JP3077398U - 靴の敷き皮 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人の脚形に沿って緩衝性と排湿性と按摩性を
備える靴の敷き皮を提供する。 【解決手段】 敷き皮１は弾性体により製造されてい
る。敷き皮１の頂面は凹面１１に形成され、周縁には斜
面１３が設けられている。この凹面１１と周縁の斜面１
３により靴の敷き皮は人の脚に沿う。凹面１１とその周
縁の斜面１３には、複数の面に垂直な凸粒１２が設けら
れ、凹面１１および斜面１３の上に全面的に分布してい
る。これにより緩衝と按摩の効果が生じる。凹面上の凸
粒１２は、隣接する凸粒との間に隙間を有し、その間隔
は、凸粒１２が圧力を受けて変形した後も十分な隙間を
保持可能である。凸粒１２が変形しても隙間が確保でき
るので、空気が流動可能で、排湿効果を有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は靴の敷き皮に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の平面的な靴の敷き皮は図５に示すように、敷き皮７の頂面に、ミドル底 皮７１が接着され、数多くの凸粒７２が設けられている。 また従来の弧形な靴の敷き皮は図６に示すように、敷き皮８の頂面が弧形に形 成されている。接着されているミドル底皮８１の頂面局部に凸粒８２を有する。 もう一つの従来の弧形な靴の敷き皮は図７に示すように、敷き皮９の頂面にミ ドル底皮９１が接着されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、図５に示した敷き皮の凸粒７２の頂面は平面で、人体の脚形に 添わず、ただ足底７３の部分の凸粒７２とのみ接触する。それで、人体の足底７ ３は局部的に圧力を受けて、突き刺される痛感を感じて不快である。 また図６に示した敷き皮では、使用者の足底８３は局部的に凸粒８２に刺激さ れて大きい圧力を受け、突き刺される痛感を感じて、不快である。更にミドル底 皮８１の周縁と足底８３の接触面積が大きいため、汗を流す或いは浸水された際 、隙間が足りず、空気の流動性が悪く、排湿効果が達成できない。 図７に示した敷き皮は、使用者の足底９３と完全に接触しているため、汗を流 す或いは浸水された際に、隙間がなく、空気は流動出来ず、排湿効果が達成でき ない。そして、靴の敷き皮９には凸粒が設けられていないため、按摩の効果を持 たないである。 したがって本考案の主な目的は、人の脚形に沿って緩衝性と排湿性と按摩性を 備える靴の敷き皮を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 本考案の実施例による靴の敷き皮は、弾性体の材質により製造されている。敷 き皮の頂面は凹面に形成され、周縁には斜面が設けられている。この凹面と周縁 の斜面により靴の敷き皮は人の脚に沿う。凹面とその周縁の斜面には、複数の面 に垂直な凸粒が設けられている。この凸粒は凹面の上に全面的に分布する。これ により緩衝と按摩の効果が生じる。

【０００５】 凹面上に複数設けられている凸粒は、隣接する凸粒との間に隙間を有する。そ の隙間の間隔は、凸粒が圧力を受けて変形した後も十分な隙間を保持可能であり 、均等に設けられている。凸粒が変形しても隙間が確保できるので、空気が流動 可能で、排湿効果を有する。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図１、図２，図３に示すように、本考案の一実施例による靴の敷き皮１は弾性 体の材質で製造されている。靴の敷き皮１の頂面は凹面１１に形成され、この周 縁には斜面１３が設けられている。これで靴の敷き皮１は人の脚形と沿うことが 可能となる。凹面１１とその周縁の斜面１３の面上に垂直に、複数の凸粒１２が 設けられ、この凸粒１２は互いに均等な距離の隙間をもって設けられている。こ の凸粒１２は凹面１１と斜面１３の上に全面的に分布する。

【０００７】 使用時、足底２により圧力を受けるとき、弾性を有する凸粒１２は変形して、 圧力は各凸粒１２に分散され、優れた緩衝性が現れる。これらの凸粒１２は靴底 と垂直に設けられているので、足底２とは点的に接触し、足と余分の摩擦が起こ らないので、不快適と感じさせない。

【０００８】 足底２と靴の敷き皮１に分布する複数の凸粒１２はすべて点的に接触し、足底 ２を刺激するため、全面的な按摩の効果を達成できる。靴の敷き皮１の凹面１１ と周縁の斜面１３とには凸粒１２が靴底と垂直になって全面に分布しているので 、各凸粒１２が人の足底２と全面的に接触し、足底２は局部的な刺激による不快 感じない。

【０００９】 長時間の使用時、汗により不快感を覚える。この際凸粒１２は足の圧力を受け て、変形した後も、隙間の確保か可能であるので、空気を隙間の中に流すことが 可能で、排湿の効果を達成しうる。 図４に示すように、本考案の第２実施例では、靴の敷き皮３の頂面に、ミドル 底皮３１が接着され、ミドル底皮３１は凹面１１および周縁の斜面１３からなり 、靴の敷き皮３と垂直で弾性のある複数の凸粒３２が設けられている。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例による靴の敷き皮を示す立
体図である。

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線による断面図である。

【図３】本考案の第１実施例による靴の敷き皮が圧力を
受ける際の状態を示す断面図である。

【図４】本考案の第２実施例による靴の敷き皮を示す断
面図である。

【図５】従来の靴の敷き皮を示す断面図である。

【図６】従来の靴の敷き皮を示す断面図である。

【図７】従来の靴の敷き皮を示す断面図である。

【符号の説明】

１ 靴の敷き皮 ２ 足底 ３ 靴の敷き皮 １１ 凹弧面 １２ 凸粒 １３ 斜面 ３２ 凸粒 ３１ ミドル底皮

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 弾性体の材質により製造されている敷き
   皮であって、 前記敷き皮の頂面は人体の脚形と互いに補い合うために
   周縁に斜面を有する凹面に形成され、 前記凹面および前記周縁の斜面には、前記敷き皮に垂直
   な凸粒が全面に複数設けられていることを特徴とする靴
   の敷き皮。
2. 【請求項２】 前記凹面上に複数設けられている前記凸
   粒間には、前記凸粒が圧力を受けて変形した後も十分な
   隙間を保持可能である程度の均等な隙間が設けられてい
   ることを特徴とする請求項１記載の靴の敷き皮。