JP3080808U - 左官用刷毛 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装面を平均的な厚さで、しかも凸凹面がな
く美しく仕上げることが可能となる樹脂塗料用の左官用
刷毛の提供。 【解決手段】 木製、プラスチック製等からなる刷毛本
体１に毛体２を植設してなる刷毛において、前記毛体２
を適度の長さを有するアンゴラうさぎの毛で構成した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、家屋を含む構築物の壁面に塗装する樹脂塗料用に最適な左官用刷毛 に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、樹脂塗装の仕上げ用刷毛は馬毛を毛体として使用しているのが一般的で あるが、馬毛は腰が強く、しかも吸水性が悪いため、塗装面を平均的な厚さで美 しく仕上げることが非常に難しく、塗装面に凸凹ができ易い欠点がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、前記従来品の欠点を一掃し、塗装面を平均的な厚さで、しかも凸凹 面がなく美しく仕上げることが可能な左官用刷毛を提供することを目的としたも のである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、前記の目的を達成する手段として、木製、プラスチック製等からな る刷毛本体１に毛体２を植設してなる刷毛において、前記毛体２を適度の長さを 有するアンゴラうさぎの毛で構成した。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の具体的な構成を図にもとづいて説明すると、刷毛本体１は、木製或い はプラスチック製であって、この刷毛本体１に植設する毛体２を毛足の長いアン ゴラうさぎの毛で構成してあり、そして毛体２はその使用目的に対応した適度の 長さに設定するようになる。 アンゴラうさぎの毛は毛足が長く毛体２の寸法を長くすることが可能であるば かりでなく、毛の腰が馬毛に比し弱く、刷毛としては最適であって、しかも吸水 性に優れている利点がある。

【０００６】 樹脂塗装をするときは、塗装面の樹脂塗料が半乾燥の状態で塗装面を刷毛でな らし、仕上げるようになるが、従来品のように毛体が馬毛であると、毛体の腰が 強く、しかも吸水性が悪いため塗装面に必要以上の圧がかかりすぎ、塗装面が凸 凹になる大きな欠点があり、本考案の如く、毛体２をアンゴラうさぎの毛にする と毛体２の腰が弱く、しかも吸水性に優れているため、刷毛を水につけてから仕 上げ作業をすれば、塗装面のすべりがよく、塗装面に必要以上の圧がかかりにく く、塗装面に凸凹ができなく平均的に美しく仕上げることが可能となるものであ る。

【０００７】

【考案の効果】

本考案によれば、毛体２をアンゴラうさぎの毛をもって構成したので、毛体２ の腰が弱く、しかも吸水性に優れているため、塗装面に平均的な圧が加わり、塗 装面の滑りもよく、塗装面に凸凹をつけづに非常に美しい塗装面に仕上げること ができる利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】刷毛の斜視図

【図２】同側面図

【符号の説明】

１ 刷毛本体 ２ 毛体

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 木製、プラスチック製等からなる刷毛本
   体１に毛体２を植設してなる刷毛において、前記毛体２
   を適度の長さを有するアンゴラうさぎの毛で構成したこ
   とを特徴とする左官用刷毛。