JP3080938U

JP3080938U - 電動式卓面昇降調節装置

Info

Publication number: JP3080938U
Application number: JP2001001992U
Authority: JP
Inventors: 方滉 ▲頼▼
Original assignee: 明鎰興業股▲分▼有限公司
Priority date: 2001-04-09
Filing date: 2001-04-09
Publication date: 2001-10-19
Anticipated expiration: 2007-04-09

Abstract

(57)【要約】【課題】卓面を便利に最適な高さに調節できる電動式
卓面昇降調整装置を提供する。【解決手段】ベース枠１０は左右両側に縦方向に延伸
するラックが設けられている。２個の昇降座２０は上下
に滑り移動可能であり、ベース枠１０の左右両側に設け
られている。卓板は左右両側が昇降座２０に連接されて
いる。枢軸４０は昇降座２０の間に水平に回転可能に設
けられ、卓板の下方に回転可能に配置され、左右両側に
歯車４１を有する。歯車４１はラックと噛み合わされて
いる。電動機セット５０はモータ５１を有し、卓板の下
方に配置され、枢軸４０を駆動回転する。モータ５１が
正逆回転し、ウォームシャフトとウォームギア４２との
機構により枢軸４０が駆動回転し、歯車４１とラックと
の機構により昇降座２０および卓板は上下移動する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、電動式卓面昇降調整装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在市販されている大部分の製図卓、デスク、事務用卓、パソコン用卓または作業用卓などは卓面の高さを調整可能な機能を有し、個人の状況により卓面が適当な高さに調整され、読書および書く作業に快適に使用される。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の机は手動方式で卓面高さが調整されるため、非常に面倒であり、特に体が不自由の方にとっては不便である。また、成長中の子供および学生は頻繁に卓面を調整する必要があるため、手動方式は非常に不便である。さらに、従来の卓面の高さ調整は少数のステップから選択されるため、使用者は最適な高さに微調整することができない。そこで、本考案の目的は、卓面を便利に最適な高さに調節できる電動式卓面昇降調整装置を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案請求項記載の電動式卓面昇降調整装置は、安定して地面に立ち、左右両側に縦方向に延伸するラックが設けられているベース枠を備える。２個の昇降座は上下に滑り移動可能であり、ベース枠の左右両側に設けられている。卓板は左右両側が昇降座に連接されている。枢軸は昇降座の間に水平に回転可能に設けられ、卓板の下方に回転可能に配置され、左右両側に歯車を有する。歯車はラックと噛み合わされている。電動機セットはモータを有し、卓板の下方に配置され、枢軸を駆動し、回転させる。モータは使用者の制御により正逆に回転可能である。

【０００５】モータが正逆回転し、ウォームシャフトとウォームギアとの機構により枢軸が駆動回転し、歯車とラックとの機構により昇降座および卓板は上下移動する。したがって、省力かつ便利に卓面の高さは調整される。歯車はラックの所定の位置で停止固定され、ステップレスであるため、使用者は最適な高さに卓面を調整することができる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。本考案の一実施例による電動式卓面昇降調整装置によると、ベース枠１０を備え、ベース枠１０は左右互いに平行で地面と密接する２個の横足１１と、横足１１の後端部から上方に延伸する２個の背柱１２と、背柱１２の間で連接されている背壁１３とを備え、安定して地面に直立する。図４に示すように、背柱１２は金属材質の四角チューブであり、前側のチューブ面は軸方向に延伸する長形溝穴１４を有し、チューブ壁は長形溝穴１４の両側で内側に湾曲し延伸され、挟み板１５が形成されている。背柱１２はそれぞれチューブ面前側の内側に軸方向に延伸するラック１６が設けられ（注記：本実施例では長形溝穴１４の右側あるいは左側のチューブ壁に均等に複数の横溝１７が削り出され、ラック１６が形成されている。）、ラック１６の上下両端部と背柱１２の頂底端部との間は上方のスペース距離がより短く、一定距離が保持されている。

【０００７】２個の昇降座２０を備え、昇降座２０はベース枠１０の背柱１２の前側左右に相対し、直立する側板２１を有する。側板２１の後側部は背柱１２の正面の長形溝穴１４から背柱１２の内部に差し込まれ、側板２１は長形溝穴１４両側の挟み板１５に支持されている。背柱１２内部に配置されている側板２１の上下両端部の板面の両側部には軸受け２２が設けられ、軸受け２２の周面は背柱１２の前後の内壁面に支持され、昇降座２０は安定し背柱１２の軸方向に滑り移動される。左側の昇降座２０は側板２１の内面にモータ座板２３が延長されている。

【０００８】卓板３０を備え、卓板３０は四角形であり、左右両側がそれぞれ昇降座２０の頂面と固定連接され、昇降座２０とともに上昇あるいは降下する。本実施例では卓面は水平であるが、卓面は適当な傾斜に設計される。または、卓板と昇降座の接合部分に従来の製図用卓の自在式構造が採用され、卓面の傾斜角度は調整可能に設計される。卓板の下方には引き出しまたはキーボード滑り座などが増設される。

【０００９】枢軸４０を備え、枢軸４０の両端は昇降座２０の側板２１の後側部近傍に水平に回転可能に配置されている。枢軸４０の両端にはそれぞれ歯車４１が固定設置され、歯車４１はそれぞれ背柱１２のラック１６と噛み合わされている。また、枢軸４０の左側と隣接する上方にはウォームギア４２が固定設置されている。

【００１０】電動機セット５０を備え、電動機セット５０は左側の昇降座２０の座板２３に設置されているモータ５１を有し、使用者はモータ５１の正逆回転（図面にはスウィッチ、配線、電源ハネスなどを描いていない）を制御することができる。モータ５１の前端部は増力減速用ギア箱５２と連結され、ギア箱５２の前端部には枢軸４０と垂直する出力軸５３が水平に延伸している。出力軸５３の尾端部にはウォームシャフト５４が設けられ、枢軸４０のウォームギア４２の底側部と噛み合わされている。

【００１１】使用者により卓面の高さが調整されるとき、モータ５１が正逆回転され、ウォームシャフト５４とウォームギア４２との機構により枢軸４０は駆動され、回転し、歯車４１とラック１６との機構により水平保持、上昇または降下する。昇降座２０および卓板３０はともに上下移動し、省力かつ便利に卓面の高さは調整される。卓面の高さの調整には力が不要であり、体が不自由の方あるいは怪我を受けている方に便利に使用される。車椅子とともに机が利用されるとき、卓板を上げ、車椅子を接近させた後、卓板が所定の高さに下げられるという要求を満たすことができる。歯車４１はラック１６の所定の位置で停止固定され、ステップレスであるため、使用者は最適な高さに卓面を調整することができる。

【００１２】モータ５１は卓面の底面（注記：枢軸上のウォームギアが対応する位置に設置することが必要）に固定される。また、モータ５１の出力軸５３のウォームシャフト５４と枢軸４０のウォームギア４２とは入れ替え可能である。ウォームシャフトとウォームギアとの機構は停止されるとき、係り合わされるため、卓板３０は所定の高さから下に滑り移動されない。ウォームシャフトとウォームギアとはモータの出力軸と枢軸に設置される必要はなく、モータの出力軸は枢軸と平行に設置され、歯車の噛み合いにより枢軸は駆動され、ウォームシャフトとウォームギアとの機構は増力減速用ギア箱に設置される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例による電動式卓面昇降調整装
置を示す斜視図である。

【図２】本考案の一実施例による電動式卓面昇降調整装
置を示す正面図である。

【図３】本考案の一実施例による電動式卓面昇降調整装
置を示す側面図である。

【図４】本考案の一実施例による電動式卓面昇降調整装
置を示す上面図である。

【符号の説明】

１０ベース枠１１横足１２背柱１３背壁１４長形溝穴１５挟み板１６ラック１７横溝２０昇降座２１側板２２軸受け２３モータ座板３０卓板４０枢軸４１ギア４２ウォームギア５０電動機セット５１モータ５２ギア箱５３出力軸５４ウォームシャフト

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】安定して地面に立ち、左右両側に縦方向
に延伸するラックが設けられているベース枠と、上下に滑り移動可能であり、前記ベース枠の左右両側に
それぞれ設けられている２つの昇降座と、左右両側が前記昇降座に乗るように連接されている卓板
と、前記２つの昇降座の間に水平かつ回転可能に設けられ、
前記卓板の下部後方に回転可能に配置され、左右両側に
歯車を有し、前記歯車は前記ラックと噛み合わされてい
る枢軸と、モータを有し、前記卓板の下方に配置され、前記枢軸を
駆動し前記枢軸を回転させ、前記モータは使用者の制御
により正逆に回転可能である電動機セットと、を備えることを特徴とする電動式卓面昇降調整装置。
【請求項２】前記モータは、ウォームシャフトとウォ
ーム歯車とのセットにより前記枢軸を駆動することを特
徴とする請求項１記載の電動式卓面昇降調整装置。
【請求項３】前記モータは、出力軸が前記枢軸と垂直
に配置され、前記ウォームシャフトと前記ウォーム歯車
とはそれぞれ前記出力軸および前記枢軸に設けられてい
ることを特徴とする請求項２記載の電動式卓面昇降調整
装置。
【請求項４】前記ウォームシャフトと前記ウォーム歯
車とのセットは前記枢軸の一端に偏って設けられ、前記
モータは前記ウォームシャフトと前記ウォーム歯車との
セットの一側の前記昇降座の内側に対応し固定され、前
記卓板の下方に配置されていることを特徴とする請求項
３記載の電動式卓面昇降調整装置。
【請求項５】前記ベース枠は、地面と密接する左右２
つの伏せ足と、前記伏せ足の後端から上方に延伸する背
柱と、前記背柱の間に連接されている背壁とを有し、前
記ラックは前記背柱に設置されていることを特徴とする
請求項１記載の電動式卓面昇降調整装置。
【請求項６】前記背柱は、四角チューブであり、前端
部のチューブ面には軸方向に延伸する長形溝穴を有し、
チューブ壁の前記長形溝穴の両側は内側に曲げられて挟
み板が形成され、前記昇降座は、直立する側板を有し、前記側板の後側は
前記長形溝穴から前記背柱の内部に差し込まれ、前記挟
み板に支持され、前記背柱の内部に配置されている側板
の後側の上下両側の板面の両側には軸受けが設けられ、
前記軸受けの周面は前記背柱の内壁で支持されているこ
とを特徴とする請求項５記載の電動式卓面昇降調整装
置。
【請求項７】前記背柱は、チューブ壁の正面に均等に
複数の横溝が削り出され、前記ラックが形成されている
ことを特徴とする請求項６記載の電動式卓面昇降調整装
置。