JP3076467U - アルバム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中身を知らせる代表的写真を入れる代表写真
入れ部を背表紙に備えた新規のアルバムを提供する。 【解決手段】 アルバム本体１の背表紙２に同アルバム
本体１の中に綴じた写真３群を代表して示す代表写真４
を入れるための代表写真入れ部５を、同部５に入れた代
表写真４が外から見える状態および出入自在の状態とし
て背表紙２の上部個所に設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

本考案は、一々開いて確めなくとも中身を知ることのできるようにしたアルバ ムに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来知られているこの種のアルバムは、これを開頁せずにその中に綴じられて いる写真の種類や内容等を知ることのできるようにするために、背表紙の外面に 使用者が任意に文字や記号等を記入したり、ラベルに記入して貼り付けたり、名 札に記入して付けたりして使用する形式のものばかりであった。 そして、その記入する内容は、誰の関係の写真であるのかもしくは何の物の関 係の写真であるのかについてであったり、いつからいつまでの期間の写真である かについてあったりすることが主なものでであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記従来の技術において述べたアルバムは、記入の手間や貼り付けの手間等が かかる不便さがであり、しかもややもすると記入した文字や記号が判読し難い状 態になりやすい等の問題点があるのみならず記入した文字等が幼児等には分かり 難く、大人でも遠くからは分かり難い等の不都合があった。

【０００４】 本考案は、上記問題点や不都合等を解消するための工夫を施した新規のアルバ ムを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために本考案に係るアルバムは、中に綴じた写真群を代表 して示す代表写真を入れるための代表写真入れ部を、同部に入れた代表写真が外 から見える状態および出入自在の状態として背表紙に設けたものである。

【０００６】

【実施例】

図に示す実施例は、背表紙２、オモテ表紙１４、綴込金具１５、台紙１６およ び写真収納袋部１７等からなるアルバム本体１であって、背表紙２に対して同ア ルバム本体１の中に綴じた写真３群を代表して示す代表写真４を入れるための代 表写真入れ部５を、同部５に入れた代表写真４が外から見える状態および出入自 在の状態として背表紙２の上部個所に設けたものであり、そして代表写真入れ部 ５は、背表紙２を構成する外側板７と芯板８に重なり状態で角窓９を切設し且つ 外側板７と内側板１０との間における角窓９の内側に位置する個所を僅かに離す ことによって上端縁が背表紙２の上辺縁に開放する薄い板状の空間１１を形成し 、この空間１１に当該空間１１へ格納された代表写真４の外面を被覆して保護す る合成樹脂透明板１２を出入自在に挿入して構成したものである。

【０００７】

【作用】

本考案に係るアルバムは、例えば次のように使用する。 生後半年から１年までの多数枚の写真をまとめてアルバム本体に入れ、これ 等写真群から代表的なものを選んでこれを代表写真入れ部に入れる、 旅行先での多数枚の写真をまとめてアルバム本体に入れ、これ等写真群の中 から代表的なものを選んでこれを代表写真入れ部に入れる、 特定の人の多数枚の写真をまとめてアルバム本体に入れ、これ等写真群から 代表的なものを選んでこれを代表写真入れ部に入れる、 特定の工事現場の多数枚の写真をまとめてアルバム本体に入れ、これ等写真 群から代表的なものを選んでこれを代表写真入れ部に入れる、 等してからこれを書棚等に背表紙の見える状態で陳列する。

【０００８】 このように陳列等したときには、代表写真入れ部に入れられた代表写真を見る だけで、誰の関係の写真であるのかあるいは何の物の関係の写真であるのか、い つ頃の期間の写真であるか等を近くからでも多少離れた所からでも容易に知るこ とができる。

【０００９】 本考案は、たとえば、次のようにして実施することができたるものであって、 これ等アルバムにも及ぶものである。 ・ 代表写真入れ部をオモテ表紙やウラ表紙に設ける。 ・ 代表写真入れ部をこれに代表写真を一度入れたら出せないようにする。 ・ 代表写真入れ部の窓の形をハート形、花形、星形、その他の形にする。 ・ 透明板の無い構成とする。

【００１０】

【考案の効果】

本考案に係るアルバムは、アルバム本体１の背表紙２に同アルバム本体１の中 に綴じた写真３群を代表して示す代表写真４を入れるための代表写真入れ部５を 、同部５に入れた代表写真４が外から見える状態および出入自在の状態として背 表紙２に設けたので、上記のように使用したときには代表写真入れ部５に入れら れた代表写真４を見るだけで誰の関係の写真であるのか（もしくは何の物の関係 の写真であるのか）、いつ頃の写真であるか等が容易に判知することができるも のであって、上記の問題点および不都合を悉く解消した新規のアルバムを提供す るという所期の目的を完全に達成する著効を奏するものであり、また特定の子供 に関する写真が多数冊のアルバムにもなっている場合には、写真入れ部５に入れ られた代表写真４を見ことだけでその成長等を知ったりすることができ、更に多 数冊あるアルバムの中から特に見たい写真を選び出したい等のときには代表写真 入れ部５に入れられた代表写真４を所謂目次の代わりに使用して選定したりする ことができる等の実用的効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例を写真を入れる直前で示す斜視
図である。

【図２】同じく開頁状態で示す斜視図である。

【図３】写真を入れた使用の状態で示す斜視図である。

【図４】同じく要部の縦断面図である。

【図５】同じく要部の横断面図である。

【符号の説明】

１ アルバム本体 ２ 背表紙 ３ 写真 ４ 代表写真 ５ 代表写真入れ部 ７ 外側板 ８ 芯板 ９ 角窓 １０ 内側板 １１ 空間 １２ 透明板 １４ オモテ表紙 １５ 綴込金具 １６ 台紙 １７ 写真収納袋部

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【手続補正書】

【提出日】平成１２年１１月１３日（２０００．１１．
１３）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中に綴じた写真群を代表して示す代表写
   真を入れるための代表写真入れ部を、同部に入れた代表
   写真が外から見える状態および出入自在の状態として背
   表紙の外面に設けたことを特徴とするアルバム。