JP3075962U - 密閉容器 - Google Patents

密閉容器

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JP3075962U JP2000005019U JP2000005019U JP3075962U JP 3075962 U JP3075962 U JP 3075962U JP 2000005019 U JP2000005019 U JP 2000005019U JP 2000005019 U JP2000005019 U JP 2000005019U JP 3075962 U JP3075962 U JP 3075962U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、固体の保存物、特に顆粒状又は粉
末状の感湿性固体を収納可能とされ、効率的に乾燥、脱
臭可能とされた容器を提供する事を目的とする。 【解決手段】 顆粒状又は粉末状の保存物を収容可能な
容器において、容器本体と、前記容器本体の主室への保
存物の出入に利用可能とされた口部を開閉する第1の蓋
と、前記容器本体の底口部に位置可能とされ前記主室に
対する副室の少なくとも一部を形成する副室部材と、前
記底口部を開閉する第2の蓋とから形成され、前記副室
部材は、前記主室に保存物が満たされ位置したとしても
保存物の総重量を支持し前記副室を保持可能とされた副
室部材本体と、前記副室部材本体の少なくとも蒸気の粒
子径よりも大きな所要の通気孔が貫通させられた所定の
面に重ねられた通気シートから形成され、前記主室から
前記副室へ向けて、蒸気は通過可能とされ保存物は通過
不可能とされている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、固体の内容物を収納可能とされた容器の改良に関し、特に顆粒状又 は粉末状の感湿性固体、具体的にはコーヒー粉末、紅茶葉等の飲食品、塩、コシ ョウ等の調味料、顆粒状の洗剤あるいは顆粒状の医薬品を収納可能とされた容器 の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
日本においては例年春から夏にかけて高湿な時期が続き、従来この種のもので は、例えばコーヒー、紅茶等の保存が望まれる物(以下「保存物」という)が収 容される容器には乾燥剤、脱臭剤等(以下「保存剤」という)が同梱されること が多い。
【0003】 第1図は従来の容器および梱包される保存剤を説明する断面側面図である。第 1図(a)において、蒸気を含むと外気は重くなる為、蒸気を含んだ気体が容器 に侵入すると、容器内の比較的軽い気体を押し退けて容器下部に沈滞する。そこ で第1図(b)に記載されたように、保存剤が容器内の上部、底部に保持される か、あるいは保存物に混入させられる。 しかし、保存剤が保存物に混入させられると、保存剤が液体化し漏れ出す、 保存剤が保存物と衝突し保存物を破損しかねない、さじで保存物を掬い出す 操作を保存剤が妨げる、等の問題があった。そこで、保存剤等を具備可能とされ た容器について各種の技術が提供されている。
【0004】 まず、従来の技術のうち保存剤を容器上部に保持可能とした技術は、例えば実 開昭59−64753号公報「乾燥剤入りケース」、実用新案登録第25559 64号「乾燥剤収容部と底容器付き容器」、実開平7−28075号公報「粘着 式乾燥剤容器及び脱酸素剤容器」、実用新案登録第3016789号「陶磁製密 閉容器」によって提供されている。前記各公報に記載された各種技術の要部は、 容器の開口に着脱可能な蓋の内側に、保存剤を保持可能な副室を擁すべく副室部 材を具備したものである。
【0005】 ところが、例えば保存剤が乾燥を目的としていれば、蒸気を含んだ重い気体は 下方に溜まるため、前記副室部材を容器上部に具備した前記各技術はその目的に 好適とは言えない。またここで、前記各公報に記載された容器を保存時には倒置 させ、前記副室を容器下方に位置させる事を仮定すると、その為に必要とされる 少なくとも2つの技術が前記各公報には記載されていない。前記2つの技術とは 即ち、容器を倒置させた場合に、副室部材が保存物の総重量を支持可能とする 技術、そして副室部材に開けられている通気孔の大きさを、十分な通気性を確 保しつつ、顆粒状又は粉末状の保存物に比べて十分に小さくする技術である。
【0006】 前記各公報に記載された各図面において、図示された通気孔はいずれも顆粒状 、粉末状の保存物、例えば塩に比べて大きく図示されていると判断できる。前記 副室部材が、合成ゴム等の熱膨張性の高い素材で作られていれば、通気孔の大き さは気温によって変化し、また経年劣化し、それらは通気孔が小さい程より影響 を受け、通気の目的には好適とは言えない。結論すれば、微細な通気孔を具備可 能で、かつ保存物の総重量を支持可能とされた部材が副室部材の為に言及されて いない。
【0007】 次に、従来の技術のうち保存剤を容器底部に保持可能とした技術は、例えば実 公昭46−7674号公報「乾燥剤入り容器」、実開昭50−25906号公報 「透明海苔容器」、実開昭54−130974号公報「包装容器における乾燥剤 定着装置」、特開2000−79973号公報「乾物食品収納用容器」によって 提供されている。
【0008】 前記各公報に記載された各種技術の要部は、容器の底部に保存剤を保持可能と したものであり、保存剤を収納する副室部材は少なくとも一部に通気孔を擁して いる。副室部材が高い剛性を有する素材で作られていれば通気孔は比較的大きく されるが、保存物の重量を支持可能とされている。また副室部材の少なくとも一 部が織布状のシートで作られていれば通気孔は比較的小さくされるが、その場合 には、充填された保存剤が保存物の重量を支持可能とされているか、又は副室部 材が保存物の重量によって圧縮されても破裂しない構造とされている。
【0009】 ところが、副室部材が高い剛性を有する素材で作られていれば、通気孔の大き さを顆粒状又は粉末状の保存物に比べて十分に小さくする事は困難である。また 、副室部材の少なくとも一部が織布状のシートで作られていれば、さじで保存 物を掬い出す時に前記シートを破裂しかねない、保存物の重量によって副室部 材が圧縮される事で容器と副室部材との隙間に保存物が侵入しかねなず、結果と してさじで保存物を掬い出す操作を保存剤が妨げる、保存物が保存剤の交換を 妨げる、等の問題が残存していた。結論すれば、微細な通気孔を具備可能で、か つ保存物の総重量を支持可能とされた部材が副室部材の為に言及されていない。 また副室部材が溶岩石又は炭で作られていれば表面が粗くなり、さじで容易に保 存物を掬い出す操作を妨げかねない。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、固体の保存物、特に顆粒状又は粉末状の感湿性固体、具体的にはコ ーヒー粉末、紅茶葉等の飲食品、塩、コショウ等の調味料、顆粒状の洗剤あるい は顆粒状の医薬品を収納可能とされ、均一に乾燥、脱臭可能とされた容器を提供 する事を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の顆粒状又は粉末状の保存物を収容可能な 容器において、容器本体と、前記容器本体の主室への保存物の出入に利用可能と された口部を開閉する第1の蓋と、前記容器本体の底口部に位置可能とされ前記 主室に対する副室の少なくとも一部を形成する副室部材と、前記底口部を開閉す る第2の蓋とから形成され、前記副室部材は、前記主室に保存物が満たされ位置 したとしても保存物の総重量を支持し前記副室を保持可能とされた副室部材本体 と、前記副室部材本体の少なくとも蒸気の粒子径よりも大きな所要の通気孔が貫 通させられた所定の面に重ねられた通気シートから形成され、前記主室から前記 副室へ向けて、蒸気は通過可能とされ保存物は通過不可能とされている。
【0012】 次に、顆粒状又は粉末状の保存物を収容可能な容器において、容器本体と、前 記容器本体の主室への前記保存物の出入に利用可能とされた口部に位置可能とさ れ前記主室に対する副室の少なくとも一部を形成する副室部材と、前記口部を開 閉する第1の蓋とから形成され、前記副室部材は、前記主室に前記保存物が満た され容器が倒置されたとしても保存物の総重量を支持し前記副室を保持可能とさ れた副室部材本体と、前記副室部材本体の少なくとも蒸気の粒子径よりも大きな 所要の通気孔が貫通させられた所定の面に重ねられた通気シートから形成され、 前記主室から前記副室へ向けて、蒸気は通過可能とされ前記保存物は通過不可能 とされている。
【0013】 ところで前記容器本体は、特定の素材に限定されず加工可能である。例えば、 軽量の保存物を収容する容器本体であれば、延伸ブロー成形の合成樹脂成形体、 又はホットパリソン方法により延伸ブロー成形されたポリエチレンテレフタレー トを利用可能である。容器本体は好ましくは、環境よって容易に変形、また変質 しない素材、また直射日光、特に紫外線を容易に侵入させない素材、例えばガラ ス材が利用される。
【0014】 また前記容器本体について、口部に具備する第1および又は第2の蓋を嵌着す る手段は、外気をより遮断可能とされた手段が好ましいが、特定の手法に限定さ れない。例えば、第1および又は第2の蓋は容器本体と嵌着する手段を具備せず 、副室部材が容器本体と嵌着する手段を具備し、副室部材は第1および又は第2 の蓋と嵌着する手段、例えばフランジ等を一体として具備し、合わせられて蓋と されている構成でも良い。
【0015】 また、前記蓋、特に副室が具備された側の蓋の、頂面即ち天蓋について、透明 又は半透明の素材を採用する事で、保存剤を容易に確認できる。例えば保存剤に 副室に梱包した日付がペンで記載されていれば、保存剤の有効期限までに新しい 保存剤と容易に交換可能である。
【0016】 また前記副室部材は、蓋が閉じられる事で副室部材との間に副室が設けられる 構成とされ、例えば底口部を塞ぐ略皿状の中栓部材とされている。また前記副室 部材は、底口部に嵌着されず蓋に着脱可能に取り付けられている。また前記副室 部材は、単体で保存材を覆う箱状に形成されている。 また前記副室部材は前記蓋と一体にさせられて容器本体に着脱可能とされた交 換部位(カートリッジ)を形成する事で、消耗部位のみを交換可能とされた合理 的な容器が提供される。前記交換部位には例えば予め保存剤が封入されている。 また、例えば保存物がコショウ等の調味料であって容器が乾電池程度の大きさと されていれば、それに対応して交換可能とされたサイコロ大の保存剤が別途提供 される。
【0017】 また前記副室部材本体について、保存物の総重量を支持可能とする為に、頂面 を曲面とする事は有効である。また副室部材本体の周面については容器本体と密 嵌させるために高弾性の素材、例えばポリプロピレンによる樹脂成形体を利用し 、頂面については高剛性の素材、例えばガラス材を利用する事でも、副室部材本 体は本考案の要求を満たす。そうする事で頂面を凸状の曲面とせず、平面あるい は凹状の曲面とする事も可能である。 本考案の副室部材本体は、頂面又は周面あるいはその両面に通気孔を擁してい る。頂面に擁した通気孔の大きさは少なくともさじ等によって保存物を掬い出す 操作によって通気シートが破損しない大きさに留めている。また周面に擁した通 気孔は、第2の蓋と容器本体の隙間より外気が侵入したとしても、外気を前記周 面に擁した通気孔より副室に導き乾燥させる事を目的としたものであり、前記副 室部材本体と容器本体が密嵌される構造であれば、それを妨げる大きさおよび数 にはされていない。
【0018】 また副室部材本体に重ねられた前記通気シートは、蒸気は通過可能とされ保存 物は通過不可能とされ、例えば織布状に加工されている。好ましくは、前記蒸気 の粒子よりもわずかに大きな通気孔を擁している。本考案の副室部材は容器本体 に対して着脱可能とされており、例えば更に、副室部材本体と通気シートが着脱 可能とされていれば、通気シートのみを交換可能とされ、また通気シートのみを 容易に洗浄可能とされる。その為に通気シートは、例えば副室部材と同質の外枠 縁により保持され、該外枠縁によって副室部材本体と着脱可能に嵌着される。 なお、前記通気シートは副室部材本体の外面に貼られるか、また内面に貼られ るか、あるいはその両面に貼られるが、基本的に容器本体11と副室部材16と の嵌合を妨げない面に貼られる。前記通気シートが副室部材本体の両面に貼られ れる事で、例えば保存剤が袋に包まれず顆粒状の裸体で提供されたとしても、一 方の通気シートは保存物を、他方の通気シートは保存剤をそれぞれ通過不可能と できる。
【0019】 また通気シートについて、保存物が顆粒状又は粉末状であれば、その大きさは 蒸気の粒子よりも大きく1mm以下と言え、更に保存物の破片は概ね0.01〜 0.1mm程度と言える。よって本考案の通気シートは前記保存物も通過不可能 とされている。その為に通気シートは、例えばトレーニング靴、服等に利用され ている、蒸気は通過可能とされるが水滴は通過不可能とされている合成繊維の技 術が応用可能とされている。また本考案の通気シートは、コーヒーフィルタを更 に耐久性を増したろ紙状のシートが利用可能とされている。しかしシートの素材 は前記合成繊維、ろ紙に限定されるものではない。 本考案の技術に対して、従来の技術において、高い剛性を有する素材に微細な 孔が貫通させられたとしてもその孔の数は制限される為、本考案の技術は従来の 技術に比べて本来の目的である通気性を格別高く有するものである。
【0020】 なお、本考案において容器に収納する保存物とは、特に顆粒状又は粉末状の感 湿性固体、具体的にはコーヒー粉末、紅茶葉等の飲食品、塩、コショウ等の調味 料、顆粒状の洗剤あるいは顆粒状の医薬品であるから、比重は、コーヒー粉末で あれば約0.2、顆粒状の洗剤であれば約0.4とされるので、保存物の重量を 支持可能とされるという事は、それら感湿性固体の重量を支持可能とされるとい う事である。例えば最大において、本考案の副室部材は容器に充填された水の総 重量を支持可能とされていれば、本考案の要求を満たすと言える。
【0021】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】 まず第1の実施の形態について説明する。第2図は第1の実施の形態における 容器の断面側面図、第3図は第1の実施の形態における容器の分解斜視図である 。
【0023】 図において容器本体11は、保存物を入出させる為の口部と、保存剤を入出さ せる為の底口部を擁しており、筒状とされている。前記口部を塞ぐ第1の蓋14 は前記口部に嵌合可能とされており、容易に前記口部を通じて外気と容器の内気 を交換不可能とされている。副室部材16は前記底口部に嵌合可能とされており 、保存物を収納する主室12に対する、保存剤10を収納する副室13の少なく とも一部を形成している。本実施の形態において、副室13は前記底口部を塞ぐ 第2の蓋15と副室部材16とが合わせられて形成されている。 なお本実施の形態において、第2の蓋は容器本体の底口部に外側より嵌める形 状とされているが、外の実施の形態において、副室部材及び第2の蓋は底口部に 内側より嵌める形状とされ、底口部の先端を突出させて容器の総重量を支持させ る事も可能である。
【0024】 副室部材16は、副室部材本体17の少なくとも蒸気の粒子径よりも大きな所 要の通気孔191(192)が開けられた所定の面に通気シート181(182 )が重ねられて形成されている。副室部材本体17は、保存物の重量を支持可能 とされた素材および形状を有している。通気孔191は副室部材本体の頂面に開 けられており、基本的に主室12と副室13との通気を制御している。それに対 して通気孔192は副室部材本体の周面に開けられており、基本的に外気が主室 12に侵入したとしても先ず副室13に導き、例えば該外気を乾燥させる為に開 けられている。通気シート181(182)によって主室12から副室13へ向 けて、蒸気は通過可能とされ保存物は通過不可能とされている。その為に通気シ ート181(182)は例えば織布状に形成されているが、それに限定されるも のではなく、例えばレーザ光等で所要の微小孔が開けられる事によっても形成可 能である。なお通気シート181(182)は副室部材本体17の外面に貼られ るか、また内面に貼られるか、あるいはその両面に貼られるが、基本的に容器本 体11と副室部材16との嵌合を妨げない面に貼られる。
【0025】 次に第2の実施の形態について説明する。第4図は第1の実施の形態における 容器の断面側面図である。
【0026】 第4図において本考案の容器は、保存剤を効率的に作用させる為に、倒置させ られている。その為に第1の蓋24はその頂面を従来の容器の底面と同様の形状 に加工されている。容器本体21は、保存物を入出させる為の口部を擁している 。前記口部を塞ぐ蓋は、第1の蓋24と副室部材26がそれぞれ具備したフラン ジ(突条部位)によって係合させられて形成され、前記口部に嵌合可能とされて おり、容易に前記口部を通じて外気と容器の内気を交換不可能とされている。副 室部材26は保存物を収納する主室22に対する、保存剤を収納する副室23の 少なくとも一部を形成している。本実施の形態において、副室23は第1の蓋2 4と副室部材26とが合わせられて形成されている。
【0027】 副室部材26は、副室部材本体27の少なくとも蒸気の粒子径よりも大きな所 要の通気孔291(292)が開けられた所定の面に通気シート281(282 )が重ねられて形成されている。副室部材本体27は、保存物の重量を支持可能 とされた素材および形状を有している。通気孔291は副室部材本体の頂面に開 けられており、基本的に主室22と副室23との通気を制御している。それに対 して通気孔292は副室部材本体の周面に開けられており、基本的に外気が主室 22に侵入したとしても先ず副室23に導き、例えば該外気を乾燥させる為に開 けられている。通気シート281(282)によって主室22から副室23へ向 けて、蒸気は通過可能とされ保存物は通過不可能とされている。その為に通気シ ート281(282)は例えば織布状に形成されているが、それに限定されるも のではなく、例えばレーザ光等で所要の微小孔が開けられる事によっても形成可 能である。なお通気シート281(282)は副室部材の外面に貼られる事も、 また内面に貼られる事も、あるいはその両面に貼られる事もあるが、基本的に容 器本体21と副室部材26との嵌合を妨げない面に貼られる。
【0028】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果 を奏する。
【0029】 本考案の容器は、固体の保存物、特に顆粒状又は粉末状の感湿性固体を収容可 能で、保存剤を容器の底部に位置可能とさせられている為、従来の容器に比べて 、保存剤が効率的に機能を発揮できる。また保存剤が保存物に混入させられてい ない為、保存物はさじ等で容易に掬い出し可能である。
【0030】 保存剤を収容する副室は保存物を収容する主室に独立して開閉可能とされてい る為、保存剤は容易に交換可能である。副室部材は容器本体に着脱可能とされて いる為容易に洗浄可能である。また更に、副室部材本体と通気シートが着脱可能 とされていれば、通気シートのみを交換できる。また副室部材は蓋と一体にさせ られて容器本体に着脱可能とされた交換部位(カートリッジ)を形成する事で、 消耗部位のみを交換可能とされた合理的な容器が提供される。
【提出日】平成12年8月18日(2000.8.18)
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の顆粒状又は粉末状の保存物を収容可能な 容器において、容器本体と、前記容器本体の主室への保存物の出入に利用可能と された口部を開閉する第1の蓋と、前記容器本体の底口部に位置可能とされ前記 主室に対する副室の少なくとも一部を形成する副室部材と、前記底口部を開閉す る第2の蓋とから形成され、前記副室部材は、前記主室に保存物が満たされ位置 したとしても保存物の総重量を支持し前記副室を保持可能とされた副室部材本体 と、前記副室部材本体の少なくとも蒸気の粒子径よりも大きな所要の通気孔が貫 通させられた所定の面に重ねられた通気シートから形成され、前記副室部材本体 の頂面に擁した通気孔の大きさは少なくともさじ等によって保存物を掬い出す操 作によって通気シートが破損しない大きさに留められ、 前記主室から前記副室へ 向けて、蒸気は通過可能とされ保存物は通過不可能とされている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 次に、顆粒状又は粉末状の保存物を収容可能な容器において、容器本体と、前 記容器本体の主室への前記保存物の出入に利用可能とされた口部に位置可能とさ れ前記主室に対する副室の少なくとも一部を形成する副室部材と、前記口部を開 閉する第1の蓋とから形成され、倒置可能に成形され、前記副室部材は、前記主 室に前記保存物が満たされ容器が倒置されたとしても保存物の総重量を支持し前 記副室を保持可能とされた副室部材本体と、前記副室部材本体の少なくとも蒸気 の粒子径よりも大きな所要の通気孔が貫通させられた所定の面に重ねられた通気 シートから形成され、前記主室から前記副室へ向けて、蒸気は通過可能とされ前 記保存物は通過不可能とされている。
【提出日】平成12年8月28日(2000.8.28)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の顆粒状又は粉末状の保存物を収容可能な 容器において、容器本体と、前記容器本体の主室への保存物の出入に利用可能と された口部を開閉する第1の蓋と、前記容器本体の底口部に位置可能とされ前記 主室に対する副室の少なくとも一部を形成する副室部材と、前記底口部を開閉す る第2の蓋とから形成され、前記副室部材は、前記主室に保存物が満たされ位置 したとしても保存物の総重量を支持し前記副室を保持可能とされた副室部材本体 と、前記副室部材本体の少なくとも蒸気の粒子径よりも大きな所要の通気孔が貫 通させられた所定の面に重ねられた通気シートから形成され、前記主室から前記 副室へ向けて、蒸気は通過可能とされ保存物は通過不可能とされている。 また、前記副室部材本体の頂面に擁した通気孔の大きさは少なくともさじ等に よって保存物を掬い出す操作によって通気シートが破損しない大きさに留められ ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の容器および梱包される保存剤を説明する
断面側面図である。
【図2】第1の実施の形態における容器の断面側面図で
ある。
【図3】第1の実施の形態における容器の分解斜視図で
ある。
【図4】第2の実施の形態における容器の断面側面図で
ある。
【符号の説明】
11,21 容器本体 12,22 主室 13,23 副室 14,24 第1の蓋 15 第2の蓋 16,26 副室部材 17,27 副室部材本体 181,182,281,282 通気シート 191,192,291,292 通気孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月18日(2000.8.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【請求項2】 顆粒状又は粉末状の保存物を収容可能な
容器であって、容器本体と、前記容器本体の主室への前
記保存物の出入に利用可能とされた口部に位置可能とさ
れ前記主室に対する副室の少なくとも一部を形成する副
室部材と、前記口部を開閉する第1の蓋とから形成さ
れ、倒置可能に成形され、前記副室部材は、前記主室に
前記保存物が満たされ容器が倒置されたとしても保存物
の総重量を支持し前記副室を保持可能とされた副室部材
本体と、前記副室部材本体の少なくとも蒸気の粒子径よ
りも大きな所要の通気孔が貫通させられた所定の面に重
ねられた通気シートから形成され、前記主室から前記副
室へ向けて、蒸気は通過可能とされ前記保存物は通過不
可能とされている事を特徴とする容器。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月28日(2000.8.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顆粒状又は粉末状の保存物を収容可能な
    容器であって、容器本体と、前記容器本体の主室への保
    存物の出入に利用可能とされた口部を開閉する第1の蓋
    と、前記容器本体の底口部に位置可能とされ前記主室に
    対する副室の少なくとも一部を形成する副室部材と、前
    記底口部を開閉する第2の蓋とから形成され、前記副室
    部材は、前記主室に保存物が満たされ位置したとしても
    保存物の総重量を支持し前記副室を保持可能とされた副
    室部材本体と、前記副室部材本体の少なくとも蒸気の粒
    子径よりも大きな所要の通気孔が貫通させられた所定の
    面に重ねられた通気シートから形成され、前記主室から
    前記副室へ向けて、蒸気は通過可能とされ保存物は通過
    不可能とされている事を特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 顆粒状又は粉末状の保存物を収容可能な
    容器であって、容器本体と、前記容器本体の主室への前
    記保存物の出入に利用可能とされた口部に位置可能とさ
    れ前記主室に対する副室の少なくとも一部を形成する副
    室部材と、前記口部を開閉する第1の蓋とから形成さ
    れ、前記副室部材は、前記主室に前記保存物が満たされ
    容器が倒置されたとしても保存物の総重量を支持し前記
    副室を保持可能とされた副室部材本体と、前記副室部材
    本体の少なくとも蒸気の粒子径よりも大きな所要の通気
    孔が貫通させられた所定の面に重ねられた通気シートか
    ら形成され、前記主室から前記副室へ向けて、蒸気は通
    過可能とされ前記保存物は通過不可能とされている事を
    特徴とする容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013039976A (ja) * 2011-08-12 2013-02-28 Shien Chin 飲料用容器

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