JP3078763U - 粉塵吸い込み口 - Google Patents

粉塵吸い込み口

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dust
suction port
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collector
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明彦 能
克郎 糸魚川
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明彦 能
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】粉塵は目に見えない軽量で、微細な粉塵から、
目に見える比較的重く、大きな粉塵がある。これらの粉
塵の集塵には、微細粉塵用の風量を重視した集塵機と、
重量のある粉塵用の掃除機とに、大別される。双方の粉
塵を集塵する場合、それぞれを必要とした。 【解決手段】1台の集塵機で吸い込み口を軽微な粉塵吸
入用と、比較的重い粉塵吸入用とに分離して設け、前者
は吸入面積を大きく取り、後者は吸入面積を小さく取
り、それぞれに必要な風速を得られるようにする。これ
らの風が効率的で、効果的に、かつ経済的になるため、
ブース状の壁にとりつけたり、比較的重い粉塵が集塵機
に行く前に落下させる機構や、床面に落下した重量のあ
る粉塵を機動的に回収するホースや、集塵機と一体にし
た構造にしてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、粉塵を集塵する際の、粉塵吸い込み口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
作業者の健康管理、また地球環境保全からも、生産現場での粉塵対策は重要な 課題となっている。粉塵は大きく分けると、空中を浮遊する軽量で微細な目で見 にくい軽微な粉塵と、地上に堆積する比較的重く大きな形状をした目で見える粉 塵とがある。また集塵手段には、真空度が低く風量の大きい集塵機(たとえば静 圧200mmH2O、風量10M3/分)を使う方法と、小型で簡便性にすぐれた 真空度が高く風量の少ない掃除機(たとえば静圧1000mmH2O、風量1M 3/分)とがある。
【0003】 上述の集塵機は制御風速の低い、軽微な粉塵の集塵を主な機能としており、もっ ぱら風量を重視している。したがってブロアーやファンは、掃除機とは異なり比 較的大型となり、定置式で使うことが多い。また吸い込み口を多数とし、多量の 吸塵が必要な場合、集塵機を屋外に設置することもある。
【0004】 上述の掃除機は制御風速の大きい粉塵(ごみとも呼ばれる)の集塵を主な機能と しており、装置としてもっぱら軽便性が求められている。この軽便さのため、取 り扱い易い軽い細管(ホース)を使う。このとき、圧力損失が大きくなるので、 ホースの先端では風速が大きく下がり、ごみを吸い込めなくなる。そこで風速を 高めるためには、ブロアー室の真空度を高くするか、風量を多くすることが必要 となる。風量を多くするには大きなブロアーとなり、掃除機に求められている簡 便性が損なわれる。そこで掃除機では小型で真空度の高いブロアーを用いている 。それはこの方がコンパクトになるからである。通常の家庭用の掃除機のように ブロアーとホースが一体型の場合、この移動性のよさは、格段に使い易くなって いる。
【0005】 したがって集塵機と掃除機とは、対象とする集塵物を異にしており、軽微な粉塵 から重い粉塵(ごみ)まで集塵しようとすると、集塵機と掃除機が別々に必要で あった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする課題は、経済的かつ作業性からも、軽微な粉塵から比較的重 い粉塵(ごみ)までを同一の集塵機で集塵しようとするものである。また風の流 れの開閉を安価で、その目的に合わせて、機能的に集塵性を高めようとするもの である。さらに集塵機のフィルターの寿命を長くするよう工夫した構造が望まし い。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、吸気口を軽微な粉塵吸入用と比較的重い粉塵を吸入する口とを分離 して設け、集塵は同一の集塵機で吸入し、それぞれ必要な風速を得られることを 特徴とする。
【0008】
【考案の実施の形態】
軽微な粉塵を開口部が大きい形状の吸い込み口から比較的低い風速で粉塵を吸 入する。床面等に落ちた比較的重い粉塵を一度箒などで集め、開口部の狭い吸い 込み口に追い込む、ここでは風速が大きく比較的重い粉塵を吸入する。
【0009】 また上記の風の流れを簡便で効果的にするために、もっぱら軽微な粉塵の吸入 用の広い口の流れを開閉し、全体の風の流れを制御する。
【00010】 さらに、これらの吸い込み口に、粉塵が容易に流れ込むように、またほかに粉 塵が流れないようにするために衝立を設ける。これは作業の安全性を確保するこ とでもある。風の流れをスムースにするためには、吸い込み口を底部としたラッ パ状の衝立てでもよく、状況に応じて、曲面を含めた自由形状でもよい。
【00011】 粉塵の一部を回収するために流れ線に対して直角面を一部大きくし、風速を低 下させ、比較的重い粉塵を回収し、集塵機のフィルターを保護し、その寿命を長 くする。ここに溜まった粉塵は回収口から取り出せる構造となっている。
【00012】 また重い粉塵の回収について、箒で集めるのに不都合さを感じる場合は、機動 性のあるホースをつなぎ込んでもよい。
【00013】 ダクトを省略し、集塵用ファンとフィルターが吸い込み口と一体となった場合 、その取り付けが大幅に簡略化できる。またダクトの圧力損失がないので、高効 率に集塵ができる。
【実施例】
図1から図4は、本考案の実施例であって、1は集塵機であり、この集塵機だ けで軽微な粉塵から、重い粉塵まで広範な粉塵を集塵する。3−1は軽微な粉塵 を集塵する広口の吸い込み口である。4−1は比較的重い粉塵を吸入する吸い込 み口である。
【00014】 たとえば、ベルト研磨装置で部品を研磨する場合、粉塵は1μm以下の軽微な 粉塵から、1mmを超える砥粒まであり、重量もmgオーダーから数gまである 。またこの場合、研磨布屑もあり、金属粉 砥粒粉 ボンド粉ありで種類としても多様である。ここでは、まず加工中に発生 する粉塵のうち、比較的軽微な粉塵は気流に乗り、主として広口の吸い込み口3 −1から集塵される。集塵機1の風量が56m3/分のとき、広口部面積を0. 5m2で開口部では風速は1〜2m/秒以上となる。加工時に発生する、軽微な 粉塵はこの広口から集塵される。 その時、集塵されない比較的重い、制御風速の高い粉塵はそのまま床に落下する 。これらは作業終了後、箒などで、狭い開口部を持った吸い込み口4−1付近に 集積させる。広い開口部3−1をふさぎ板3−3で防ぐことによって、風はもっ ぱら狭い吸い込み口4−1から吸入される。たとえば広い開口部をふさぎ板で覆 うと狭い開口部は風速30−40m/秒の風速となり、開口部付近に集められた 比較的重量のある粉塵は集塵される。取り出し口4−2は集塵箱4に溜まった比 較的重い粉塵を取り出す。この箱の中で風の流れが急速に下がるので、比較的大 きな重い粉塵は、ここに溜り、集塵機1にあるフィルターを傷めない作用をする 。集塵機まで至らなかった粉塵は集塵箱3および集塵箱4に溜まる。これはそれ ぞれの箱の裏面にある裏ブタ3−2、4−2をはずせば容易に清掃できる構造に なっている。
【0015】 図2で、下部吸気口3−1が開いたままであるが、上部の集塵が効率的になる ためには、ここに下部吸込み口用ふさぎ板を設けてもよい。また吸込み口部はブ ース5の内側面だけでなく、ブース以外の面に設けても良い。これらのふさぎ板 の代わりにバルブで機能させることもできる。
【0016】 図3はベルト研磨等の作業をするときに用いるブース5を含めた図である。こ れらの衝立ては軽微な粉塵を吸い込み口3−1へ誘導するのに効果的に作用する 。
【0017】 図4はダクトを省略し、吸い込み口3−1、4−1と集塵機1とが一体となっ た場合の図である。ブロアー1−1、フィルター1−2が吸塵箱3、4と中間箱 5が一体となっている。これにより施工が不要となり、費用や工期が大幅に減少 できる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案の集塵口は、軽微な粉塵用と比較的重量のある粉塵 用とに分け、それぞれに必要な制御風速を吸い込み口の工夫で、同一の集塵機で 集塵させことができる。このことは、経済的にかつ効率的に集塵ができ、その回 収も容易に行える。特に人体に有害な微細な粉塵から、床に舞い下りた比較的重 い粉塵を同一の集塵機で集塵することは、作業者の手間が省け、生産効率の向上 につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】集塵機を含めた集塵口を示した説明図である。
【図2】集塵口の詳細を示した説明図である。
【図3】衝立てに組み込んだ場合の説明図である。
【図4】集塵機と一体にした場合の説明図である。
【符号の説明】
1 集塵機 1−1 ブロアーおよびモータ 1−2 フィルター 1−3 排気・消音装置 2 ダクト 2−1上部ダクト 2−2下部ダクト 3 上部集塵箱 3−1 軽微粉塵吸い込み口 3−2 掃除口 3−3 ふさぎ板 4 下部集塵箱 4−1粉塵吸い込み口 4−2 掃除口 5 ブース 6 中間箱

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉塵を集塵機で集塵するにあたり、吸い込
    み口を開閉する機能を持ち、比較的軽微な粉塵を吸い込
    む広い面積を持った吸い込み口と、比較的重い粉塵を吸
    い込む狭い面積を持った吸い込み口とを同時に持ち、相
    互が連携しながら、幅広い集塵機能を持ったことを特徴
    とする粉塵吸い込み口。
  2. 【請求項2】吸い込み口と同一平面もしくは吸い込み口
    を底部としたラッパ状面または気流を吸入し易くした曲
    面から構成される衝立または空気導入面を有した請求項
    1の粉塵吸い込み口。
  3. 【請求項3】粉塵を吸入後、流線に対して断面積を大き
    くとり、風速を下げる機能を有した構造をもった請求項
    1の粉塵吸い込み口。
  4. 【請求項4】床などに離散している比較的重量のある粉
    塵を集塵するためのホースを取り付けた請求項1の粉塵
    吸い込み口。
  5. 【請求項5】集塵機と一体とした請求項1の粉塵吸い込
    み口。
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