JP3078912U - 多機能個人用運動器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 多目的な運動及び体調調整効果が得られる運
動器具を提供すること。 【解決手段】 個人用運動器具は、背板１０と、２枚の
連結板と、少なくとも１つの弾性部材１４と、２つの横
アーム１６とを有する。各連結板は、背板の両側部に枢
動可能に連結されている。各弾性部材は、２枚の連結板
間に連結されている。各横アームは、各連結板に取り付
けられ、横アームの角度は、背板に関して調節可能であ
る。そのような個人用運動器具では、少なくともアーム
の一方が背板に関して回転される間、弾性部材は伸張さ
れる。運動または体調調整効果が与えられる。その上、
背板と各横アームとの間の角度が調節可能であるから、
この運動器具は様々に使用できる。この運動器具の使用
は、より多目的になる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、運動器具、特に、多数の機能を備えた個人用運動器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

個人用運動器具は、ユーザーの運動と体調を整えるために屋内で使用される。 しかし、従来の個人用運動器具は、単純な構造とただ１つの機能しか持たない。 従来の個人用運動器具は、多機能ではなく、限定された用途しか持たない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、調節可能で多数の機能を有する個人用運動器具を提供するこ とである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この運動器具は、背板と、２枚の連結板と、少なくとも１つの弾性部材と、２ 本の横アームとを有する。連結板は、背板の両縁部に枢動可能に連結されている 。各弾性部材は、前記２枚の連結板の間に連結されている。横アームが、各連結 板に取り付けられ、横アームの角度は背板に関して調節可能である。したがって 、少なくともアームの一方が背板に関して枢動可能に回転されるとき、前記弾性 部材は伸張される。運動効果が達成できる。背板と各横アームとの間の角度は調 節可能であるから、この運動器具のユーザーは、より多くの運動ができるように なる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１及び２を参照するに、本考案に係る個人用運動器具は、背板１０と、２枚 の連結板１２と、少なくとも１つの弾性部材１４と、２本の横アーム１６とを含 む。背板１０は湾曲している。蝶番１０２が、背板１０の各側部に形成されてい る。２個のブロック１２２が、各連結板１２の一方の縁部に形成されている。各 蝶番１０２は、対応する連結板１２のブロック１２２間に嵌め込まれている。連 結板１２が枢軸ピン１３で背板１０の両側に枢動可能に連結されるように、枢軸 ピン１３は各連結板１２のブロック１２２と背板１０の対応する蝶番１０２とを 経て伸びる。各弾性部材１４は、ブロック１２２に対向する縁部において連結板 の間で連結されている。

【０００６】 横アーム１６が、各連結板１２に取り付けられている。各横アーム１６は、上 体１７と下体１８とから成る。上部キャップ１７２が、上体１７の一端に形成さ れ、下部キャップ１８２が下体１８の対応する端部に形成されている。各横アー ム１６が対応する連結板１２に枢着されるように、枢軸ピン１３の両端は、それ ぞれ上部キャップ１７２と下部キャップ１８２とに受け入れられている。複数の 凹所１２４が、各ブロック１２の周辺に形成されている。すべりロック１９が、 上体１７と下体１８との間に滑動可能に受け入れられている。空洞１７４、１８ ４が、上体１７と下体１８の各々に、すべりロックを受け入れるために形成され ている。歯１９２が、すべりロック１９に形成され、対応する連結板１２の各ブ ロック１２２に対応している。すべりロック１９が解除されたときに、すべりロ ック１９の各歯１９２が対応するブロック１２２の凹所１２４の１つと係合する ように、偏倚部材１９４がすべりロック１９に偏倚力を与えるために横アーム１ ６とすべりロック１９との間に取り付けられている。したがって、各横アーム１ ６は所定の角度で、対応する連結板１２にしっかりと取り付けられている。

【０００７】 図１及び３を参照するに、ユーザーは背板１０を自分の頭、背中、胸、腹部ま たは臀部に当てることができる。ユーザーの２本の手はそれぞれ２本の横アーム １６を握る。ユーザーが横アーム１６のいずれか一方を背板１０に関して枢動さ せると、対応する連結板１２は他方の連結板１０に関して横アーム１６と共に回 転する。弾性部材１４は伸張され、ユーザーに抵抗する。したがって、ユーザー は運動または体調調整の効果を得る。

【０００８】 図２及び４を参照するに、ユーザーが、すべりロック１９を押して対応するブ ロック１２２の凹所１２４から歯１９２を外すと、横アーム１６は、連結板１２ に関して回転することができる。歯１９２が他の凹所１２４に対面する位置まで 横アーム１６が回転すると、偏倚部材１９４はすべりロック１９を押す。ユーザ ーがすべりロック１９を解除すると、歯１９２は新しい凹所１２４と係合する。 したがって、横アーム１６は、図５に示す背板１０に関して新しい角度で位置さ れる。ユーザーは、自分の手または脚で、背板１０に関して横アームを回転させ ることができる。それ故、背板１０と各横アーム１６との間の元の角度は調節可 能であるのみならず、個人用運動器具も変化することができる。個人用運動器具 は、より多目的になる。

【０００９】 図１、２、５及び６を参照するに、縦アーム２０が各横アーム１６に滑動可能 に取り付けられている。横アーム１６の形状に対応する貫通穴２０２が、各縦ア ーム２０を経て形成され、横アーム１６の上に貫通穴２０２を滑らせることによ り、対応する横アーム１６に縦アーム２０が取り付けられる。複数の穴１７６が 横アーム１６の上体１７または下体１８のいずれかに、横アーム１６の長手方向 軸線に沿って形成されている。縦アーム・ロック２２が、各縦アーム２０に滑動 可能に取り付けられている。ロック支柱２２２が、縦アーム・ロック２２に形成 され、横アーム１６の穴に対面している。偏倚部材２４が、縦アーム・ロク２２ に偏倚力を与えるために縦アーム２０と縦アーム・ロック２２との間に取り付け られている。縦アーム・ロック２２のロック支柱２２２は、偏倚部材２４の偏倚 力によって対面する穴１７６と係合する。したがって、縦アーム２０は、所定の 位置で横アーム１６に調節可能に取り付けられる。そのような縦アーム２０があ るので、ユーザーは縦アーム２０を握って横ア−ム１６を回転させることができ る。この運動器具の操作はより容易になる。

【００１０】 ユーザーが縦アーム２０上の縦アーム・ロック２２を押すと、ロック支柱２２ ２は穴１７６から外れ、縦アーム２０は横アーム１６に沿って滑る。ロック支柱 ２２２が他の穴１７６に対面する位置まで、縦アーム２０が移動すると、偏倚部 材２４は縦アーム・ロック２２を押し、ユーザーが縦アーム・ロック２２を解除 すると、ロック支柱２２２は新しい穴１７６と係合する。したがって、縦アーム ２０は、異なるユーザーの要求を満たすべく、横アーム１６に関して新しい位置 に固定される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る個人用運動器具の斜視図。

【図２】図１における運動器具の分解斜視図。

【図３】図１における運動器具の動作状態を示す頂面
図。

【図４】背板に関して異なる角度に調節された横アーム
を示す、図１における運動器具の背板と横アームとの間
の結合部の拡大頂面図。

【図５】本考案に係る別の休止形状における個人用運動
器具の斜視図。

【図６】横アーム上の位置調整のため、縦アームが横ア
ームに沿って滑るところを示す、図１における運動器具
の横アームの部分断面側面図。

【符号の説明】

１０ 背板 １２ 連結板 １２２ ブロック １３ 枢軸ピン １４ 弾性部材 １６ 横アーム １７ 上体 １８ 下体 １９ すべりロック ２０ 縦アーム ２２ 縦アーム・ロック ２２２ ロック支柱 ２４ 偏倚部材

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 背板と、該背板の両端にそれぞれ枢動可
   能に連結された連結板と、前記連結板間に連結された少
   なくとも１つの弾性部材と、各連結板の自由端に調節可
   能に取り付けられた横アームとを含む、個人用運動器
   具。
2. 【請求項２】 蝶番が前記背板の各側部に備えられ、 少なくとも１つのブロックが各連結板の一方の縁部に形
   成され、前記背板の蝶番の１つと整列し、 枢軸ピンが各連結板のブロックと、背板の対応する蝶番
   とを経て伸び、 各横アームは上体と下体とから成り、 上部キャップが上体の一端に形成され、 下部キャップが下体の一端に形成され、前記上部キャッ
   プに対応し、 枢軸ピンの２つの端部は、それぞれ、上部キャップと下
   部キャップとに受け入れられ、 複数の凹所が前記少なくとも１個のブロックのそれぞれ
   の周りに形成され、 すべりロックが、各横アームの上体と下体との間に滑動
   可能に受け入れられ、 歯が、対面する前記少なくとも１個のブロックの凹所の
   １つに係合するように、各すべりロックに形成され、 偏倚部材が、前記すべりロックに偏倚力を与えるため
   に、各横アームとすべりロックとの間に取り付けられ、 空洞が、前記すべりロックを受け入れるために、前記上
   体と下体の各々に形成され、 それによって、各連結板が背板に枢軸ピンで枢動可能に
   連結され、各横アームは対応する連結板に同軸的に取り
   付けられている、請求項１に記載の個人用運動器具。
3. 【請求項３】 各横アームに滑動可能に取り付けられた
   縦アームを含み、各縦アームに前記対応する横アームが
   経て伸びるように貫通穴が形成され、複数の穴が前記横
   アームの長手方向軸線に沿って前記横アームに形成さ
   れ、縦アーム・ロックが各縦アームに滑動可能に取り付
   けられ、ロック支柱が、前記横アームの穴の１つと係合
   するように縦アームに形成され、偏倚部材が、前記縦ア
   ーム・ロックに偏倚力を与えるために、縦アームと縦ア
   ーム・ロックとの間に取り付けられている、請求項１に
   記載の個人用運動器具。