JP3077111U - マグネット式組み合せ玩具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体的な組み合せを楽しむことができ、子供
の思考力、創造力を助長するのに役立つ、変形の面白
み、漸新さ等を備えたマグネット式組み合せ玩具を提供
することを目的とする。 【解決手段】 複数個の部分１〜６に分離自在に形成さ
れた組み合せ玩具Ａであって、各部分１〜６の接合部に
マグネット７〜１１と磁力吸着材１２〜１６を固定して
構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、知育玩具等として好適なマグネット式組み合せ玩具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、物と物を組み合せて遊ぶ子供用の、いわゆる知育玩具として、積み木、 組木、はめ絵、パズルなどが良く知られており、子供の思考力、創造力を助長す るものとして現在も人気を博している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来のそれらの知育玩具は、いずれも組み合せの妙を楽しむだ けであるとか、あるいは平面的な組み合せだけであるため、今一つ面白みや、漸 新さ等に欠けるものであった。

【０００４】 本考案は、上記した従来の技術が有する問題点に鑑みなされたもので、立体的 な組み合せを楽しむことができると共に、子供の思考力、創造力を助長するのに 役立ち、しかも変形の面白みや漸新性を備えたマグネット式組み合せ玩具を提供 することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案に係るマグネット式組み合せ玩具は、複数 個の部分に分離自在に形成された組み合せ玩具であって、各部分の接合部にマグ ネットと磁力吸着材を固定してなることを特徴とする。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図１は、本考案の組み合せ前の状態を示す正面図であり、図２は、本考案の正 しい組み合せ時の状態を示す正面図であり、図３は、本考案の違った組み合せ時 の状態を示す正面図である。

【０００７】 図１〜図３は、動物のキャラクターからなるぬいぐるみを組み合せ玩具Ａに構 成したものである。 この組み合せ玩具Ａは、複数個（図示例では６個）の部分１〜６に分離自在に 形成されている。図示例では、頭１ａ、胴体２ａ、両手３ａ、４ａ、両脚５ａ、 ６ａが各々分離自在に形成されている。

【０００８】 そして、組み合せ玩具Ａの各部分１〜６の接合部には、マグネット７〜１１と 磁力吸着材１２〜１６が固定されている。

【０００９】 図示例では、胴体２ａの上面、左右両側上部および下部に磁力吸着材１２〜１ ６として鉄片１２ａ、１３ａ、１４ａ、１５ａ、１６ａが各々固定されており、 一方、頭１ａの下面にマグネット７、両手３ａ、４ａの基端にマグネット８、９ 、両脚５ａ、６ａの基端にマグネット１０、１１が各々固定されている。

【００１０】 したがって、例えば子供が図２に示したように、胴体２ａの鉄片１２ａに頭１ ａのマグネット７、胴体２ａの左右両側上部の鉄片１３ａ、１４ａに両手３ａ、 ４ａのマグネット８、９、胴体２ａの左右両側下部の鉄片１５ａ、１６ａに両脚 ５ａ、６ａのマグネット１０、１１を各々吸着させて組み合せ玩具Ａの各部分１ 〜６を接合した場合は正しい組み合せとなる。

【００１１】 しかし、例えば子供が図３に示したように、胴体２ａの鉄片１２ａに左手３ａ のマグネット８、胴体２ａの左右両側上部の鉄片１３ａ、１４ａに頭１ａのマグ ネット７と右手４ａのマグネット９、胴体２ａの左右両側下部の鉄片１５ａ、１ ６ａに両脚５ａ、６ａのマグネット１０、１１を各々吸着させて組み合せ玩具Ａ の各部分１〜６を接合した場合は間違った組み合せとなる。

【００１２】 この場合、子供は間違った組み合せを正しい組み合せに組み換えることによっ て思考力や創造力が養われる。 しかしながら、本考案の組み合せ玩具は、このような知育玩具としての用途に 限られるわけではなく、遊ぶことのみを目的として、種々な違った組み合せとす ることにより、例えば、本例の場合、違った動物のぬいぐるみにおける各部分を 適当に組み合せることなどで、変形の妙を楽しむこともできる。

【００１３】 既述実施形態は、組み合せ玩具Ａとして動物のキャラクターからなるぬいぐる みを利用したものであるが、それ以外にも、人形、乗物、建築物、植物、昆虫類 等々あらゆる種類の立体物を用いることができる。 また、磁力吸着材１２〜１６としては、その素材は問わず、例えば鉄片以外に も、磁性反応を有するステンレス片やマグネット等を利用しても良い。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は、以上のとおり構成され、組み合せ玩具の各部分をマグネット等を介 してワンタッチで簡単に接・離できるものであるから、従来品と比較して面白み 、漸新さに優れている。また、子供等にも良く知られているデザインの立体物の 組み合せとすることで、組み合せの正しさと間違いが子供でも容易に判定するこ とができる。そして、間違った場合には全てを切り離したのち再度組み合せるこ とで正しい組み合せを学ぶことができる。さらには、種々に変形させることで遊 び幅を広げることもできる。 このようにして本考案は、楽しく遊ぶことができると共に、子供の思考力、創 造力を助長するのに役立つものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の組み合せ前の状態を示す正面図であ
る。

【図２】本考案の正しい組み合せ時の状態を示す正面図
である。

【図３】本考案の間違った組み合わせ時の状態を示す正
面図である。

【符号の説明】

Ａ 組み合せ玩具 １〜６ 組み合せ玩具の各部分 ７〜１１ マグネット １２〜１６ 磁力吸着材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数個の部分に分離自在に形成された組
   み合せ玩具であって、各部分の接合部にマグネットと磁
   力吸着材を固定してなることを特徴とするマグネット式
   組み合せ玩具。