JP3075869U - 回転玩具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体の熱、電位等の影響によって回転させて
互に回転速度を競うことのできる回転玩具を提供する。 【解決手段】 支持台上に、先端にピボットを有するピ
ンを、該ピボットを垂直上方に向けた状態に立設し、上
記ピボットに、軽量金属箔の傘状板であって、該傘状板
の頂点から放射状に複数本の稜線を互に等角度間隔をあ
けて折り立てると共に該頂点内側をピボット軸受として
なる回り車を該ピボット軸受で回転自在に支持させた、
回転玩具。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、回転速度を競う回転玩具に関する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題及びその解決手段】

本願請求項１の考案は、人体の熱、電位等の影響によって回転させ、互に回転 速度を競うことのできる楽しい回転玩具を提供することを課題とし、 そこで、本願請求項１の考案は、 支持台上に、先端にピボットを有するピンを、該ピボットを垂直上方に向けた 状態に立設し、 上記ピボットに、軽量金属箔の傘状板であって、該傘状板の頂点から放射状に 複数本の稜線を互に等角度間隔をあけて折り立てると共に該頂点内側をピボット 軸受としてなる回り車を該ピボット軸受で回転自在に支持させた、 回転玩具を提案する。

【０００３】 本願請求項２の考案は、上記請求項１の考案の課題に加え、上記回り車の回転 速度にさらなる興味をもたせることを課題とし、 そこで、本願請求項２の考案は、 上記請求項１の考案における回り車の表面に、上記頂点から放射状に赤、緑、 青の３色をその順序で繰り返し施した回転玩具を提案する。 以下図面を参照して本願考案の実施例について説明する。

【０００４】

【実施例】

図１、２、３において、木、合成樹脂等の矩形板からなる支持台（１）の一側 部に、尖端をピボット（３）とするヘッドつきピン（２）を支持台（１）下面か ら上方へ貫通して該ピボット（３）を上方へ垂直に立設し、このピボット（３） に、傘状回り車（４）を該傘状の頂点内側をピボット軸受として回転自在に支持 させてある。

【０００５】 上記回り車（４）は、アルミニウム、アルミニウム合金等の軽量金属の円形箔 に、プレス加工により傘状の頂点から放射状に本例では２４本の稜線（５）…を 互に等角度間隔をあけて折り立てて傘状に成形したものである。

【０００６】 （６）は支持台（１）上面において上記回り車（４）の半径方向延長上に引い た基準線、（７）は上記回り車（４）上面の適所に記入した半径方向の指標線で 、該指標線（７）が上記基準線（６）を通過する回数により回り車（４）の回転 数を確認できる。

【０００７】 図１、２のようにピン（２）に回り車（４）を支持させた状態で、図２に示す ように掌（ｈ）を回り車（４）の一側に接近させると、その熱または電位の影響 を受けて回り車（４）がピボット（３）について回転する。この場合掌（ｈ）を かざす人によって回転速度が異なるので、お互に回転速度を競うことができる。

【０００８】 他の回転玩具として、例えば上記図１、２の回り車（４）の表面に、上記隣り 合う稜線（５）、（５）の間に赤色を、その隣りの稜線（５）、（５）間に緑色 を、さらにその隣りの稜線（５）、（５）間に青色をそれぞれ施し、以下赤色、 緑色、青色の順序で稜線（５）（５）、（５）（５）、（５）（５）間に同様に 施色を行い、これを繰り返して回り車（４）全体に施色する。

【０００９】 上記色つき回り車（４）を上例と同様に回転させると、一定速度に達したとき 上記３色が白色に変化し、それにより回り車（４）の回転速度を高めることに興 味をかきたてることとなる。

【００１０】 図４（イ）に示す回り車の他の例（４ａ）は、軽量金属の正三角形箔に３本の 稜線（５ａ）…を等角度間隔で折り立てたもの、同図（ロ）に示す回り車のさら に他の例（４ｂ）は、軽量金属の正五角形箔に５本の稜線（５ｂ）…を同様に折 り立てたもの、同図（ハ）に示す回り車の別の例（４ｃ）は、軽量金属の正八角 形箔に８本の稜線（５ｃ）…を同様に折り立てたものである。

【００１１】

【考案の効果】

本願請求項１の考案の回転玩具によれば、掌等を回り車に接近させることによ り回転させ、その回転速度をくらべて勝敗を決める等のゲームを楽しむことがで きるのである。 本願請求項２の考案の回転玩具によれば、回り車の回転による色彩の変化によ ってさらに楽しみを増すと共に、一定回転速度に達すると、赤、緑、青の色が白 色に変化することにより、回り車をさらに速く回転させることに熱中する等の楽 しさもある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願考案による回転玩具の正面図である。

【図２】同上平面図である。

【図３】ピンの正面図である。

【図４】（イ）回り車の他の実施例の平面図である。 （ロ）回り車のさらに他の実施例の平面図である。 （ハ）回り車の別の実施例の平面図である。

【符号の説明】

１ 支持台 ２ ピン ３ ピボット ４、４ａ、４ｂ、４ｃ 回り車 ５、５ａ、５ｂ、５ｃ 稜線

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 支持台上に、先端にピボットを有するピ
   ンを、該ピボットを垂直上方に向けた状態に立設し、 上記ピボットに、軽量金属箔の傘状板であって、該傘状
   板の頂点から放射状に複数本の稜線を互に等角度間隔を
   あけて折り立てると共に該頂点内側をピボット軸受とし
   てなる回り車を該ピボット軸受で回転自在に支持させ
   た、回転玩具。
2. 【請求項２】 上記回り車の表面に、上記頂点から放射
   状に赤、緑、青の３色をその順序で繰返し施した、請求
   項１に記載の回転玩具。