JP3079689U - 生分解性材料を用いたつめ磨きシート - Google Patents

生分解性材料を用いたつめ磨きシート

Info

Publication number
JP3079689U
JP3079689U JP2001000727U JP2001000727U JP3079689U JP 3079689 U JP3079689 U JP 3079689U JP 2001000727 U JP2001000727 U JP 2001000727U JP 2001000727 U JP2001000727 U JP 2001000727U JP 3079689 U JP3079689 U JP 3079689U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
nail polish
substrate
biodegradable
polishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001000727U
Other languages
English (en)
Inventor
由佳 中村
潤子 原嶋
Original Assignee
株式会社ソウケン
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ソウケン filed Critical 株式会社ソウケン
Priority to JP2001000727U priority Critical patent/JP3079689U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3079689U publication Critical patent/JP3079689U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Biological Depolymerization Polymers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この考案は、その基材に廃棄の際に環境への負
担の少ない生分解性の材料を使用することにより、宿泊
施設の顧客に好印象を与えるつめ磨きシートを提供する
ことを目的とする。 【解決手段】生分解性の基材と、前記基材上に研磨材粒
子とバインダーからなる研磨層とから構成されることを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、安価で、気軽に使える、使い捨てタイプのつめ磨きシートに関す るものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ホテルや旅館などにおける宿泊客(顧客)へのサービスの一貫として、 使い捨てされる歯ブラシ、安全剃刀、ヘアーカバーなどのアメニティグッズが知 られている。しかし、これらは身体を清潔に保つために必要なものだけが宿泊客 に提供され、女性の装飾に配慮したものまでは提供されていなかった。
【0003】 つめを研磨加工することで、マニキュアののりを良くし、また鏡面に研磨加工を 行うことで、マニキュアを塗らなくても、視覚的な美的感覚を引き起こすつめ磨 きもそのひとつであり、日常のつめの手入れを必要とする人は、市販の製品を個 人で購入して宿泊施設に持ち込んで宿泊先における手入れを行っていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述するようなアメニティグッズは、それ自体が使い捨てられるもの であるから、その廃棄に関する環境への負担まで特別な気遣いがなされているも のは少なく、一般には、入手が容易で安価とされる合成樹脂素材を使用して作ら れたものが汎用されており、これらは使用後回収され、焼却処理や土中埋没処理 等による廃棄処理が行われる。
【0005】 しかし、このような合成樹脂素材を焼却処理すると、有害ガスが発生し、環境を 汚染することとなり、また高カロリーの燃焼熱が発生したり、腐食性のガスが発 生し、焼却炉を損傷する恐れがある。さらに、土中埋没処理場のかぎられたスペ ースでの廃棄処理が困難となりつつある。
【0006】 このように、再利用が困難で、その廃棄により環境への負担が大きい製品が好ま れない時代においては、アメニティグッズとしての機能性はあるが、その素材が 、入手が容易で安価な合成樹脂素材で作られたものである場合、顧客が利用とし ているホテルや旅館などの接客業務におけるサービス面に対する印象に少なから ず影響を与えるものである。
【0007】 この考案は上述の点に鑑みなされたものであって、自然分解し、環境を汚染 することのない生分解性の基材を使用することにより、使用者に好印象を与える つめ磨きシートを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記考案を達成する本考案のつめ磨きシートは、自然分解する基材上に、研磨 材粒子とバインダーとを混練した研磨層を形成したことを特徴とするものである 。
【0009】 ここで、生分解性の基材としては、水(淡水、海水、下水等)や土壌等の環境中 で微生物によって分解され、また燃焼カロリーが低く、有害ガスを発生しないも のが原料として選定され、代表的なものとしてはポリヒドロキシブチレート、ポ リブチレンサクシネート、ポリブリレンサクシネートカーボネート、ポリブチレ ンアジペート、ポリカプロラクトン、ポリ乳酸、ポリビニルアルコール、ポリグ リコール酸、でんぷん、セルロースアセテートなどが挙げられ、その形態はフィ ルムまたは不織布が好ましい。
【0010】 研磨材粒子としては、研磨器具に使用される従来既知の硬質の粒子が使用され 、燃焼時に有害ガスを発生せず、環境に無害の酸化アルミニウム、酸化クロム、 シリコンカーバイド、酸化ジルコニウム、ダイヤモンド等が使用される。平均粒 径は粗研磨工程用として20μより大きい粒子が、中研磨工程用として20μか ら3μの粒子が、仕上工程用として3μより小さい粒子のものが使用される。
【0011】 バインダーは、上述の生分解性を原料とする生分解性バインダーのほか、飽和ポ リエステル樹脂を、トルエン、キシレン、酢酸エチル、メチルエチルケトンの混 合溶媒に溶かし、さらにイソシアネート化合物硬化剤を加えたものである。
【0012】 上述した研磨材粒子とバインダーを混合させ、既知の塗布方法であるリバース ロール、ダイレクトグラビア方式などにより塗布を行い、基材上に研磨層を形成 させる。 また、このとき、塗布面の判別を容易にするために、グラビアロール方式によ り基材状に等間隔にパターン形状に塗布することも好適である。
【0013】 このとき、基材に不織布を選定したものは、つめを研磨する際の衝撃が不織布 繊維の柔軟性能により緩和されるので、つめが硬く、より鏡面的な研磨面が要求 される場合には、基材にフィルム形態のものを選定することが望ましい。
【0014】 基材にフィルム形態のものを選定した場合、上述と同様の工程をもって、基材上 に乾燥時における厚さが40μ以下の研磨層を形成させる。
【0015】 このとき、研磨を行う3種類の工程用の各塗料において、研磨層の形成面およ びそれぞれを識別するために、塗料を染料などにより着色しておくことが好まし い。
【0016】 粒径の異なる研磨材粒子が塗布されたロールを、所望の幅にスリットし、これ をシート状に切断することにより製品を得る。このとき、長方形に切断された各 シートの一端に剥離可能な樹脂による固着層を設け、同じ粗さのシートを重ね、 ボール紙などの台紙に異なる粗さのシートをならべて貼ることにより、必要なシ ートのみを選択して台紙からはがして使用できるので、取り出しが容易になるば かりでなく、塗布面の識別も容易になり、さらに、着色の異なるすべてのシート が包装収納時にそれぞれ確認できるので視覚的な美的感覚を引き起こす。 また、これらのシートを任意の購入意欲を誘う形に打ち抜くことも、上述と同 様の効果を奏する。
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について説明する。
【0017】 平均粒子40μ、9μ、1μの酸化アルミニウムの研磨材粒子(固形重量75% )に、飽和ポリエステル樹脂(固形重量19%)とイソシアネート化合物(固形 重量6%)を混合させ、研磨材粒径の異なる3種類の塗料を作成し、染料により 着色を行った。
【0018】 これらの塗料を、ポリ乳酸を素材とする不織布基材(シンワ株式会社製、Ha ibon生分解性スパンボンド、品番6350−1B)にダイレクトグラビア方 式にて塗布を行い、90℃、3分間乾燥を 行い、塗料中の溶剤を蒸発させ、研磨層を形成させた。
【0019】 得られた研磨材粒子の異なるロール状の原反を幅55mmにスリット加工 を行い、それぞれ22mmに切断し短冊状のシートを得た。この一端に剥離可能な 両面テープを固着させ、同じ粗さのシートを3枚重ね、ボール紙の台紙に異なる 粗さの3種類のシートをならべて固着させた。 これらを透明包装袋に収納、包装を行い製品とした。
【考案の効果】
この考案の生分解性材料を用いたつめ磨きシートによれば、従来の製品と研磨性 能的に何ら変わりない上に、水(淡水、海水、下水等)や土壌等の環境中で微生 物によって分解されるので、廃棄処理場に土中埋没しておくだけで、基材が自然 分解し、また、燃焼カロリーが低く、有害ガスを発生しないので、環境への細か い気遣いを顧客に印象付け、ホテルや旅館などの接客業務におけるサービス面で 顧客に好印象を与える、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案において基材に不織布形態のものを用い
た断面図である。
【図2】本考案において基材にフィルム形態のものを用
いた断面図である。
【図3】本考案において粗さの異なる3工程のつめ磨き
シートを重ねた図である
【符号の説明】
基材 研磨材粒子 バインダ 研磨層 粗研磨工程用シート 中研磨工程用シート 7.仕上げ研磨工程用シート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年4月5日(2001.4.5)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】生分解性の基材と、前記基材上に研磨材粒
    子とバインダーからなる研磨層を形成した、生分解性材
    料を用いたつめ磨きシート。
  2. 【請求項2】前記生分解性の基材の形態がフィルムまた
    は不織布であるところの、請求項1に記載の生分解性材
    料を用いたつめ磨きシート。
  3. 【請求項3】前記生分解性の基材上に形成される研磨層
    が等間隔に基材上にパターン形成されている請求項1に
    記載のつめ磨きシート。
  4. 【請求項4】前記研磨材粒子の粒径が20μより大きい
    もの、20μから3μのもの、3μより小さい研磨材粒
    子からなる、3種類の粒径の異なる請求項1に記載の生
    分解性材料を用いたつめ磨きシートを一組にしたつめ磨
    きシートセット。
  5. 【請求項5】前記つめ磨きシートセットにおいて、長方
    形に切断したシートの一端に、剥離可能な樹脂による固
    着層を設けたつめ磨きシートセット。
JP2001000727U 2001-02-19 2001-02-19 生分解性材料を用いたつめ磨きシート Expired - Lifetime JP3079689U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001000727U JP3079689U (ja) 2001-02-19 2001-02-19 生分解性材料を用いたつめ磨きシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001000727U JP3079689U (ja) 2001-02-19 2001-02-19 生分解性材料を用いたつめ磨きシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3079689U true JP3079689U (ja) 2001-08-31

Family

ID=43212550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001000727U Expired - Lifetime JP3079689U (ja) 2001-02-19 2001-02-19 生分解性材料を用いたつめ磨きシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3079689U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111328264A (zh) * 2018-10-15 2020-06-23 株式会社A I 人造指甲及其施术方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111328264A (zh) * 2018-10-15 2020-06-23 株式会社A I 人造指甲及其施术方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106237785B (zh) 标签、信息承载介质、减少二氧化碳的方法以及腕带扣
US20030008095A1 (en) Repositionable flexible markerboard
WO2002062591A2 (en) Decorative substrate for removably adhering to a window and/or wall
AU6293990A (en) Self-adhesive dry-transfer images, process for their manufacture and method of use
US4555441A (en) Self-adhesive wall covering or the like and method of making same
JP3079689U (ja) 生分解性材料を用いたつめ磨きシート
US6258199B1 (en) Method for transferring vinyl designs from backing paper to a substrate
WO2008027816A1 (en) Protective article and method of making
EP0900148B1 (en) Transfer and method for its preparation and use
US6044761A (en) Coating plate for use in lithographic and other types of printing presses
EP1729956B1 (en) Improvements in or relating to table coverings
US20040043178A1 (en) Removable, repositionable, decorative design and method of manufacturing same
WO2011123810A2 (en) Machine applicable note-carried liquid pack
KR101350578B1 (ko) 재부착 용이한 벽지 제조 방법 및 벽지
US20030101629A1 (en) Customized advertising display and method of making the same
JPH08100158A (ja) 両面粘着テープとこのテープを用いたカード
JP3057952U (ja) 防塵マット
JPH10138387A (ja) 抗菌脱臭シート
JP2000270924A (ja) 化粧料シート
CN1910038B (zh) 桌子覆盖物或者关于桌子覆盖物的改进
US11236252B2 (en) Reuseable wrapping ornament
WO2011041136A1 (en) Display blank bearing indicia and having an encapsulated fragrance and method of making same
CN1107932C (zh) 可剥离的多层式布告栏
JP3051290U (ja) 展示用パネル
GB2171956A (en) Self adhesive covering material for a wall or the like and method of making same

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term