JP3076863U - 電球を使用した装飾物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可塑性を有する光導棒を自在に組み合わせ
ることによって、様々な形状の装飾物を形成できる電球
を使用した装飾物を提供する。 【解決手段】 可塑性を有する複数の光導棒１０，３
０と、発光装置２０，４０と、前記発光装置を制御する
制御ＩＣとを有し、前記発光装置２０，４０が光導棒１
０，３０の端部にそれぞれ設置されて、前記発光装置の
光を導通させるようにすると共に、前記光導棒１０，３
０は湾曲させることによって、各種の文字や図形を形成
することを可能とした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、可塑性を有する光導棒を有し、その光導棒を自在に組み合わせるこ とによって、様々な形状の装飾物を形成できる電球を使用した装飾物に関するも のである。

【０００２】

【従来技術】

一般に電球を使用した装飾物は、店舗室内や繁華街等の屋外における広告媒体 として広く使用されている。 また、現在よく使用されている電球を使用した装飾物は、下記に示す三つの形 態が一般的である。 一つ目は、可撓性のコード途中に直接或いはコンセントを介して複数の発光体 或いは電球が配設される形式のものであり、使用する際は、所望の位置に前記コ ードを掛止して使用する。しかし、この種の装飾物では図形や文字等の形状を形 成することができない。 二つ目は、配線を組込んだべ一スを有し、そのべ一ス上に複数の電球を設け、 予め電球を希望の図形或いは文字の形状に配列させたものである。しかし、この 種の装飾物は前記ベースが硬質の材質から構成されるので、重量が非常に重いと 共に、折畳んで収納することができない。 三つ目は、硝子製のネオン管を湾曲させて成るものであり、この種の装飾物は ネオン管を湾曲形成させることにより比較的自由に図形或いは文字形状を形成さ せることができる。しかし、ネオン管はチューブ内に装填するガス等が必要であ り製造コストは非常に高く、衝撃に弱いという問題点がある。

【０００３】 本考案は上記の問題点を解決するものであり、可塑性を有する複数の光導棒と 、発光装置と、前記発光装置を制御する制御ＩＣとを有し、発光装置がそれぞれ の光導棒の端部に設置されて各光導棒を光輝させると共に、前記各光導棒を所望 の形状に湾曲させることによって、各種の文字や図形の形状を形成することを可 能都したので、各光導棒を組合わせることにより、平面或いは立体の文字や図形 の形状を形成させることができる。更に、前記光導棒は、可塑性を有し且つ軽質 及び衝撃に強い、という特性があるので、様々な形状に組合わせることができる 。したがって、実用性に優れ、特に自身で組立てることにより簡単に使用するこ とができる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、可塑性を有する複数の光導棒１０，３０と、発光装置２０，４０と 、前記発光装置２０，４０を制御する制御ＩＣとを有し、発光装置２０，４０が 各光導棒１０，３０のそれぞれの端部に設置されることで、前記各光導棒１０， ３０を光輝すると共に、各光導棒１０，３０を所望形状に湾曲させることによっ て各種の文字や図形を作成可能としたことを特徴とする電球を使用した装飾物を 提供する。

【０００５】

【考案の好適な実施の形態】

以下、添付図面を参照して本考案の好適な一実施の形態を詳細に説明する。 図１は本考案に係わる電球を使用した装飾物の一実施形態の分解斜視図であり 、図２は本考案に係わる電球を使用した装飾物で平面の文字を形成させた場合の 模式図であり、図３は本考案に係わる電球を使用した装飾物で立体形状を形成さ せた場合の模式図である。

【０００６】 図１に示すように、本考案の電球を使用した装飾物は、可塑性を有する丸棒形 状の複数の光導棒１０，３０と、各光導棒１０，３０の端部に設置される発光装 置２０，４０とを有し、各発光装置２０，４０はカバー体２１，４１を具備し、 各カバー体２１，４１は前記各光導棒１０，３０の各端部にそれぞれ係合接続さ れると共に、カバー体２１，４１内には電球２２，４２がそれぞれ設置され、各 電球２２，４２はコード２３，４３と接続され、コード２３，４３には前記発光 装置２０，４０の各電球２２，４２の発光を制御する制御ＩＣの回路（符号なし ）が接続されるようになっている。 また、前記カバー体２１，４１は電球２２，４２を保護すると共に、光導棒１ ０，３０の端部に嵌合接続した際には、前記光導棒１０，３０の端部に形成した 位置決め凹部（符号なし）に前記小型の電球を位置決めして設置することができ ることで、防水作用を有すると共に、電球を保護することができる。

【０００７】 更に、光導棒１０，３０は可撓性を有し、組合わせる際は、光導棒３０の端部 を他の光導棒１０の周縁に接着するか、或いはそれらの光導棒１０，３０を結束 させることによって、あらゆる形態を形成させ得る。 従って、図２に示すような複数の光導棒１０，３０を組合わせて文字形状を形 成させる時は、先ず光導棒１０，３０を湾曲させて、組合わせたい光導棒１０， ３０を互いに接着させるか或いは結束させて文字の形態を形成させ、その後、結 束部材２４，４４によって網状べ一ス５０上に結束して、平面の装飾物を形成さ せる。また、その際、発光装置２０，４０は光導棒１０，３０の端部に位置して いるので、発光装置２０，４０によって電球２２，４２が点灯した時、その光は 光導棒１０，３０の一端から放射され、光導棒１０，３０の長手方向に沿って進 行する。従って、優れたライティング効果を得ることができる。

【０００８】 また、本考案においては、複数の光導棒１０，３０及び発光装置２０，４０以 外に、制御ＩＣを有し、その制御ＩＣは発光装置２０，４０に組合わされ、発光 装置２０，４０を制御して電球２２，４２の発光順序を制御し、光導棒１０，３ ０により形成された文字或いは図形の形状にライティング効果を発生させる。 例えば、光導棒１０，３０を湾曲させて、動物や人の図形を形成した場合、制 御ＩＣの制御によって電球の点滅間隔を異ならせることにより、表情や動作など の動態変化を表現することができる。

【０００９】 更に、本考案では、図３に示すように、可塑性を有する光導棒１０，３０を湾 曲させて立体形状を形成させることができ、その場合は、先ず複数の光導棒１０ ，３０を湾曲させると共に、結束部材２４，４４でそれらを結束して、コップ状 に形成させる。即ち、光導棒１０，３０を網状べ一ス５０に組合わせることによ り、平面或いは立体の装飾物を形成させる。また、取外す際は、結東部材２４， ４４を切り離せば簡単に網状べ一ス５０から装飾物を取外すことができる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は上記の構成を有するので、広告用など幅広く利用することができ、コ ストもネオン管より安く、且つ可塑性を有する光導棒は衝撃に強いと共に、自ら 好みの形態に組立てることもできるので、従来物よりも実用性に優れ、使用範囲 もかなり広い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる電球を使用した装飾物の一実施
形態を示す分解斜視図である。

【図２】本考案に係わる電球を使用した装飾物で平面の
文字を形成させた場合の模式図である。

【図３】本考案に係わる電球を使用した装飾物で立体形
状を形成させた場合の模式図である。

【符号の説明】

１０ 光導棒 ２０ 発光装置 ２１ カバー体 ２２ 電球 ２３ コード ２４ 結束部材 ３０ 光導棒 ４０ 発光装置 ４１ カバー体 ４２ 電球 ４３ コード ４４ 結束部材 ５０ 網状べ一ス

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 可塑性を有する複数の光導棒１０，３０
   と、発光装置２０，４０と、前記発光装置２０，４０を
   制御する制御ＩＣとを有し、 発光装置２０，４０を光導棒１０，３０のそれぞれの端
   部に設置して、前記光導棒を光輝させると共に、前記各
   光導棒１０，３０を所望形状に湾曲させることによっ
   て、各種の文字や図形の形状を作成可能としたことを特
   徴とする電球を使用した装飾物。
2. 【請求項２】 発光装置２０，４０はカバー体２１，４
   １を有し、カバー体２１，４１は光導棒１０，３０の端
   部に係合されると共に、カバー体２１，４１内に電球２
   ２，４２が設置され、各電球２２，４２がコード２３，
   ４３とそれぞれ接続され、コード２３，４３が制御ＩＣ
   の回路と接続されることを特徴とする請求項１に記載の
   電球を使用した装飾物。