JP3080401U - 菓 子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 菓子の殻が容器としての機能を果たすと共
に、内部の菓子とは別に食することができ、又殻を開け
て楽しみのあるバラエティに富んだ菓子とする。 【解決手段】 もち米から成る煎餅で、中央で分離可能
に接着された球形体の殻１を形成する。殻１内にあめ
２、小さな煎餅３、落雁４、砂糖菓子５等の菓子を種類
毎に透明な包装袋６内に収納する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、菓子内に複数種類の菓子を収納し、開けて楽しみなバラエティに富 んだ菓子に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、複数種類の菓子を詰め合わせる場合、包装用箱や包装用袋内に収納して いるが、菓子内に収納したものは存在しない。又、殻内に胡桃や栗等を収納した 菓子は存在する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

包装用箱や包装用袋内に複数種類の菓子を詰め合わせて販売する場合、外部か ら客が内容物が分かるように包装用箱であれば、蓋を開けて陳列されている。 そして、客はその内容物を予め確認し購入しているもので、内容物が何である かの期待感は全く存在しない。

【０００４】 又、菓子の殻内に胡桃や栗等を収納したものはあるが、これ等の菓子は殻と一 緒に食するもので、殻は容器としての機能を果たすものではない。

【０００５】 上記点より本考案は、菓子の殻が容器としての機能を果たすと共に、内部の菓 子とは別に食することができ、又殻を開けて楽しみのあるバラエティに富んだ菓 子を提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するため本考案菓子は、もち米から成る煎餅で分離可能に接着 された殻が形成され、この殻内に複数種類の菓子が種類毎に包装体で包装されて 収納されていることを特徴とするものである。

【０００７】 又、上記菓子の殻は球形体で、中央で分離可能に接着され、一方の半球形体は 赤色に着色され、他方の半球形体は白色に着色されることが好適である。 又、殻内の菓子の包装体は透明であると好ましい。

【０００８】 上記構成を有する本考案は、殻はもち米から成る煎餅で形成されているため、 内部は外部から見ることができず、開けて見る楽しみがある。 そして、殻は分離可能に接着されているため、接着部から離すことにより、内 部の菓子があらわれ、容器としての機能を有すると共に、殻はもち米から成る煎 餅であるので、内部の菓子とは別に食することができる。 又、内部の菓子は種類毎に包装体で包装されているので、他の種類の菓子と混 ざることが防止される。

【０００９】 又、殻は球形体で中央で分離可能に接着されているので、くす玉のような外観 で、かつ一方の半球形体は赤色に着色され、他方の半球形体は白色に着色されて いるので、正月等の慶事の目出度い菓子として好適である。 そして、殻内の菓子の包装体を透明とすることにより、殻を分離した時に内部 の菓子が一目瞭然となり、開けた時の喜びを感じ、バラエティに富んだ複数種類 の内部の菓子を味わうことができる。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の一実施の形態を図面に基づき説明する。 図１は本考案菓子の斜視図、図２は同上の殻を分離し、内部の菓子を取り出し た斜視図である。

【００１１】 而して、図中１はもち米から成る煎餅で形成した比較的軟らかい殻であり、殻 １は球形体で中央で分離可能に接着されている。接着は製造時に水で濡らすこと により接着する。 又、殻１は一方の半球形体１Ａは赤色に着色され、他方の半球形体１Ｂは白色 に着色されている。

【００１２】 殻１内に、あめ２、小さな煎餅３、落雁４、砂糖菓子５等の種々の菓子が種類 毎に透明な包装体である包装袋６内に収納されている。

【００１３】

【考案の効果】

本考案によれば、菓子の殻が容器としての機能を果たすと共に、内部の菓子と は別に食することもできる。 又、殻を分離する時はくす玉を割るような感じになると共に、分離した時に殻 内にどのうような菓子が収納されているのか期待感もあり、食する以外の楽しみ を味わうことができるもので、子供から大人まで楽しめる有用な考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案菓子の斜視図である。

【図２】本考案菓子の殻を分離し、内部の菓子を取り出
した斜視図である。

【符号の説明】

１ 殻 ２ あめ ３ 小さな煎餅 ４ 落雁 ５ 砂糖菓子 ６ 包装体

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 もち米から成る煎餅で分離可能に接着さ
   れた殻が形成され、この殻内に複数種類の菓子が種類毎
   に包装体で包装されて収納されていることを特徴とする
   菓子。
2. 【請求項２】 殻は球形体で中央で分離可能に接着さ
   れ、一方の半球形体は赤色に着色され、他方の半球形体
   は白色に着色されていることを特徴とする請求項１記載
   の菓子。
3. 【請求項３】 殻内の菓子の包装体は透明である請求項
   １又は２記載の菓子。