JP3079393U - 可燃性簡易蝶番 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】焼却に適すると共に長さに対する許容性が高
く、長尺に設定することも又任意長さに切断することも
容易にして、且つ廉価に製作、提供することのできる可
燃性簡易蝶番を提供する。 【解決手段】木板、ベニヤ板、ボール紙等の可燃性板状
体１の表面側に折曲案内条溝２を凹設すると共に該可燃
性板状体１における折曲案内条溝２の裏面側に布地、紙
等の可燃性の繊維性フィルム状材３を貼着一体化してな
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、可燃性簡易蝶番に関するものである。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、焼却に適すると共に長さに対する許容性が高く、長尺に設定するこ とも又任意長さに切断することも容易にして、且つ廉価に製作、提供することの できる可燃性簡易蝶番を提供することを目的とするものである。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するための本考案の構成を実施の形態を用いて説明すると、本 考案の可燃性簡易蝶番は、木板、ベニヤ板、ボール紙等の可燃性板状体１の表面 側に折曲案内条溝２を凹設すると共に該可燃性板状体１における折曲案内条溝２ の裏面側に布地、紙等の可燃性の繊維性フィルム状材３を貼着一体化してなるこ とを特徴とするものである。

【０００４】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態を実施例に基づき図面を参照して説明する。

【０００５】

【実施例】

図１は、本考案可燃性簡易蝶番の縦断面図を例示するものであって、１は可燃 性板状体である。可燃性板状体１としては、木板、ベニヤ板、ボール紙、その他 の適度な強度を有し、且つ、焼却可能にして、焼却時に有害ガスの発生しない材 質のものとする。その板厚、横幅、長さの各寸法は任意に設定可能であるが、板 厚は２〜５ｍｍ程度、横幅は２〜１０ｃｍ程度が適当である。長さは使用段階で 任意の所要長に切断可能であることから、あらかじめ長尺に製作しておくことが 有利である。

【０００６】 該可燃性板状体１の表面側における中央部等の任意位置に折曲案内条溝２を凹 設する。該折曲案内条溝２は断面Ｖ字状、Ｕ字状等の切欠溝であってよく、折曲 位置を案内する溝であれば足り、その断面形状を限定するものではない。板状体 1がボール紙である場合における該折曲案内条溝２は、プレスによって凹圧した プレス溝として設けることも可能である。

【０００７】 上記可燃性板状体１における折曲案内条溝２の裏面側に布地、紙等の可燃性の 繊維性フィルム状材３を貼着一体化する。該繊維性フィルム状材３は、ある程度 の回数の折曲を可能とする強度を有し、且つ、焼却可能にして、焼却時に有害ガ スの発生しない材質のものであればよく、一般の布地や和紙その他の比較的強靭 な紙、更には一般市販の布またはクラフト紙のガムテープを用いることも可能で ある。

【０００８】 該可燃性の繊維性フィルム状材３は、図１に示すように可燃性板状体１の裏 面側全面に貼着してもよく、或いは、図２に示すように可燃性板状体１における 折曲案内条溝２に対応する裏面側の折曲する必要部位最小限にのみ貼着してもよ い。

【０００９】 上記構成になる本考案の可燃性簡易蝶番は、使用時に必要長さに切断して、折 り曲げ箇所に接着固定して手軽に使用することができる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の可燃性簡易蝶番は、以上説明したようになるので、焼却に適すると共 に長さに対する許容性が高く、長尺に設定することも又任意長さに切断すること も容易にして、且つ廉価に製作、提供することのでき、特に組立式棺桶における 折り畳み箇所に使用するに最適である等の実用的効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案可燃性簡易蝶番の実施例を示す断面図で
ある。

【図２】本考可燃性簡易蝶番の他の実施例を示す断面図
である。

【符号の説明】

１ 可燃性板状体 ２ 折曲案内条溝 ３ 繊維性フィルム状材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】木板、ベニヤ板、ボール紙等の可燃性板状
   体の表面側に折曲案内条溝を凹設すると共に該可燃性板
   状体における折曲案内条溝の裏面側に布地、紙等の可燃
   性の繊維性フィルム状材を貼着一体化してなることを特
   徴とする可燃性簡易蝶番。