JP3073715B2 - オプティカルフローを予測する局所緩和方法 - Google Patents

オプティカルフローを予測する局所緩和方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、オプティカルフロ
ー予測のための局所緩和方法(以下、LRという)に係
り、特に、ポアソン方程式を用いた速度結合項の分離を
通じてオプティカルフローを予測する局所緩和方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近、オプティカルフローの予測時、局
所緩和方法の適用は、Gauss −Seidel法よりも優れた性
能を示す。しかしながら、LRを直接的に適用すること
は、オプティカルフローの予測問題を表現するポアソン
方程式が速度項に関して結合されているため、相対的に
遅い収束しか得られない。
【0003】局所緩和アルゴリズム(LR)は連続的な画
像フレームにおいて、輝度パターンの明らかな速度
オプティカルフロー予測に対して優れた性能を有してい
る。LRは調整パラメータに鈍感なマルチスケール(multi
scale)方法を用い新たな調整方法と共に適用され得
る。LRは空間的に変化する緩和パラメータを有する連
続的な過剰緩和(SOR)の一種であり、オプティカルフ
ロー予測に適用する場合に、Gauss −Seidel(GS)緩和
優れている。しかし、LRをオプティカルフロー予測
に直接的に適用するとその性能が劣化する。何故なら
ば、オプティカルフロー2個の速度成分は、本質的
結合されたポアソン方程式の組を与えるように結合さ
れているからである。ポアソン方程式を分離すること
は、結合されたそれぞれの速度成分が局所緩和係数を選
択するためヤコビ弛緩法に関してどのように表現できる
かを明らかにさせる。
【0004】この問題が境界値問題として定式化される
と、LRアルゴリズムはオプティカルフローに適用され得
る。この定式化は、次の数式1で表される用に、
度パターンが連続的な画像フレームの時間間隔の間に変
化しないことを仮定することに由来する輝度拘束式から
始まる。 [数式1] I(x+δx ,y+δy ,t+δt ) = I(x,y,
t) 数式1はイメージポイント(x,y)周辺の度パター
ンが、時間間隔δtの間にパターンを変化させることな
く、(δx ,δy )の量だけ移動することを意味する。
数式1の右辺を展開し高次項を無視すると、次のよう
な数式2に表現される。
【0005】[数式2] I(x+δx ,y+δy ,t+δt ) = I(x,y,
t)+δx Ix +δy Iy +δt ここで、Ix ,Iy 及びIt はにおける位置
(x,y)の度パターンの水平方向勾配、垂直方向勾配
び時間的な勾配をそれぞれ示す。
【0006】数式1と数式2を結合し、結合された数式
をδt で除算すると、度パターンの勾配、すなわち、
変化率と速度との間の線形関係は次の数式3のように表
わされる。 [数式3] Ix u+Iy υ+It =0 ここで、u,υは水平方向速度のδx /δt と垂直方向
速度δy /δt をそれぞれ示す。
【0007】数式3は局速度ベクトルを推定するため
に用いられる。ところが、輝度拘束方程式はよく知ら
れたアパーチャ問題のために、一般的な連続イメージを
表わすには望ましくない形態である。望ましくない形態
式化するために、HornとSchunk の方法は滑らか
さ拘束条件を導入して次の最適化方程式(数式4)を導
いた。
【0008】
【数1】
【0009】数式4の第2項は速度滑らかさからの
偏差の程度を表し、定数α2 は両方の拘束条件を調整す
ものである。数式4の最適化方程式から直接的に次の
結合ポアソン方程式が生成される。 [数式5] ▽ 2u=1/α2 x (Ix u+Iy υ+It ) ▽ 2υ=1/α2 y (Ix u+Iy υ+It ) ここで、αは定数であり、このような数式5オプティ
カルフローを見つけるためのポアソン方程式である。結
合されたそれぞれのポアソン方程式はJacobi緩和法(J
R)、Gayss Seidel緩和法(GS)、連続的な過剰弛緩法(SO
R)のような大規模線形システムの逆問のための反復
的な方法を用いて解することができる。数式5は右
に空間変化度に起因して空間的に変化する係数を有する
ので、SORで最適の緩和パラメータを決定することは難
しい。このような場合、方程式(数式5)を解するた
繰り返してLRを適用する。
【0010】数式5は結果として得られた方程式のう
ち何れか一つが一定の緩和係数を有するならばより良
好な性能を得るため、LR適用する前にユニタリ換を
用いて分離することができる。この方法は分離を用いな
方法と同様の性能を有する。何故ならば、数式5の結
合項は最適の滑らかさ定数αが非常に大きい時に非常
に小さいからである。本来の動き場の動き拘束条件から
の偏差が滑らかさ拘束条件からの偏差よりも大きいの
で、一般的に定数αは大きい。しかし、動き拘束エラー
を縮小するため置換フレーム差が使用されるならば、望
ましい最適な滑らかさ拘束は非常に小さくなるので分離
影響は無視できない。
【0011】次いで、局所緩和方法について説明する。
水平方向並びに垂直方向の前進方向シフト演算子及び
退方向シフト演算子x 及びx -1 並びにy 及び
y -1 、次の数式6のように定義される。 [数式6] Ex u(x,y)=u(x+h,y),Ex -1u(x,
y)=u(x−h,y) Ey u(x,y)=u(x,y+h),Ey -1u(x,
y)=u(x,y−h) ここで、hは識別距離を示す。
【0012】かつ、複合シフト演算子Eを定義すると次
の数式7のようになる。
【0013】
【数2】
【0014】数式を単純化するため滑らかさ定数により
正規化された変化度(勾配又はグラジィエント)は次の
数式8のように定義される。
【0015】
【数3】
【0016】複合シフト演算子Eと正規化された勾配
使用すると、数式5は次の数式9のように示される。
【0017】
【数4】
【0018】数式9の結合項、例えば、に対し、式
中の
【0019】
【外1】
【0020】を無視すると、数式9を解するためのJa
cobi緩和法(JR)は次の数式10のように示される。
【0021】
【数5】
【0022】この場合、各要素のJacobi演算子、例え
ば、
【0023】
【外2】
【0024】は次の数式11のように示される。
【0025】
【数6】
【0026】かつ、局スペクトル半径は次の数式12
の通りである。
【0027】
【数7】
【0028】ここで、イメージのサイズがM×Mである
と、 E は次の数式13のように示される。
【0029】
【数8】
【0030】数式13により、水平動き場uは水平勾配
が垂直勾配よりも大きいとき、垂直動き場よりも速く収
束し、逆に、垂直勾配が水平勾配より大きいとき、垂直
動作速度の方が速く収束する。Jacobi演算子のスペクト
ル半径範囲が空間的勾配に応じて変化するので、LRは次
の数式14のような結果を得ることができる。
【0031】
【数9】
【0032】ここで、局所緩和パラメータは次の数式1
5のように示される。
【0033】
【数10】
【0034】前述したように、式9において速度変数
、v及びtが相互結合されているために、数式9に局
所緩和方法(LR)を直接的に適用することは所定値に対す
る収束速度を低下させる短所がある。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前述した問題
点を解決するために案出されたものであり、ポアソン方
程式の速度結合項を分離した後、分離された速度結合項
LRに適用して速い収束速度を実現し、かつ、オプティ
カルフローを予測する局所緩和方法を提供することにそ
の目的がある。
【0036】
【課題を解決するための手段】記の目的を達成するた
めに本発明によるポアソン方程式を用いてオプティカル
フローを予測する局所緩和方法は、a)G及びEがマトリックスを表し、bがベクトルを表
し、xが速度結合項を表わすとき、速度結合項を含む
アソン方程式を=E+b のような線形マトリックス形式を用いて定める過程と、b)上定められたポアソン方程式の速度結合項を分離
する過程と、c)上 記速度結合項が分離されたポアソン方程式に時間
的な変化による変位フレーム差を適用する過程とを含
む。変位フレーム差分とは、以前のフレームに おけるエ
ッジの輝度勾配と、分離された速度結合項から算出され
た速度で変位した現在のフレームにおけるエッジの輝度
勾配との差を表わす。
【0037】好ましくは、過程b)でユニタリ変換が使
用される。 記目的を達成するための本発明によるビデ
オデータを符号化する装置は、画像シーケンスを表わす
ビデオデータの2枚以上のフレームをる入力手段
と、上記入力手段に接続され、ポアソン方程式を使用し
て上記ビデオデータのフレーム内のオプティカルフロー
を予測するよう動作的であるオプティカルフロー予測回
路とを含み、 上記オプティカルフロー予測回路は、 G及
びEがマトリックスを表し、bがベクトルを表し、xが
速度結合項を表わすとき、速度結合項を含むポアソン方
程式を、 Gx=Ex+b のような線形マトリックス形式を用いて定める手段と、
上記定められたポアソン方程式の速度結合項を分離する
手段と、 上記速度結合項が分離されたポアソン方程式に
時間的な変化による変位フレーム差分を適用する手段と
を有する。
【0038】記目的を達成するための本発明による衝
突警報システムは、画像シーケンスを表わすビデオデー
タの2枚以上のフレームをる入力手段と、上記入力
手段に接続され、G及びEがマトリックスを表し、bが
ベクトルを表し、xが速度結合項を表わすとき、速度結
合項を含むポアソン方程式を、 Gx=Ex+b のような線形マトリックス形式を用いて定める手段、上
記定められたポアソン方程式の速度結合項を分離する手
段、及び、上記速度結合項が分離されたポアソン方程式
に時間的な変化による変位フレーム差分を適用する手段
を有し、ポアソン方程式を使用して上記ビデオデータの
フレーム内のオプティカルフローを予測す るよう動作的
であるオプティカルフロー予測回路と、 記オプティカ
ルフロー予測回路の出力と接続され、上画像シーケン
内で1つ以上の運動中物体の構造を抽出する構造分析
回路と、記オプティカルフロー予測回路の出力と接続
され、上画像シーケンス内で上記物体の相対運動
定する動分析回路と、記構造分析回路及び上記動
分析回路の出力と接続され少なくとも2つの物体の間
で衝突が起きるかどうかを予測し、これにより衝突警報
信号を出力する推定回路とを含む。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付した図面に基
づき更に詳細に説明する。オプティカルフロー予測のた
めの局所緩和方法に関する本発明は、DPCMコーダや衝突
警報システムのようなビデオ処理に関する応用分野に使
用されるビデオデータコーディングに適用しうる。オプ
ティカルフローの予測は、多数の反復段階が必要とされ
るときに、多量のデータを効率的に処理し、高い計算力
を提供することが重要である。ここに開示された高速ア
ルゴリズムは、このようなアプリケーションに適する。
【0040】例えば、図13はビデオデコーディングで
オプティカルフロー予測に用いられる基本的なDPCMコー
ダを示す。このコーダはコーディングされる画像シーケ
ンス、又は、画像系列の現在のフレームのような入力を
受取る。この入力は減算器10に印加され、減算器の出
力は空間コーダ20の入力に結合されている。空間コー
ダ20の出力はビデオデコーダ(図示せず)と空間デコ
ーダ30の入力に印加される。入力はまた以下に詳しく
説明されように本発明により作動するように構成され
ているオプティカルフロー予測回路90に入力される。
【0041】オプティカルフロー予測回路90の出力は
オプティカルフローコーダ80に印加され、オプティカ
ルフローコーダ80の出力はビデオデコーダ(図示せ
ず)とオプティカルフローデコーダ70に印加される。
オプティカルフローデコーダ70の出力は動作補償回路
(又は、動き補償回路とも呼ばれる)60に結合されて
いる。動作補償回路60の出力は減算器10によって入
から減算され、累積器40により空間デコーダ30の
出力に合算される。累積器40の出力はフレームメモリ
50に印加され、フレームメモリ50の出力は動補償
回路60とオプティカルフロー予測回路90の入力に結
合される。
【0042】図13を参照するに、現在のフレームは、
ブロック動作アルゴリズムBMA やオプティカルフローの
ような動作(動き)情報により変形されうる再構成され
た前フレームにより予測できる。動補償回路60は現
在のフレームを予測するために再構成された前フレーム
をフレームメモリ50で変形される。予想されたフレー
ムは、減算器10で入力された現在フレームから減算さ
れ、減算器は元の入力フレームよりもエントロピーの小
さい予測エラー信号を発生する予測エラー信号は、従
来技術で公知の何れかのアルゴリズムを実現する空間コ
ーダ20によって更に圧縮される。例えば空間コーダ
20は離散コサイン変換(discrete cosine transfor
m:DCT)やウェーブレット変換(wavelet trans form:WT)
のような変換コードに基づく圧縮アルゴリズムを実現す
。コーディングされたエラー信号は現在のフレームを
再構成するため、デコーディングされてから累積器40
変形された前フレームに合算される。
【0043】図14は本発明に係るさらに他の実用的な
応用例を示す。具体的に、図14は自動車において使わ
れる衝突感知システムでオプティカルフローが予測され
る衝突警報システムを示す。ビデオデータのシーケンス
がオプティカルフロー予測回路11に入力される。予測
されたオプティカルフローは構造分析回路21に印加さ
れて運動物体(例えば、車両)の構造を抽出するため
いられる。各物体の動きはオプティカルフロー予測回路
11及び構造分析回路21の出力と結合されている動
分析回路31で分析される。与えられた場面と動作から
物体の構造を分析する間、構造分析回路21と動分析
回路31は相互通信する。分析された情報は衝突警報
信号を出力する推定回路41に出力される。
【0044】図1と共に本発明によるポアソン方程式を
用いてオプティカルフローを予測する局所緩和方法を説
明する。まず、数式9で表現されたポアソン方程式の
度結合項をマトリックス形分離する(図1のステッ
プ10)。ここで、速度成分をx=(u,t のよう
に表現することによって、数式9は次の数式16のよう
なマトリックス形に示される。
【0045】[数式16] G=E+b ここで、2行2列のマトリックスE及びと、入力ベク
トルbは次の数式17の通りである。
【0046】
【数11】
【0047】ここで、もし空間変化が全部ゼロである
するならば、即ち実質的にα2より非常に小さい場
、各要素の関数は正確にサイン曲線になり最終的な
コビ(Jacobi)緩和演算子は無視できる程度のEにな
る。次に、ポアソン方程式の速度結合項をユニタリ変換
を用いて分離する(ステップ12)。両方の空間変化
がゼロでないと仮定すると、マトリックスGを対角化
きるユニタリ変換マトリックスUは次の数式18のよう
に示される。
【0048】
【数12】
【0049】ここで、
【0050】
【数13】
【0051】である。かつ、ベクトルxとbは次の数式
19のように変換される。
【0052】
【数14】
【0053】数式19で変換された動ベクトルの各要
素はエッジ方向に平行要素 p 及び法線方向の要素
N として物理的な意味を有する。ユニタリ変換U
することにより、分離されたJacobi緩和方程式は次の
数式20のように式化される。
【0054】
【数15】
【0055】もし、速度十分に滑らかであり、少な
くとも領域で線形近似できる場合に、複雑なシフト
演算子マトリックスUEUt 、対角マトリックスであ
ると近似され、その要素は複合演算子Eである。何故な
らば、実質的に周辺ピクセルに関する平均処理を行う
合シフト演算子による結合影響は、直接的な速度
起因した結合影響より小さいからである。結局、
各要素は次の数式21を充足させる。
【0056】
【数16】
【0057】数式21で速度の接線成分はヤコビ緩和演
算子がEである同次微分方程式を充足するが、法線成分
に対するヤコビ演算子は
【0058】
【数17】
【0059】になる。それ故に、一定の最適緩和係数
有するSOR は接線成分に適用でき、空間的に変化する係
数を有するLRは法線成分に適用できる。
【0060】
【数18】
【0061】ここで、各局所緩和パラメータは次の数式
23の通りである。
【0062】
【数19】
【0063】各ベクトルは相互にユニタリ変換できる
で、ベクトル(u,t のエラーのノルムはベクトル
のエラーのノルムと同一であるため、分離されたベ
クトルUのエラーを最小化を行うと、ベクトル(u,
) t のエラーが最小化される。従って、数式22を用
いた反復はオプティカルフローの予測に直接的に適用
され得る。すべてのピクセルに対する結果的なベクトル
水平成分u及び垂直成分vが要求される度にユニタ
マトリックスにより変換できる。
【0064】しかし、(u,) t に対する表現は、通
常、一般的なアプリケーションにおいて反復時点毎に要
求されるので、数式22は更に展開され得る。ベクトル
表記によると、数式22は次の数式24のように示され
る。
【0065】
【数20】
【0066】(u,) t に対するベクトルUを再変
換するために数式24の両辺にU t 乗算され、ベクト
X=(u,) t に対する新たなLR方程式は次の数
式25のように示される。 [数式25] xn+1 =(I−UWUt )xn +UWUt -1E(xn
+b) ここで、局所緩和パラメータUWUt は次の数式26の
ような対角マトリックスにより近似される。
【0067】
【数21】
【0068】局所弛緩マトリックスの非対角項は対角項
に比べて相対的に非常に小さいので、実質的に非対角項
は反復法の収束に影響を及ぼさない。従って、数式25
は各速度要素に対して次の数式27のように示され得
る。
【0069】
【数22】
【0070】ここで、
【0071】
【外3】
【0072】はEとEに対する短縮型の表記であ
る。提案された反復型の数式27において、最後に括弧
により囲まれた項がHornとSchunck による項とぴったり
一致することは非常に興味深いことである。また、本発
明による数式27の形、ブロック形式の連続的なオ
ーバー(過剰)緩和によっても導出し得る。画像全体の
速度ベクトルの合成されたベクトルを(u1 1 ,u
2 2 …uN N t のように構成すると、数式5
のポアソン方程式は、システムマトリックスがブロック
角要有する大規模線形システムを形成する。2×
2対角ブロックの場合に、ブロック形式でSOR を適用す
ることができる。従って、最適緩和パラメータという点
を除いて、数式27と同数式が得られる。最適緩和
ラメータは合成されたベクトルのすべての要素に対して
固定されている。
【0073】続いて、分離されたポアソン方程式に変位
フレーム差分を適用する(ステップ14) 。即ち、本発
明による数式27が数式14より優れた収束性を有する
ということを理論的に証明するのは非常に難しい。とこ
ろが、両方の数式14及び27、滑らかさの定数が非
常に大きい時、定常状態エラーと収束に対して同一
を有する傾向がある。何故ならば、結合項rx y
値は
【0074】
【外4】
【0075】よりも非常に小さくあまり影響を及ぼさ
ないためである。ところが、勾配が位置合わせされた画
像領域で測定されたとき、例えば、変位フレーム差分が
時間的変化率として使用されたとき、最適な滑らかさ
数が小さくなる傾向がある。滑らかさ定数はき拘束
エラーと含まれている動き場の空間変動との間の比率に
密接な関係があるため、動き場の勾配の高次の微係数又
は急激な変化は、所望する定数値を更に小さくすること
ができる。
【0076】以下の説明では、変位フレーム差分は、
に2種類以上の反復実行するため既存若しくは現在
のLRに導入される。速度場に関する先見的な知識は種
々の場合に応じて獲得される。反復法の場合には、予め
計算された知識が先見的な知識であり、階層的な手法の
場合には、上位レベル若しくは下位レベルの速度が先見
的な知識である。運動中エッジの動き、或いは、他の特
徴ベースの方法のような他の方法を用いて予測された速
度は、速度の先見的な知識として利用され得る。
【0077】いずれの場合でも、LRを適用する前に獲得
された予測速度を用いる場合、輝度保存は次の数式の
ように示される。
【0078】
【数23】
【0079】ここで、(xP ,yP )は予め推定された
変位である。移動された位置(x+xP ,y+yP )の
付近でTayler級数展開により数式28を推定すると、次
の数式29が充足される。
【0080】
【数24】
【0081】数式29を再び整理すると、次のような数
式30になる。
【0082】
【数25】
【0083】数式30は、変化率が位置合わせされた
拘束方程式であると見なされる。数式30の括内の
最初の2項は変位フレーム差分を形成し、その括弧
項は未知変数値を外挿法にて推定したフレーム差の一
種として見なされる。空間的な勾配移動位置で測定さ
次のフレームの動き補償された平均を用いて得られ
る。
【0084】滑らかさ定数による正規化を用いて、変化
率が位置合わせされた輝度拘束を得ることができる。
【0085】
【数26】
【0086】ここで、
【0087】
【数27】
【0088】である。これらの勾配を用いると、各勾配
を新たな勾配置換することによって、既に 説明した処
理と同じ処理を行うことができる。従って、従来のLR
方程14はオプティカルフローを予測するための
新たな勾配と共に用いられる。本発明による数式22に
新たな勾配を適用することにより、更に他の反復的な数
式が展開できる。ところが、この場合、予め計算された
値の周辺平均が従来の速度として使用される場合に、即
【0089】
【数28】
【0090】である場合に、より簡潔な式を導出する
とができる。
【0091】
【数29】
【0092】数式32の後の括弧に囲まれた項は、有向
性の滑らかさ拘束条件を考慮する点を除いて、Nagel と
Enkelmann により提案された項と同一である。次に、本
発明による実施例を説明する。最適の滑らかさ定数は普
通の勾配位置合わせされた勾配のいずれの勾配が利用
されるかに応じて調整される。また、最適の滑らかさ定
数は、画像及び関連した速度場に応じて変化る。即
ち、実際のベクトルと推定されたベクトルとの間の
エラーは、滑らかさ拘束条件に基づいた定常状態と収束
性と関して異なる特性を示す。
【0093】図2を参照するに、滑らかさ定数に起因し
た不明瞭さに関して種々の反復法を比較するため、種々
の滑らかさ定数によって生成された定常状態エラーが解
析され、最小の定常状態エラーを与える定数が選択され
ている。二種類の人工的な画像シーケンスに関して、輝
度勾配の位置合わせの有無に基づく2通りの場合と、ポ
アソン方程式の分離の有無に基づく2通りの場合とを組
み合わせて得られる4種類の方法が比較される。第1の
人工的な画像シーケンスは、人工的な動き場が考慮され
た画像シーケンスであり、第2の人工的な画像シーケン
スは、人工的な動き場を備えた別のフレームを作成する
ため使用される実際のテキスチャ画像である。
【0094】図3(A)は一番目の人工的な画像シーケ
ンス、即ちサイン波を示した図であり、イメージは64×
64のサイズを有し、その度は次の数式33により計算
される。
【0095】
【数30】
【0096】サイン波の次のフレームは(1、0)ピク
セルだけ平行移動され、6°単位で回転され、1.1 倍単
位でズーム処理される。図3(B)は対応した人工的な
動き場を示している。図4(A)は、実際の「小石」の
テキスチャ画像を示し、図4(B)は、図3(B)に示
された動き場を有する実際のテクスチャ画像に補間され
た第2のフレームを示す図である。図4(A)に示され
た実際のテクスチャ画像と、図3(B)に示された動き
場を有する実際のテクスチャ画像は、より現実的な状況
を見つけるため検査される。この画像シーケンスは「小
石」である。図4(B)に示された2番目のフレーム
は、補間によって実際のテキスチャ画像から生成されて
いるので、多少の滲みがある。
【0097】平均絶対定常状態エラーと滑らかさ定数と
の間の関係を得るため、十分な滑らかさ定数を有する動
き場の定常状態エラーが検査される。次に、最小位置を
探すためB−スプラインによって補間される。図5
(A)及び(B)は滑らかさ定数による絶対エラーを示
した図であり、両図において上側の曲線は通常の勾配
用いた結果を示し、下側の曲線は位置合わせされた勾配
を用いた結果を示す。曲線上の点はB−スプラインによ
補間された各曲線の最小位置を示す。図5(A)はサ
イン波の画像シーケンスに対する結果を示し、図5
(B)は「小石」の画像シーケンスに対する結果を示
す。
【0098】本発明により提案された定常状態エラー、
即ち分離後方法は、分離方法を用いない従来のアルゴ
リズムの定常状態エラーと同一である。結局、両アルゴ
リズムに対する定常状態エラーは同一で、収束特性のみ
が異なる。そのため、各画像シーケンスに対し、4通り
の方法が比較されているにも拘わらず、2本の曲線しか
表示されていない。
【0099】図6(A)及び(B)は各方法の人工的な
画面に対する収束速度を示しており、図6(A)はサイ
ン波画に対する結果を、図6(B)は「小石」画
対する結果をそれぞれ示す。両図において、上側の曲線
通常の勾配を用いた結果を示し、下側の曲線は位置合
わせされた勾配を用いた結果を示す。かつ、点線曲線
、分離しない非分離方法を用いた結果を示し、実線曲
線は分離後方法を用いた結果を示す。図6を参照する
に、本発明による分離法の収束速度が非分離方法に
比べてやや早い反面、位置合わせされた勾配を有する非
分離方法よりは非常に早いことが分かる。位置合わせ
れた勾配を用いた定常状態のエラーは通常の勾配を用い
たエラーより相当少ないことが分かる。
【0100】実際の動き場を確定することが困難である
ため、最適な滑らかさ定数を選択する基準が必要であ
る。最小の定常状態エラーを有する定数を選択するので
はなく、動き拘束条件と、滑らかさ拘束条件との間であ
る程度の妥協を許す定数が選択 されるべきである。本発
明によれば、最適な滑らかさ定数を選択するためL曲線
が使用される。
【0101】最初に、変位フレーム差分の平均絶対エラ
ーと、滑らかな動き場の表面からの偏差との間の関係、
すなわち、速度場の勾配の大きさが測定される。このと
き、種々の滑らかさ定数を用いて速度場の勾配の大きさ
が計算され、各滑らかさ定数は、滑らかな曲線を得るた
め補間される。曲線が最大曲率を有する場所が選択さ
れ、対応した滑らかさ定数が最適な定数として使用され
る。
【0102】図7(A)及び(B)は、実際の画像シー
ケンスとして「画像シーケンスから選択された31
1 番目のフレームと312 番目のフレームで顔の周りの64
×64を分離した画面を示しており、これらの2枚のフレ
ームは両フレーム間に含まれるが相対的に大きいた
めに選択されたものである。図7(A)は311 番目のフ
レームの結果を、図7(B)は312 番目のフレームの結
果をそれぞれ示す。図7(A)及び(B)に示された選
択されたフレームの顔部分は非分離方法と、位置合わ
された勾配を有する分離後方法とを比較するために検
査される。この両フレームの間で、人の顔部分が前方に
曲がっている。
【0103】図8(A)及び(B)は、変位フレーム差
分の平均絶対エラー(MAE)と、動きベクトルの勾配
の大きさとの間の関係を示す図である。同図の実線は、
滑らかさ定数を大きくすると、動きベクトル場がより滑
らかになり、変位フレーム差分を大きくし、滑らかさ定
数を小さくすると、その逆になることを表わす。すなわ
ち、L曲線が示したことと全く同じことを示す。しか
し、滑らかさ定数が非常に小さいとき、滑らかさ定数を
僅かに大きくするだけで動き場の滑らかさに関して大き
い利得が得られ、変位フレーム差分は殆ど変化しない。
同時に、滑らかさ定数が非常に大きいとき、滑らかさ定
数の僅かな変化は、変位フレーム差分に大きな変化を生
じさせ、動き場の滑らかさはそのまま保たれる。したが
って、動き場の滑らかさと変位フレーム差分との間に妥
協点が得られる。
【0104】図8(A)に示された実線上の円は前述し
た折衷点を示す。この点は曲線の曲率を計算することに
より得られる。図8に示された点線は前記曲率の相対的
な大きさを示す。前記円は曲率のピーク点に位置する。
収束速度は各ステップで計算された動き場定常状態動
き場とどれほど異なるかを計算することにより得られ
る。両方法は定常状態で同一な動き場を生ずるので、
この収束速度を計算する戦略を用いて両方法を比較する
ことができる。実際に、それらのユークリッド距離は0.
05ピクセル/フレーム未満である。図8(B)は両方法
定常状態動き場に収束する速さを示す。点線曲線は非
分離方法によるものであり、実線曲線は分離後方法によ
るものである。図を参照するに、分離後方法の収束速度
が非分離方法の収束速度よりいことが分かる。即ち、
定常状態からの差が0.2 ピクセル/フレーム未満である
状態で、2倍以上い。
【0105】図9(A)に説明された方法により選択さ
れた滑らかさ定数を有する定常状態動き場は図8に示さ
れた結果と一致する。図9(C)は、図9(B)の定常
状態動き場を用いて図9(A)の311番目のフレーム
から補間されたフレームを示し、動きベクトルは図9
(D)に示された312番目のフレームに重ね合わされ
ている。311 番目のフレームと312 番目のフレームとの
間の輝度変化のために、挿入されたフレームが312 番目
のフレームよりやや明るいことを除くと、挿入されたフ
レームと312 番目のフレームとは非常に類似している。
図9(E)は311番目のフレームと312 番目のフレーム
の間の差を説明している。図9(F)は312 番目のフレ
ームと挿入されたフレームとの間の差を説明している。
これらの二つの差分画像は表示の目的のため倍率3によ
りガンマ補正された。
【0106】動界を有する実際の画像シーケンス
対し、上記方法を検査するために、311 番目のフレーム
と312 番目のフレームの部分図10に示されたよう
に検査される。この窓部分において、車のフレームの動
きは比較的遅いが、車の外の光景は早く通り過ぎる。顔
部分に行われた処理と同じ処理部分にも適用され
る。変位フレーム差滑らかさとの間の関係は、図
1(A)の実線に示され、その曲率は点線示される。
結局、滑らかさ定数は、曲率のピーク値になるよ うに決
められる。ここで、円は曲率のピークを示す。収束速度
は、動きの境界のために顔部分の画像シーケンスの場合
のように高速ではないが、図11(B)に示されたよう
、定常状態動き場からの差が0.5 ピクセル/フレーム
未満になるよう定常状態付近では依然として70%以上
速い
【0107】選択された滑らかさ定数が巧く動作する
を確認するために、定常状態動き場この動き場を使
用して311番目のフレームから補間された画像と、差
分画像とが図12に示される。挿入されたフレームは
新しい画像が図12(C)の右側から到来する場所での
画像の右側を除いて、312 番目のフレームをよく表わ
。図12(B)に示された動き場は動境界を明瞭に
示す。図12(E)と図12(F)は311 番目のフレ
ームと補間されたそのフレームの差分画像を示す。差分
画像2倍でガンマ補正された。
【0108】前述したように、本発明によれば、ポアソ
ン方程式の分離後にLRを適用することにより新しい方
法が得られた位置合わせされた勾配は、非分離方法と
分離後方の両方に導入された。分離後方法は、二つの
人工的な画像シーケンスに対して非分離方法より優れ
性能を示し、位置合わせされた勾配を用いた場合に、収
束速度は2倍になる
【0109】位置合わせされた勾配を有する二つの方法
は、L−曲線法を用いて滑らかさ定数を選択することに
より、実際の画像シーケンスと比較された。その結果、
収束性に関して分離後方法が非分離方法より優れている
ことが分かる。本発明はいかなる反復的なオプティカ
ルフロー予測方法に適用できる。例えば、所定の反
ある階層的な動予測要求される場合、オプティカ
ルフロー予測問題に対する一般的な定式化であるポアソ
ン方程式を分離した後、LRを適用することができる。
また、本発明は、画像のサイズが4×4のようにそれほ
ど小さくないときに、SOR とLRはGSよりもかなり高速で
あるので、小さい画像区画内でオプティカルフロー
するため用いることもできる。
【0110】
【発明の効果】上記の通り、本発明によるオプティカル
フローを予測する局所緩和方法は従来のオプティカル
フローの予測方法よりも収束速度が高速であり変位
レーム差分が適用される場合に、収束値が正確であり、
ピクセル毎に動予測ができるので、正確に動予測を
行うと同時に画質を向上させることができ、ビデオ符号
化に適用する場合には、従来の方法とは異なり動ベク
トルの一部、すなわち、低帯域信号の動ベクトルだけ
を用いることにより圧縮利得を得ることができる効果を
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるポアソン方程式を用いてオプティ
カルフローを予測する局所緩和方法を説明する図であ
る。
【図2】滑らかさ拘束条件に応じ反復的な特性を示し
た波形図である。
【図3】(A)は人工的な画像シーケンスのサイン波の
第1のフレームを示し、(B)はサイン波の人工的な動
き場を示す図である。
【図4】(A)は図3(B)に示された人工的な動き場
を有する実際の「小石」の画像シーケンスを示し
B)は図3(B)に示された動き場を有する「小石」
の画像に補間された第2のフレームをそれぞれ示す図で
ある。
【図5】(A)は葉滑らかさ定数による平均絶対エラー
を用いたサイン波画像シーケンスの結果を示し、(B)
「小石」画像シーケンスの結果を示す図である。
【図6】(A)は人工的なサイン波画像シーケンスに対
する収束速度の結果を示し、(B)は人工的な「小石」
画像シーケンスに対する収束速度の結果を示す図であ
【図7】(A)は画像シーケンスの311 番目の
フレームで顔部の周りの64×64の部分を示し、(B)は
「車」の画像シーケンスの312 番目のフレームで顔部の
周りの64×64の部分を示す図である。
【図8】(A)は車の画像シーケンスの顔部に対し、変
位フレーム差分のMAE と動きベクトル勾配の大きさとの
間の関係の曲線とその曲率の相対的な大きさを示し、
(B)は推定された動き場定常状態への収束性を示す図
である。
【図9】顔部に対する定常状態動さ場確認するため
(A)は311 番目のフレームを、(B)は312 番目のフ
レームに重畳された動き場を、(C)は定常状態動き場
を有する311 番目のフレームから挿入されたフレーム
を、(D)は312 番目のフレームを、(E)は311 番目
フレームと312 番目のフレームとの間のフレーム差を、
(F)は312 番目のフレームと挿入されたフレームとの
間の差をそれぞれ示す図である。
【図10】(A)は車の画像シーケンスの311 番目のフ
レームの窓部分の64×64部分を切り取った図であり、
(B)は車の画像シーケンスの312 番目のフレームの窓
部分の64×64部分を切り取った図である。
【図11】車の画像シーケンスの窓部分に対する結果を
示し、(A)は変位フレーム差のMAE と動ベクトル
勾配の大きさ(実線曲線)との間の関係曲線とその曲率
(点線曲線)の相対的な大きさを、(B)は推定された
き場定常状態への収束をそれぞれ示す図である。
【図12】窓部分に対する定常状態動き場確認するた
、(A)は311 番目のフレームを、(B)は312 番目
のフレームに重畳された動き場を、(C)は定常状態動
き場を有する311 番目のフレームから挿入されたフレー
ムを、(D)は312 番目のフレームを、(E)は311 番
目のフレームと312 番目のフレームとの間のフレーム差
を、(F)は312 番目のフレームと挿入されたフレーム
との差をそれぞれ示す図である。
【図13】本発明によるオプティカルフロー予測のため
のオプティカルフロー予測回路を含むDPCMコーダを示す
図である。
【図14】本発明によるオプティカルフロー予測のため
のオプティカルフロー予測回路を含む衝突警報システム
を示す図である。
【符号の説明】
11 オプティカルフロー予測回路 20 空間コーダ 21 構造分析回路 30 空間デコーダ 31 動分析回路 41 推定回路 50 フレームメモリ 60 動補償回路 70 オプティカルフローデコーダ 80 オプティカルフローコーダ 90 オプティカルフロー予測回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金 鐘 大 大韓民国京畿道果川市別陽洞6番地 住 公アパート501棟502號 (72)発明者 サンジット ケー ミトラ アメリカ合衆国, カリフォルニア州 93106−9560, サンタバーバラ, ユ ニヴァーシティー・オブ・カリフォルニ ア エレクトリカル・アンド・コンピュ ーター・エンジニアリング内(番地な し) (72)発明者 朴 季 鎬 大韓民国京畿道水原市八達區梅灘4洞 810番地 三星2次アパート3棟811號 (72)発明者 朴 東 植 大韓民国大邱直轄市北區山格4洞1424− 30番地 (56)参考文献 特開 平5−233814(JP,A) 特開 平3−9488(JP,A) 特開 平4−40576(JP,A) 特開 平4−271485(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 7/20 H04N 7/32

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオデータを符号化する装置において
    ポアソン方程式を用いてオプティカルフローを予測する
    局所緩和方法であって、 ビデオデータの2個以上のフレームを受け取り、 ポアソン方程式を用いて上記ビデオデータのフレーム内
    のオプティカルフローを予測し、 G及びEがマトリックスを表し、bがベクトルを表し、
    xが速度結合項を表わすとき、線形マトリックス Gx=Ex+b の形で速度結合項を含む上記ポアソン方程式を決定し、 上記決定されたポアソン方程式の速度結合項を分離し、 時間的な変化に応じて変位したフレームのエッジの輝度
    勾配の差を表わす変位フレーム差分を上記速度結合項が
    分離された上記ポアソン方程式に適用する過程を含むこ
    とを特徴とするオプティカルフローを予測する局所緩和
    方法。
  2. 【請求項2】 上記ポアソン方程式の速度結合項はユニ
    タリ変換を用いて分離される請求項1記載のオプティカ
    ルフローを予測する局所弛緩方法。
  3. 【請求項3】 ビデオデータ符号化する装置におい
    て、画像シーケンスを表わす ビデオデータの2枚以上のフレ
    ームをる入力手段と、上記入力手段に接続され、ポアソン方程式を使用して上
    記ビデオデータのフレーム内のオプティカルフローを予
    測するよう動作的であるオプティカルフロー予測回路と
    を含み、 上記オプティカルフロー予測回路は、 G及びEがマトリックスを表し、bがベクトルを表し、
    xが速度結合項を表わすとき、速度結合項を含むポアソ
    ン方程式を、 Gx=Ex+b のような線形マトリックス形式を用いて定める手段と、 上記定められたポアソン方程式の速度結合項を分離する
    手段と、 上記速度結合項が分離されたポアソン方程式に時間的な
    変化に応じて変位したフレームのエッジの輝度勾配の差
    を表わす変位フレーム差分を適用する手段とを有する、
    装置。
  4. 【請求項4】 記入力手段と、上記オプティカルフロ
    ー予測回路の出力接続れ、上記ビテオデータのフ
    レーム内で動を補償する動予測手段をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項3記の装置。
  5. 【請求項5】 記動予測手段は、 ビデオデータの現在のフレームからビデオデータの前
    フレームを減算し、得られた差を出力する減算器と、 記減算器の出力に接続され、符号化されたエラー信号
    生成するため換符号化アルゴリズムに従って上
    差を符号化する空間コーダと、符号化されたエラー信号を復号化する空間デコーダ
    と、 記現在のフレームを再構成するため、上記空間デコー
    ダの出力と上記ビデオデータの二つ前のフレームを
    する算器と、 記再構成されたフレームを蓄積するためのフレームメ
    モリと、 記フレームメモリの出力と接続され、上記前のフレー
    ムを算出して記減算器に出力する手段とを含むことを
    特徴とする請求項4記の装置。
  6. 【請求項6】 記変換符号化アルゴリズムは、離散コ
    サイン変換とウェーブレット変換の中の一方であること
    を特徴とする請求項5記の装置。
  7. 【請求項7】 画像シーケンスを表わすビデオデータの
    2枚以上のフレームをる入力手段と、上記入力手段に接続され、G及びEがマトリックスを表
    し、bがベクトルを表し、xが速度結合項を表わすと
    き、速度結合項を含むポアソン方程式を、 Gx=Ex+b のような線形マトリックス形式を用いて定める手段、上
    記定められたポアソン方程式の速度結合項を分離する手
    段、及び、上記速度結合項が分離されたポアソン方程式
    に時間的な変化により変位したフレームのエッジの輝度
    勾配の差を表わす変位フレーム差分を適用する手段を有
    し、ポアソン方程式を使用して上記ビデオ データのフレ
    ーム内のオプティカルフローを予測するよう動作的であ
    るオプティカルフロー予測回路と、 記オプティカルフロー予測回路の出力と接続され、上
    画像シーケンス内で1つ以上の運動中物体の構造を抽
    出する構造分析回路と、 記オプティカルフロー予測回路の出力と接続され、上
    画像シーケンス内で上記物体の相対運動定する動
    分析回路と、 記構造分析回路及び上記動分析回路の出力と接続
    少なくとも2つの物体の間で衝突が起きるかどうか
    を予測し、これにより衝突警報信号を出力する推定回路
    とを含むことを特徴とする衝突警報システム。
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