JP3080552U

JP3080552U - 記憶媒体

Info

Publication number: JP3080552U
Application number: JP2001001557U
Authority: JP
Inventors: 克二釜井
Original assignee: 克二釜井
Priority date: 2001-03-23
Filing date: 2001-03-23
Publication date: 2001-09-28
Anticipated expiration: 2007-03-23
Also published as: WO2002077999A1

Abstract

(57)【要約】【課題】記憶媒体に格納している情報をラベルを見るこ
となく、一目で把握することが可能な記憶媒体を提供す
ることを目的とする。【解決手段】人物、キャラクタ、動物、ロボット、人
形、造形物、工具、兵器、電化製品、構造物、飛行機、
ヘリコプター、船舶、電車、自動車等の３次元形状物に
具備されている記憶媒体であって、前記記憶媒体は前記
３次元形状物に関する情報、例えば、静止画データ、動
画データ、音声データ、ＵＲＬ等を格納している記憶媒
体である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は記憶媒体に関する。更に詳しくは、金属、プラスチック、合成樹脂等から形成され、人物、キャラクタ、動物、ロボット、人形、造形物、工具、兵器、電化製品、構造物、飛行機、ヘリコプター、船舶、電車、自動車等の形状を有する３次元形状物に具備され、情報を格納する記憶媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、記憶媒体としてはＦＤ（フロッピーディスク）、ＣＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ −ＲＯＭ、ＭＯ、Ｚｉｐ、ハードディスク等が知られている。又、携帯電話、デジタルカメラ等に用いる為の記憶媒体として、上記の記憶媒体の他に半導体メモリー等の小型の記憶媒体が開発され、一般的に使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これら従来の記憶媒体は、磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリー等であり、それらの形状は直方体、円盤型、カード型のいずれかの形状である。これらはコンピュータや電子機器に挿脱する、設置する等の為に効率的な形状である必要性があり、それにより上記のような形状となっているのである。

【０００４】上記のような形状をした記憶媒体は、一目見ただけではその記憶媒体にどのような情報が格納されているかを判別することは困難である。その為記憶媒体に格納している情報の内容をラベルや記憶媒体のケース（あるいはディスク自体）に書き記す、情報の内容を書き記したラベル等を記憶媒体（あるいはディスク自体）に貼付する、あるいは印刷する等の手法により、識別する手法が存在する。

【０００５】しかし上記のような手法の場合、単にラベル等に書き記す、あるいは印刷する等のみであって、記憶媒体に記載された文字を判読しなければならず、一目で記憶媒体に格納している情報コンテンツの把握が困難である。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、記憶媒体が３次元形状物（例えば人間の形状）に具備されており、記憶媒体には３次元形状物に関する情報（例えば人間に関する情報）を格納することによって上記問題点を解決した。即ち、外観と記憶媒体の情報が関連づけられていることにより、一目で記憶媒体に格納している情報の把握を可能とするものである。又、自動車のみならず飛行機、船舶、建築物、人物、人形（フィギュア）等の形状であって、記憶媒体に格納している情報として、飛行機に関する情報、船舶に関する情報、建築物に関する情報、人形（フィギュア）等に関する情報（静止画データ、動画データ、音声データ、テキストデータ、ＵＲＬ等）であっても良く、その用途に合わせて変更すれば良い。

【０００７】又場合によっては、予め定められた情報が格納されているのではなく、情報が記憶されていない記憶媒体が３次元形状物に具備されており、ユーザが自ら情報を記憶媒体に格納することによって、３次元形状物の形状毎に情報を自ら識別できるように分類して格納しても良い。即ち従来はラベルや印刷等の２次元データによって記憶媒体内の情報を識別していたが、３次元形状物、即ち形状によって識別することが可能となる。

【０００８】加えて、記憶媒体はコンピュータと接続する為の端子（例えばＵＳＢ端子）を有しており、この端子を介してコンピュータと接続後、記憶媒体に格納している情報をコンピュータに自動的に表示させる。これによりユーザは容易に記憶媒体の識別が可能となり、迅速に必要な情報を閲覧できることとなる。

【０００９】

【考案の実施の形態】

本考案の実施態様の一例として、人間の形状を模した場合を図１から図３に示す。図１は人間の形状を模した場合の記憶媒体を形成する過程を示した図であり、図２にＵＳＢ端子８が後胴部１０の凹部１１内に格納されている状態の図、図３にＵＳＢ端子８が後胴部１０から突出している状態の図を示す。図４に全体図を示す。

【００１０】図１に示すように、人間の形状を模した３次元形状物に具備される記憶媒体１２を作成する為に、頭部１、右腕部２、左腕部３、前胴部４、右脚部５、左脚部６、後胴部１０を各１ずつ成型する。これらの素材として、金属、プラスチック、合成樹脂等の素材がその一例としてあげられる。記憶媒体１２は情報を記憶するメモリー部７、コンピュータ側のＵＳＢ端子との接合を行うＵＳＢ端子８、メモリー部７に於いて情報の処理が行われていることを示すＬＥＤ９を有している。又ＬＥＤ９は必ずしも必要ではないが、ユーザに対してメモリー部７に於いて情報の処理が行われていることを明示する為に、設けることが好適である。本実施態様に於いては記憶媒体１２の一例として半導体メモリーを用いるが、他の記憶媒体であっても良い。

【００１１】後胴部１０にはＵＳＢ端子８を出し入れする為の凹部１１を設けることが好適であり、その大きさはＵＳＢ端子８が嵌挿する大きさが好適である。

【００１２】前胴部４には頭部１、右腕部２、左腕部３、右脚部５、左脚部６が可動するようにこれらとの嵌合部１３を設ける。前胴部４に記憶媒体１２を内蔵させ固定する。この際にＬＥＤ９が外部から見える状態に固定する。又前胴部４に設けた５つの嵌合部１３に頭部１、右腕部２、左腕部３、右脚部５、左脚部６を嵌合する。

【００１３】前胴部４と後胴部１０とを接着剤等を用いて接合する。その際にＵＳＢ端子８の軸部１４を軸としてＵＳＢ端子８が回動出来るように軸部１４を凹部１１に設けた欠切部（図示せず）と嵌合するように前胴部４と後胴部１０とを接合する。

【００１４】以上のように作成された３次元形状物に具備された記憶媒体１２を（図４参照）、ＵＳＢ端子８等を用いてコンピュータに接続することにより記憶媒体１２は、コンピュータに対して格納している情報を実行、例えば動画データを再生したり関連する情報が記載されたホームページを表示したりする。この際に記憶媒体１２をコンピュータが認識できない場合にはその記憶媒体１２のドライバを、インストーラを用いて自動的／手動でインストールさせ認識できるようにするのは当然である。

【００１５】本考案の他の実施例として３次元形状物として自動車である一例を図５に示す。この場合、記憶媒体１２は図５に示すように金属、合成樹脂、プラスチック等により形成されている３次元形状物（この場合は自動車）に内設しており、この記憶媒体１２のＵＳＢ端子８をコンピュータと接続することによって、記憶媒体１２に格納している情報からコンピュータを介して自動車に関する音楽データ、静止画データ、動画データ、テキストデータ等が再生される。

【００１６】本実施態様に於いては、記憶媒体１２が前胴部４に内蔵する場合を説明したが、その他に記憶媒体１２が前胴部４／後胴部１０に外付けされていても良いことは当然である。又、本実施態様に於いては予め記憶媒体１２に格納している情報と記憶媒体１２が具備されている３次元形状物とが関連づけられている場合を説明したが、情報が格納されていない記憶媒体１２に３次元形状物に具備された記憶媒体１２のユーザが自ら好きな情報を記憶媒体１２に格納しても良い。この場合には、従来、ユーザがラベルやディスクに書き込んでいた識別情報が、記憶媒体１２を具備している３次元形状物の形、色によってその識別情報の代替となり、３次元形状物を見るだけで、記憶媒体１２に格納している情報をユーザは識別できることとなる。

【００１７】

【考案の効果】

本考案に於いて、従来定型的であった記憶媒体の外観を３次元形状物に具備することによって、ラベルや印刷等の２次元データを見ることなく一目で記憶媒体に格納している情報の把握が可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】人間モデルに具備される記憶媒体を形成する
過程を示した図である。

【図２】ＵＳＢ端子が後胴部に格納されている場合を
した図である。

【図３】ＵＳＢ端子が後胴部から突出している場合を
示した図である。

【図４】全体を示した図である。

【図５】自動車モデルに記憶媒体が具備される場合を
示した図である。

【符号の説明】

１：頭部２：右腕部３：左腕部４：前胴部５：右脚部６：左脚部７：メモリー部８：ＵＳＢ端子９：ＬＥＤ１０：後胴部１１：凹部１２：記憶媒体１３：嵌合部１４：軸部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】３次元形状物に具備されている記憶媒体で
あって、前記記憶媒体はコンピュータと接続可能な端子
を有しており、且つ前記記憶媒体は前記３次元形状物に
関する情報を格納していることを特徴とする記憶媒体。
【請求項２】前記記憶媒体は、格納している前記３次元
形状物に関する情報を前記端子を介して前記コンピュー
タに表示することを特徴とする請求項１に記載の記憶媒
体。
【請求項３】前記記憶媒体は、前記３次元形状物に内
設、内蔵又は外付けされていることを特徴とする請求項
１又は請求項２に記載の記憶媒体。
【請求項４】前記３次元形状物は、人物、キャラクタ
ー、動物、ロボット、人形、造形物、工具、兵器、電化
製品、構造物、飛行機、ヘリコプター、船舶、電車、自
動車のいずれかの形状を含むことを特徴とする請求項１
から請求項３のいずれかに記載の記憶媒体。
【請求項５】前記３次元形状物に関する情報として、前
記３次元形状物に関する静止画データ、動画データ、音
声データ、テキストデータ、ＵＲＬのいずれかを含むこ
とを特徴とする請求項１から請求項４のいずれかに記載
の記憶媒体。
【請求項６】前記３次元形状物が、金属及び／又はプラ
スチック及び／又は合成樹脂から成ることを特徴とする
請求項１から請求項４のいずれかに記載の記憶媒体。
【請求項７】前記記憶媒体は、半導体メモリーであるこ
とを特徴とする請求項１から請求項３のいずれかに記載
の記憶媒体。
【請求項８】前記記憶媒体は、磁気ディスク、光ディス
ク、光磁気ディスクのいずれかであることを特徴とする
請求項１から請求項３のいずれかに記載の記憶媒体。
【請求項９】前記端子として、ＵＳＢ端子が付されてい
ることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の記憶
媒体。
【請求項１０】前記人物として、人間、タレント、芸能
人、映画俳優、スポーツ選手を含むことを特徴とする請
求項４に記載の記憶媒体。
【請求項１１】前記キャラクタとして、アニメキャラク
タ、ゲームキャラクタ、マスコットキャラクタを含むこ
とを特徴とする請求項４に記載の記憶媒体。
【請求項１２】前記造形物として、建築物、彫刻、絵画
額縁、ミニチュア、玩具やたばこのパッケージ、食器、
家具を含むことを特徴とする請求項４に記載の記憶媒
体。
【請求項１３】前記工具として、かなづち、ドライバ
ー、ニッパー、ナイフを含むことを特徴とする請求項４
に記載の記憶媒体。
【請求項１４】前記兵器として、武器、拳銃、刀剣、甲
冑、戦車等の陸上兵器、軍艦、ロケットを含むことを特
徴とする請求項４に記載の記憶媒体。
【請求項１５】前記電化製品として、コンピュータ、電
子手帳、電卓、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、電気
スタンド、電話を含むことを特徴とする請求項４に記載
の記憶媒体。
【請求項１６】前記構造物として、宇宙船、人工衛星、
宇宙ステーションを含むことを特徴とする請求項４に記
載の記憶媒体。
【請求項１７】前記自動車として、スポーツカー、乗用
車、トラック、バス、工事車両、緊急車輌、公共車輌を
含むことを特徴とする請求項４に記載の記憶媒体。
【請求項１８】３次元形状物に具備されている記憶媒体
であって、前記記憶媒体はコンピュータと接続可能な端
子を有していることを特徴とする記憶媒体。
【請求項１９】前記記憶媒体は、前記端子を介して前記
コンピュータの情報を格納することを特徴とする請求項
１８に記載の記憶媒体。
【請求項２０】前記記憶媒体は、前記３次元形状物に内
設、内蔵又は外付けされていることを特徴とする請求項
１８又は請求項１９に記載の記憶媒体。
【請求項２１】前記３次元形状物は、人物、キャラクタ
ー、動物、ロボット、人形、造形物、工具、兵器、電化
製品、構造物、飛行機、ヘリコプター、船舶、電車、自
動車のいずれかの形状を含むことを特徴とする請求項１
８から請求項２０のいずれかに記載の記憶媒体。
【請求項２２】前記３次元形状物が、金属及び／又はプ
ラスチック及び／又は合成樹脂から成ることを特徴とす
る請求項１８から請求項２１のいずれかに記載の記憶媒
体。
【請求項２３】前記記憶媒体は、半導体メモリーである
ことを特徴とする請求項１８から請求項２０のいずれか
に記載の記憶媒体。
【請求項２４】前記記憶媒体は、磁気ディスク、光ディ
スク、光磁気ディスクのいずれかであることを特徴とす
る請求項１８から請求項２０のいずれかに記載の記憶媒
体。
【請求項２５】前記端子として、ＵＳＢ端子が付されて
いることを特徴とする請求項１０又は請求項１９に記載
の記憶媒体。
【請求項２６】前記人物として、人間、タレント、芸能
人、映画俳優、スポーツ選手を含むことを特徴とする請
求項２１に記載の記憶媒体。
【請求項２７】前記キャラクタとして、アニメキャラク
タ、ゲームキャラクタ、マスコットキャラクタを含むこ
とを特徴とする請求項２１に記載の記憶媒体。
【請求項２８】前記造形物として、建築物、彫刻、絵画
額縁、ミニチュア、玩具やたばこのパッケージ、食器、
家具を含むことを特徴とする請求項２１に記載の記憶媒
体。
【請求項２９】前記工具として、かなづち、ドライバ
ー、ニッパー、ナイフを含むことを特徴とする請求項２
１に記載の記憶媒体。
【請求項３０】前記兵器として、武器、拳銃、刀剣、甲
冑、戦車等の陸上兵器、軍艦、ロケットを含むことを特
徴とする請求項２１に記載の記憶媒体。
【請求項３１】前記電化製品として、コンピュータ、電
子手帳、電卓、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、電気
スタンド、電話を含むことを特徴とする請求項２１に記
載の記憶媒体。
【請求項３２】前記構造物として、宇宙船、人工衛星、
宇宙ステーションを含むことを特徴とする請求項２１に
記載の記憶媒体。
【請求項３３】前記自動車として、スポーツカー、乗用
車、トラック、バス、工事車両、緊急車輌、公共車輌を
含むことを特徴とする請求項２１に記載の記憶媒体。