JP3079493B1 - 避雷同軸コネクタ - Google Patents

避雷同軸コネクタ

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JP3079493B1
JP3079493B1 JP11247082A JP24708299A JP3079493B1 JP 3079493 B1 JP3079493 B1 JP 3079493B1 JP 11247082 A JP11247082 A JP 11247082A JP 24708299 A JP24708299 A JP 24708299A JP 3079493 B1 JP3079493 B1 JP 3079493B1
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隆男 鈴木
孝芳 小宅
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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
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Abstract

【要約】 【課題】 アレスタ素子の交換作業を容易、かつ短時間
にし、交換コストを安くする。 【解決手段】 アレスタ素子400を内部に装着保持し
た状態でコネクタ外部導体100aに取付けられて、ア
レスタ素子400の第1の電極410をコネクタ中心導
体200に接続し、第2の電極420をコネクタ外部導
体100aに接続する一方、コネクタ外部導体100a
から取外された状態で、アレスタ素子400の外部への
取出し、内部への装着が可能な、アレスタ接続着脱機構
500を設ける。アレスタ接続着脱機構500は、接続
導体510、アレスタ収容部520、着脱外部導体53
0、金属板540、内部導体550、及び圧接用ばね5
60を備える。同軸ケーブルを接続した状態でアレスタ
素子400の交換ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は避雷同軸コネクタに
関し、特にアレスタ素子を用いて、同軸ケーブルで伝送
される信号とかかわる電気回路を落雷から保護する避雷
同軸コネクタに属する。
【0002】
【従来の技術】落雷が予想されるアンテナ等と、送受信
装置等との間を接続する同軸ケーブルには、その途中
に、送受信装置等を落雷から保護するために、避雷同軸
コネクタが接続される。この避雷同軸コネクタには、同
軸ケーブルと接続する外部導体と中心導体との間に直接
ガスを封入してそれ自体をアレスタとするタイプのもの
(第1の例、例えば実公昭63−28549号公報参
照)や、ガス封入したアレスタ素子を、外部導体と中心
導体との間にはんだ付け接続したタイプのもの(第2の
例)などがある。
【0003】この従来の避雷同軸コネクタの第1の例で
は、それ自体がアレスタを形成しているために、封入さ
れているガスが劣化してアレスタ特性が劣化した場合、
避雷同軸コネクタ全体を交換する必要があり、コスト高
になるという問題点がある。
【0004】これに対し、第2の例では、アレスタ素子
を交換するだけで済むので、交換コストを比較的安くす
ることができる。この従来の避雷同軸コネクタの第2の
例を図8に示す。この第2の例は、同軸ケーブルの外部
導体と嵌合接続し、かつ互いに結合するコネクタ外部導
体100a,100bと、同軸ケーブルの中心導体と嵌
合接続するコネクタ中心導体200と、コネクタ外部導
体100a,100b及びコネクタ中心導体200の間
の相対位置関係を保持する絶縁体300a,300b
と、コネクタ外部導体100aとコネクタ中心導体20
0との間に、接続用導体700を介してはんだ付け接続
されたアレスタ素子400と、を有する構成、構造とな
っている。
【0005】アレスタ素子400の特性が劣化した場合
には、コネクタ外部導体100a,100b間の結合を
解除(分解)してこれらを切離し、アレスタ素子400
の両端の電極部分のはんだを溶融してアレスタ素子40
0を取外し、新たなアレスタをはんだ付け接続して、コ
ネクタ外部導体100a,100b間を再結合させれば
よい。すなわち、アレスタ素子400を交換すればよ
い。
【0006】また、避雷同軸コネクタの中には、例え
ば、電源電圧の異なる回路間を接続する場合などに使用
されるものとして、伝送されてきた直流成分をカット
し、かつ、別の直流成分を注入するようにした、直流成
分カット・インジェクション(遮断・注入)機能を備え
たものがある。このような避雷同軸コネクタの例(従来
の第3の例)を図9(a),(b)に示す。
【0007】この直流成分カット・インジェクション機
能付きの避雷同軸コネクタは、コネクタ外部導体100
e及びコネクタ中心導体200eを含む第1のコネクタ
開口部と、コネクタ外部導体100f及びコネクタ中心
導体200fを含む第2のコネクタ開口部と、絶縁基板
910の表面にマイクロストリップ線路911による回
路配線が形成されてこの回路配線に、はんだ付けによ
り、アレスタ素子400a,直流成分カット用のチップ
コンデンサ920、並びに直流成分インジェクション部
分のコイル930及びチップコンデンサ940が取付け
られた回路基板900と、この回路基板900を内部に
収納すると共に、コネクタ外部導体100e,100f
を保持固定し、かつDCインジェクションリード端子8
50を絶縁保持固定するボックス800(蓋810及び
ねじ820を含む)と、を有し、図9(b)に示すよう
な回路を形成する。
【0008】この避雷同軸コネクタにおいて、アレスタ
素子400aを交換するには、ねじ820を外してボッ
クス800の蓋810を開け、その中に収納されている
回路基板900内の、アレスタ素子400aのリード部
分のはんだを除去してこのアレスタ素子400aを取り
外し、新たなアレスタ素子をはんだ付け接続して蓋81
0を閉じることになる。
【0009】なお、直流成分インジェクション部分のコ
イル930及びチップコンデンサ940は、この避雷同
軸コネクタを伝送する信号に対し、直流成分インジェク
ションによる悪影響がなくなるようにするため、等の理
由で設けられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の避雷同
軸コネクタは、第1の例では、外部導体と中心導体との
間に直接ガスを封入してそれ自体がアレスタを形成して
いるために、アレスタ特性が劣化して交換する場合に、
交換コストが高くなるという問題点があり、第2の例で
は、コネクタ外部導体100aとコネクタ中心導体20
0との間にアレスタ素子400をはんだ付け接続する構
成、構造となっているので、アレスタ特性劣化の際の交
換はアレスタ素子400の交換だけで済み、この点では
交換コストが安くなるが、同軸ケーブルからこの避雷同
軸コネクタを取外した後、コネクタ外部導体100a,
100bを分解して、アレスタ素子400の両電極部分
のはんだを溶融してこのアレスタ素子400を取出し、
新たなアレスタ素子を、この逆の手順で組込む必要があ
るため、交換作業が煩雑で、かつ、作業時間が長くな
り、結局、交換コストが高くなるという問題点がある。
また、アレスタ素子は容量素子として働くので、高周波
における電気的特性が劣化するという問題点がある。
【0011】また、第3の例の直流成分カット・インジ
ェクション機能付きの避雷同軸コネクタでは、避雷用の
アレスタ素子400a、並びに直流成分カット・インジ
ェクション用の部品及び回路が、回路基板900として
形成されてボックス800内に収容され、アレスタ素子
400a等の部品ははんだ付け接続されているので、ア
レスタ素子400aを交換するには、ねじ820を外し
てボックス800の蓋810を開け、その中に収納され
ている回路基板900内の、アレスタ素子400aのリ
ード部分のはんだを除去してこのアレスタ素子400a
を取り外し、新たなアレスタ素子をはんだ付け接続して
蓋810を閉じる作業が必要となるため、交換作業が煩
雑で作業時間も長くなり、交換コストが高くなるという
問題点がある。また、直流成分カット・インジェクショ
ン機能の、直流成分カット用のコンデンサは、2つのコ
ネクタ中心導体200e,200fそれぞれにはんだ付
け接続されて絶縁基板910表面に延びる2本のマイク
ロストリップ線路911に、電極がはんだ付け接続され
たチップコンデンサ920となっているために第1のコ
ネクタ開口部と第2のコネクタ開口部との間の長さが長
くなり、直流成分インジェクション部分としてコイル9
30及びチップコンデンサ940を備え、その回路は、
絶縁基板910表面のマイクロストリップ線路911に
はんだ付け接続されて形成されているので、避雷機能及
び直流成分カット・インジェクション機能を含めた回路
基板900、及びこれを収容するボックス800が大型
になる、という問題点がある。
【0012】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑みて、第1に、アレスタ素子の交換作業を容易にし、
かつ作業時間を短縮することができて、交換コストを安
くすることができ、第2に、避雷機能部分の電気的特性
を改善することができ、第3に、直流成分カット・イン
ジェクション機能付きのものは、上記のアレスタ素子の
交換作業の容易でその作業時間の短縮、交換コストの低
減、及び電気的特性の改善が達成でき、かつ小型化する
ことができる避雷同軸コネクタを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の避雷同軸コネク
タは、同軸ケーブルに嵌合接続されて、前記同軸ケーブ
ルで伝送される信号とかかわる電気回路を落雷から保護
する避雷同軸コネクタであって、上記目的を達成するた
めに次の各構成を有することを特徴とする。 (イ)前記同軸ケーブルとの嵌合接続時に、この同軸ケ
ーブルの外部導体と接続するコネクタ外部導体 (ロ)前記同軸ケーブルとの嵌合接続時に、この同軸ケ
ーブルの中心導体と接続するコネクタ中心導体 (ハ)第1の電極と第2の電極とを備えて形成され、前
記第1の電極と第2の電極との間に予め設定されたレベ
ルを越える過電圧が印加されるとこれら電極間が短絡状
態となり、過電圧が消滅するとこれら電極間の絶縁が回
復するアレスタ素子 (ニ)前記アレスタ素子の第1の電極と前記コネクタ中
心導体との間を接続するための接続導体と、前記接続導
体及びアレスタ素子を、接続導体の一端とアレスタ素子
の第1の電極とが互い接触するようにして収容保持し、
かつ一方の端面から前記接続導体の他端が突出し他方の
端面で前記アレスタ素子の第2の電極が露出する絶縁材
料製のアレスタ収容部と、一端開放、他端封鎖型の円筒
状に形成され、開放端部分の内側に前記アレスタ収容部
を、その一方の端面が開放端面から突出するように、か
つ着脱可能なように保持固定して、前記コネクタ外部導
体への取付け、及びこのコネクタ外部導体からの取外し
が可能な着脱外部導体と、前記アレスタ素子の第2の電
極に接触する金属板と、前記金属板をその周縁部分で挟
持して前記着脱外部導体の内壁面に接触する内部導体
と、前記着脱外部導体の内部に収容保持され、この着脱
外部導体が前記コネクタ外部導体に取付けられた状態で
前記金属板を前記アレスタ素子の第2の電極に押しつ
け、前記アレスタ素子の第1の電極と前記接続導体の一
端との間、及びこの接続導体の他端と前記コネクタ中心
導体との間を加圧接触させる圧接用ばねと、を備え、前
記アレスタ素子を内部に装着保持した状態で前記コネク
タ外部導体に取付けられて、前記アレスタ素子の第1の
電極を前記コネクタ中心導体に接続し第2の電極を前記
コネ クタ外部導体に接続する一方、前記コネクタ外部導
体から取外された状態で、前記アレスタ素子の外部への
取外し及び内部への装着が可能なアレスタ接続着脱機構
【0014】
【0015】そして、アレスタ接続着脱機構の前記着脱
外部導体が、スパナで取付け、取外し可能なように、そ
の頭部が6角形状を有するものとして構成される。
【0016】また、前記避雷同軸コネクタにおける、ア
レスタ接続着脱機構に代えて、前記アレスタ素子の第1
の電極と前記コネクタ中心導体との間に挿入接続される
コイル素子と、前記アレスタ素子を収容保持して一方の
端面側からこのアレスタ素子の第1の電極に前記コイル
素子の一端が接触接続し他方の端面で前記アレスタ素子
の第2の電極が露出する絶縁材料製のアレスタ収容部
と、一端開放、他端封鎖型の円筒状に形成され、開放端
部分の内側に前記アレスタ収容部を着脱可能なように保
持固定して、前記コネクタ外部導体への取付け、及びこ
のコネクタ外部導体からの取外しが可能な着脱外部導体
と、前記アレスタ素子の第2の電極に接触する金属板
と、前記金属板をその周縁部分で挟持して前記着脱外部
導体の内壁面に接触する内部導体と、前記着脱外部導体
の内部に収容保持され、この着脱外部導体が前記コネク
タ外部導体に取付けられた状態で前記金属板を前記アレ
スタ素子の第2の電極に押しつけ、前記アレスタ素子の
第1の電極と前記コイル素子の一端との間、及びこのコ
イル素子の他端と前記コネクタ中心導体との間を加圧接
触させる圧接用ばねと、を備え、前記アレスタ素子を内
部に装着保持した状態で前記コネクタ外部導体に取付け
られて、前記コイル素子の他端を前記コネクタ中心導体
に接触接続し前記アレスタ素子の第2の電極を前記コネ
クタ外部導体に接続する一方、前記コネクタ外部導体か
ら取外された状態で、前記アレスタ素子の外部への取外
し及び内部への装着が可能なコイル付アレスタ接続着脱
機構を設けた構成を有している。
【0017】
【0018】そして、前記コイル付アレスタ接続着脱機
構の着脱外部導体が、スパナで取付け、取外し可能なよ
うに、その頭部が6角形状を有するものとして構成され
る。
【0019】また、前記避雷同軸コネクタに加え、伝送
されてきた直流成分を遮断し、かつ別の直流成分を注入
する直流成分遮断・注入部を備えた避雷同軸コネクタで
あって、この直流成分遮断・注入部が、次の各構成を有
することを特徴とする。 (イ)コネクタ中心導体が予め定められた部位でその軸
方向に対し2つに分割されてこの分割部分に貫通コンデ
ンサが配置され、その内側電極が前記2つに分割された
コネクタ中心導体のうちの一方に接続され、その外側電
極が前記2つに分割されたコネクタ中心導体のうちの他
方に接続されて成る直流成分遮断部 (ロ)コネクタ外部導体を貫通してその一端が前記2つ
に分割されたコネクタ中心導体のうちの1つに接続さ
れ、その他端が前記コネクタ外部導体の外側に露出する
ように配置されて前記コネクタ外部導体に絶縁保持され
たDCインジェクションリードを含んで成る直流成分注
入部
【0020】そして、前記直流成分遮断部は、その貫通
コンデンサが、その中心軸部分に貫通孔を備え、かつこ
の貫通孔内壁面に前記内側電極が形成されて成り、前記
貫通コンデンサの貫通孔に、前記2つに分割されたコネ
クタ中心導体のうちの一方が挿入されて前記内側電極と
はんだ付け接続された構造として構成される。
【0021】また、前記直流成分注入部は、そのDCイ
ンジェクションリードが、前記コネクタ中心導体に接続
される部分と前記コネクタ外部導体に保持される部分と
の間に予め定められたインダクタンス値のコイルが一体
形成されて成るものとして構成される。
【0022】更に、前記直流成分注入部は、そのDCイ
ンジェクションリードが前記コネクタ外部導体に絶縁保
持される部位に、中心軸部分に貫通孔を備え、かつこの
貫通孔の内壁面に内側電極が形成された貫通コンデンサ
が配置され、この貫通コンデンサの貫通孔に前記DCイ
ンジェクションリードが挿入されてこの貫通孔内壁面の
内側電極に接続され、前記貫通コンデンサの外側電極が
前記コネクタ外部導体に接続されて、この貫通コンデン
サと前記DCインジェクションリードのコイルとを含む
回路が、予め定められた周波数で共振するようにしたも
のであり、更にまた、前記直流成分注入部は、その貫通
コンデンサの貫通孔内壁面の内側電極とDCインジェク
ションリードとの間に導電性スリーブが挿入され、かつ
これら貫通コンデンサ及び導電性スリーブをその外側で
覆うように、前記DCインジェクションリードを前記コ
ネクタ外部導体に保持する絶縁性キャップが設けられた
構造として構成される。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態は、同
軸ケーブルとの嵌合接続時に、この同軸ケーブルの外部
導体と接続するコネクタ外部導体と、上記同軸ケーブル
との嵌合接続時に、この同軸ケーブルの中心導体と接続
するコネクタ中心導体と、第1の電極と第2の電極とを
備えて形成され、上記第1の電極と第2の電極との間に
予め設定されたレベルを越える過電圧が印加されるとこ
れら電極間が短絡状態となり、過電圧が消滅するとこれ
ら電極間の絶縁が回復するアレスタ素子と、このアレス
タ素子を内部に装着保持した状態で上記コネクタ外部導
体に取付けられて、上記アレスタ素子の第1の電極を上
記コネクタ中心導体に接続し第2の電極を上記コネクタ
外部導体に接続する一方、上記コネクタ外部導体から取
外された状態で、上記アレスタ素子の外部への取外し及
び内部への装着が可能なアレスタ接続着脱機構と、を有
し、このアレスタ接続着脱機構が、上記アレスタ素子の
第1の電極と上記コネクタ中心導体との間を接続するた
めの接続導体と、上記接続導体及びアレスタ素子を、接
続導体の一端とアレスタ素子の第1の電極とが互い接触
するようにして収容保持し、かつ一方の端面から上記接
続導体の他端が突出し他方の端面で前記アレスタ素子の
第2の電極が露出する絶縁材料製のアレスタ収容部と、
一端開放、他端封鎖型の円筒状に形成され、開放端部分
の内側に上記アレスタ収容部を、その一方の端面が開放
端面から突出するように、かつ着脱可能なように保持固
定して、上記コネクタ外部導体への取付け、及びこのコ
ネクタ外部導体からの取外しが可能な着脱外部導体と、
上記アレスタ素子の第2の電極に接触する金属板と、上
記金属板をその周縁部分で挟持して上記着脱外部導体の
内壁面に接触する内部導体と、上記着脱外部導体の内部
に収容保持され、この着脱外部導体が上記コネクタ外部
導体に取付けられた状態で上記金属板を上記アレスタ素
子の第2の電極に押しつけ、上記アレスタ素子の第1の
電極と上記接続導体の一端との間、及びこの接続導体の
他端と上記コネクタ中心導体との間を加圧接触させる圧
接用ばねと、を備えて成る、構成、構造となっている。
【0024】このような構成、構造とすることにより、
この避雷同軸コネクタを同軸ケーブルに接続したまま、
アレスタ素子を交換することができ、その交換作業は、
アレスタ接続着脱機構をコネクタ外部導体から取外して
その内部から特性が劣化したアレスタ素子を取出し、新
たなアレスタ素子を内部に装着保持させて、このアレス
タ接続着脱機構を再度コネクタ外部導体に取付ける、と
いう単純、容易な作業であり、かつ作業時間も短くする
ことができ、交換コストを安くすることができる。
【0025】本発明の第2の実施の形態は、上記の避雷
同軸コネクタにおける、アレスタ接続着脱機構に代え
て、上記アレスタ素子の第1の電極と上記コネクタ中心
導体との間に挿入接続されるコイル素子と、上記アレス
タ素子を収容保持して一方の端面側からこのアレスタ素
子の第1の電極に上記コイル素子の一端が接触接続し他
方の端面で上記アレスタ素子の第2の電極が露出する絶
縁材料製のアレスタ収容部と、一端開放、他端封鎖型の
円筒状に形成され、開放端部分の内側に上記アレスタ収
容部を着脱可能なように保持固定して、上記コネクタ外
部導体への取付け、及びこのコネクタ外部導体からの取
外しが可能な着脱外部導体と、上記アレスタ素子の第2
の電極に接触する金属板と、上記金属板をその周縁部分
で挟持して上記着脱外部導体の内壁面に接触する内部導
体と、上記着脱外部導体の内部に収容保持され、この着
脱外部導体が上記コネクタ外部導体に取付けられた状態
で上記金属板を上記アレスタ素子の第2の電極に押しつ
け、上記アレスタ素子の第1の電極と上記コイル素子の
一端との間、及びこのコイル素子の他端と上記コネクタ
中心導体との間を加圧接触させる圧接用ばねと、を備
え、上記アレスタ素子を内部に装着保持した状態で上記
コネクタ外部導体に取付けられて、上記コイル素子の他
端を上記コネクタ中心導体に接触接続し上記アレスタ素
子の第2の電極を上記コネクタ外部導体に接続する一
方、上記コネクタ外部導体から取外された状態で、上記
アレスタ素子の外部への取外し及び内部への装着が可能
なコイル付アレスタ接続着脱機構を設けた構成、構造
を有している。
【0026】このような構成、構造とすることにより、
前述の第1の実施の形態と同様の作用効果を持たせた上
で、アレスタ素子による高周波における電気的特性の劣
化を防止することができ、高周波領域における電気的特
性を改善することができる。
【0027】本発明の第3の実施の形態は、前述の第1
の実施の形態又は第2の実施の形態に加え、伝送されて
きた直流成分を遮断し、かつ別の直流成分を注入する直
流成分遮断・注入部を備えた避雷同軸コネクタであっ
て、この直流成分遮断・注入部が、次の各構成を有して
いる。 (イ)コネクタ中心導体が予め定められた部位でその軸
方向に対し2つに分割されてこの分割部分に貫通コンデ
ンサが配置され、その内側電極が前記2つに分割された
コネクタ中心導体のうちの一方に接続され、その外側電
極が前記2つに分割されたコネクタ中心導体のうちの他
方に接続されて成る直流成分遮断部 (ロ)コネクタ外部導体を貫通してその一端が前記2つ
に分割されたコネクタ中心導体のうちの1つに接続さ
れ、その他端が前記コネクタ外部導体の外側に露出する
ように配置されて前記コネクタ外部導体に絶縁保持され
たDCインジェクションリードを含んで成る直流成分注
入部
【0028】このような構成とすることにより、上記第
1,第2の実施の形態における作用効果が得られると同
時に、これら避雷機能部分と上記直流成分遮断・注入機
能部分とを含めた避雷同軸コネクタ全体を、長さを含
め、小型化することができる。
【0029】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1の実施例を示す断面側
面図、図2はこの第1の実施例のアレスタ接続着脱機構
部分とその周辺の分解断面側面図である。この第1の実
施例は、同軸ケーブル(図示省略)との嵌合接続時に、
この同軸ケーブルの外部導体と嵌合接続し、かつ互いに
結合するコネクタ外部導体100a,100bと、同軸
ケーブルとの嵌合接続時に、この同軸ケーブルの中心導
体と嵌合接続するコネクタ中心導体200と、コネクタ
外部導体100a,100b及びコネクタ中心導体20
0の相対的な位置関係を保持する絶縁体300a,30
0bと、第1の電極410及び第2の電極420を備え
て形成され、第1の電極410・第2の電極420間に
予め設定されたレベルを越える過電圧が印加されるとこ
れら電極(410,420)間が短縮状態となり、過電
圧が消滅するとこれら電極間の絶縁が回復するアレスタ
素子400と、アレスタ素子400を内部に装着保持し
た状態でコネクタ外部導体100aに取付けられて、ア
レスタ素子400の第1の電極410をコネクタ中心導
体200に接続し第2の電極420をコネクタ外部導体
100aに接続する一方、コネクタ外部導体100aか
ら取外された状態で、アレスタ素子400の外部への取
出し、内部への装着が可能なアレスタ接続着脱機構50
0とを有する構成、構造となっており、そして、このア
レスタ接続着脱機構500の詳細は、アレスタ素子40
0の第1の電極410とコネクタ中心導体200との間
を接続するための接続導体510と、接続導体510及
びアレスタ素子400を、接続導体510の一端とアレ
スタ素子400の第1の電極410とが互いに接触する
ように収容保持し、かつ一方の端面から、その接続用穴
521を通して接続導体510の他端が突出し他方の端
面でアレスタ素子400の第2の電極420が露出する
絶縁材料製のアレスタ収容部520と、一端開放、他端
封鎖型の円筒状に形成され、開放端部分の内側にアレス
タ収容部520を、その一方の端面が開放端面から突出
するように、かつ着脱可能なように保持固定して、コネ
クタ外部導体100aへの取付け、及びコネクタ外部導
体100aからの取外しが可能な着脱外部導体530
と、アレスタ素子 400の第2の電極420に接触する
金属板540と、金属板540をその周縁部分で挟持し
て着脱外部導体530の内壁面に接触する内部導体55
0と、着脱外部導体530の内部に収容保持され、この
着脱外部導体530がコネクタ外部導体100aに取付
けられた状態で金属板540をアレスタ素子400の第
2の電極420に押しつけ、アレスタ素子400の第1
の電極410と接続導体510の一端との間、及び接続
導体510の他端とコネクタ中心導体200との間を加
圧接触させる圧接用ばね560と、を含む構成、構造と
なっている。
【0030】
【0031】アレスタ収容部520の、着脱外部導体5
30の開放端部分への取付けは、アレスタ収容部520
のねじ部522と着脱外部導体530の内側ねじ部53
1とで行い、着脱外部導体530のコネクタ外部導体1
00aへの取付けは、着脱外部導体530の外側ねじ部
532とコネクタ外部導体100aのねじ部110とで
行うようになっており、従って、これらは着脱(取付
け、取外し)可能である。
【0032】アレスタ素子400を内部に収容し、構成
各部材で組立てられたアレスタ接続着脱機構500は、
この状態で、コネクタ外部導体100aに取付けられ、
また、コネクタ外部導体100aから取外すことができ
る。取付けられた状態では、アレスタ素子400の第1
の電極410が接続導体510を介してコネクタ中心導
体200に加圧接触接続し、第2の電極420が金属板
540、内部導体550及び着脱外部導体530を介し
て、コネクタ外部導体100aに加圧接触接続する。
【0033】アレスタ素子400の特性が劣化してアレ
スタ素子400を交換する場合には、この避雷同軸コネ
クタを同軸ケーブルに接続したまま、アレスタ素子40
0内蔵のアレスタ接続着脱機構500をコネクタ外部導
体100aから取外し、アレスタ収容部520を着脱外
部導体530から取外してアレスタ素子400を外部へ
取り出し、新しいアレスタ素子を、この逆の手順で、ア
レスタ接続着脱機構500に収納し、このアレスタ接続
着脱機構500をコネクタ外部導体100aに取付けれ
ばよい。
【0034】すなわち、アレスタ素子400の交換が、
極めて単純かつ容易な作業で出来、しかも作業時間を短
縮することができて、交換コスト全体を安くすることが
できる。
【0035】図3は本発明の第2の実施例を示す断面側
面図、図4はこの第2の実施例のアレスタ接続着脱機構
部分及びその周辺の分解断面側面図である。この第2の
実施例は、アレスタ素子400が、第1の電極410及
び第2の電極420の間で容量素子を形成することにな
り、高周波における電気的特性が劣化するので、第1の
実施例におけるアレスタ接続着脱機構500の接続導体
510の代りに、チョークコイル570を設け、上記の
電気的特性を改善したもので、チョークコイル570を
設けるために、その周辺の構造が第1の実施例と多少異
なっており、また名称も、チョークコイル570を含め
て、コイル付アレスタ接続着脱機構500aとなってい
る。このような構成、構造とすることにより、第1の実
施例と同様の作用効果を有しつつ、電気的特性の改善と
いう効果を得ることができる。
【0036】図5(a),(b)は本発明の第3の実施
例を示す部分断面側面図及び外観斜視図、図6(a)〜
(c)は直流成分遮断・注入機能部分の断面側面図、直
流成分遮断機能部分の断面図及び回路図、図7は避雷機
能部分の分解側面図である。この第3の実施例は、第1
の実施例又は第2の実施例のような避雷機能を備えた避
雷同軸コネクタに、更に、伝送されてきた直流成分を遮
断(カット)し、かつ別の直流成分を注入(インジェク
ション)する直流成分遮断・注入部を備えた避雷同軸コ
ネクタであって、その直流成分遮断・注入部600は、
次のような構成を有している。
【0037】この直流成分遮断・注入部600は、貫通
コンデンサ670を主構成とする直流成分遮断部分と、
DCインジェクションリード610、導電性スリーブ6
20、貫通コンデンサ630、絶縁キャップ640、及
び保持収容部650を備えた直流成分注入部分とを含
み、これらの詳細は次のとおりである。
【0038】直流成分遮断部分は、コネクタ中心導体が
予め定められた部位でその軸方向に対し、コネクタ中心
導体200c及びコネクタ中心導体200dの2つに分
割されて、この分割部分に、中心軸部分に貫通孔を備
え、かつこの貫通孔内壁面に内側電極671が形成され
た貫通コンデンサ670が配置され、この貫通コンデン
サ670の貫通孔に、2つに分割されたコネクタ中心導
体200c,200dのうちの一方(200d)が挿入
されて内側電極671とはんだ付け接続され、貫通コン
デンサ670の外側電極672が、2つに分割されたコ
ネクタ中心導体200c,200dのうちの他方(20
0c)とはんだ付け接続された構造となっている。
【0039】なお、コネクタ中心導体200dの貫通孔
への挿入部分は他の部分より細めに形成されて挿入、接
続が容易な形状とし、また、コネクタ中心導体200c
の外側電極672との接続部分は、その中心軸部分に穴
を明けてその穴に貫通コンデンサ670をはめ込み、主
に、その穴の内壁部分と外側電極672とをはんだ付け
接続している。また、コネクタ中心導体200cのこの
穴は、貫通コンデンサ670をはめ込むだけでなく、そ
の奥にインシュレータ690を挿入し、2つのコネクタ
中心導体200c,200d間の絶縁を保つようにして
いる。
【0040】直流成分注入部分は、コネクタ外部導体1
00dを貫通してその一端2つに分割されたコネクタ中
心導体200c,200dのうちの1つ(200c)に
接続され、その他端はコネクタ外部導体100dの外側
に露出する(リード端子611)ように配置されてコネ
クタ外部導体100dに絶縁されて保持され、そのコネ
クタ中心導体との接続部とコネクタ外部導体への保持部
分との間に、予め定められたインダクタンス値のコイル
612が一体形成されたDCインジェクションリード6
10と、コネクタ外部導体100dに設けられて、DC
インジェクションリード610を貫通させて絶縁、保持
すると同時に、コイル612部分を内部に収容する保持
収容部650と、この保持収容部650のDCインジェ
クションリード610を絶縁保持する部位に、DCイン
ジェクションリード610を取り巻くように配置、接続
された導電性スリーブ620と、中心軸部分に貫通孔が
設けられ、かつこの貫通孔内壁面に内側電極631が形
成されて、この貫通孔に、導電性スリーブ620付きの
DCインジェクションリード610が挿入され、導電性
スリーブ620が内側電極631とはんだ付け接続さ
れ、かつ外側電極632が保持収容部650に接続され
て、コイル612を含めた回路が予め定められた周波数
で共振するようにした貫通コンデンサ630と、この貫
通コンデンサ630及び導電性スリーブ620をその外
側で覆うように、DCインジェクションリード610・
保持収容部650間に設けられた絶縁キャップ640
と、を有する構成、構造となっている。
【0041】なお、この第3の実施例における避雷機能
部分は、コイル付アレスタ接続着脱機構500bを主な
構成とし、その中の着脱外部導体530bは、スパナで
その取付け、取外しが可能なように、その頭部が6角形
状となっている。
【0042】このような構成、構造、形状とすることに
より、アレスタ素子400の交換が容易でその作業時間
の短縮、交換コストの低減、及び電気的特性の改善が確
保でき、かつ、避雷機能及び直流成分遮断・注入機能を
含めた全体の大きさを、長さ寸法を含めて小型化するこ
とができる。また、直流成分遮断・注入部600には、
所望の周波数で共振するコイル612及び貫通コンデン
サ670が含まれているので、その周波数特性を良好に
保つことができる。
【0043】更に、DCインジェクションリード610
がコネクタ外部導体100dを貫通する部分には、DC
インジェクションリード610の、貫通コンデンサ63
0との接続部を導電性スリーブ620で取り巻き、しか
も貫通コンデンサ630及び導電性スリーブ620の外
側には絶縁キャップ640が設けられているので、DC
インジェクションリード610にかかるストレスが直接
貫通コンデンサ630に加えられることはなく、貫通コ
ンデンサ630の破壊を防ぐことができる。また、DC
インジェクションリード610中にコイル612が一体
形成されているので、部品点数を削減することができ
る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アレスタ
素子の第1の電極とコネクタ中心導体との間を接続する
ための接続導体と、この接続導体及びアレスタ素子を、
接続導体の一端とアレスタ素子の第1の電極とが互い接
触するようにして収容保持し、かつ一方の端面から上記
接続導体の他端が突出し他方の端面でアレスタ素子の第
2の電極が露出する絶縁材料製のアレスタ収容部と、一
端開放、他端封鎖型の円筒状に形成され、開放端部分の
内側に上記アレスタ収容部を、その一方の端面が開放端
面から突出するように、かつ着脱可能なように保持固定
して、コネクタ外部導体への取付け、及びこのコネクタ
外部導体からの取外しが可能な着脱外部導体と、アレス
タ素子の第2の電極に接触する金属板と、この金属板を
その周縁部分で挟持して上記着脱外部導体の内壁面に接
触する内部導体と、上記着脱外部導体の内部に収容保持
され、この着脱外部導体がコネクタ外部導体に取付けら
れた状態で上記金属板をアレスタ素子の第2の電極に押
しつけ、アレスタ素子の第1の電極と上記接続導体の一
端との間、及びこの接続導体の他端とコネクタ中心導体
との間を加圧接触させる圧接用ばねと、を備え、アレス
タ素子を内部に装着保持した状態でコネクタ外部導体に
取付けられて、アレスタ素子の第1の電極をコネクタ中
心導体に接続し第2の電極をコネクタ外部導体に接続す
る一方、コネクタ外部導体から取外された状態で、アレ
スタ素子の外部への取外し及び内部への装着が可能な
造のアレスタ接続着脱機構を設けた構成、構造とするこ
とにより、この避雷同軸コネクタを同軸ケーブルに取付
けたままで、アレスタ接続着脱機構をコネクタ外部導体
に対し着脱しアレスタ素子の交換作業ができるので、ア
レスタ素子の交換が極めて単純かつ容易な作業でしかも
短時間にでき、交換コストを安くできる効果がある。ま
た、アレスタ素子とコネクタ中心導体との間にコイル素
子を設けた構成、構造とすることにより、アレスタ素子
の容量成分を除去し、電気的特性を改善することができ
る効果がある。
【0045】また、直流成分遮断・注入機能付きのもの
では、上記効果を確保した上で、その大きさを、長さ寸
法を含めて小型化することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面側面図及び要
部拡大断面側面図である。
【図2】図1に示された実施例の要部分解断面側面図で
ある。
【図3】本発明の第2の実施例を示す断面側面図であ
る。
【図4】図3に示された実施例の要部分解断面側面図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施例を示す部分断面側面図及
び外観斜視図である。
【図6】図5に示された実施例の直流成分遮断・注入機
能部分の断面側面図、直流成分遮断機能部分の断面図及
び回路図である。
【図7】図5に示された実施例の避雷機能部分の分解側
面図である。
【図8】従来の避雷同軸コネクタの第2の例の断面側面
図である。
【図9】従来の避雷同軸コネクタの第3の例を示す断面
側面図である。
【符号の説明】
100a〜100f コネクタ外部導体 200,200a,200c〜200f コネクタ中心
導体 300a,300b 絶縁体 400,400a アレスタ素子 500 アレスタ接続着脱機構 500a,500b コイル付アレスタ接続着脱機構 510 接続導体 520,520a,520b アレスタ収容部 530,530a,530b 着脱外部導体 540 金属板 545 T字状金属板 550,550b 内部導体 560 圧接用ばね 565 圧接用板ばね 570,570b チョークコイル 600 直流成分遮断・注入部 610 DCインジェクションリード 611 リード端子 612 コイル 620 導電性スリーブ 630 貫通コンデンサ 631 内側電極 632 外側電極 640 絶縁キャップ 650 保持収容部 670 貫通コンデンサ 671 内側電極 672 外側電極 690 インシュレータ 800 ボックス 810 蓋 850 DCインジェクションリード端子 900 回路基板 910 絶縁基板 920 チップコンデンサ 930 コイル 940 チップコンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // H01R 103:00 (56)参考文献 特開 平3−36924(JP,A) 実開 昭55−134732(JP,U) 実公 昭49−18667(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/02 H01R 13/533 H01R 13/70 H02H 9/04 H02H 9/06

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸ケーブルに嵌合接続されて、前記同
    軸ケーブルで伝送される信号とかかわる電気回路を落雷
    から保護する避雷同軸コネクタであって、次の各構成を
    有することを特徴とする避雷同軸コネクタ。 (イ)前記同軸ケーブルとの嵌合接続時に、この同軸ケ
    ーブルの外部導体と接続するコネクタ外部導体 (ロ)前記同軸ケーブルとの嵌合接続時に、この同軸ケ
    ーブルの中心導体と接続するコネクタ中心導体 (ハ)第1の電極と第2の電極とを備えて形成され、前
    記第1の電極と第2の電極との間に予め設定されたレベ
    ルを越える過電圧が印加されるとこれら電極間が短絡状
    態となり、過電圧が消滅するとこれら電極間の絶縁が回
    復するアレスタ素子 (ニ)前記アレスタ素子の第1の電極と前記コネクタ中
    心導体との間を接続するための接続導体と、前記接続導
    体及びアレスタ素子を、接続導体の一端とアレスタ素子
    の第1の電極とが互い接触するようにして収容保持し、
    かつ一方の端面から前記接続導体の他端が突出し他方の
    端面で前記アレスタ素子の第2の電極が露出する絶縁材
    料製のアレスタ収容部と、一端開放、他端封鎖型の円筒
    状に形成され、開放端部分の内側に前記アレスタ収容部
    を、その一方の端面が開放端面から突出するように、か
    つ着脱可能なように保持固定して、前記コネクタ外部導
    体への取付け、及びこのコネクタ外部導体からの取外し
    が可能な着脱外部導体と、前記アレスタ素子の第2の電
    極に接触する金属板と、前記金属板をその周縁部分で挟
    持して前記着脱外部導体の内壁面に接触する内部導体
    と、前記着脱外部導体の内部に収容保持され、この着脱
    外部導体が前記コネクタ外部導体に取付けられた状態で
    前記金属板を前記アレスタ素子の第2の電極に押しつ
    け、前記アレスタ素子の第1の電極と前記接続導体の一
    端との間、及びこの接続導体の他端と前記コネクタ中心
    導体との間を加圧接触させる圧接用ばねと、を備え、前
    記アレスタ素子を内部に装着保持した状態で前記コネク
    タ外部導体に取付けられて、前記アレスタ素子の第1の
    電極を前記コネクタ中心導体に接続し第2の電極を前記
    コネクタ外部導体に接続する一方、前記コネクタ外部導
    体から取外された状態で、前 記アレスタ素子の外部への
    取外し及び内部への装着が可能なアレスタ接続着脱機構
  2. 【請求項2】 前記アレスタ接続着脱機構の着脱外部導
    体が、スパナで取付け、取外し可能なように、その頭部
    が6角形状を有するものである請求項1記載の避雷同軸
    コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の避雷同軸コネクタにおけ
    る、アレスタ接続着脱機構に代えて、前記アレスタ素子
    の第1の電極と前記コネクタ中心導体との間に挿入接続
    されるコイル素子と、前記アレスタ素子を収容保持して
    一方の端面側からこのアレスタ素子の第1の電極に前記
    コイル素子の一端が接触接続し他方の端面で前記アレス
    タ素子の第2の電極が露出する絶縁材料製のアレスタ収
    容部と、一端開放、他端封鎖型の円筒状に形成され、開
    放端部分の内側に前記アレスタ収容部を着脱可能なよう
    に保持固定して、前記コネクタ外部導体への取付け、及
    びこのコネクタ外部導体からの取外しが可能な着脱外部
    導体と、前記アレスタ素子の第2の電極に接触する金属
    板と、前記金属板をその周縁部分で挟持して前記着脱外
    部導体の内壁面に接触する内部導体と、前記着脱外部導
    体の内部に収容保持され、この着脱外部導体が前記コネ
    クタ外部導体に取付けられた状態で前記金属板を前記ア
    レスタ素子の第2の電極に押しつけ、前記アレスタ素子
    の第1の電極と前記コイル素子の一端との間、及びこの
    コイル素子の他端と前記コネクタ中心導体との間を加圧
    接触させる圧接用ばねと、を備え、前記アレスタ素子を
    内部に装着保持した状態で前記コネクタ外部導体に取付
    けられて、前記コイル素子の他端を前記コネクタ中心導
    体に接触接続し前記アレスタ素子の第2の電極を前記コ
    ネクタ外部導体に接続する一方、前記コネクタ外部導体
    から取外された状態で、前記アレスタ素子の外部への取
    外し及び内部への装着が可能なコイル付アレスタ接続着
    脱機構を設けた、避雷同軸コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記コイル付アレスタ接続着脱機構の着
    脱外部導体が、スパナで取付け、取外し可能なように、
    その頭部が6角形状を有するものである請求項3記載の
    避雷同軸コネクタ。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項3記載の避雷同軸コ
    ネクタに加え、伝送されてきた直流成分を遮断し、かつ
    別の直流成分を注入する直流成分遮断・ 注入部を備えた
    避雷同軸コネクタであって、この直流成分遮断・注入部
    が、次の各構成を有することを特徴とする避雷同軸コネ
    クタ。 (イ)コネクタ中心導体が予め定められた部位でその軸
    方向に対し2つに分割されてこの分割部分に貫通コンデ
    ンサが配置され、その内側電極が前記2つに分割された
    コネクタ中心導体のうちの一方に接続され、その外側電
    極が前記2つに分割されたコネクタ中心導体のうちの他
    方に接続されて成る直流成分遮断部 (ロ)コネクタ外部導体を貫通してその一端が前記2つ
    に分割されたコネクタ中心導体のうちの1つに接続さ
    れ、その他端が前記コネクタ外部導体の外側に露出する
    ように配置されて前記コネクタ外部導体に絶縁保持され
    たDCインジェクションリードを含んで成る直流成分注
    入部
  6. 【請求項6】 前記直流成分遮断部は、その貫通コンデ
    ンサが、その中心軸部分に貫通孔を備え、かつこの貫通
    孔内壁面に前記内側電極が形成されて成り、前記貫通コ
    ンデンサの貫通孔に、前記2つに分割されたコネクタ中
    心導体のうちの一方が挿入されて前記内側電極とはんだ
    付け接続された構造である請求項5記載の避雷同軸コネ
    クタ。
  7. 【請求項7】 前記直流成分注入部は、そのDCインジ
    ェクションリードが、前記コネクタ中心導体に接続され
    る部分と前記コネクタ外部導体に保持される部分との間
    に予め定められたインダクタンス値のコイルが一体形成
    されて成るものである請求項5記載の避雷同軸コネク
    タ。
  8. 【請求項8】 前記直流成分注入部は、そのDCインジ
    ェクションリードが前記コネクタ外部導体に絶縁保持さ
    れる部位に、中心軸部分に貫通孔を備え、かつこの貫通
    孔の内壁面に内側電極が形成された貫通コンデンサが配
    置され、この貫通コンデンサの貫通孔に前記DCインジ
    ェクションリードが挿入されてこの貫通孔内壁面の内側
    電極に接続され、前記貫通コンデンサの外側電極が前記
    コネクタ外部導体に接続されて、この貫通コンデンサと
    前記DCインジェクションリードのコイルとを含む回路
    が、予め定められた周波数で共振するようにしたもので
    ある請求項7記載の避雷同軸コネクタ。
  9. 【請求項9】 前記直流成分注入部は、その貫通コンデ
    ンサの貫通孔内壁面の内側電極とDCインジェクション
    リードとの間に導電性スリーブが挿入さ れ、かつこれら
    貫通コンデンサ及び導電性スリーブをその外側で覆うよ
    うに、前記DCインジェクションリードと前記コネクタ
    外部導体との間に絶縁性キャップが設けられた構造であ
    る請求項8記載の避雷同軸コネクタ。
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