JP3078233U - 安全印鑑 - Google Patents

安全印鑑

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JP3078233U JP2000008740U JP2000008740U JP3078233U JP 3078233 U JP3078233 U JP 3078233U JP 2000008740 U JP2000008740 U JP 2000008740U JP 2000008740 U JP2000008740 U JP 2000008740U JP 3078233 U JP3078233 U JP 3078233U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 盗用、偽造を防止することができる安全印鑑
を提供する。 【解決手段】 印鑑保護筒4の表面に数種の符丁図案を
形成し、回転心棒2を回転して印鑑保護筒4を従動さ
せ、数種の符丁図案の内の任意の1つが印鑑表面の文字
と組み合わされて、数種類の印相を持つ安全印鑑が形成
される。その印相の中の1種を印鑑として使用し、必要
に応じて、他の符丁図案に切り替えて印相を変更する。
これにより、盗用、偽造が防止できる安全印鑑が提供さ
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、盗用偽造防止のための安全印鑑に関し、より詳しくは、盗用偽造防 止のための符丁図案付き安全印鑑に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
印鑑は、個人の財産や権利を守るための重要なものである。もし銀行の通帳や 小切手の印鑑が盗用されたら、その損失は計り知れない。
【0003】 しかし、現在では、流行のコンピュータを駆使すれば簡単に印鑑の偽造を行う ことができ、しかも印鑑の真正の有無の鑑別は困難であるため、財産の横領を容 易に遂げることができ、社会問題となっている。
【0004】 このような現状に鑑み、本考案者は、問題の改善に寄与するため、盗用偽造防 止のための安全印鑑に取り組み、長年の苦心研鑽を経て、ここに本考案の符丁図 案付き安全印鑑の完成を見るに至った。
【0005】 したがって、本考案は、従来の印鑑に符丁図案を付設してその構造に幾多の創 意を加えてなる盗用偽造防止可能な安全印鑑を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の上記目的は、下記の手段によって達成される。
【0007】 請求項1に記載の安全印鑑は、盗用偽造防止のための安全印鑑において、印面 を有する印面部と、該印面部の下端面から突き出て側面に凹部を有する印鑑本体 と、上部に前記印鑑本体を収容する印鑑収容部が形成され、その下側から伸延す る棒体の下端部にねじ山が形成され、前記印鑑収容部の側面に、釣り針状の留め 金を挿入して前記印鑑収容部に収容された前記印鑑本体を固定するスリットが形 成された回転心棒と、前記回転心棒に取り付けられたコイルばねと、一端面に、 細帯状に複数の異なる符丁図案が形成され、他端面に、前記符丁図案のそれぞれ の位置に対応して開口された小孔が設けられ、前記回転心棒が挿入される中空孔 の内周面に当該中空孔に挿入された回転心棒のコイルばねを受ける肩部が凸設さ れた多角形中空体の印鑑保護筒と、中央部には前記回転心棒下端部のねじ山と螺 合するねじ山が設けられ、その上端部には、前記印鑑保護筒の各小孔に挿入させ る柱状の小突起が形成された筒型の調整用はめ輪と、内部表面にねじ山が形成さ れ、前記回転心棒の底部に螺合され、前記印鑑保護筒と一体に組み合わされる回 転ナットとを含むことを特徴とする。
【0008】 請求項2に記載の安全印鑑は、請求項1に記載の安全印鑑において、前記印鑑 本体は、その底部にクッションが介在された状態で印鑑収容部に収容されること を特徴とする。
【0009】 請求項3に記載の安全印鑑は、請求項1に記載の安全印鑑において、前記回転 ナットは、前記調整用はめ輪と一体的に形成されることを特徴とする。
【0010】
【考案の実施の形態】
以下、図面を用いて本考案の実施の形態を説明する。
【0011】 図1は、本考案の一実施の形態に係る安全印鑑の斜視図、図2は、同安全印鑑 の分解斜視図、図3は、同安全印鑑の軸方向断面図、図4は、同安全印鑑の回転 心棒と印鑑本体の分解斜視図である。
【0012】 この安全印鑑は、印鑑本体1、回転心棒2、コイルばね3、印鑑保護筒4、円 筒形の調整用はめ輪5、および八角形の回転ナット6から構成されている。印面 を有する印鑑本体1は、回転心棒2の上部に形成された印鑑収容部21の凹部内 に収納される。印鑑本体1の下端には凸柱11が設けられ、その側面には横溝1 2が形成されている。回転心棒2の印鑑収容部21において横溝12に対応する 位置に狭小なスリット211が形成されている。
【0013】 印鑑本体1が印鑑収容部21内に収容された後、1本の釣り針状の留め金22 をスリット211に挿入し、さらに、この留め金22を印鑑本体1の凸柱11の 横溝12に係止させて印鑑本体1を回転心棒2に固定する。なお、捺印の際に印 鑑本体1が確実に紙面と圧接できるように、凸柱11の底面と印鑑収容部21の 底面との間に1つのクッション13を介在させても良い。
【0014】 図5は、同安全印鑑の回転心棒にコイルばねが巻かれている状態を示す図であ り、図6は、同安全印鑑の回転心棒が印鑑保護筒に挿入される状態を示す図であ る。
【0015】 回転心棒2の印鑑収容部21の下部から延びる棒体には、1本のコイルばね3 が巻きつけてある(図5参照)。回転心棒2の棒体下部には、ねじ山23が刻ま れている(図5参照)。コイルばね3が巻きつけられた回転心棒2は、たとえば 8角形などの多角形の印鑑保護筒4に差し込む。
【0016】 印鑑保護筒4は、その両端が開口した8角形中空管体となっている。印鑑本体 1の印面の周囲に位置する印鑑保護筒4の端面には、細帯状にたとえば8個の異 なるたとえば8掛図などの符丁図案41が刻み込んである。印鑑保護筒4の内部 には、筒の内周に沿って肩部42が凸設され、挿入された回転心棒2のコイルば ね3がこの肩部42に突き当たる(図6参照)。他端には、各図案の位置に対応 して、それぞれ同数の小孔43が設けられている。これらの小孔43は、印鑑本 体1と印鑑保護筒4の表面の各図案の切り替えと、切り替え後の位置決めに用い られる。
【0017】 つぎに、本考案の一実施の形態に係る安全印鑑の使用原理を図7および図8を 参照しながら説明する。筒型の調整用はめ輪5の内周には、ねじ山52が形成さ れている。また、その上端部には、1つの柱上の小突起51が形成されている。 この調整用はめ輪5を回転心棒2の下端部のねじ山23に螺合し、小突起51を 印鑑保護筒4のいずれかの小孔43に差し込めば、印鑑表面は、おのおのの図案 と組み合わされて、異なる印相を作り出す。
【0018】 回転ナット6の内周には、ねじ山61が形成されている。この回転ナット6は 、回転心棒2の下端部のねじ山23に螺合する。はめ輪5は、回転ナット6内の 凹部62内に収容される。回転ナット6の底部には、貫通孔63が形成され(図 2参照)、この貫通孔63には装飾用の紐などが取り付けられる。印鑑本体1と たとえば8角形の印鑑保護筒4は、互いに相対する位置関係の相違によって異な る印相を作り出す。回転ナット6と調整用はめ輪5とは、一体的なものとなるの で、操作上便利である。なお、図9は、図8に示した調整用はめ輪5と回転ナッ ト6とを回転心棒2に取り付けた状態を、別の角度から見た斜視図である。
【0019】 図10は、本考案の一実施の形態に係る安全印鑑の使用状態を示した図である 。まず使用者が1つの特定の印相を選択して印鑑とする際に、その印相に合った 図案、たとえば8掛図の1つを選択して組み合わせる。印鑑の印相を変更する場 合には、回転ナット6を下に引っ張って回転させる。回転ナット6を引っ張ると 、回転心棒2がコイルばね3を圧縮して下に突出し、調整用はめ輪5が回転自在 になる。これによって小突起51が元の小孔43から外れるので、回転ナット6 を回転させ、回転ナット6の引っ張り力を調整して小突起51を他の小孔43に 差し込む。回転ナット6を離すと、回転心棒2は、コイルばね3の復元力で印鑑 保護筒4の内部に引き込まれる。このようにして新しい印相を作ることができる 。
【0020】 なお、変則的な用法として他の図案、たとえば、残りの7掛を利用して暗号と すれば、たとえ印鑑と通帳が同時に盗まれたとしても、金銭の横領が防止できる 。印鑑本体1と回転心棒2の表面の関係は、はめ輪5とねじ山23の螺合具合に より調整可能である。表面が平らで固いところに捺印するときには、印鑑の中央 部分の印肉の着色が薄くなってしまうようなことも改善される。
【0021】 また、本人の印鑑を、たとえば銀行や役所で使用した後、速やかに回転心棒2 を回転して、印鑑と対応した元来の図案面を他の図案面に切り替えることを忘れ なければ、たとえ本考案に係る安全印鑑が盗まれたとしても、印鑑を盗用、偽造 することはできない。
【0022】 また、本考案に係る印鑑本体1と印鑑保護筒4の周辺の図案との組み合わせを 変更するための角度や大きさは、特に制限されるものではない。したがって、使 用される印鑑保護筒4や回転ナット6の形状は、本実施の形態のように8角形に 限られず、何角形のものでも良い。
【0023】 以上のように、本考案に係る安全印鑑は、各構成部品の高度な組み合わせによ る機械的構成によって、盗用されたとしても使用者の財産を保全することができ 、また、偽造ができないので、確実に使用者の財産の保全に寄与することになる 。
【0024】 なお、本実施の形態は、本考案の技術的思想を限定するものでないことは言う までもない。また、いわゆる当業者であれば、本明細書に記載されている事項に 基づいて、異なる形態の安全印鑑を構成することは可能であろうが、それが本考 案の実用新案登録請求の範囲に記載されている技術的思想を逸脱するものでなけ れば、それは本考案に含まれる。
【0025】
【考案の効果】
したがって、本考案によれば、安全印鑑が盗まれた場合でも、偽造ができない ことから、確実に使用者の財産の保全に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施の形態に係る安全印鑑の斜視
図である。
【図2】 本考案の一実施の形態に係る安全印鑑の分解
斜視図である。
【図3】 本考案の一実施の形態に係る安全印鑑の軸方
向断面図である。
【図4】 本考案の一実施の形態に係る安全印鑑の回転
心棒と印鑑本体の分解斜視図である。
【図5】 本考案の一実施の形態に係る安全印鑑の回転
心棒にコイルばねが巻かれている状態を示す図である。
【図6】 本考案の一実施の形態に係る安全印鑑の回転
心棒が印鑑保護筒に挿入される状態を示す図である。
【図7】 本考案の一実施の形態に係る安全印鑑の回転
心棒の下端に調整用はめ輪を螺合しようとする状態を示
した説明図である。
【図8】 本考案の一実施の形態に係る安全印鑑の回転
心棒の下端に回転ナットを螺合しようとする状態を示し
た説明図である。
【図9】 図8に示した調整用はめ輪と回転ナットとを
回転心棒に取り付けた状態を、別の角度から見た斜視図
である。
【図10】 本考案の一実施の形態に係る安全印鑑の使
用状態を示した図である。
【符号の説明】
1…印鑑本体、 2…回転心棒、 3…コイルばね、 4…印鑑保護筒、 5…調整用はめ輪、 6…回転ナット、 11…凸柱、 12…横溝、 13…クッション、 21…印鑑収容部、 211…スリット、 22…留め金、 23…ねじ山、 41…符丁図案、 42…肩部、 43…小孔、 51…小突起、 52…ねじ山、 61…ねじ山、 62…凹部、 63…貫通孔。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 盗用偽造防止のための安全印鑑におい
    て、 印面を有する印面部と、該印面部の下端面から突き出て
    側面に凹部を有する印鑑本体と、 上部に前記印鑑本体を収容する印鑑収容部が形成され、
    その下側から伸延する棒体の下端部にねじ山が形成さ
    れ、前記印鑑収容部の側面に、釣り針状の留め金を挿入
    して前記印鑑収容部に収容された前記印鑑本体を固定す
    るスリットが形成された回転心棒と、 前記回転心棒に取り付けられたコイルばねと、 一端面に、細帯状に複数の異なる符丁図案が形成され、
    他端面に、前記符丁図案のそれぞれの位置に対応して開
    口された小孔が設けられ、前記回転心棒が挿入される中
    空孔の内周面に当該中空孔に挿入された回転心棒のコイ
    ルばねを受ける肩部が凸設された多角形中空体の印鑑保
    護筒と、 中央部には前記回転心棒下端部のねじ山と螺合するねじ
    山が設けられ、その上端部には、前記印鑑保護筒の各小
    孔に挿入させる柱状の小突起が形成された筒型の調整用
    はめ輪と、 内部表面にねじ山が形成され、前記回転心棒の底部に螺
    合され、前記印鑑保護筒と一体に組み合わされる回転ナ
    ットとを含むことを特徴とする安全印鑑。
  2. 【請求項2】 前記印鑑本体は、その底部にクッション
    が介在された状態で印鑑収容部に収容されることを特徴
    とする請求項1に記載の安全印鑑。
  3. 【請求項3】 前記回転ナットは、前記調整用はめ輪と
    一体的に形成されることを特徴とする請求項1に記載の
    安全印鑑。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112976846A (zh) * 2019-12-12 2021-06-18 张家界航空工业职业技术学院 一种财会用印鉴机

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