JP3074214B2 - 移動物体認識装置 - Google Patents

移動物体認識装置

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JP3074214B2
JP3074214B2 JP04047238A JP4723892A JP3074214B2 JP 3074214 B2 JP3074214 B2 JP 3074214B2 JP 04047238 A JP04047238 A JP 04047238A JP 4723892 A JP4723892 A JP 4723892A JP 3074214 B2 JP3074214 B2 JP 3074214B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,撮像装置により移動物
体を認識する装置に関する。移動物体認識装置は,外界
の移動する対象物をTVカメラで撮影し,画像信号をデ
ジタル処理することにより対象物を認識するものであ
る。そして,このような移動物体認識装置はFA検査,
無人監視装置,無人移動車に搭載する視覚装置等に応用
されている。
【0002】このような移動物体認識装置は,その画像
入力部に対して相対的に移動する対象物の形状と動きを
認識するものである。従って,対象物が実際に動いてい
なくても,移動物体認識装置の画像入力部が動いている
場合には,静止している対象物の形状と対象物の相対的
な動きを認識するものである。例えば,無人移動車が搭
載した視覚装置により走行する外界の状況を認識するよ
うな場合である。
【0003】このように,移動物体認識装置は多方面で
利用され,小型性と高速性が要求される。無人移動車の
視覚装置として利用する場合には,特に小型である必要
があるとともに人が目で見ながら実際に処理するのと同
程度の高速性が要求される。
【0004】
【従来の技術】従来の移動物体認識装置は,2台の画像
入力部を用いて対象物を捉え,それぞれから入力される
2枚の画像における対象物の特徴点を対応づけて,異な
る時点毎に三角測量の原理により対象物の形状を求め,
対象物の動きを計算していた。
【0005】図34は従来の移動物体認識装置を示す。
図において,200は対象物,黒丸は特徴点である。特
徴点は対象物の特定部位を示す点であって,頂点や縁の
点,あるいは模様などがある場合には模様の点,色の境
界等である。
【0006】201は画像入力部1,202は画像入力
部2であって,それぞれTVカメラよりなるものであ
る。203は移動物体認識部であって,2つの画像入力
部201,202から入力される2つの画像において,
同一の特徴点を対応づけ,三角測量の原理により特徴点
の位置を計算し,位置の時間的推移から対象物200の
動きを計算するものである。204は認識結果出力部で
あって,特徴点の位置と動きを出力するものである。
【0007】図35は従来の移動物体認識装置における
移動物体認識部の構成を示す。図において,210は画
像入力部1,211は画像入力部2,213は特徴点抽
出部1であって,画像入力部1から入力された画像から
特徴点を抽出するものである。214は特徴点抽出部2
であって,画像入力部2から入力された画像から特徴点
を抽出するものである。215は特徴点対応づけ部であ
って,特徴点抽出部1と特徴点抽出部2における同一の
特徴点の対応づけを行うものである。216は特徴点位
置計算部であって,対応づけられた特徴点の画面上の座
標と画像入力部1と画像入力部2の設置位置とにより特
徴点の位置を計算するものである。217は特徴点位置
格納部であって,特徴点位置計算部216の求めた特徴
点の位置を格納するものである。218は対象物動き計
算部であって,特徴点位置格納部217の複数時点にお
ける特徴点位置に基づいて対象物の動きを計算するもの
である。219は対象物動き格納部であって,対象物の
動き(回転量等)を格納するものである。220は認識
結果出力部であって,対象物の認識結果を出力するもの
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように,従来の
移動物体認識装置は2台のTVカメラを必要とした。ま
た特徴点抽出部も2つの入力画像に対してそれぞれに必
要であるため,2つ必要であった。
【0009】また,見え方の異なる2枚の画像から,抽
出した特徴点を対応づける処理が必要であるため,特徴
点対応づけ処理部を必要とした。この特徴点の対応づけ
は困難な処理で,画像入力部(TVカメラ)同士の位置
を近づけた場合には,特徴点の対応づけは比較的容易で
あるが,認識精度が悪くなる。逆に,認識精度を上げる
ため,画像入力部間の距離を大きくとると特徴点の対応
づけが困難となり,対応点の探索に膨大な処理時間を必
要とした。
【0010】また,従来の移動物体認識装置では,対象
とする特徴点が一方の撮像装置にのみ捉えられ,他方の
撮像装置には捉えられていない場合があり,このような
時には特徴点の対応づけは不可能となった。
【0011】本発明は,1つの画像入力部で,移動物体
の認識を行うことのできる移動物体認識装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明等は既に,移動す
る対象物について複数特徴点の複数時点における撮像面
への正射影に基づき,画像入力部1つで対象物の動きと
形状とを認識できることを示し,新しい理論とその実現
例を開示した(参考文献:コンピュータビジョン 75
−3(1991.11.22)。
【0013】特に,対象物が平面上を移動している場
合,その回転軸に対して垂直方向から撮像する場合に
は,3特徴点,3時点でよく(特願平03−23646
5号),さらに回転速度が一定の場合には2特徴点3時
点(特願平03−236463号)もしくは直角な形状
の対象物の場合には3特徴点2時点(特願平03−23
6466号)で認識できることを示した(以後,上記各
特許出願の技術を先行技術と称する)。
【0014】本発明は,対象物を回転軸に垂直な方向か
ら撮影する場合に限らず,対象物を斜めから俯瞰する場
合にも,対象物の位置と動きを算出するようにした。図
1に本発明の基本構成を示すが,図1の説明に先立ち図
2,図3により本発明の画像入力の概念と形状/動き認
識の原理を説明する。
【0015】図2は本発明の画像入力の概念を示す。図
において,10は認識の対象物(移動物体)である(黒
丸は特徴点を示す)。11は対象物10の移動する平
面,13は特徴点0,14は特徴点1,12は撮像装置
である(撮像面はXY平面であり,X軸は平面に平行に
設定し,Z軸はXY平面に垂直(撮像装置12の光軸方
向)に設定する)。
【0016】本発明では,画像入力部(撮像装置12)
は図のように,対象物を斜め方向から俯瞰して捉える。
そして,対象物10は平面11を移動するのでその回転
軸は常に平面に垂直な方向にある。従って,対象物10
の回転軸とY軸のなす角度は一定である。
【0017】また,本発明では,移動物体からの光は平
行に画像入力部に入力されると近似する。例えば,平面
は道路,移動物体は道路上を走行する自動車,画像入力
部は道路脇に固定したTVカメラ,あるいは,特定の自
動車に固定したTVカメラ等を想定した場合に相当す
る。
【0018】図3は本発明の形状/認識の原理説明図で
ある。図 (a)は対象物の軌跡(特徴点0を原点においた
時の他の特徴点1の相対座標により正規化した軌跡を表
す図である。図 (b)は対象物の軌跡のYZ平面への射影
である。図 (c)は対象物の軌跡のXY平面への射影であ
り,楕円となる。
【0019】図 (a)において,XY平面は観測面(正射
影面)を表す。Z軸はXY平面に垂直であり,撮像装置
の光軸方向に一致する。20は特徴点0であり,座標原
点Oとしたものである。21は特徴点1(x,y,z)
である。22は平面αであって,特徴点0を座標軸の原
点とした時の特徴点1の回転面である。23は回転軸で
ある。
【0020】図 (b)において,Hは特徴点1から回転軸
に下ろした垂線と回転軸が交わる点である。ABは回転
面αのYZ面への正射影である。特徴点からHまでの距
離をd,特徴点0(原点)からHまでの距離をh,回転
軸とY軸のなす角をΨとする。
【0021】図 (c)において,点A’B’,C’D’は
回転αのXY面への正射影の楕円の軸である。H’は楕
円の中心である。A’,B’,C’,D’,H’の座標
はそれぞれ,A’(0,hcosΨ−dsinΨ),
B’(0,hcosΨ+dsinΨ),C’(−d,h
cosΨ),D’(d,hcosΨ),H’(0,hc
osΨ)となる。
【0022】上記のΨにおいて,Ψ=nπ(nは整数)
の場合は,対象物が移動する平面に平行に対象物を観測
する場合であって,前記先行技術により対象物の動き
と,位置(3次元座標(x,y,z))を求めることが
できる(先行技術については,実施例(1) において説明
する。)。
【0023】以下,本願発明の原理を,対象物の形状の
認識と動きの認識に分けて説明する。 (1) 対象物の形状の認識 特徴点の正射影の観測により,対象物の動きと位置を認
識するためには,最小限2特徴点2時点の観測値が必要
である。
【0024】(形状認識1) Ψ≠nπ(n整数)の場
合には,XY面上の観測値に基づき,対象物の動きと位
置を認識することができる。 (形状認識2) Ψ=π/2+nπの場合には,対象物
の形状の認識はできないが回転は認識できる。
【0025】(形状認識3) cosΨ≠nπ、π/2
+nπの時 特徴点1の時点iにおける座標値を(xi ,yi )(i
=1,2)とする。また,特徴点1のZ座標を i (i
=1,2)とする。
【0026】面αのXY平面上への正射影は楕円とな
り,次式で表される。 x2 +(y−hcosΨ)2 /sin2 Ψ =d2 ・・・・・・(1) y1 ≠y2 の場合, h={(x2 2 −x1 2 )sin2 Ψ+(y2 2 −y1 2 )}/{2cos Ψ(y2 −y1 )} ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) ’ zi =(h−yi cosΨ)/sinΨ(i=1,2) ・・・・・(2) d ={xi 2 +(yi −hcosΨ)2 /sin2 Ψ}1/2 (i=1,2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) ’ となる。
【0027】式(2) の導出は次の通りである。一般に,
特徴点(x,y,z)をX軸の回りに(−Ψ)回転する
(YZ面に平行に回転する)と,回転させた点(x’,
y’,z’)に対して,式
【0028】
【数2】
【0029】が成立する。従って,y’=ycosΨ+
zsinΨとなる。y’=hであるから, sinΨ≠0とすると,z=(h−ycosΨ)/sinΨ・・・・(3) ’ 従って,zi =(h−yi cosΨ)/sinΨ(i=
1,2)となる。
【0030】以上により,y1 ≠y2 であれば,特徴点
のzi が求まり,対象物の形状を認識することができ
る。但し, 1 = y 2 の時は,2つの時点でXY面上の
正射影が縮退するので,原理的に対象物の奥行き(Z座
標値)を求めることはできない。
【0031】以上の関係を定理としてまとめる。 〔定理1) (a) Ψ=nπ(n整数)のときは,回転軸に垂直な方
向からの観測値により,前記先行技術から形状を求める
ことができる。
【0032】(b) Ψ=π/2+nπ(n整数)のとき
は特徴点と観測数にかかわりなく原理的に形状認識でき
ない。 (c) Ψ≠nπ,π/2+nπ(n整数)のとき,y1
≠y2 の場合には,2特徴点2時点の観測により,式
(1) ,式(2) により形状認識できる。
【0033】y1 =y2 の場合は,2特徴点2時点の観
測値だけでは,形状認識できない。 (2) 対象物の動きの認識について,対象物の動き(回
転)は次のように求めることができる。
【0034】点(x,y,z)をX軸の回りに(−Ψ)
回転した点を点(x’,y’,z’)とする。この時,
点(x,y,z)と点(x’,y’,z’)との間には
式(3) の関係がある。
【0035】第1時点から第2時点までの対象物の回転
角をθとすると。以下,Ψの大きさにより,場合を分け
て説明する。 (回転認識1)Ψ=π/2+nπの時,特徴点はZ軸を
中心に回転する。従って, cosθ=(x1 2 +y1 2 )/(xi 2 +yi 2 )(i=1,2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) sinθ=(x1 2 −x2 1 )/(xi 2 +yi 2 )(i=1,2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(4) ’ である。式(4)(4)' から回転θを求めることができる。
【0036】(回転認識2) Ψ≠nπ,π/2+nπ
(n整数)のとき,y1 =y2 のときは,回転をもとめ
ることができない。y1 ≠y2 のとき, zi ’=−yi sinΨ+zi cosΨ cosθ=(x1 2 +z1 ’z2 ’)/(xi 2 +zi 2 )(i=1, 2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5) sinθ=(x1 2 ’−x2 1 ’)/(xi 2 +zi 2 )(i=1, 2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5) ’ により回転θを求めることができる。
【0037】以上の関係を定理2としてまとめる。 〔定理2) (a) Ψ=nπ(n整数)のとき,前記先行技術により
対象物の動きを求めることができる。
【0038】(b) Ψ=π/2+nπ(n整数)のと
き,下式でθが求まる。 cosθ=(x1 2 +y1 2 )/(xi 2
i 2 )(i=1,2) sinθ=(x1 2 −x2 1 )/(xi 2
i 2 )(i=1,2) (c) Ψ≠nπ,π/2+nπ(n整数)のとき,y1
=y2 のとき,回転θは求まらない。
【0039】y1 ≠y2 のとき,下式により回転θが求
まる。 zi ’=−yi sinΨ+zi cosΨ cosθ=(x1 2 +z1 ’z2 ’)/(xi 2+z
i 2)(i=1,2) sinθ=(x1 2 ’−x2 1 ’)/(xi 2+z
i 2)(i=1,2) (回転認識3) 2時点における原点以外の3特徴点の
Z座標が求まっている場合には,3特徴点の座標からな
る行列の行列式が0でない場合には,式
【0040】
【数3】
【0041】により,第1時点から第2時点までの特徴
点の回転を表す行列を求めることができる。本発明は以
上の定理により,1個の入力部で,複数特徴点の複数時
点の観測値により,対象物の動きと位置を求めるように
した。
【0042】図1は,本発明の基本構成を示す。図にお
いて,1は画像入力部であって,撮像面をXY平面と
し,X軸は対象物の移動する平面に平行に設定されたも
の(特徴点の回転軸の正射影がY軸の方向)。2は特徴
点抽出部,3は特徴点格納部,4は既知情報入力部であ
って,対象物の既知情報を入力するものである。5は形
状/動き認識手段であって,特徴点の位置と動きを認識
するものである。5’はΨ判定手段であって,Ψの大き
さを判定するものである(Ψはセンサ等で検出して入力
する他,撮像面上の2次元の観測値から求めることもで
きる)。6は特徴点位置正規化部であって,複数の特徴
点のうちの1つを原点として他の特徴点の相対座標を算
出することにより特徴点位置の正規化処理を行うもので
ある。7は形状/動き算出部であって,2特徴点,2時
点の2次元の観測値(xi ,yi )(i=1,2)に基
づいて,特徴点の回転および位置を求めるものである。
また,対象物の形状のみが求まった場合には,原点以外
の3特徴点,2時点の観測値により回転のみを求めるも
のである(この点については図示されていない)。
【0043】8は特徴点位置復元部であって,特徴点位
置正規化部6の処理において原点とした特徴点の実際の
画面上の座標値と,形状/動き算出部7の求めた他の特
徴点の相対的な動きと位置に基づいて,特徴点の3次元
座標における位置と動きを復元するものである。
【0044】
【作用】図1の基本構成の動作を説明する。画像入力部
1は対象物の画像を入力する。特徴点抽出部2は入力さ
れた画像から特徴点を抽出する。特徴点格納部3は,抽
出された特徴点の画像面上の座標値を格納する。
【0045】既知情報入力部4は,センサ(図示せず)
等により求めた対象物の回転軸と画像入力部のY軸のな
す角Ψを保持する(Ψは撮像面の特徴点の2次元の観測
値により求めることもできる。)Ψ判定手段5’は,既
知情報入力部4から入力されたΨの大きさを判定する。
あるいは特徴点位置正規化部6により正規化された特徴
点のXY平面上の座標値に基づいてΨの大きさを判定す
る。
【0046】特徴点位置正規化部6は,特徴点0を座標
軸の原点として,他の特徴点の相対座標を求める。形状
/動き算出部7は, (1) Ψ≠nπ,π/2+nπ(n整数)の場合には,
2特徴点2時点の観測値(xi ,yi )(iは時点を表
し,i=1,2)に基づいて, h={(x2 2 −x1 2 )sin 2Ψ+(y2 2 −y1 2 )}/{2co sΨ(y2 −y1 )}・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1) ’ zi =(h−yi cosΨ)/sinΨ(i=1,2)・・・・・・・(2) により,特徴点のZ座標を求める。
【0047】(2) ,次に,式 zi ’=−yi sinΨ+zi cosΨ cosθ=(x1 2 +z1 ’z2 ’)/(xi 2 +zi 2 )(i=1, 2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5) sinθ=(x1 2 ’−x2 1 ’)/(xi 2 +zi 2 )(i=1, 2)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)’ により回転θを求める。
【0048】さらに,(3) 式 d={(xi 2 +(yi −hcosΨ)2 /sin
2Ψ}1/2 (i=1,2) また,(4) は図示されてはいないが,形状/動き認識手
段5は,Ψ=π/2+nπ(n整数)の場合には,式
(4) ,式(4) ’により,回転のみを求めるものである。
【0049】あるいは,(5) は図示されてはいないが,
形状/動き認識手段5は,本発明の方法と異なる他の方
法により,形状があらかじめ求められている場合には,
その観測値よりなる行列の行列式が0でない場合には,
上記式(5) ''' により,回転を求める。特徴点位置復元
部8は,原点とした特徴点0の撮像面上での位置情報と
他の特徴点の相対座標から,各特徴点の実際の3次元的
な動きと位置を復元する。
【0050】
【実施例】図4は本発明の移動物体認識装置の構成を示
す。図において,30は対象物(黒丸は特徴点),31
は画像入力部,32は特徴点抽出部,33は特徴点格納
部,34は形状/動き認識部である。35は特徴点位置
格納部であって,形状/動き認識部34の求めた特徴点
の位置を格納するものである。36は対象物動き格納部
であって,形状/動き認識部34の求めた特徴点の動き
を格納するものである。
【0051】〔実施例(1) 〕図5は本発明の実施例(1)
の形状/動き認識部の構成を示す。図において,40は
形状/動き認識部,41は既知情報入力部,42はΨの
既知情報であって,センサ等により予め検出したもので
ある。Ψは正規化された特徴点の撮像面上の2次元の観
測値により求めることもできる。43は形状,動き既知
情報であって,例えば,対象物が道路の縁石のような直
角な形状を持つ場合,その情報を予め設定するものであ
る。44は特徴点位置正規化部,45は特徴点位置格納
部である。
【0052】46はΨ判定部であって,Ψ≠0度(n
π),90度(π/2+nπ),Ψ=90度(π/2+
nπ),Ψ=0度(nπ)(n整数)の判定をするもの
である。Ψが既知情報として与えられていない場合に
は,特徴点の正規化座標値に基づいて算出する。
【0053】47は形状/動き算出部であって,正規化
された特徴点の動きと形状を算出するものである。48
はΨ≠0度,90度の処理部であって,Ψ≠0度(n
π),90度(π/2+nπ)の場合に形状と動きの算
出処理を行うものである。49はΨ=90度の算出処理
部であって,Ψ=90度(nπ)の場合の動きの算出処
理を行うものである。50はΨ=0度(nπ)の場合
の,形状と動きの算出処理を行うものである。51’は
形状一般算出部であって,対象物の形状が一般でΨ=0
度の場合の形状および動きの算出処理を行うものであ
る。52は動き一定算出部であって,対象物の回転が一
定で,Ψ=0度の場合の形状と動きを算出するものであ
る。53は形状直角算出部であって,対象物に直角があ
る場合の動きと形状を算出するものである。51は認識
不可能処理部である。
【0054】54は特徴点位置復元部,55は特徴点位
置格納部,56は対象物動き格納部である。図6(実施
例(1) のフロー(1) )〜図13(実施例(1) のフロー
(8) )により図5の形状/動き認識部の動作の説明をす
る。
【0055】図示のステップの番号に従ってフローを説
明する。必要に応じて図5を参照する。 〔Ψ判定部の処理〕 S1 既知入力部41に入力されたΨについて,Ψは9
0度か判定する。90度でなければS3に進み,Ψ=9
0度であれば,S2においてΨ=90度の処理をする。
【0056】S3において,既知情報入力部41に入力
されΨについて,Ψは0度か判定する。Ψが0度であれ
ばS4においてΨ=0度の処理を行い,0度でなけれ
ば,S5においてΨ≠90度,0度の処理を行う。
【0057】〔Ψ≠90度,0度の処理〕 S6 既知情報入力部41は,特徴点位置正規化部44
に,2時点数と2特徴点数を指定する。
【0058】S7 特徴点位置正規化部44において,
特徴点位置正規化部の処理がなされる。ここで,特徴点
位置正規化部44の処理(図9)を説明する。
【0059】S17において,特徴点位置正規化部44
は特徴点格納部45から指定数の時点における指定数の
特徴点の画面上の位置情報を受け取る。 S18 特徴点位置正規化部44は,特定の特徴点0の
画面上の位置を記憶するとともに,特定の特徴点0がX
Y座標軸の原点になるように,他の特徴点の画面座標か
ら特徴点0の画面座標を引いて正規化された特徴点の画
面座標を格納する。
【0060】そこで,Ψ≠90度,0度の処理(図7)
に戻る。 S8 特徴点1の2時点のY座標が等しいか判定する。
等しくなければ,S10に進み,等しければS9におい
て認識不可能処理を行う。
【0061】S10 S8でy1 ≠y2 であれば,形状
/動き算出部47のΨ≠0度,Ψ≠90度の処理部48
は,距離hを式(1) ’により算出する。 S11 形状/動き算出部47のΨ≠0度,Ψ≠90度
の処理部48は,特徴点1のZ座標zi (i=1,2)
を式(2) で算出する。
【0062】S12 形状/動き算出部47のΨ≠0
度,Ψ≠90度の処理部48は回転各θを式(4) ”,
(5) ,(5) ’により算出する。 S13 形状/動き算出部47は,特徴点のZ座標値z
i を特徴点位置復元部54に送る。
【0063】S14 形状/動き算出部47のΨ≠0
度,90度の処理部48は,得られた回転角を特徴点位
置復元部54に送る。 〔特徴点位置復元部の処理〕 S15 特徴点位置復元部54は,特徴点位置格納部5
5に特徴点0の観測座標と,他の特徴点の特徴0に対す
る相対位置を格納する。
【0064】S16 特徴点位置復元部54は,対象物
動き格納部56に,移動物体の回転角度を格納する。次
に,S8において特徴点1の2時点のY座標が等しい場
合の認識不可能処理を説明する。 〔認識不可能処理〕(図9) S19 形状/動き算出部47の認識不可能処理部51
は,特徴点位置復元部54に形状と動きが認識不可能と
いう情報を格納する。
【0065】S20 特徴点位置復元部54は,特徴点
位置格納部55に認識不可能という情報を格納する。 S21 特徴点位置復元部54は,対象物動き格納部5
6に認識不可能という情報を格納する。
【0066】〔Ψ=90度の処理〕(図10) S22 既知情報入力部41は,特徴点位置復元部54
に,形状が認識不可能であるという情報を格納する。
【0067】S23 特徴点位置復元部54は,特徴点
位置格納部55に認識不可能という情報を格納する。 S24 既知情報入力部41は,特徴点位置正規化部4
4に,時点数が2,特徴点数2を指定する。
【0068】次いで,特徴点位置正規化部44の処理
(図9)を行い,S25で形状/動き算出部47のΨ=
90度の処理(Ψ=90度の処理部49の処理)を行
う。 〔形状/動き算出部47の処理(Ψ=90度の場合)〕
(図11) S26 特徴点のX座標とY座標の2乗の和が0でない
か判定する。そして,その和が0でなければ,S30に
進み,その和が0であればS27に進む。
【0069】S27 S26において,X座標とY座標
の2乗の和が0であれば,形状/動き算出部47の認識
不可能処理部51は,特徴点位置復元部54に動きが認
識不可能という情報を格納する。
【0070】S28 特徴点位置復元部54は対象物動
き格納部56に動きが認識不可能であるという情報を格
納する。 S30 S26において,X座標とY座標の2乗の和が
0でなければ,形状/動き算出部47のΨ=90度の処
理部49は,第1時点から第2時点までの移動物体(特
徴点)の回転角θを,式(4) ,(4) ’により算出する。
【0071】S31 形状/動き算出部47のΨ=90
度の処理部49は,特徴点位置復元部54に移動物体
(特徴点)の回転角θを格納する。 S32 特徴点位置復元部54は,対象物動き格納部5
6に特徴点0の観測座標と移動物体(特徴点)の回転角
θを格納する。 〔Ψ=0度の処理〕(図12,S4) (Ψ=0度の処理においては先行技術を用いるが,先行
技術については,図14〜図20において形状/動きの
認識方法を説明し,図22〜図32においてその認識手
順のフローを示す。) S33 既知情報入力部41は,既知情報をもとに,先
行技術(図22〜図32)に従い,特徴点位置正規化部
44に,必要な時点数と特徴点数を指定する。
【0072】次いで,特徴点位置正規化部44の処理
(図9)を行う。 S34 既知情報入力部41は,既知情報をもとに,先
行技術(図22〜図32のフロー)に従い,形状/動き
算出部47に認識モードを送る(先行技術は,形状一
般,動き(回転)一定,形状直角の場合について,それ
ぞれ異なる処理を行いそのモードの指定を行う)。
【0073】S35 形状/動き算出部47は,先行技
術(図22〜図32)の認識手順を適用する。 S36 形状/動き算出部47のΨ=0度の処理部50
における特徴点の動きと形状の認識可能性を判断する
(図22〜図32フローの認識手順に従って形状/動き
を算出する過程において,認識不可能という判断がなさ
れる場合がある。)認識不可能という判定がなされれ
ば,認識不可能処理(図9)を行う。認識不可能という
情報が出力されていなければ,S37に進む。
【0074】S37 形状/動き算出部47のΨ=0度
の処理部50は,特徴点のZ座標値zを特徴点位置復元
部54に格納する。 S38 形状/動き算出部47のΨ=0度の処理部50
は,得られた回転角を特徴点位置復元部54に送る。
【0075】S39 特徴点位置復元部54は,特徴点
位置格納部55に特徴点0の観測座標と,他の特徴点0
に対する相対位置を格納する。 S40 特徴点位置復元部54は,対象物動き格納部5
6に移動物体(特徴点)の回転角度を格納する。
【0076】図14〜図20により,本発明に先行する
移動物体認識装置における移動物体認識方法(以後先行
技術と称する)について,説明する。図14は,本発明
の先行技術の形状/回転の算出方法の説明図である。
【0077】図において,XY平面は観測面である。特
徴点0は原点,特徴点1,2はY軸を中心に回転する。
Z軸は撮像装置の光軸方向である。(図は,対象物の回
転軸に対して垂直に観測した場合に相当する。) 図1
5は,本発明の実施例(1) で用いる先行技術(形状一
般)を示す。
【0078】形状一般の場合には,3特徴点3時点の観
測で形状・動きを認識できる。図において,第1時点に
おける特徴点1,2のベクトルをそれぞれu1 ,u2 ,
第2時点における特徴点1,2のベクトルをそれぞれv
1 ,v2 , 第3時点における特徴点1,2のベクトルを
それぞれw1 ,w2 とする。
【0079】時点1から時点2への回転をR,時点1か
ら時点3への回転をSとする。このとき,特徴点1,2
の形状と動きを求めることは, vi =Rui , i =Sui (i=1,2) ・・・・・・・・・・(6) から回転R,Sと特徴点のZ座標ui3 ,i3 ,i3
動きを求める問題に定式化できる。
【0080】R,Sの成分は次の通りである。
【0081】
【数4】
【0082】認識解が求まる幾何学的条件は, 「任
意の2時点の間の物体の回転角は0度でも180度ても
ない」 3特徴点は同一直線上にない」である。この
ことは,
【0083】
【数5】
【0084】が全て正則であるということである。次の
手順により認識解を求める。 (1) 回転R,回転Sを計算する。
【0085】まず,次式で表されるa1 を計算する。
【0086】
【数6】
【0087】Rの成分r11,r12は次式で決まる。 r11=(1+a11−a12 2)/2a11 ・・・・・・・・・・・・・・(10) r12=±(1−r11 21/2 ・・・・・・・・・・・・・・(11) Sの成分s11,s12は,次式により求まる。
【0088】 s11=(1−a1111)/a12 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(12) s12=a1112/a12 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(13) (2) 特徴点のZ座標の計算をする。
【0089】a2
【0090】
【数7】
【0091】の第2行として求める。ui2(i=1,
2)を式
【0092】
【数8】
【0093】で求める。vi2, i2,(i=1,2)は
式 vi2=r2 i ,wi2=s1 i ・・・・・・・・・・・・・・・・(15) で求まる。
【0094】上記において,r12は正の場合と負の場合
があるが,これは図16に示すように鏡映反転となる解
にそれぞれ対応する(図 (a)の正方向の回転,図 (b)の
負方向の回転のいづれも,vi =Rui , i =Sui
(i=1,2)の解となる)。これは,例えば対象物の
表面が凸の場合と凹の場合等に対応し,それぞれがどち
らの解になるかを予め既知情報として設定しておけば,
認識解を確定することができる。
【0095】なお,上記の形状一般の移動物体を回転軸
に垂直方向から観測する場合の移動物体認識方法は,前
記参考文献,特願平03−23465号に詳述されてい
る。一般的に,短時間で見た場合には物体の動きは一定
とみなせることが多い。図17は,本発明の実施例(1)
で用いる先行技術(回転一定)を示す。
【0096】特徴点の動き一定(回転速度が一定)の場
合には,特徴点数2,時点数3で認識解を求めることが
できる。図において, 1 ,v 1 1 はそれぞれ特徴
点1の第1時点,第2時点,第3時点のベクトルを表
す。このとき,認識問題は, v1 =Ru1 ,w1 =R 21 と定式化できる。
【0097】認識解が求まるための幾何学的条件は,
「Rの回転角度は0度でも180度でもない」,
「v時点において,2特徴点の正射影が重ならない」こ
とである。
【0098】幾何学的条件は,判定条件 u11=±
11=w11でないことである。,が成立するとき,
下記の手順で,認識解が求まる。(1) 回転Rを計算す
る。
【0099】成分r11,r12を次式で計算する。 r11=(u11+w11)/(2v11) ・・・・・・・・・・・・・・(17) r12=±(1−r11 21/2 ・・・・・・・・・・・・・・(18) (2) 特徴点のZ座標の計算をする。
【0100】u12, 12, 12を下式により計算する。
【0101】
【数9】
【0102】 v12=r2 1 ,w12=r2 1 ・・・・・・・・・・・・・ (20) 図17の場合にも,鏡映反転の解は存在する。なお,上
記の動き一定の対象物を回転軸に垂直な方向から観測し
た場合の移動物体認識方法は,前記参考文献,特願平0
3−236464号,に詳述されている。
【0103】建築物,道路の縁石等,対象物には直角の
縁があるものが多い。対象物に直角となる特徴点がある
場合には,直角をつくる3特徴点を2時点で対応づける
ことにより形状/動きを認識できる。
【0104】図18は本発明の実施例(1) で用いる先行
技術(形状直角の場合)を示す。図において,u1 ,u
2 はそれぞれ特徴点1,特徴点2の第1時点のベクトル
である。u1 とu2 は直角をなす。v1 ,v2 はそれぞ
れ特徴点1,特徴点2の第2時点のベクトルである。v
1 ,v2 は直角をなす。第1時点から第2時点まての回
転をR(回転角θ),特徴点1の原点からの距離をd
1 , 特徴点2の原点からの距離をd2 とする。またX軸
とベクトルu1 のなす角度をαとする。
【0105】特徴点のベクトルが満たすべき方程式は, vi =Rui (i=1,2) ・・・・・・・・・・・・・・・・・(21) である。この式から,観測できるX座標を用いた方程式 d1 cosα=u11,−d2 sinα=u21 ・・・・・・・・・(22) d1 cos(α+θ)=v11,−d2 sin(α+θ)=v21 ・・・(23) が得られる。
【0106】この方程式から,d1 ,d2 ,α,θを求
めれば良い。認識解が求まる幾何学的条件は,「 対
象物の回転角が0度でも180度でもない。 2時点
における特徴点1,2はどちらも正射影軸に関して対象
の位置にない。」である。
【0107】幾何学的条件,は次の判定条件と同値
になる。 |u11|=|v11|,|u21|=|v21|でない。 幾何学的条件は,判定条件 u1121+u2111
0である。
【0108】判定条件が成立するとき,下記の手順で
認識解を求めることができる。 (1) 回転Rを下式で求める。 r11=(u1121+v1121)/(u1121+u2111) ・・・・・(24) r12=±(1−r11 21/2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(25) (2) 特徴点のZ座標を求める。
【0109】α,d1 ,d2 が次のように決定され
る。 (a) u11≠0,u21≠0のとき, tanα=(v11−u1111)/u1112 ・・・・・・・・・・・(26) d1 =u11/cosα,d2 =−u21/sinα ・・・・・(27) (b) u11=0のとき α=90度(u21<0のとき),α=270度(u21>0のとき) d1 =|v11/r12|,d2 =|u21| ・・・・・・・・・・・・(28) (c) u21=0のとき α=0度(u11>0のとき),α=180度(u11<0のとき) d1 =|u11|,d2 =|v21/r12| ・・・・・・・・・・・・(29) (25)におけるr12の符号(回転Rの向き)と特徴点の位
置関係であるαは観測座標の符号や大小関係から一意に
定められる。
【0110】図19は,αとβの値の決定方法を示す。
図19 (a)に示されるように,X座標値u11とu21の符
号により回転角度αは90度の範囲で定まる。
【0111】図19 (b)は角度β(=α+θ)について
観測座標の符号とβの関係を表したものである。βもα
と同様に,X座標値v11とv21の符号により,90度の
範囲に定められる。
【0112】図20は回転Rの向きを決定する方法を示
す。回転Rの符号は次のように決定できる。 まず,(π/2)n≦α<(π/2)(n+1) ・・・・・・・・・(30) (π/2)m≦β<(π/2)(m+1) ・・・・・・・・・(31) を満たす整数n,m(=0,1,2,3)を求める。
【0113】(a) n−mが奇数のとき,図20 (a)に
よりr12の符号を決定できる。 (b) n−mが偶数のとき,図20 (b)によりr12の符
号を決定できる。 なお,上記の形状直角の場合の対象物を回転軸に垂直な
方向から観測した場合の物体認識方法は,前記参考文
献,特願平03−236466号に詳細に説明されてい
る。
【0114】図21は本発明の実施例(1) の動き一定算
出部,形状直角算出部,形状一般算出部の構成を示す。
図において,126は特徴点格納部,128は対象物動
き格納部,129は特徴点位置格納部,130は動き一
定算出部,形状直角算出部,形状一般算出部であって,
特徴点の動き一定,3特徴点のなす角が直角の場合の形
状直角,形状一般の場合の形状と動きを算出する算出部
である。130’はΨ判定部であって,Ψ≠0,Ψ=9
0,Ψ=0度の判定を行うものである。131は既知情
報入力部,132は特徴点位置正規化部,133は形状
と動きの判定部であって,形状と動きの算出可能性を判
定するものである。134は動き算出部であって,特徴
点の回転を求めるものである。135は形状算出部であ
って特徴点の3次元の位置を求めるものである。また,
Z座標の算出も行う。136は特徴点位置復元部であ
る。
【0115】図22〜図25は本発明の実施例(1) で用
いる先行技術のフロー(1) 〜(4) である(形状一般算出
部)。図示のステップに従ってフローを説明する。
【0116】A1で前記幾何学的条件,,もしくは
それと同値な式(8) の正則性についての判定処理を行う
(図において,Iは単位行列である)。A1の幾何学的
条件が満たされていない場合には認識不可能処理(図
9,S9)を行う。
【0117】A1で幾何学的条件が満たされていると判
定された場合には,A2で特徴点位置正規化部132の
正規化処理がなされる(3特徴点数3時点数)。A3
正規化座標について判定条件の判定が行われる(A1に
おいてはセンサ等のデータに基づく判定であり,A3は
特徴点の正規化座標に基づく判定である)。
【0118】A3において,判定条件が満たされていな
い場合には,認識不可能処理を行う(図9,S9)。判
定条件が満たされている場合には,動き算出部134と
形状算出部135の処理がなされる。
【0119】〔動き算出部の処理〕A7〜A11は動き
算出部134の処理である。A7は式(9) の算出処理で
ある。A10は式(10),(11)の算出処理である。
【0120】A9は式(12),(13)の算出処理である。C
15は既知情報と求められたR,Sの組を比較し,既知
情報を満たす解があるか判定する処理である。A10に
おいて,既知情報を満たす解がないときは認識不可能処
理を行う(図9,S9)。既知情報を満たす解があれ
ば,それを形状算出部135および特徴点位置復元部1
36に転送する。
【0121】〔形状算出部の処理〕A12〜A16は形
状算出部の処理である。A12は,式(14)の演算であ
る。A13は式(14)’の演算である。A14,A15は
式(15)の演算である。
【0122】A16において,求められたu1 ,u2
1 ,v2 の第2成分を特徴点位置復元部136に送出
する。 〔特徴点位置復元部の処理〕A18〜A20は特徴点位
置復元部136の処理である。
【0123】A18において,形状と動きの算出結果か
ら,既知情報入力部131に入力された物体の既知情報
を満たす解を選ぶ(求められた解には鏡映反転の解が含
まれているので,既知情報(例えば,形状の凹凸等)に
適合する解を選択する。
【0124】満たされる解がなければ,認識不可能処理
を行う(図9,S9)。満たされる解があれば,A19
で対象物動き格納部128へ求めた動きを格納する。A
20で特徴点位置格納部129へ求めた解を格納する。
【0125】図26〜図28は実施例(1) で用いる先行
技術のフロー(5) 〜(7) を示す(動き一定算出部5
2)。B1は前記幾何学的条件の判定処理である。
【0126】幾何学的条件が満たされない場合(θ=n
πの場合)には,動き算出部134に認識不可能が入力
され,次いで,認識不可能処理がなされる(図9,S9
の処理)。
【0127】幾何学的条件が満たされる場合には,B
2において,特徴点位置正規化部132(図9,S7)
の処理がなされる。B3は前記判定条件の判定処理で
ある(B1はセンサ等の既知情報に基づくチェックであ
り,B3は正規化処理された特徴点の座標値に基づくチ
ェックである)。
【0128】判定条件が満たされない場合には,動き
算出部134に認識不可能情報が入力され,認識不可能
処理がなされる(図9,S9)。B3で判定条件が満た
されていると判定されると,動き算出部134の処理と
形状算出部135の処理がなされる。
【0129】〔動き算出部の処理〕B8において,式(1
7),(18)の演算がなされる(r11=cosθ,r12=s
inθ)。
【0130】B9は,既知情報入力部131に入力され
た物体の既知情報を満たす解があるか判定する。既知情
報を満たす解がなければ,認識不可能処理(図9,S
9)を行う。
【0131】B10 既知情報を満たす解があれば,動
き算出部134は,形状算出部135に選んだRを転送
し,特徴点位置復元部136にRを転送する。 〔形状算出部の処理〕次いで,形状算出処理がなされ
る。
【0132】B11において,式(19), (20) の演算が
なされる(r2 (sinθ,cosθ),u1 (u11
12),v1 (v11,v12))。B12において,求め
たu11,v12,w12が特徴点復元部136に送られる。
【0133】次いで,特徴点位置復元部の処理(図2
5,A18〜A20に同じ)がなされる。図29〜図3
3は実施例(1) で用いる先行技術のフロー(8) 〜(12)で
ある。(形状直角算出部) C1は,前記幾何学的条件と,および判定条件の
判定である。
【0134】判定条件,幾何学的条件が満たされていな
い場合には,動き算出部134に認識不可能情報が入力
され,認識不可能処理がなされる(図9,S9)。C2
はC1において,条件が満たされていると判定された場
合の特徴点位置正規化処理部132の正規化処理である
(3特徴点数,2時点数)。
【0135】C3は,前記判定条件の判定処理である
(C1はセンサ等の既知情報に基づく判定であり,C3
は正規化処理された特徴点の座標値に基づく判定処理で
ある)。判定条件が満たされていなければ動き算出部1
34に認識不可能情報が入力され,認識不可能処理がな
される(図9,S9)。
【0136】条件が満たされていれば,動きの算出と形
状の算出がなされる。 〔動き算出部の処理〕C8,C9において,図19
(a),図19 (b)により,αとβの範囲が求められる。
【0137】〔sinθの符号の決定処理〕次いで,s
inθの符号の決定処理がなされる。C19〜C21は
sinθの符号の決定処理である。
【0138】C19でm−nが奇数であるか,偶数であ
るか判定され,奇数であればC20により図20 (a)に
従ってsinθの符号が決定される。偶数であれば,C
22において,図20 (b)に従ってsinθの符号が決
定される。
【0139】次に,C10において,回転Rが算出され
る(式(24),(25)の演算,r11=cosθ,r12=si
nθ)。そして,C11において,既知情報入力部13
1の既知情報と比較され,既知情報を満たす解がなけれ
ば認識不可能処理がなされる(図9,S9)。
【0140】C12 既知情報を満たす解があれば,特
徴点位置復元部136にαとRの情報が送られる。次に
形状算出部135の処理がなされる。
【0141】〔形状算出部の処理〕C13 u11≠0,
および,u21≠0の判定がなされる。何れも0でなけれ
ばC23(形状算出処理)において,αが算出される
(式(26)の演算)。
【0142】さらに,C24において,d1 ,d2 が求
められる(式(27)の演算)。C13でu11=0であれ
ば,C25〜C27(形状算出処理)において,α=
π/2(u21<0)もしくはα=3π/2(u21>0)
が求められ,d1 ,d 2 が算出される(式(28)の演
算)。
【0143】C13でu21=0であれば,C28〜C3
0(形状算出処理)において,α=0(u11>0),
α=π(u11<0)が求められ,B36においてd1
2が算出される(式(29)の演算)。
【0144】次に,C15,C16に処理が進められ,
形状算出処理,形状算出処理,形状算出処理で求
めたd1 ,d2 ,αに基づきu1 ,u2 ,v1 ,v2
算出する。
【0145】C17で求めたu12,u22,v12,v22
特徴点位置復元部136に送る。次いで,特徴点位置復
元部の処理(図25,A18〜A20に同じ)がなされ
る。
【0146】〔実施例(2) 〕実施例(1) は,対象物の動
き形状を求めるものであるが,対象物の形状があらかじ
め,求められている場合には,本発明の方法に従って,
式(1) ’,式(2) により,2時点における原点以外の3
特徴点の(xi ,yi ,zi )を求め,2時点における
3特徴点の座標からなる行列式の行列が0でないとき,
回転を式
【0147】
【数10】
【0148】により,第1時点から第2時点までの移動
物体の回転を表す行列を求めることができる。本発明
は,1個の画像入力部により対象物の動きと形状を算出
することを目的とするが,例えば,対象物の形状のみ
は,両眼立体視により認識し,回転のみを求める場合
は,本実施例(2) の方法が有効である。
【0149】〔実施例(3) 〕実施例(1) において,特徴
点の3次元的位置を求めるためには,特にdは必要ない
が,dは特徴点を表すパラメータとして有効であるの
で,hを求めた後,式(2) によりdを求める。即ち, d ={xi 2 +(yi −hcosΨ) 2/sin
2 Ψ}1/2 によりdを算出し,特徴点位置格納部129に保持す
る。
【0150】図36は,本発明の認識実験結果の例であ
る。図における実験条件は俯角18.2度,画角6.7
度(640画素),観測距離/物体の大きさ=26であ
る。
【0151】実験は,対象物として直方体の積木を使用
し,3時点の画像を入力してそれぞれの画像に基づいて
対象物の認識を行った。図(a) は入力画像である。3時
点の入力画像の1枚を示す。
【0152】図(b) は,認識結果である。図(b) は,図
(a) の辺kに着目し,対象物を真上から見たとした場合
の本発明による認識結果を示す。
【0153】図(b) において,点線と正しい値であり,
実線は実験結果である。辺kに着目し,視点を変えて対
象物を真上から見たとした場合の時点1,時点2,時点
3における対象物の形状を図のように認識した。
【0154】
【発明の効果】本発明によれば,対象物を俯瞰して観測
する場合にも,1個の画像入力部で,対象物の動きと形
状を認識することができる。また,画像入力部および特
徴点抽出部の数を,従来の移動物体認識装置に比較して
半減させることができるので,装置全体を小型化するこ
とができる。また,2台の画像入力部で捉えた対象物の
特徴点の対応づけの処理が不要であるため,処理を高速
化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図である。
【図2】本発明の画像入力の概念図である。
【図3】本発明の形状/動き認識の原理説明図である。
【図4】本発明の移動物体認識装置の構成を示す図であ
る。
【図5】本発明の実施例(1) の形状/動き認識部の構成
を示す図である。
【図6】実施例(1) のフロー(1) を示す図である。
【図7】実施例(1) のフロー(2) を示す図である。
【図8】実施例(1) のフロー(3) を示す図である。
【図9】実施例(1) のフロー(4) を示す図である。
【図10】実施例(1) のフロー(5) を示す図である。
【図11】実施例(1) のフロー(6) を示す図である。
【図12】実施例(1) のフロー(7) を示す図である。
【図13】実施例(1) のフロー(8) を示す図である。
【図14】本発明の先行技術の形状,回転の算出方法の
説明図である。
【図15】本発明の実施例(1) で用いる先行技術(形状
一般の場合)を示す図である。
【図16】本発明の実施例(1) で用いる先行技術(鏡映
反転となる2つの解の説明図)を示す図である。
【図17】本発明の実施例(1) で用いる先行技術(回転
一定の場合)を示す図である。
【図18】実施例(1) で用いる先行技術(形状直角の場
合)を示す図である。
【図19】αとβの算出方法(形状直角の場合)を示す
図である。
【図20】回転Rの向きの決定方法(形状直角の場合)
を示す図である。
【図21】Ψ=0度の処理部を示す図である。
【図22】実施例(1) で用いる先行技術のフロー(1) を
示す図である(形状一般算出部)を示す図である。
【図23】実施例(1) で用いる先行技術のフロー(2) を
示す図である(形状一般算出部)を示す図である。
【図24】実施例(1) で用いる先行技術のフロー(3) を
示す図である(形状一般算出部)を示す図である。
【図25】実施例(1) で用いる先行技術のフロー(4) を
示す図である(形状一般算出部)を示す図である。
【図26】実施例(1) で用いる先行技術のフロー(5) を
示す図である(動き一定算出部)を示す図である。
【図27】実施例(1) で用いる先行技術のフロー(6) を
示す図である(動き一定算出部)を示す図である。
【図28】実施例(1) で用いる先行技術のフロー(7) を
示す図である(動き一定算出部)を示す図である。
【図29】実施例(1) で用いる先行技術のフロー(8) を
示す図である(形状直角算出部)を示す図である。
【図30】実施例(1) で用いる先行技術のフロー(9) を
示す図である(形状直角算出部)を示す図である。
【図31】実施例(1) で用いる先行技術のフロー(10)を
示す図である(形状直角算出部)を示す図である。
【図32】実施例(1) で用いる先行技術のフロー(11)を
示す図である(形状直角算出部)を示す図である。
【図33】実施例(1) で用いる先行技術のフロー(12)を
示す図である(形状直角算出部)を示す図である。
【図34】従来の移動物体認識装置を示す図である。
【図35】従来の移動物体認識装置における移動物体認
識部の構成を示す図である。
【図36】本発明の認識実験結果の例を示す図である。
【符号の説明】
1 :画像入力部 2 :特徴点抽出部 3 :特徴点格納部 4 :既知情報入力部 5 :形状/動き認識手段 5’:Ψ判定手段 6 :特徴点位置正規化部 7 :形状/動き算出部 8 :特徴点位置復元部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 善之 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/00 G01C 3/00 G06T 7/20 JICSTファイル(JOIS)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像入力部(1) と,画像の特徴点を抽出
    する特徴点抽出部(2) と,複数の特徴点の複数時点にお
    ける画像面上への正射影に基づいて,対象物の形状と動
    きを認識する形状/動き認識手段(5) を備えた移動物体
    認識装置において, 対象物は平面上を移動するものであり,対象物を正射影
    する画像入力部(1) の撮像面をXY平面としてX軸を該
    平面に平行に定め,Y軸をX軸に垂直に定め,撮像面に
    垂直にZ軸を定め, 特徴点の既知情報を入力する既知情報入力部(4) と,形
    状/動き認識手段(5)は,特徴点の回転の回転軸とY軸
    とのなす角度Ψを判定するΨ判定手段(5’) を備え, 画像入力部(1) は対象物を平面に対して斜め方向から撮
    像する場合において,形状/動き認識手段(5) は,上記
    角度Ψを認識し,他の特徴点の撮像面上の複数時点の2
    次元座標値と他の特徴点と原点に定めた特徴点との距離
    の回転軸方向の成分(h)と角度Ψに基づいて他の特徴
    点のZ座標の値を求めることを特徴とする移動物体認識
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において,形状/動き認識手段
    は,2特徴点の2時点における撮像面の2次元の観測値
    に基づき特徴点の動きと位置を算出するものであって, 原点となる特徴点を特徴点0とし,他の特徴点を特徴点
    1としたとき, 特徴点1の2時点における座標値を(xi ,yi )(i
    =1,2),原点と特徴点1の距離の回転軸方向の成分
    をh,特徴点1のZ座標値をzi (i=1,2)とした
    時,cosΨ≠0,sinΨ≠0において,(y 1 ≠y
    2 のとき), h={(x2 2 −x1 2 )sin2 Ψ+(y2 2 −y1
    2 )}/{2cosΨ(y2 −y1 )}, zi =(h−yi cosΨ)/sinΨ(i=1,2) によりzi 算出し,y 1 =y 2 のときは,認識不能と
    することを特徴とする移動物体認識装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において,特徴点1の2時点間
    の回転量をθとしたとき, zi ’=−yi sinΨ+zi cosΨ, cosθ=(x1 2 +z1 ’z2 ’)/(xi 2 +z
    i 2 )(i=1もしくは2) sinθ=(x1 2 ’−x2 1 ’)/(xi 2+z
    i 2 )(i=1もしくは2) により特徴点1の回転を求めることを特徴とする移動物
    体認識装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において,特徴点1と回転軸と
    の距離をdとした時, d={(xi 2 +(yi −hcosΨ)2 /sin
    2Ψ}1/2 (i=1,2) により求めることを特徴とする移動物体認識装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において,画像入力部(1) は特
    徴点の回転軸に垂直な方向から撮像する場合であって,
    Ψ=nπ(nは整数)の場合には,特徴点のX軸への正
    射影のX座標値に基づき特徴点の回転およびZ座標値を
    求めることにより対象物の動きと特徴を求めることを特
    徴とする移動物体認識装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において,画像入力部(1) が,
    特徴点の回転軸に平行な方向から撮像する場合であっ
    て,Ψ=π/2+nπ(nは整数)の場合には, 特徴点の2時点の撮像面上の2次元の座標値(xi ,y
    i )(i=1,2)に対して,特徴点のX座標とY座標
    の2乗の和が0でないとき,式 cosθ=(x1 2 +y1 2 )/(xi 2
    i 2 )(i=1もしくは2) sinθ=(x1 2 −x2 1 )/(xi 2
    i 2 )(i=1もしくは2) により特徴点の回転のみを求めることを特徴とする移動
    物体認識装置。
  7. 【請求項7】 請求項2において,原点以外の特徴点2
    時点の観測値に基づくZ座標の算出を3特徴点について
    行うことにより,3特徴点2時点の座標値(xij
    ij,zij)(第i時点における第j特徴点,i=1,
    2,j=1,2,3)を求め, 3特徴点のなす行列の行列式が0でないとき,式 【数1】 により回転を求めることを特徴とする移動物体認識装
    置。
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