含有す
るとき、製品の柔軟化効能が喪失される危険が存在す
る。
好ましいスカム分散剤は次の通りである。Brij 70
0R、Varonic U−250R、Genapol T−500R、Genapol
T−800R、Plurafac A−79R、およびNeodol 25−5
0R
(E) 殺菌剤 本発明のプレミックスおよび/または仕上がり分散組
成物において使用される殺菌剤の例は次の通りである。
グルタルアルデヒド、ホルムアルデヒド、2−ブロモ−
2−ニトロプロパン−1,3−ジオール(Inolex Chemica
ls、ペンシルバニア州フィラデルフィア、から商品名Br
onopolRで販売されている)、および5−クロロ−2−
メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと2−メチル−
4−イソチルアゾリン−3−オンとの混合物(Rohm &
Haas Companyから商品名Kathon CG/ICPRで販売され
ている)。本発明の分散組成物において使用される殺菌
剤の典型的なレベルは、約1〜約1,000重量ppmの殺菌剤
である。
(F) キレート化剤 本発明における仕上がり分散組成物および方法は、必
要に応じて1種または2種以上の銅および/またはニッ
ケルのキレート化剤(「キレーター」)を含有すること
ができる。このような水溶性キレート化剤は、アミノカ
ルボン酸塩、アミノポリホスホン酸塩、多官能的に置換
された芳香族キレート化剤およびそれらの混合物から、
成る群より選択することができ、これらのすべては下記
において定義される。布帛の白色度および/または明度
は、このようなキレート化剤により実質的に改良または
回復され、そして分散組成物中の物質の安定性は改良さ
れる。
本発明においてキレート化剤として有用なアミノカル
ボン酸塩は下記のものを包含する。エチレンジアミン四
酢酸塩(EDTA)、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミ
ン三酢酸塩、ニトリロ三酢酸塩(NTA)、エチレンジア
ミン四プロピオン酸塩、エチレンジアミン−N,N′−ジ
グルタル酸塩、2−ヒドロキシプロピレンジアミン−N,
N′−ジコハク酸塩、トリエチレンテトラアミン六酢酸
塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩(DETPA)、および
エタノールジグリシンを、包含し、それらの水溶性塩、
例えば、アルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換ア
ンモニウム塩およびそれらの混合物、を包含する。
アミノホスホン酸塩は、また、少なくとも低いレベル
の合計のリン洗剤が分散組成物において許されるとき、
本発明の分散組成物においてキレート化剤として使用す
るために適当であり、そしてエチレンジアミンテトラキ
ス(メチレンホスホン酸塩)、ジエチレントリアミン−
N,N,N′,N″,N″−ペンタキス(メチレンホスホン酸
塩)(DETMP)および1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホ
スホン酸塩(HEDP)を包含する。好ましくは、これらの
アミノホスホン酸塩は約6個より多い炭素原子を有する
アルキルまたはアルケニル基を含有しない。
キレート化剤は、典型的には、本発明のすすぎプロセ
スにおいて約2ppm〜約25ppmのレベルにおいて、1分〜
数時間までのソーキング期間の間使用される。
本発明において使用するために好ましいEDDSキレート
化剤(また、エチレンジアミン−N,N′−ジコハク酸塩
として知られている)は、米国特許第4,704,233号明細
書(上記において引用した)に記載されている物質であ
り、そして下記式(遊離酸の形態)を有する。
この特許に記載されているように、EDDSは無水マレイ
ン酸およびエチレンジアミンを使用して製造することが
できる。EDDSの好ましい生物分解性[S,S]異性体は、
L−アスパラギン酸を1,2−ジブロモエタンと反応させ
ることによって製造することができる。EDDSは銅および
ニッケルの双方のカチオンをキレート化するために有効
であり、生物分解性の形態で入手可能であり、そしてリ
ンを含有しないということにおいて、他のキレート化剤
を超えた利点を有する。キレート化剤として本発明にお
いて使用するEDDSは、典型的には、その塩の形態であ
る、すなわち、4個の酸性水素の1またはそれ以上は水
溶性カチオンM、例えば、ナトリウム、カリウム、アン
モニウム、トリエタノールアンモニウム等により置換さ
れている。前述したように、EDDSキレート化剤は、ま
た、典型的には本発明のすすぎプロセスにおいて約2ppm
〜約25ppmのレベルにおいて1分〜数時間までのソーキ
ング期間の間使用される。あるpHにおいて、EDDSは好ま
しくは亜鉛カチオンと組合わせて使用される。
以上から理解できるように、広範な種類のキレート化
剤を本発明において使用できる。事実、簡単なポリカル
ボン酸塩、例えば、クエン酸塩、オキシ二コハク酸塩、
およびその他を使用することもできるが、このようなキ
レート化剤は、重量基準で、アミノカルボン酸塩および
ホスホン酸塩ほど有効ではない。したがって、使用レベ
ルはキレート化有効度の違いを考慮して調節可能であ
る。本発明にあけるキレート化剤は銅イオンに対して少
なくとも約5、好ましくは少なくとも約7の安定性定数
(完全にイオン化したキレート化剤の)を有することが
好ましいであろう。典型的には、キレート化剤は、本発
明における分散組成物の約0.5重量%〜約10重量%、よ
り好ましくは約0.75重量%〜約5重量%構成するであろ
う。好ましいキレート化剤は、DETMP、DETPA、NTA、EDD
Sおよびそれらの混合物、を包含する。
(G) 任意の成分としての粘度/分散性変性剤 濃縮助剤を添加しないで、安定である、本発明におけ
る不飽和ジエステル第四級アンモニウム化合物を含有す
る相対的に濃縮された仕上がり分散組成物を製造するこ
とができる。しかしながら、本発明の分散組成物は、他
の成分に依存して、なおより高い濃度にするためにおよ
び/またはより高い安定性の規格を満足するために、有
機および/または無機の濃縮助剤を必要とすることがあ
る。これらの濃縮助剤は、典型的には粘度変性剤である
ことができ、特定の柔軟剤活性成分のレベルを使用する
とき、極端な条件下に安定性を保証するために、必要と
されるか、あるいは好ましいことがある。界面活性剤の
濃縮助剤は、典型的には、下記のものから成る群より選
択される。(1)単長鎖アルキルのカチオン界面活性
剤、(2)非イオン界面活性剤、(3)アミンオキシ
ド、(4)脂肪酸、および(5)それらの混合物。これ
らの助剤は、P&Gの同時継続米国出願第08/461,207
号、1995年6月5日提出、Wahl et al.、特に第14ペ
ージ、第12行〜第20ページ、第12(これは引用すること
によって本明細書の一部とされる)に記載されている。
(H) 他の任意成分 本発明の仕上がり分散組成物は、繊維材料の処理の分
散組成物において慣用される任意の成分を含むことがで
き、それらの例は次の通りである。着色剤、保存剤、界
面活性剤、防縮剤、布帛けん縮剤、スポッティング剤、
殺菌剤、殺真菌剤、酸化防止剤(例えば、ブチル化ヒド
ロキシトルエン)、腐蝕防止剤;およびその他。
特に好ましい成分は、水溶性カルシウム化合物および
/またはマグネシウム化合物を包含し、これらは追加の
安定性を提供する。塩化物塩は好ましいが、酢酸塩、硝
酸塩、およびその他の塩を使用することができる。前記
カルシウム塩および/またはマグネシウム塩のレベル
は、0%〜約2%、好ましくは約0.05%〜約0.5%、よ
り好ましくは約0.1%〜約0.25%である。これらの物質
を、仕上がり分散組成物の製造に使用される水および/
または酸(水のシート)に添加して、仕上がり粘度の調
節に役立てることが望ましい。
本発明は、また、他の適合性成分を含むことができ、
これらは下記の特許出願に記載されているものを包含す
る。同時継続米国出願第08/372,068号、(1995年1月12
日提出、Rusche、et al.)同第08/372,490号(1995年
1月12日提出、Shaw、at al.)、および同第08/277,55
8号(1994年7月19日提出、Hartman、et al.)、これ
らは引用することによって本明細書の一部とされる。
下記の諸例は、本発明を例示するものであるが、本発
明はこれらに限定されるものではない。これらの諸例に
おいて、すべての数値は標準的経験と一致する近似であ
る。組成物は、予熱された柔軟剤活性成分を水および少
量成分を含んでなる「水シート」に添加することによっ
て予熱された柔軟剤活性成分を使用して製造されるが、
より好ましくは周囲温度において、特に柔軟剤活性成分
および香料をプレミックスした後、製造される。
生物分解性布帛柔軟剤活性成分の製造 本発明における布帛柔軟剤組成物の製造に使用できる
1つの好ましいトリグリセリド源は、カノーラ油(cano
la oil)である。カノーラ油は、それぞれのアシル基
が適当な鎖長分布および不飽和度を有するトリグリセリ
ドの混合物である。カノーラ油は、いくかの理由で、本
発明の方法において特に望ましい出発生成物である。特
に、それぞれのアシル基の適当な鎖長の自然の分布は、
18個の炭素原子を含有するアシル基の顕著に高い比率を
有し、したがって、出発物質としてC18脂肪酸の他の商
業的源を使用するとき招く追加の費用を回避する。
トリグリセリド出発生成物を、必要に応じて、水素化
して二不飽和および三不飽和のアシル基、特に18個の炭
素原子を含有するアシル基を、それらの一不飽和の対応
するアシル基に変換することができる。通常、一不飽和
アシル基の水素化を最小とすること、さらには完全に回
避することが望ましい。飽和アシル基は通常飽和源から
取得し、不飽和アシル基と混合することができる。アシ
ル基のいくつかの有用な混合物において、不飽和C18
シル基の約10%以下はそれらの飽和の対応するアシル基
に水素化されている。いくつかの生成物について、二不
飽和および三不飽和のC18アシル基の水素化が最大とな
ることが好ましく、これは、飽和C18基の形成が最小な
ることと一致する。例えば、三不飽和アシル基は、二不
飽和アシル基の水素化が全くされないで、完全に水素化
されることができる。
トリグリセリド出発生成物の水素化で一不飽和アシル
基を最大とするものは、水素化反応の条件の適当な均衡
を維持することによって、容易に達成することができ
る。トリグリセリドの水素化におけるプロセス変数およ
びこのような変数を変更する効果は、一般に当業者に知
られているものに非常に類似する。一般に、トリグリセ
リド出発生成物の水素化は、約170℃〜約205℃の温度範
囲(広い)、より好ましくは約185℃〜約195℃の多少狭
い範囲の温度において実施することができる。他の重要
なプロセス変数は、水素化反応器内の水素の圧力であ
る。一般に、この圧力は約2psig〜約20psigの範囲(広
い)、より好ましくは約5psig〜約15psigの範囲内に維
持すべきである。
これらのパラメーターの範囲内で、特にこれらのパラ
メーターの効果を期待して水素化の実施することができ
る。反応器内の水素圧が低いと、反応、特にその選択
性、のより大きい程度のコントロールが可能となる。
「選択性」とは、一不飽和アシル基を過度に水素化しな
いで、二不飽和および三不飽和のアシル基を水素化する
ことを意味する。他方において、水素圧が高くなるほど
選択性はより小さくなる。選択性はある場合において望
ましいことがある。
水素化温度がより高いと、水素化速度がより速くまた
水素化の選択性がより高いという関連性を有する。逆
に、より低い温度はより低い選択性(すなわち、一不飽
和基の水素化の増加)、特に全体的より遅い水素化速度
に関連する。
これらの考察は、また、立体化学考察と釣合う。さら
に詳しくは、アシル基中に不飽和が存在すると、水素化
時においてアシル基における異なる立体異性体の形成が
生じることがある。不飽和脂肪族アシル基について2つ
の可能な立体異性体の立体配置は、「シス」型および
「トランス」型として知られている。シス型が存在する
と、最終生成物の融点がより低くなるという関連から、
こうして流動性がより大きくなるという関連があるの
で、好ましい。したがって、カノーラ油が特に好ましい
トリグリセリド出発生成物であるという他の理由は、天
然に見出される物質として、このトリグリセリド中に存
在するアシル基がシス型のみを示すということである。
水素化において、水素圧がより高いと、アシル基がシス
型からトランス型へと立体配置の変化を生じる傾向が低
下するということにも関連する。また、水素化温度がよ
り高いことは、ある理由で好適であるが、シス不飽和の
トランス不飽和への変換がより高いということに関連す
る。生成物の立体化学的立体配置の選択性およびコント
ロールの双方を得るために、水素化条件を適当にコント
ロールすることによって、満足すべき性質を示す生成物
を製造することができる。
水素化は適当な水素化触媒の存在において実施され
る。このような触媒は周知であり、商業的に入手可能で
ある。一般に、このような触媒は、典型的には適当な触
媒指示体上に担持された、ニッケル、パラジウム、ルテ
ニウムまたは白金を含んでなる。適当な触媒はニッケル
をベースとする触媒、例えば、エンゲルハード(Engelh
ard)から商品名「N−545」で販売されている触媒であ
る。
1つの変法において、トリグリセリド生成物における
二不飽和または三不飽和の水素化が最大となる同時に飽
和アシル基の形成が最小となる終点まで、水素化を実施
する。水素化反応の終点に向かう進行は、反応集体のヨ
ウ素価の周期的測定によりモニターすることができる。
水素化が進行するにつれて、ヨウ素価は減少する。例え
ば、ヨウ素価が約95に到達するとき、水素化反応を中断
することができる。
水素化反応の他の要件は、周知であり、例えば、反応
器の型、所望温度を維持するための冷却手段、トリグリ
セリドおよび水素および触媒の間の適切な接触を提供す
るために有効な撹拌を行う手段、およびその他である。
典型的には、所望のアシル基を含有するトリグリセリ
ドを加水分解して、所望の脂肪族アシル基を、例えば、
対応する脂肪酸として、得る。すなわち、トリグリセリ
ド中の3つのエステル結合を破壊し、こうして、水素化
されたアシル基の組合わせを、アシル基中におけるのと
同一の鎖長分布を有し、かつ水素化反応により提供され
る飽和および不飽和の分布を有する、脂肪酸の混合物に
変換する。しかしながら、他のアプローチはエステル交
換を使用して、例えば、メチルエステルをつくることを
含み、次いで、後述するように、このメチルエステル使
用してアルカノールアミンをエステル化することができ
る。
加水分解は、トリグリセリドを加水分解して脂肪酸構
成成分にするのに、この分野において知られている任意
の適当な条件下で、実施することができる。一般に、ト
リグリセリドを高温の水蒸気と反応器中で反応させ、こ
こで脂肪酸をグリセリンから分離し、次いで水蒸気を凝
縮させてグリセリンの水溶液を形成させ、この溶液を除
去する。
次いで、加水分解工程において得られる脂肪酸混合物
を使用して、例えば、次式の1または2以上のアミンを
エステル化する。R−N(CH2CH2OH)、式中Rは上記
において定義した通りであり、好ましくはメチルであ
る。また、対応する脂肪酸エステル、例えば、メチルエ
ステル、を使用するエステル交換により、所望のエステ
ル化を得ることができる。
酸性触媒を準備しかつ縮合の副生物の水を抜き出す、
慣用のエステル化条件下に、エステル化を実施すること
ができる。好ましくは、少量の、一般に反応成分(すな
わち、酸およびアミン)の約1.0重量%までのは次亜リ
ン酸(HPPA)をエステル化混合物に添加することができ
る。HPPAは反応を触媒し、そしてこの反応において得ら
れた生成物の色を保存するか、あるいはさらに改良する
と考えられる。
本発明の1つの態様において、前の加水分解工程にお
いて生成した脂肪酸で、存在するアミンのすべてがジエ
スル化されるように、エステル化を完全に進行させる。
しかしながら、前述したように、少量の対応するモノエ
ステルを生成することが時には望ましい。
ジエステルの混合物またはジエステル成分とモノエス
テル成分との混合物を、場合に応じて、第四級化する。
第四級化は一般に当業者に知られている条件下にかつ反
応成分を使用して実施される。第四級化剤は式RXを有
し、式中Rは好ましくはメチル、ベンジル、またはエチ
ルであり、そしてXは上記において定義したアニオンで
ある。好ましくはRXは塩化メチル、塩化ベンジル、また
硫酸ジエチルである。この第四級化工程は、前述したよ
うな生物分解性布帛柔軟剤活性成分の混合物を生成す
る。
本発明において使用する化合物は不都合な不純物を比
較的含有しないことが非常に望ましい。したがって、こ
のような不純物を排除するために公知の方法において脂
肪酸源を処理すること、例えば、酸素が少ない雰囲気下
にプロセシングし、コントロールされた水素化および/
または酸化、およびその他による化学的変性の前および
/または後に、不都合な物質を濾過、吸着、およびその
他により分離すること、が望ましい。しかしながら、物
質の純度はここにおいて本発明の一部分ではなく、これ
は純度が低い物質に等しく適用され、純度とコストとの
間の釣合は常に消費者の望みおよび要求に照らして調節
される。
本発明の生物分解性布帛柔軟剤活性成分の混合物の合
成を、下記の合成例によりさらに説明する。これらの合
成例は、例示のみを目的として提供される。
化合物の合成例A 約1,300gのカノーラ油および約0.13重量%のNiに相当
する約6.5gの商用ニッケル水素化触媒(Engelhard、
「N−454」)を、撹拌機を装備した水素化反応器の中
に入れる。反応器を密閉し、排気する。内容物を約170
℃に加熱し、水素を反応器の中に供給する。反応を通じ
て450rpmにおける撹拌を維持する。約10分後、反応器中
の温度は約191℃であり、そして水素圧は約11psigであ
る。温度を約190℃に保持する。水素の供給を開始して
から約127分後、水素圧は約10psigである。反応の塊の
試料を抜出し、そして試料は約78.0のヨウ素価および約
1.098のシス:トランス比を有することが見出される。
約190℃においてさらに20分後、水素圧は約9.8psigであ
る。水素の供給を中断し、反応器の内容物を撹拌しなが
ら冷却する。最終反応生成物は約74.5のヨウ素価および
約1.35のシス:トランス比を有する。
反応器内で形成される生成物を取り出し、濾過する。
それは約22.2℃の曇り点を有する。約127分において採
取した試料および最終生成物のアシル置換基の鎖長分布
を測定し、表1に示す。ここで「sat.」は飽和を意味
し、そして「mono.」および「di.」は、それぞれ、一不
飽和および二不飽和を意味する。
化合物の合成例B 約1,300gのカノーラ油および約5.2gのEngelhard「N
−454」ニッケル水素化触媒を、撹拌機を装備した水素
化反応器の中に入れる。反応器を密閉し、排気する。内
容物を約175℃に加熱し、水素を反応器の中に供給す
る。反応を通じて450rpmにおける撹拌を維持する。約5
分後、反応器中の温度は約190℃であり、そして水素圧
は約7psigである。温度を約190℃に保持する。水素の供
給を開始してから約125分後、水素圧は約7psigである。
反応集体から試料を抜出す。この試料はヨウ素価が約8
5.4であることが判る。約190℃においてさらに20分後、
水素圧は約6psigである。水素の供給を中断し、反応器
の内容物を撹拌しながら冷却する。最終反応生成物は約
80.0のヨウ素価を有する。反応器内で形成される生成物
を取り出し、濾過する。それは約18.6℃の曇り点を有す
る。
合成例C 約1,300gのカノーラ油および約2.9gのEngelhard「N
−454」ニッケル水素化触媒を、撹拌機を装備した水素
化反応器の中に入れる。反応器を密閉し、排気する。内
容物を約180℃に加熱し、水素を反応器の中に供給す
る。反応を通じて450rpmにおける撹拌を維持する。約5
分後、反応器中の温度は約192℃であり、そして水素圧
は約10psigである。温度を約190±3℃に保持する。水
素の供給を開始してから約105分後、水素圧は約10psig
である。反応集体から試料を抜出す。この試料はヨウ素
価が約85.5であることが判る。約190℃においてさらに2
0分後、水素圧は約10psigである。水素の供給を中断
し、反応器の内容物を撹拌しながら冷却する。最終反応
生成物は約82.4のヨウ素価を有する。反応器内で形成さ
れる生成物を取り出し、濾過する。それは約17.2℃の曇
り点を有する。
化合物の合成例D 約1,300gのカノーラ油および約1.4gのEngelhard「N
−454」ニッケル水素化触媒を、撹拌機を装備した水素
化反応器の中に入れる。反応器を密閉し、排気する。内
容物を約180℃に加熱し、水素を反応器の中に供給す
る。約5分後、反応器内の温度は約191℃であり、そし
て水素圧は約10psigである。温度を約190±3℃に保持
する。水素の供給を開始してから約100分後、水素圧は
約10psigである。反応集体から試料を抜出す。この試料
はヨウ素価がやく95.4であることが判る。約190℃にお
いてさらに20分後、水素圧は約10psigである。水素の供
給を中断し、反応器の内容物を撹拌しながら冷却する。
最終反応生成物は約2.3のヨウ素価を有する。反応器内
で形成される生成物を取り出し、濾過する。それは約34
℃の曇り点を有する。
化合物の合成例E 約1,300gのカノーラ油および約1.3gのEngelhard「N
−454」ニッケル水素化触媒を、撹拌機を装備した水素
化反応器の中に入れる。反応器を密閉し、排気する。内
容物を約190℃に加熱し、水素を反応器の中に約5psigの
水素圧になるまで供給する。水素の供給を開始してから
約3時間後、反応集体から試料を抜出す。この試料はヨ
ウ素価が約98であることが判る。水素化を中断し、さら
に約0.7gの同一触媒を添加し、反応条件を約190℃にお
いてさらに1時間確立する。次いで、水素の供給を中断
し、反応器の内容物を撹拌しながら冷却する。最終反応
生成物は約89.9のヨウ素価を有する。反応器内で形成さ
れる生成物を取り出し、濾過する。それは約16.0℃の曇
り点を有する。
化合物の合成例F 約1,300gのカノーラ油および約2.0gのEngelhard「N
−454」ニッケル水素化触媒を、撹拌機を装備した水素
化反応器の中に入れる。反応器を密閉し、排気する。内
容物を約190℃に加熱し、水素を反応器の中に約5psigの
水素圧になるまで供給する。水素の供給の反応過程を通
じて、撹拌を約420rpmにおいて維持する。水素の供給を
開始してから約130分後、水素の供給を中断し、反応器
の内容物を撹拌しながら冷却する。最終反応生成物は約
96.4のヨウ素価を有する。反応器内で形成される生成物
を取り出し、濾過する。それは約11.2℃の曇り点を有す
る。
化合物の合成例G 約1,200gの合成例Fからの水素化された油と約200gの
合成例Aからの水素化された油の混合物を、約250℃の
水蒸気で約600psigにおいて約2.5時間、約1.2(重量)
の水蒸気:油の比において、3回加水分解する。分離さ
れたグリセリンを含有する水溶液を取り出す。
生ずる脂肪酸の混合物を合計約150分間真空蒸留し、
ここでポット温度は約200℃から約238℃に徐々に上昇
し、そしてヘッド温度は約175℃から約197℃に徐々に上
昇する。約0.3〜0.6mmの真空を維持する。
真空蒸留の脂肪酸生成物は約99.1のヨウ素価、約197.
6のアミン価(AV)および約198.6の鹸化価(SAP)を有
する。
化合物の合成例H 約800gの前述の手順によりカノーラ油から得られた脂
肪酸の混合物、約194.4gのMDEA(メチルジエタノールア
ミン)、約2gのBHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)、
および約1gの約50重量%のHPPAの水溶液、を蒸留塔の底
のポットの中に入れる。塔を通じて窒素の流れを確立す
る。ポットを加熱し、約150℃のポット温度、および約1
02℃のヘッド温度において蒸留を開始する。混合物の温
度は最初の1時間に約193℃に上昇し、次いで次の約4
時間を通じて約202℃に徐々に上昇する。ヘッド温度は
最初の1時間に約107℃に上昇し、次いで次の約4時間
で約62℃に徐々に低下する。次いでポット中の生成物を
冷却し、回収し、分析する。蒸留物は約3重量%のMDE
A、約51gの水を含有し、そして約0.5の合計のアミン価
(TAV)を示した。ポット中に残留する生成物は約93.3
の合計のアミン価(TAV)を有する。
化合物の合成例I 約900gの合成例Hの生成物、約158gのエタノール、約
0.3gのADPAA、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン
酸(色のためのキレート化剤)、約0.15gの消泡剤、お
よび約43psigの初期圧を確立するために十分な塩化メチ
ル、を密閉された反応器中で一緒にする。約7分後、温
度は約106℃であり、そして圧力は約84psigである。次
いで内容物を約105±1℃に約3〜5時間維持し、その
間塩化メチルの添加により圧力を約57±2psigに維持す
る。次いで反応器をベントし、内容物を約95℃に冷却す
る。合計約110gの塩化メチルを使用する。次いで生成物
を取り出し、約65℃において回転蒸発器でストリップす
る。生成物は約75.9%のジノエステル含量および11.4%
のモノエステル含量を有する。
例1〜3−方法 例1〜3の組成物を周囲温度において下記の方法によ
り製造する。
1. HClを含有する水シート(water seat)を調製す
る。
2. 別に、香料およびTenox酸化防止剤をジエステル柔
軟剤活性成分と混合する。
3. ジエステル活性ブレンドを水シートの中に混合しな
がら添加する。
4. 約10〜20%のCaCl2溶液をジエステルの添加を通し
てほぼ半分のところで添加する。
5. ジエステルの添加が完結した後、CaCl2溶液の残部
を混合しながら添加する。
例4〜6−方法 例5〜8の組成物を例1〜4の組成物におけるように
製造するが、ただしDEQA5をDEQA1の代わりに使用する。
例1〜8の組成物はすぐれた粘度を有する。約0゜F
(約−18℃)の温度の一定温度の室内に約3日間入れる
とき、組成物を凍結する。周囲温度において融解後、こ
れらの組成物は流体として回復し、すぐれた粘度を有す
る。
比較例9〜12 比較例9〜12の組成物を例1〜4の組成物に類似する
ように製造するが、ただし(a)DEQA11(わずかに水素
化されたタロウ脂肪酸から製造された)をDEQA1の代わ
りに使用し、(b)柔軟剤活性成分を水シートに添加す
る前に、約75℃に加熱して溶解させる必要があり、ま
た、約75℃に予熱し、(c)生成物の粘度を良好にする
ために約50%より多くのCaCl2を添加することが必要で
あり、そして(d)最後に香料を冷却した仕上がり組成
物に添加して、香料の分解を回避する。例9〜12の組成
物は、製造後に室温に冷却するとき、すぐれた粘度を有
する。しかしながら、約0゜F(約−18℃)の温度の一
定温度の室内に約3日間入れて凍結し、次いで周囲温度
において融解したとき、これらの組成物は流体として回
復せず、そしてなお増粘したままであるか、あるいはつ
ぶつぶのあるコンシステンシーを有する。
例13および14 例13および14の組成物を例3の組成物と同様に製造す
るが、ただしDEQA8およびDEQA9をDEQA1の代わりに使用
する。
フロントページの続き (72)発明者 ヘレン、バーナード、トーディル アメリカ合衆国オハイオ州、ウェスト、 チェスター、ウェスト、チェスター、ロ ード、7590 (72)発明者 ユロール、ホフマン、ウォール アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナ チ、ディアシャドー、レイン、8021 (56)参考文献 特開 昭62−243877(JP,A) 特開 平7−229061(JP,A) 特開 平6−228874(JP,A) 特開 平4−108172(JP,A) 特開 平4−370274(JP,A) 特開 平9−250085(JP,A) 特表 平6−509145(JP,A) 特表 平7−507107(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06M 13/00 - 15/72

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記成分(A)〜(D)を含んでなる濃厚
    水性液状布帛柔軟剤組成物であって、凍結および融解後
    において約1000cpsより小さい粘度を有する、前記濃厚
    水性液状布帛柔軟剤組成物。 (A) 約15%〜約50%の下記柔軟剤1)〜3)から成
    る群より選択される生物分解性柔軟剤活性成分。 1). 下記式を有する柔軟剤、 (式中、各R置換基は短鎖C1−C6アルキルまたはヒドロ
    キシアルキル基、ベンジル、またはそれらの混合物であ
    り、各mは2または3であり、各nは1〜約4であり、
    各Yは−O−(O)C−または−C(O)−O−であ
    り、各R1はヒドロカルビル、または置換ヒドロカルビル
    基であり、各R1中の炭素数の合計+1は、Yが−O−
    (O)C−であるとき、C12−C22であり、R1基の親脂肪
    酸のヨウ素価は約75〜約115であり、そして対イオンX
    (-)は任意の柔軟剤適合性アニオンである)、 2). 下記式を有する柔軟剤、 (式中、各Y、R、R1、およびX(-)は上記と同一の意味
    を有する)、および 3). それらの混合物。 (B) 必要に応じて、約0%〜約10%の香料。 (C) 必要に応じて、約0%〜約2%の安定剤。 (D) 水および任意の水溶性有機溶媒を含んでなる液
    状担体である残部。 ここで、前記柔軟剤活性成分は濃厚プレミックスとして
    含まれるものであり、このとき該プレミックスは、合計
    の柔軟剤/溶媒の混合物の約5重量%〜約20重量%の溶
    媒(溶媒は水溶性有機溶媒である)を含む。
  2. 【請求項2】柔軟剤活性成分が下記式を有する、請求項
    1に記載の組成物。 (式中、各R置換基はC1−C3アルキルまたはヒドロキシ
    アルキル基、ベンジル、またはそれらの混合物であり、
    各mは2である)。
  3. 【請求項3】前記活性成分におけるシス/トランス異性
    体の重量比が約3:1〜約30:1である、請求項1または2
    に記載の組成物。
  4. 【請求項4】柔軟剤活性成分が約20%までのモノエステ
    ル化合物を含んでなり、式中mが2でありそしてYR1
    H−または−C(O)OHである、請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載の組成物。
  5. 【請求項5】柔軟剤活性成分を周囲温度において水と混
    合する、請求項1に記載の組成物を製造する方法。
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