JP3075851U - 女子用学生服 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、上着に収納場所を設けて携行品
の分散収納を可能とすると共に、収納個所が目立たない
体裁の良い女子用学生服を提供するものである。 【解決手段】 本考案の女子学生服１０は、前身頃１１
Ａと後身頃１１Ｂを脇部で連結してなり、一方の脇部は
着脱用の第１の開閉部１７を形成し、他方の脇部には第
２の開閉部２０を形成すると共に、第２の開閉部２０に
よりポケット口を開閉するポケット部３０を裏側に設け
た構成を具備する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、学生服、特に女子学生の衣服に関する。

【０００２】

【従来の技術】

女子学生用の制服としてセーラ服が従来より知られている。 女子学生用制服は、毎日の着用に適するように、着易さ・デザイン性などが追 求されて構成されている。 この種学生服を着用する中学、および高校生の年齢としては、１２歳から１７ 歳程度の女子であって、生理用品などを所持する必要性が発生する年齢となる。 しかし、この年齢においてはポシェットなどの携帯用品を持参することが少な く、ハンカチや生理用品の携行にスカートのポケットなどを利用していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、スカートに形成されるポケットに全ての携行品を収納すると、嵩高と なり、体裁の悪いものとなっていた。

【０００４】 そこで、この考案は女子用の学生服において、上着に収納場所を設けて携行品 の分散収納を可能とすると共に、収納個所が目立たない体裁の良い女子用学生服 を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の女子学生服は、前身頃と後身頃を脇部で連結してなり、一方の脇部は 着脱用の第１の開閉部を形成し、他方の脇部には第２の開閉部を形成すると共に 、第２の開閉部によりポケット口を開閉するポケット部を裏側に設けた構成を具 備する。 また、ポケット部は仕切り部により２つの収容部を形成する構成、第２の開閉 部の開閉手段がコンシールファスナである構成を有する。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態を図面を参照して詳述する。 この女子用の学生服の実施の形態例としてセーラー服を示す。 セーラー服１０は身頃部１１、襟部１３、袖部１５により形成されている。 身頃部１１は着用時前部となる前身頃部１１Ａと、後面となる後身頃部１１Ｂ とで構成されている。そして、着脱時には一方の脇部に拡開自在の第１の開閉部 １７を形成している。この開閉部１７にはファスナー、スナップ等の係止具が配 設されて、脇部の開閉が実行されている。

【０００７】 第１の開閉部１７に対応する他方の脇部には第２の開閉部２０が形成されてい る。 第２の開閉部２０にはコンシールファスナのような閉止状態で前身頃１１Ａと 後身頃１１Ｂが突き合わせとなって開閉手段の存在が分からないような構成とな っているファスナー１９を配設する。そして、この第２の開閉部２０にはふくろ 状のポケット３０が連設されている。 ポケット３０は前身頃１１Ａの裏面に形成され、第２の開閉部２０の拡開によ りポケット口を開き、第２の開閉部２０の閉止によりポケット口が閉塞されるよ うになっている。

【０００８】 このように構成される女子用の学生服（セーラー服など）において、上衣の脇 部の裏側にポケット３０が形成されているので、生理用品、ハンカチなどの小物 を収容できる。また、ポケット３０のポケット（開閉）口は第２の開閉部２０に 配設される開閉手段（コンシールファスナ）１９により表面側には現れず、体裁 の良い収納部となる。

【０００９】 このように、本考案の女子用の学生服１０は、着脱用の第１の開閉部１７の反 対側脇部にコンシールファスナーによる開閉手段１９を配設した第２の開閉部２ ０とこの開閉により収容口を開閉するポケット３０を配設しているので、女子学 生の必携小物である生理用品などを収納でき、ポシェットなどの小物携行用具を 持つ必要がない。 また、ポケット部を防水材で構成することにより、表布が濡れたとしてもポケ ット内に収容する小物は濡れることがない。

【００１０】 次に、図４によりこの考案の他の実施例を説明する。 この実施例は、ポケットに収容部を２つ形成している。 すなわち、第２の開閉部２０を開くとポケット３００が開口する。このポケッ ト３００は仕切り部３１０を配設して、第１のポケット部３００Ａと第２のポケ ット部３００Ｂを形成している。 この学生服は第２の開閉部２０を拡開することにより、２つの収容部が開口す る。第１のポケット部３００Ａへの収納物と第２のポケット部３００Ｂへの収納 物を区別することができ、整理し易く、体裁の良いものとなる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は以上のように、女子用の学生服（セーラー服など）において、上衣の 脇部の裏側にポケットが形成されているので、生理用品、ハンカチなどの小物を 収容できる。また、ポケットのポケット（開閉）口は第２の開閉部に配設される 開閉手段（コンシールファスナ）により表面側には現れず、体裁の良い収納部と なる。

【００１２】 すなわち、着脱用の第１の開閉部の反対側脇部に開閉手段を配設した第２の開 閉部とこの開閉により収容口を開閉するポケットを配設しているので、女子学生 の必携小物である生理用品などを収納でき、ポシェットなどの小物携行用具を持 つ必要がない。

【００１３】 また、ポケット部を防水材で構成することにより、表布が濡れたとしてもポケ ット内に収容する小物は濡れることがない。 さらに、ポケット内を仕切り部により２つの収容個所を設けることにより、携 行品の整理がし易い学生服となる。

【提出日】平成１２年９月２８日（２０００．９．２８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、学生服、特に女子学生の衣服に関する。

【０００２】

【従来の技術】

女子学生用の制服としてセーラ服が従来より知られている。 女子学生用制服は、毎日の着用に適するように、着易さ・デザイン性などが追 求されて構成されている。 この種学生服を着用する中学、および高校生の年齢としては、１２歳から１７ 歳程度の女子であって、生理用品などを所持する必要性が発生する年齢となる。 しかし、この年齢においてはポシェットなどの携帯用品を持参することが少な く、ハンカチや生理用品の携行にスカートのポケットなどを利用していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、スカートに形成されるポケットに全ての携行品を収納すると、嵩高と なり、体裁の悪いものとなっていた。

【０００４】 そこで、この考案は女子用の学生服において、上着に収納場所を設けて携行品 の分散収納を可能とすると共に、収納個所が目立たない体裁の良い女子用学生服 を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の女子学生服は、前身頃と後身頃を脇部で連結してなり、一方の脇部は 着脱用の第１の開閉部を形成し、他方の脇部には第２の開閉部を形成すると共に 、第２の開閉部によりポケット口を開閉するポケット部を裏側に設けた構成を具 備する。 また、ポケット部は仕切り部により２つの収容部を形成する構成を有する。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案の実施の形態を図面を参照して詳述する。 この女子用の学生服の実施の形態例としてセーラー服を示す。 セーラー服１０は身頃部１１、襟部１３、袖部１５により形成されている。 身頃部１１は着用時前部となる前身頃部１１Ａと、後面となる後身頃部１１Ｂ とで構成されている。そして、着脱時には一方の脇部に拡開自在の第１の開閉部 １７を形成している。この開閉部１７にはファスナー、スナップ等の係止具が配 設されて、脇部の開閉が実行されている。

【０００７】 第１の開閉部１７に対応する他方の脇部には第２の開閉部２０が形成されてい る。 第２の開閉部２０にはスライドファスナであって閉止状態で前身頃１１Ａと後 身頃１１Ｂが突き合わせとなって開閉手段の存在が分からないような構成となっ ているファスナ（例えばコンシールファスナ（商標））１９を配設する。そして 、この第２の開閉部２０にはふくろ状のポケット３０が連設されている。 ポケット３０は前身頃１１Ａの裏面に形成され、第２の開閉部２０の拡開によ りポケット口を開き、第２の開閉部２０の閉止によりポケット口が閉塞されるよ うになっている。

【０００８】 このように構成される女子用の学生服（セーラー服など）において、上衣の脇 部の裏側にポケット３０が形成されているので、生理用品、ハンカチなどの小物 を収容できる。また、ポケット３０のポケット（開閉）口は第２の開閉部２０に 配設される開閉手段（スライドファスナ）１９により表面側には現れず、体裁の 良い収納部となる。

【０００９】 このように、本考案の女子用の学生服１０は、着脱用の第１の開閉部１７の反 対側脇部にスライドファスナによる開閉手段１９を配設した第２の開閉部２０と この開閉により収容口を開閉するポケット３０を配設しているので、女子学生の 必携小物である生理用品などを収納でき、ポシェットなどの小物携行用具を持つ 必要がない。 また、ポケット部を防水材で構成することにより、表布が濡れたとしてもポケ ット内に収容する小物は濡れることがない。

【００１０】 次に、図４によりこの考案の他の実施例を説明する。 この実施例は、ポケットに収容部を２つ形成している。 すなわち、第２の開閉部２０を開くとポケット３００が開口する。このポケッ ト３００は仕切り部３１０を配設して、第１のポケット部３００Ａと第２のポケ ット部３００Ｂを形成している。 この学生服は第２の開閉部２０を拡開することにより、２つの収容部が開口す る。第１のポケット部３００Ａへの収納物と第２のポケット部３００Ｂへの収納 物を区別することができ、整理し易く、体裁の良いものとなる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は以上のように、女子用の学生服（セーラー服など）において、上衣の 脇部の裏側にポケットが形成されているので、生理用品、ハンカチなどの小物を 収容できる。また、ポケットのポケット（開閉）口は第２の開閉部に配設される 開閉手段（コンシールファスナ（商標））により表面側には現れず、体裁の良い 収納部となる。

【００１２】 すなわち、着脱用の第１の開閉部の反対側脇部に開閉手段を配設した第２の開 閉部とこの開閉により収容口を開閉するポケットを配設しているので、女子学生 の必携小物である生理用品などを収納でき、ポシェットなどの小物携行用具を持 つ必要がない。

【００１３】 また、ポケット部を防水材で構成することにより、表布が濡れたとしてもポケ ット内に収容する小物は濡れることがない。 さらに、ポケット内を仕切り部により２つの収容個所を設けることにより、携 行品の整理がし易い学生服となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案に係る学生服の平面図。

【図２】 要部の説明図。

【図３】 ポケット部の説明図。

【図４】 第２の実施例のポケット部の説明図。

【符号の説明】

１０ 女子用学生服 １１ 身頃部 １３ 襟部 １５ 袖部 １７ 第１の開閉部 １９ 開閉手段 ２０ 第２の開閉部 ３０、３００ ポケット部 ３００Ａ 第１のポケット部 ３００Ｂ 第２のポケット部 ３１０ 仕切部

【手続補正書】

【提出日】平成１２年９月２８日（２０００．９．２
８）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 女子用学生服

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る学生服の平面図。

【図２】要部の説明図。

【図３】ポケット部の説明図。

【図４】第２の実施例のポケット部の説明図。

【符号の説明】 １０ 女子用学生服 １１ 身頃部 １３ 襟部 １５ 袖部 １７ 第１の開閉部 １９ 開閉手段 ２０ 第２の開閉部 ３０、３００ ポケット部 ３００Ａ 第１のポケット部 ３００Ｂ 第２のポケット部 ３１０ 仕切部

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前身頃と後身頃を脇部で連結した女子用
   学生服において、 一方の脇部は着脱用の第１の開閉部を形成し、他方の脇
   部には第２の開閉部を形成すると共に、裏側にポケット
   部を設け、該ポケット部は第２の開閉部によりポケット
   口を開閉するように構成されてなる女子用学生服。
2. 【請求項２】 前記ポケット部は仕切り部により２つの
   収容部を形成してなる請求項１記載の女子用学生服。
3. 【請求項３】 前記ポケット部は防水材で形成されてな
   る請求項１記載の女子用学生服。
4. 【請求項４】 前記第２の開閉部の開閉手段はコンシー
   ルファスナである請求項１乃至３記載の女子用学生服。