JP3079460U - ひび割れあかぎれ防止靴下 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】単なる着用のみで別途に煩雑な手入れなしひび
割れならびにあかぎれを防止し、また治癒なしうる靴下
が要望されており、かかる課題に応えること。 【解決手段】靴下の少なくとも踵部ならびに踝部内面に
蒸気非透過性、非通気性被膜を担持せしめてなる、ひび
割れあかぎれ防止に有効な靴下

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は足のひび割れ、あかぎれ防止に有効な靴下に関する。

【０００２】 冬季になると足のひび割れおよびあかぎれに苦しむ人は多い。特に老年にな ると皮下脂肪が欠乏し、足、特に踵部にひび割れあるいはあかぎれが生じやすく 、クリーム等を使用してもなかなか改善は得難く、歩行にも苦痛を伴い、支障を きたす例が多々見受けられる。またひび割れあかぎれが生じた後では専門医の診 断をうけても完治には相当の期間を要する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、ひび割れならびにあかぎれを有効に防止でき、またひび割れあかぎ れが生じた後も特段の努力なしにそれを治すことのできる簡便な方法、要すれば 単なる着用のみで別途に煩雑な手入れなしひび割れならびにあかぎれを防止し、 また治癒なしうる靴下が要望されており、かかる課題に応えることが本考案目的 である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に従えば、靴下の少なくとも踝部ならびに踵部、好ましくは踝部ならび に踵部を広範囲に覆う内面に、非通気性、蒸気非透過性の被膜を担持せしめてな るひび割れあかぎれ防止靴下により考案目的が達成せられる。

【０００５】 本考案においては図１で示される靴下の少なくとも踵部（１）の内面（２）か ら踝部（３）の内面（４）までの間に、蒸気非透過性、非通気性の被膜（５）を 担持せしめた靴下が提供せられる。この被膜（５）は蒸気非透過性、非通気性合 成樹脂膜あるいはゴム膜を化学的あるいは物理的に接着若しくは粘着せしめたも のであつてもよく、あるいは所定位置の繊維を非通気性、蒸気非透過性に防水加 工してえられたものであつてもかまわない。

【０００６】 合成樹脂膜としては、例えばサランラップ、ポリオレフィンフイルム等を適当な 形状に切断したもの、あるいはゴム膜を適当な形状に切断したものであることが でき、これらは接着剤で靴下内面の所定位置に接着するとか、あるいは粘着せし めることができる。

【０００７】 あるいはまたこういった被膜は踝部および踵部に相当する位置の繊維を任意の公 知手段にり非通気性、蒸気非透過性に防水加工してえられたものであつてかまわ ない。 図２は本考案靴下の底部内面であり、図の（５）に上記の蒸気非透過性、非通気 性被膜が示されている。

【０００８】 本考案にかかる靴下は、単にそれの常法着用のみで、踵部ならびに踝部からの水 分蒸発が有効に抑制され、保水性が維持せられるので、ひび割れ、あかぎれが防 止され、またその連用により驚くべきことにひび割れあかぎれが自然治癒に至る ことが見いだされている。

【０００９】

【実施例】

紳士用靴下の踵部から踝部までの内面に、家事用サランラップフイルム約２８ｃ ｍ^２を接着してひび割れあかぎれ防止靴下を得た。

【００１０】

【考案の効果】

実施例の靴下を踵部のひび割れあかぎれに苦しむ６０歳男子に連用させたところ 、１ケ月後には、ひび割れあかぎれは完全に消失し、光沢ある健康肌の踵になっ た。このように本考案の靴下は着用せる踵部からの水分蒸発をおさえ、保湿効果 に優れ、身体の自然治癒力を高めそれによりひび割れあかぎれ防止効果を発揮す る。

【図面の簡単な説明】

図１は本考案靴下の側面図 図２は図１の靴下の内面底部の平面図

【符号の説明】

１ 踵部 ２ 踵部内面 ３ 踝部 ４ 踝部内面 ５ 蒸気非透過性、非通気性被膜 ６ 足首部 ７ 脚部 ８ 爪先部 ９ 足底部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】靴下の少なくとも踝部および踵部内面に蒸
   気非透過性、非通気性被膜を担持せしめてなるひび割れ
   あかぎれ防止靴下
2. 【請求項２】被膜が合成樹脂あるいはゴムの蒸気非透過
   性、非通気性極薄被膜を接着若しくは粘着せしめたもの
   である請求項１記載の靴下
3. 【請求項３】被膜が踝部および踵部に相当する位置の繊
   維を非通気性防水加工してえられたものである請求項１
   記載の靴下