JP3079730U - 占いゲーム機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 干支等の占いの区分に毎に分けられた内容で
運勢を占うことができる占いゲーム機を提供する。 【解決手段】 自立可能な本体１２と、本体１２の上方
に取り付けられた中空の収容部材３４と、収容部材３４
の内側に入れられた複数個の容器４４と、この容器４４
に収容され運勢が記された紙片とを備える。本体１２に
形成され硬貨を投入するコイン投入口１６と、コイン投
入口１６に硬貨を投入すると容器４４が一つ出る受皿２
８が設けられている。収容部材３４には、透明な合成樹
脂で一体に形成され本体１２に対して回転可能な側面３
６と、この側面３６の内側を垂直方向に区分して容器４
４を収容する１２個の収容室４０を形成する仕切３８
と、収容室４０に対応して記された干支の絵柄４６が設
けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、卓上等に置かれる小形の占いゲーム機に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、飲食店のテーブル等に置かれる小形の占いゲーム機があった。このよう な占いゲーム機は、自立可能な本体と、本体の上方に取り付けられた中空の収容 部材と、上記収容部の内側に入れられ運勢が各々記入された紙片が収容される容 器と、上記本体に形成され硬貨を投入するコイン投入口と、上記コイン投入口に 硬貨を投入すると上記容器が一つ出る取出口が設けられている。また、占いゲー ム機には例えば星座毎の区分が記され、この区分に沿って移動するマークが設け られているものもある。そして、上記容器を取出口から出すときに操作するレバ ーが設けられている。

【０００３】 この占いゲーム機の使用方法は、まず星座毎の区分があるものは、所望の星座 にマークを一致させる。次に、所定金額の硬貨をコイン投入口に投入し、レバー を動かすと、取出口から運勢が記録された紙片が入れられた容器が１個出てくる 。そして、この紙片に記録された運勢を読み、その人の運勢を占う。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の技術の場合、占いゲーム機の収容部材の内側には仕切が無く、複数 の容器が混ぜられている中から一つを取り出しているため、外観上は星座毎に取 り出すようで、実質的に星座毎に区分されていないものであり、星座毎に取り出 す意味がないものであった。また、星座毎に占うものはあったが、干支毎に占う ものはなかった。

【０００５】 この考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、干支等の占いの区 分に毎に分けられた内容で運勢を占うことができる占いゲーム機を提供すること を目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

この考案は、自立可能な本体と、上記本体の上方に取り付けられた中空の収容 部材と、上記収容部材の内側に入れられた複数個の容器と、この容器に収容され 運勢が記された占い部材である紙片と、上記本体に形成され硬貨を投入するコイ ン投入口と、上記コイン投入口に硬貨を投入すると上記容器が一つ出る取出口が 設けられている占いゲーム機である。そして、上記収容部材には、透明な合成樹 脂で一体に形成され上記本体に対して回転可能な側面と、この側面の内側を垂直 方向に区分し上記容器を収容する１２個の収容室を形成する仕切と、上記収容室 に対応して記された干支の絵柄が設けられている。また、上記本体には上記収容 部材側を指すマークが設けられている。

【０００７】 また、上記収容部材の側面と上記仕切は透明な合成樹脂で一体に形成されてい る。上記収容部材の側面は円筒形であり、上記仕切は上記側面の軸方向に対して 平行で内径が小さい円筒形であり、上記仕切１２個は上記側面の内側に沿って一 周して並べられている。

【０００８】 また、上記容器は合成樹脂製であり、上記収容室毎に異なる色に着色されてい る。上記容器には香料が付けられていても良い。

【０００９】 この考案の占いゲーム機は、上記本体に対して上記収容部材を回転させ、上記 本体の上記マークに所望の干支が記された収容室を一致させ所定金額の硬貨をコ イン投入口に投入すると、上記取出口から上記マークが一致した干支の上記収容 室内の容器が一つ出る。そして、この容器に入っている紙片に記録された運勢を 読み、占いをする。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の実施形態について図面に基づいて説明する。図１はこの考案 の一実施形態を示すもので、この実施形態の占いゲーム機１０は、卓上に置かれ る円柱状の本体１２が設けられ、本体１２の下面には卓上に安定して当接する円 板状の脚部１４が設けられている。本体１２の側面には、水平なスリット状のコ イン投入口１６が形成されている。そして、コイン投入口１６の内側に連続して 硬貨収容部１８が設けられ、コイン投入口１６と硬貨収容部１８の間には、後述 する容器４４を取出可能とする図示しない機構が設けられている。

【００１１】 本体１２の下面には、下面の周縁部の一部が切り欠かれて本体１２の内側に貫 通するガイド溝２０が形成され、ガイド溝２０には後述する容器４４を取出す操 作を行うレバー２２が側方に突出して移動可能に設けられている。レバー２２は 、図１において、ガイド溝２０の右端に付勢されて当接されている。ガイド溝２ ０の左端には、レバー２２を付勢力に反して移動させるとき指をかけて補助する 突起２４が側方に突出して設けられている。ガイド溝２０近傍には、ガイド溝２ ０に沿ってレバー２２の動きを示す矢印２６が取り付けられている。

【００１２】 本体１２の下面には、後述する容器４４が取り出される図示しない取出口が形 成され、取出口には取出口から落下する容器４４を受ける受皿２８が設けられて いる。本体１２の、受皿２８の近傍には、取出口を示す文字３０が記されている 。文字３０の上方には、後述する収容室４０のうち、所望の干支に合わせるマー クである矢印３２が設けられている。また、矢印２６，３２，文字３０は、連続 した絵柄の中に印刷されたものでも良い。

【００１３】 本体１２の上端部１２ａには、本体１２に対して回転可能に取り付けられてい る収容部材３４が設けられている。収容部材３４は、円筒状の側面３６と、側面 ３６に一体に形成された１２個の仕切３８とが透明な合成樹脂で一体に形成され ている。仕切３８は、側面３６の軸方向に対して平行で内径が小さい円筒形に形 成され、１２個の仕切３８は側面３６の内側に沿って一周して並べられている。 そして仕切３８の内側は、後述する容器４４を入れる収容室４０となっている。 収容室４０の底部には、コイン投入口１６に硬貨が入れらたときレバー２２を操 作することにより、後述する容器４４の一つが取出口へ移動する、図示しない機 構が設けられている。

【００１４】 そして、収容部材３４の上端部３４ａには、蓋部材４２が取り付けられている 。蓋部材４２は浅い皿を伏せたような形状であり、中央部付近に緩やかな凹部４ １が形成され、凹部４１を横切って長細い突起である摘み部４３が形成されてい る。そして蓋部材４２の周縁部には、収容部材３４の１２個の収容室に対応して 十二支の絵柄４６と十二支を記した文字４７が一つづつ設けられている。また、 蓋部材４２は側面３６に対して回転しないように図示しない係止部で係止されて いる。そして、蓋部材４２と本体１２は、間に収容部材３４を挟んで図示しない 一本の軸部材が貫通して取り付けられ、蓋部材４２，収容部材３４，本体１２を 一体に保持している。なお、絵柄４６は、本体１２の側面に形成されていても良 い。

【００１５】 収容室４０の中には、容器４４が入れられている。容器４４は合成樹脂で形成 された球形であり、球形を二分割した形状の二つの側面部材４４ａ，４４ｂが互 いに係合して組み立てられている。容器４４の配色は、例えば一方の側面部材４ ４ａは他の容器４４と共通の白色であり、樹脂中に香料が添加されにおいが取り 付けられている。他方の側面部材４４ｂは、異なる１２種の色のうち一つが付け られている。そして、容器４４の内側には、運勢を記した紙片がロール状に丸め られて入れられている。また一つの収容室４０には、同じ色の側面部材４４ｂを 使用して組み立てられた容器４４が入れられ、干支ごとに色分けされている。

【００１６】 次に、この実施形態の占いゲーム機１０の使用方法について説明する。まず、 蓋部材４２の摘み部４３を摘んで蓋部材４２と蓋部材４２と一体の収容部材３４ を、本体１２に対して回転させ、所望の干支の絵柄４６が取り付けられた収容室 ４０を、本体１２の矢印３２に合わせる。そしてコイン投入口１６に所定の金額 の硬貨、例えば１００円硬貨を投入する。次に、レバー２２をガイド溝２０に沿 って動かすと、本体１２の取出口から、選択した干支の収容室４０内に入れられ 一番下に位置していた容器４４が出され、受皿２８に落下する。そしてこの容器 ４４の側面部材４４ａ、４４ｂを開き、中に入っている紙片の運勢を読んで占う 。

【００１７】 この実施形態の占いゲーム機１０によれば、干支ごとに区切られた収容室４０ から容器４４を一つ取り出して占うため、干支を選ぶ意味があり楽しむことがで きる。収容部材３４は透明な合成樹脂で作られているため、中に収容されている 容器４４を見ることができる。さらに、収容部座３４は１２個の収容室４０を一 体に形成しているので、成形が容易であるとともに強度も高い。また、容器４４ は干支ごとに色分けされているため、きれいで目立つ。そして、容器４４にはに おいが付けられていて、この点からも楽しむことができる。

【００１８】 なお、この考案の占いゲーム機は、上記実施の形態に限定されるものではなく 、例えば収容室は干支ごと以外に、星座や誕生した月毎に区分しても良い。また 、各部材の形状や模様も自由に変更可能であり、脚部やレバー、矢印等、他の形 状でも良い。そして容器の色や形、においの種類は自由に選択可能である。

【００１９】

【考案の効果】

この考案の占いゲーム機は、干支等の区分毎に分かれた容器の中の占い用紙等 で運勢を占うことができ、干支等によって実質的に異なる占いとなり、楽しむこ とができる。また、運勢を記した紙片等を入れた容器が、カラフルで香料を付け たものの場合、香りも楽しむことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施形態の占いゲーム機を示す斜
視図である。

【図２】この考案の一実施形態の占いゲーム機の縦断面
図である。

【符号の説明】

１０ 占いゲーム機 １２ 本体 １４ 脚部 １６ コイン投入口 ２０ ガイド溝 ２２ レバー ２６，３２ 矢印 ２８ 受皿 ３０，４７ 文字 ３４ 収容部材 ３８ 仕切 ４０ 収容室 ４２ 蓋部材 ４４ 容器 ４６ 絵柄

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自立可能な本体と、上記本体の上方に
   取り付けられた中空の収容部材と、上記収容部材の内側
   に入れられた複数個の容器と、この容器に収容され運勢
   が記された占い部材と、上記本体に形成され硬貨を投入
   するコイン投入口と、上記コイン投入口に硬貨を投入す
   ると上記容器が出る取出口が設けられている占いゲーム
   機において、上記収容部材には、合成樹脂で形成され上
   記本体に対して回転可能な側面と、この側面の内側を所
   定の占いの区分に従って区分けされた複数の収容室を形
   成する仕切が設けられ、上記本体に上記収容部材の所定
   箇所を指すマークが設けられ、上記占いゲーム機は、上
   記本体に対して上記収容部材を相対的に回転させて、上
   記本体のマークに上記収容室を所望の位置に一致させ、
   硬貨をコイン投入口に投入すると、上記取出口から所定
   の上記収容室内の容器が出ることを特徴とする占いゲー
   ム機。
2. 【請求項２】 上記周用部材は透明な合成樹脂で形成
   され、上記仕切は所定の数に区切られて上記収容室と一
   体成形され、上記各収容室に対応して占いの絵柄が設け
   られていることを特徴とする請求項１記載の占いゲーム
   機。
3. 【請求項３】 上記容器は合成樹脂製で十二支の干支
   毎に上記収容室に設けられ、上記収容室毎に異なる色に
   着色されていることを特徴とする請求項１または２記載
   の占いゲーム機。
4. 【請求項４】 上記容器には香料が付けられているこ
   とを特徴とする請求項１，２または３記載の占いゲーム
   機。