JP3075350U - カラオケ装置のための自動オンオフデバイス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のパラメータを相互にセットする必要が
ないカラオケ装置のための自動オンオフデバイスを提供
することである。 【解決手段】 マイクロホンプラグと、マイクロホンソ
ケットと、マイクロプロセッサと、記憶装置と、カラオ
ケ処理回路と、該マイクロホンソケットに設けられたマ
イクロスイッチとからなるカラオケ装置のための自動オ
ンオフデバイスであって、前記マイクロスイッチの一端
が、接地される場合およびハイレベルの状態にある場合
のいずれかであり、当該マイクロスイッチの一端が接地
される場合、マイクロスイッチの他端がマイクロプロセ
ッサのプルアップレジスタおよびＩ／Ｏポートに接続さ
れ、当該マイクロスイッチの一端がハイレベルの状態に
ある場合、マイクロスイッチの他端がマイクロプロセッ
サのプルダウンレジスタおよびＩ／Ｏポートに接続され
てなることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はマルティメディアの電子的応用にかかわるカラオケ音響装置に関する 。さらに詳しくは、カラオケ装置のための自動オンオフデバイスに関する。

【０００２】

【従来の技術および考案が解決しようとする課題】

カラオケは、広く普及した娯楽であり、登場して以来音響装置の売れ筋になっ ている。カラオケ装置は元の音声を除去する回路とマイクロホン増幅器とを有す る初期の形態からマイクロプロセッサ制御機能を備えた現在のディジタル式のカ ラオケ装置へと改善されたが、カラオケ装置の中核をなす回路は、依然として、 元の音声を除去する回路および遅延反響回路（delayed reverberation circuit ）である。

【０００３】 最近、カラオケ装置の音響効果を改善するための努力がなされており、カラオ ケ装置の性能に目をみはるような改善がなされ、カラオケ装置の機能が著しく付 加されている。しかしながら、多くの新しい機能は、しばしばユーザを混乱させ るのである。たとえば、カラオケのシステムに電源が投入されると、ユーザは音 量、エコー、アルト−バス（alt-bass）、周波数バランス、反響、サラウンドサ ウンドなど多くのパラメータを相互に設定して、該パラメータを適切に調和させ る必要がある。プロの音響エンジニアは、しばしば、商用のプロ仕様のカラオケ システムの動作を最適な状態に維持することが必要とされる。カラオケ装置のパ ネル上の種々のキーやノブ（knob）の使用についての不慣れなため、大抵のユー ザは、使ってみようとする際に、しばしば困り果ててしまうのである。一方、カ ラオケ処理回路は、多くの集積回路（ＩＣ）、レジスタ（resistor）、コンデン サ（capacitor）を採用しており、これらの多くがノイズを発生する。とくに、 純粋な音楽を楽しむ際には、反響回路によって発生された望まれない混合音（mi xed-sound）は音楽の質を劣化させる。特別の装置の使用によって測定されると き、繰り返されるフィードバック波および調波の量が検知される。ゆえに、特定 のカラオケスイッチが、カラオケ装置に接続された出力増幅器上にセットされる ことが普通である。カラオケ回路は、該スイッチが「オン」であるときだけ動作 する。カラオケ回路は、音楽が演奏されているときに「オフ」になっていなけれ ばならない。

【０００４】 本考案の目的は、複数のパラメータを相互にセットする必要がないカラオケ装 置のための自動オンオフデバイスを提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案のカラオケ装置のための自動オンオフデバイスは、マイクロホンプラグ と、マイクロホンソケットと、マイクロプロセッサと、記憶装置と、カラオケ処 理回路と、該マイクロホンソケットに設けられたマイクロスイッチとからなり、 前記マイクロスイッチの一端が、接地される場合およびハイレベルの状態にある 場合のいずれかであり、 当該マイクロスイッチの一端が接地される場合、マイクロスイッチの他端がマイ クロプロセッサのプルアップレジスタおよびＩ／Ｏポートに接続され、 当該マイクロスイッチの一端がハイレベルの状態にある場合、マイクロスイッチ の他端がマイクロプロセッサのプルダウンレジスタおよびＩ／Ｏポートに接続さ れてなる ことを特徴とするものである。

【０００６】 前記ソケットへのマイクロホンプラグの挿入は、マイクロスイッチの状態の変 化を惹起する。また、マイクロプロセッサＩ／Ｏポートのレベルはリアルタイム で変更される。当該変化によって生じるパルスは、記憶装置内に組み込まれたカ ラオケのプログラムをスタートさせるようにマイクロプロセッサの動作を開始さ せる。当該マイクロプロセッサは、プログラムを実行するためのカラオケ処理回 路を制御するために多くの制御信号を出力する。マイクロホンプラグが引き抜か れると、マイクロホンソケットにおけるマイクロスイッチの状態が再び変化し、 これに伴ってマイクロプロセッサＩ／Ｏポートのレベルが再び変化する。当該変 化から生じるパルスはマイクロプロセッサの動作を開始し、直ちにカラオケ回路 を「オフ」にする。こうして、システムはカラオケのモードを終了する。

【０００７】 マイクロスイッチが、当該マイクロの一端が接地レベルであり、当該マイクロ スイッチの他端がハイレベルになるように、マイクロホンソケット内に設けられ るので、マイクロホンの差し込み／引き抜きによって引き起こされる状態の変化 は、マイクロプロセッサＩ／Ｏポートのレベルに変化を生じる。状態の変化はマ イクロプロセッサを動作させて、カラオケを「オフ」にし、種々のパラメータを 適切かつ自動的に設定することができる。このように、全体の動作は完全にイン テリジェントであり得る。

【０００８】

【考案の実施の形態】

添付図面を参照しながら本考案の好ましい実施の形態によって本考案の原理を 以下に詳細に説明する。なお、各実施の形態において同一の要素のために繰り返 し説明することはしない。

【０００９】 実施の形態１ 図１を参照すると、「オッフン−オフ（often-OFF）」スイッチＫ１がマイク ロホンソケット３に設けられている。オッフン−オフスイッチＫ１の一端は接地 されており、オッフン−オフスイッチＫ１の他端はマイクロプロセッサ４のＩ／ Ｏポートに接続されている。さらに、プルアップ（pull-up）レジスタＲが該Ｉ ／Ｏポートに接続された端部とパワーサプライＶ_ccとのあいだに設けられている 。

【００１０】 もしマイクロホンプラグ２がマイクロホンソケット３に差し込まれると、オッ フン−オフスイッチＫ１はプラグ２の押圧下で「オン」に切り換えられる。マイ クロプロセッサ４のＩ／Ｏポートのレベルが「ハイレベル」から「接地レベル」 に変更される。ハイレベルと接地レベルとのあいだの変化から生じるパルスはマ イクロプロセッサを動作して、組み込まれたプログラムをＥＥＰＲＯＭから読み 出して、該プログラムを復号（decode）し、同定し、処理する。元の音声を除去 する回路、トーン処理回路、遅延反射回路、平衡回路、サウンドサラウンド回路 （sound surrounding circuit）、シングリレー（singing relay）および随伴回 路などの個々の回路を動作させ、制御するために、プログラムを実行するための 種々の制御信号がカラオケ処理回路に供給される。一方、すべてのパラメータは スクリーン６に表示される。組み込まれたカラオケプログラムは、音量、音楽の ジャンル、マイクロホンボリューム、マイクロホンバランス、周波数バランスな ど予め記憶されたパラメータの最適な形態を有している。マイクロホンから入力 された歌っているひとの音声信号は、マイクロホンプラグ２およびマイクロホン ソケット３を経てカラオケ処理回路に供給され、該カラオケ処理回路内で同期さ れ、増幅される。

【００１１】 マイクロホンプラグが引き抜かれると、マイクロホンソケット内の「オッフン −オフ」スイッチが「オフ」に切り換えられる。マイクロプロセッサＩ／Ｏポー トはハイレベルに戻る。レベルの変化から生じるパルスはマイクロプロセッサを 動作させ、直ちにカラオケ処理回路を「オフ」にし、カラオケのモードを終了す る。

【００１２】 本実施の形態において従来のキー８は依然として残っているが、個人の好みに 応じて当該キーによりユーザにパラメータの調節をさせる。このばあい、制御は マイクロプロセッサ４によって処理される。パラメータを調節するための複数の モードはＥＥＰＲＯＭ７内に記憶されてもよい。該ＥＥＰＲＯＭはマイクロプロ セッサによって補償されてもよい。

【００１３】 実施の形態２ 図２を参照すると、マイクロホンソケット３内に設けられたスイッチは「オッ フン−オン（often-ON）」スイッチＫ２である。同様に、オッフン−オンスイッ チＫ２の一端は接地されており、オッフン−オンスイッチＫ２のオッフン−オン スイッチＫ２の他端は、プルアップレジスタＲと、マイクロプロセッサ４のＩ／ Ｏポートとに接続されている。オッフン−オンスイッチＫ２の接触片上に突起が 設けられている。

【００１４】 マイクロホンプラグ２がマイクロホンソケット３に差し込まれると、該突起を 押圧し、接触片を突起から分離させる。そうすると、マイクロプロセッサ４のＩ ／Ｏポートのレベルは、直ちに接地レベルからハイレベルに変化する。かかるレ ベルの変化から生じるパルスはマイクロプロセッサ４を動作して、カラオケプロ グラムをスタートする。

【００１５】 マイクロホンプラグが引き抜かれると、マイクロホンソケット内のオッフン− オンスイッチＫ２は「オン」に切り換えられる。そうすると、当該マイクロプロ セッサのＩ／Ｏポートは接地レベルに戻る。レベルの変化から生じるパルスはマ イクロプロセッサを動作させ、カラオケ処理回路を直ちに「オフ」にし、カラオ ケモードを終了する。

【００１６】 実施の形態３ 図３を参照すると、マイクロホンソケット３に設けられたスイッチは磁気リー ドスイッチＫ３である。スイッチのサイズはたいへん小さいので、弱い磁力でも ２つの接触片を互いに吸着させることができる。当該磁気リードスイッチＫ３の 一端はハイレベルＶ_cc側に接続され、磁気リードスイッチＫ３の他端はプルダウ ンレジスタＲ′およびマイクロプロセッサ４のＩ／Ｏポートに接続されている。 磁気材料からなる小片がプラグ２に嵌め込まれてもよい。あるいは、その代わり にプラグ２全体が磁化されてもよい。

【００１７】 マイクロホンプラグ２がマイクロホンソケット３に差し込まれると、マイクロ ホンプラグの磁力は磁気リードスイッチＫ３の接触片同士を互いに吸着する。そ うすると、マイクロプロセッサ４のＩ／Ｏポートのレベルは直ちにハイレベルに なる。

【００１８】 マイクロホンプラグが引き抜かれると、磁気リードスイッチＫ３の接触片は分 離する。そうすると、マイクロプロセッサＩ／Ｏポートは接地レベルに戻る。レ ベルの変化から生じるパルスはマイクロプロセッサを動作させ、カラオケ処理回 路を直ちに「オフ」にし、カラオケのモードを自動的に終了する。

【００１９】

【考案の効果】

叙上の記載から、本考案のカラオケ装置装置のための自動オンオフデバイスに よれば、マイクロホンプラグが差し込まれると、ユーザがカラオケを楽しみたい ことがシステムによって認識される。そうすると、システムはカラオケのモード に入り、一連の処理制御を自動的に実行する。このため、複雑な手動のキー操作 は、かかるインテリジェントな機能を設けたことによって回避され得るのである 。一方、マイクロホンプラグが引き抜かれると、マイクロプロセッサ４のＩ／Ｏ ポート上のレベルの変化から生じるパルスがカラオケのモードを自動的に終了す る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施の形態にかかわるカラオケ装置
装置のための自動オンオフデバイスの一例の動作原理を
説明する回路図である。

【図２】本考案の他の実施の形態にかかわるカラオケ装
置装置のための自動オンオフデバイスの一例の動作原理
を説明する回路図である。

【図３】本考案のさらに他の実施の形態にかかわるカラ
オケ装置装置のための自動オンオフデバイスの一例の動
作原理を説明する回路図である。

【符号の説明】

２ プラグ ３ マイクロホンソケット ４ マイクロプセッサ ５ カラオケ処理回路 ６ スクリーン ７ ＥＥＰＲＯＭ Ｋ１ オッフン−オフスイッチ Ｋ２ オッフン−オンスイッチ Ｋ３ 磁気リードスイッチ

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 マイクロホンプラグと、マイクロホンソ
   ケットと、マイクロプロセッサと、記憶装置と、カラオ
   ケ処理回路と、該マイクロホンソケットに設けられたマ
   イクロスイッチとからなるカラオケ装置のための自動オ
   ンオフデバイスであって、前記マイクロスイッチの一端
   が、接地される場合およびハイレベルの状態にある場合
   のいずれかであり、当該マイクロスイッチの一端が接地
   される場合、マイクロスイッチの他端がマイクロプロセ
   ッサのプルアップレジスタおよびＩ／Ｏポートに接続さ
   れ、当該マイクロスイッチの一端がハイレベルの状態に
   ある場合、マイクロスイッチの他端がマイクロプロセッ
   サのプルダウンレジスタおよびＩ／Ｏポートに接続され
   てなることを特徴とするカラオケ装置のための自動オン
   オフデバイス。
2. 【請求項２】 前記マイクロスイッチがオッフン−オフ
   スイッチである請求項１記載のカラオケ装置のための自
   動オンオフデバイス。
3. 【請求項３】 前記マイクロスイッチがオッフン−オン
   スイッチである請求項１記載のカラオケ装置のための自
   動オンオフデバイス。
4. 【請求項４】 前記マイクロスイッチが磁気リードスイ
   ッチである請求項１記載のカラオケ装置のための自動オ
   ンオフデバイス。
5. 【請求項５】 前記カラオケ処理回路が、元の音声を除
   去する回路と、トーン処理回路と、遅延反響回路と、平
   衡回路と、サウンドサラウンド回路と、シング遅延およ
   び伴奏回路からなる群から選択されてなる請求項１、
   ２、３または４記載のカラオケ装置のための自動オンオ
   フデバイス。
6. 【請求項６】 前記記憶装置がＥＥＰＲＯＭである請求
   項１、２、３または４記載のカラオケ装置のための自動
   オンオフデバイス。