JP3074095U - ゲームコントローラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】連結部２３において任意に湾曲させることが可
能なゲームコントローラ２０を提供する。 【解決手段】本考案に係るゲームコントローラ２０は、
左半部２１と右半部２２とを連結部２３により連結して
なる、ゲームの進行を制御するゲームコントローラ２０
において、前記連結部２３を柔軟性の材質により形成し
て、ゲームコントローラ２０本体が左半部２１と右半部
２２との連結部分において任意に湾曲可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ゲームコントローラに関し、特に任意に湾曲できるゲームコントロ ーラに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

この高度科学技術の社会では、人間が生活の娯楽品質を重要視するようになり 、電子ゲームは発展を遂げた。電子ゲームは早期の家庭電子ゲーム装置、例えば 任天堂やＳＥＧＡなどの小型ゲーム装置から現在のプレイステーションやパソコ ンなどで遊ぶマルチメディアゲームに至るまで発展し、さらに今後はバーチャル ３Ｄゲームに発展していく態勢を有し、電子ゲームは映像と音声をますます重要 視するようになっていき、遊び方法も新しいものがどんどん開発されていく。そ のため、ジョイスチックなどのゲームコントローラが開発され、プレイヤーの選 択使用に供する。同時にゲームコントローラのデザインも多様化と操作便利性の 点を重要視するようになっている。

【０００３】 図１は従来の技術に係るゲームコントローラ１０の構造を示したものである。 従来のゲームコントローラ１０はその本体部全体を射出成形によって一体的に形 成し、その成形後は硬い材質のものとなる。このような硬い材質により形成され たゲームコントローラ１０によりゲームを操作する際、特に、激しいゲーム操作 を行ったり、或いはゲーム操作に必要以上の力が伴うと、このゲーム操作が長時 間に及んだ場合には、ゲームコントローラ１０を把持することによって指や掌に 疲労感が発生し、場合によっては腱鞘炎等の怪我を引き起こすことともなりかね ない。また、ゲームコントローラ１０を両手によって強く把持した際には、当該 ゲームコントローラ１０が一体的に形成されているために力の逃げ場がなく、本 体に無理な力が掛かってコントローラ１０自体が摩耗することともなり、ひいて はゲームの趣味性さえも減殺することとなる。

【０００４】 本考案者は上記した問題に鑑みて、ゲームコントローラの全体或いは一部を変 形自在とすることにより問題の解決を図ることができるということに気づき本考 案を完成させたものであり、その解決しようとする課題は以下の如くである。

【０００５】

【考案の解決しようとする課題】

本考案の解決しようとする課題は、任意に湾曲されることを許容できるゲーム コントローラを提供することをその主要な目的とするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記した課題を解決するために本各考案の採った手段は以下の如くである。 まず、請求項１の考案に係るゲームコントローラ２０は、左半部２１と右半部 ２２とを連結部２３により連結してなる、ゲームの進行を制御するゲームコント ローラ２０において、前記連結部２３を柔軟性の材質により形成して、ゲームコ ントローラ２０本体が左半部２１と右半部２２との連結部分において任意に湾曲 可能とすることを特徴とするものである。

【０００７】 すなわち、この請求項１の考案によれば、柔軟性の連結部２３によってゲーム コントローラ２０本体の左半部２１と右半部２２とを連結するため、当該ゲーム コントローラ２０を使用する際には、当該ゲームコントローラ２０を把持するプ レイヤーの手から加わる力により、当該ゲームコントローラ２０本体の連結部２ ３が任意に湾曲可能であるため、プレイヤーへの負担が軽減されることから疲労 の発生を防止することが可能となり、且つゲーム操作に対して快感を招くことが でき、ゲームコントローラ２０自体の摩耗を減少することもできるものである。

【０００８】 次に、請求項２の考案に係るゲームコントローラ２０は、請求項１記載の考案 に対して、柔軟性の材質をシリコンゴムとしたことを特徴とするものである。

【０００９】 また、請求項３の考案に係るゲームコントローラ２０は、請求項１又は２に記 載の考案に対して、その用途が、テレビゲーム装置２４に接続して用いることを 特徴とするものである。

【００１０】 そして、請求項４の考案に係るゲームコントローラ２０は、請求項１から３に いずれか記載の考案に対して、当該ゲームコントローラ２０の連結するゲーム装 置２４はコンピュータ２５であることを特徴とするものである。

【００１１】

【考案の実施の形態】

以下、添付図面を参照しながら、本考案の好適な実施の形態を詳しく説明する 。 図２は本考案の好適な実施の形態のゲームコントローラ２０を示す図である。 従来のゲームコントローラ１０の本体部全体が射出成形の方式によって製造され 、その本体部全体が硬質の材質ばかりで、ユーザーが任意に湾曲させることがで きない。このような場合では、激しい操作を伴うゲーム（具体的には射撃類のゲ ームなど）に対して手で操作する際、このゲームコントローラ１０の操作に不快 感（ストレス）を招いてプレイヤー自身も疲れ易くなり、一方、ゲームコントロ ーラ１０自体も容易に摩耗されるようになる。

【００１２】 そのため、本考案のゲームコントローラ２０は左半部２１と右半部２２に分け られるゲームコントローラ２０本体を連結部２３によって連結し、当該連結部２ ３を柔軟性の材質のものとして、これによって、連結部２３により結合される左 半部２１と右半部２２とが湾曲できるようになり、プレイヤーやユーザーが本実 施の形態のゲームコントローラ２０を操作する場合に、ゲームコントローラ２０ が湾曲自在となり、手首から指先にかけてを痛めることが大幅に減少でき、ゲー ムコントローラ２０の摩耗も大幅に減少されることとなる。前記柔軟性の材質は 、ゲームコントローラ２０本体を湾曲自在に連結することができるものであれば 如何なる材質のものであってもよいが、具体的にはシリコンゴムを用いることが 考えられる。しかしながら、特段これに限定されるものではなく、何れの柔軟性 のものであっても適宜に選択できるものである。また、連結部２３とゲームコン トローラ２０本体の左半部２１と右半部２２との結合方式は、左半部２１と右半 部２２とにそれぞれ穴を形成し、そしてこの穴を介してネジによって連結部２３ と左半部２１と右半部２２との結合部位を螺着すればよい。

【００１３】 更に、前記の柔軟性の材質からなる連結部２３には、それよりも硬質な芯材を 内挿して左半部２１と右半部２２とを連結し、ゲームコントローラ２０の湾曲の 程度を調節するものとしてもよい。

【００１４】 また、本考案のゲームコントローラ２０の連結するゲーム装置は、テレビゲー ム装置２４またはパソコン２５または他の類のゲーム装置を適用に採用できる。

【００１５】 また、上記の説明は本考案の好適な実施の形態に過ぎなく、本考案の技術的思 想に基づいて行ったすべての変更や改造や一部転用などがすべて本考案の技術的 範囲に含まれるものであることを予め言明する。

【００１６】

【考案の効果】

前記のように、本考案のゲームコントローラは柔軟性の連結部によってゲーム コントローラ本体の左半部と右半部とを連結するため、当該ゲームコントローラ を使用する際には、その連結部が任意に湾曲可能であるため、プレイヤーの疲労 を防止することが可能となり、且つゲーム操作に対して快感を招くことができ、 ゲームコントローラ自体の摩耗を減少することもできるので、進歩性と考案性に 富む重要な考案である。 （注）考案の詳細な説明中プレイステーションは登録商標である。

【図面の簡単な説明】

【図１】従来のゲームコントローラ１０の構造を示す図
である。

【図２】本考案の好適な実施の形態のゲームコントロー
ラ２０を示す図である。

【符号の説明】

１０ 従来技術に係るゲームコントローラ ２０ ゲームコントローラ ２１ ゲームコントローラ左半部 ２２ ゲームコントローラ右半部 ２３ 連結部 ２４ テレビゲーム装置 ２５ コンピュータ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 左半部と右半部とを連結部により連結し
   てなる、ゲームの進行を制御するゲームコントローラに
   おいて、 前記連結部を柔軟性の材質により形成して、ゲームコン
   トローラ本体が左半部と右半部との連結部分において任
   意に湾曲可能とすることを特徴とするゲームコントロー
   ラ。
2. 【請求項２】 柔軟性の材質をシリコンゴムとしたこと
   を特徴とする、請求項１記載のゲームコントローラ。
3. 【請求項３】 テレビゲーム装置に接続して用いること
   を特徴とする、請求項１又は２に記載のゲームコントロ
   ーラ。
4. 【請求項４】 当該ゲームコントローラの連結するゲー
   ム装置はコンピュータであることを特徴とした請求項１
   から３にいずれか記載のゲームコントローラ。