JP3073621U - ペット動物の保冷保温用クッション具 - Google Patents

ペット動物の保冷保温用クッション具

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JP3073621U JP2000003604U JP2000003604U JP3073621U JP 3073621 U JP3073621 U JP 3073621U JP 2000003604 U JP2000003604 U JP 2000003604U JP 2000003604 U JP2000003604 U JP 2000003604U JP 3073621 U JP3073621 U JP 3073621U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ペット動物が酷暑の夏季には涼しく、厳寒の
冬季には暖かく、年間を通して快適に過ごしやすいよう
にしたクッション効果の高いペット動物の保冷保温用ク
ッション具を提供する。 【解決手段】 本考案のペット動物の保冷保温用クッシ
ョン具は、密閉蓋を嵌脱自在に嵌合した密封口を開口し
てなる柔軟弾性材製の袋体に形成した密封袋本体と、密
封袋本体の内部に挿入した柔軟弾性材製のクッション材
と、柔軟な防水資料製により袋状体に形成し開口部の開
口側縁を互いに重ね合わせて重層してなる保護収納カバ
ー体とからなり、クッション材を挿入した密封袋本体の
内部に、保冷用又は保温用の液体若しくはエアーを充填
密封して、該密封袋本体を保護収納カバー体内に収納し
てなるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ペット動物が快適に過ごしやすいようにした保冷保温用クッション 具に関し、特にペット動物が酷暑の夏季には涼しく、厳寒の冬季には暖かく、年 間を通して快適に過ごしやすいようにしたクッション効果の高いペット動物の保 冷保温用クッション具である。
【0002】
【従来技術】
この種のペット動物の保冷保温用クッション具は、単に袋体内に綿や発泡ウレ タン樹脂等を詰め込んで保温用とクッション材としたものが提案されている。
【0003】 更に従来におけるこの種のペット動物の保冷保温用クッション具は、ペット動 物が快適に過ごすことができるようにするために、例えば厳寒の冬季にはクッシ ョン具に電熱ヒーターを配備し、酷暑の夏季にはクッション具に扇風機を配備し てペット動物が過ごしやすいように、保温したり涼しくしたりするものが提案さ れている。
【0004】 この種のペット動物の保冷保温用クッション具は、ペット動物が快適に過ごす ことができるようにするために、例えばクッション具にエアーコンデショナーを 配備して年間を通してペット動物の居住環境を快適温度にコントロールするよう にしたものが提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
従来この種のペット動物の保冷保温用クッション具として提案されているもの は、単に袋体内に綿や発泡ウレタン樹脂を詰め込んで保温用とクッション材とし たものであるから、ペット動物自体の体温がある程度放熱しにくくその限りにお いて、一定の保温効果は認められるが、外気温が著しく低い厳寒の冬季において は、保温暖房の効果は殆んど期待できず、クッション効果も低く、更に酷暑の夏 季においては、ペット動物の体温の放熱ができないために酷暑の外気温以上にク ッション具の表面温度が上昇し、ペット動物の住居環境を著しく悪化させてしま うという問題があった。
【0006】 更に従来におけるこの種のペット動物の保冷保温用クッション具は、ペット動 物が快適に過ごすことができるようにするために、例えば厳寒の冬季にはクッシ ョン具に電熱ヒーターを配備し、酷暑の夏季にはクッション具に扇風機を配備し たものであるが、クッション具に電熱ヒーターを配備したものにおいては、電熱 ヒーター上にクッション具を張設すれば電熱ヒーターによる熱伝導を遮断してし まい保温効果が著しく低下し、電熱ヒーターとクッション具とを分離して配置し ペット動物が直接に電熱ヒーターに接するように設ければ、厳寒の冬季の保温用 の暖房としての効果はある程度期待はできるが、ペット動物の犬や猫等が電熱ヒ ーターを噛んだり、引っ掻いたりして感電事故や短絡による火災事故を惹起する 恐れがあり、また、保温暖房効果を持続させるためには常時通電発熱状態に保持 しなければならず暖房コストが著しく高くなる等の問題があり、また、夏季の酷 暑対策として扇風機を配備すれば、ペット動物の犬や猫等が噛んだり、引っ掻い たりして感電事故や短絡による火災事故を惹起する恐れがあり、これを防止する ための設備が必要となる等の問題があった。
【0007】 さらに、クッション具にエアーコンデショナーを配備して年間を通してペット 動物の居住環境を快適温度にコントロールするようにしたものにおいては、ペッ ト動物は快適温度にコントロールされた居住環境で過ごすことができるという点 では、優れているが年間を通して常時エアーコンデショナーを作動状態に維持す ることは、極めて高額なコストがかかるという点で現実的ではなく一般的にも受 け入れ難く、エネルギー消費経済や社会経済上の観点からも容認できないという 問題点があった。
【0008】 本考案は、ペット動物が快適に過ごしやすいようにした保冷保温用クッション 具に関し、柔軟弾性材製の袋体に形成した密封袋本体に、柔軟弾性材製のクッシ ョン材を内蔵せしめ、た密封袋本体の内部に、保冷用又は保温用の液体若しくは エアーを充填密封して、柔軟な防水資料製により袋状体に開口部を設けた保護収 納カバー体に密封袋本体を収納することにより、ペット動物が酷暑の夏季には涼 しく、厳寒の冬季には暖かく、年間を通して快適に過ごしやすいようにしたクッ ション効果の高いペット動物の保冷保温用クッション具を提供することを目的と するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の目的を達成するために、鋭意研究を重ねた結果考案を完成し たものであり、本考案のペット動物の保冷保温用クッション具は、密閉蓋を嵌脱 自在に嵌合した密封口を開口してなる柔軟弾性材製の袋体に形成した密封袋本体 と、密封袋本体の内部に挿入した柔軟弾性材製のクッション材と、柔軟な防水資 料製により袋状体に形成し開口部の開口側縁を互いに重ね合わせて重層してなる 保護収納カバー体とからなり、クッション材を挿入した密封袋本体の内部に、保 冷用又は保温用の液体若しくはエアーを充填密封して、該密封袋本体を保護収納 カバー体内に収納してなるものである。
【0010】 また本考案のペット動物の保冷保温用クッション具は、密閉蓋を嵌脱自在に嵌 合した密封口を開口してなる柔軟弾性材製による気密性を有する袋体に形成した 密封袋本体と、密封袋本体と略同一形状に形成して該密封袋本体の内部に挿入し た柔軟で弾性を有する発泡ウレタン材のクッション材と、柔軟なレーザークロー ス製により袋状体に形成し開口部の開口側縁の一方を他方の上に重ね合わせに重 層してなる保護収納カバー体とからなり、クッション材を挿入した密封袋本体の 内部に保冷用又は保温用の液体を充填密封しクッション材を液中に沈漂状態に設 け、若しくはクッション材を挿入した密封袋本体の内部にエアーを充填密封し、 該密封袋本体を保護収納カバー体内に収納してなるなるものである。
【0011】 また本考案のペット動物の保冷保温用クッション具は、密封袋本体を収納して なる保護収納カバー体が、底部方向に加温装置又は涼風装置を設けてなる箱状容 器内に張設されてなるものである。
【0012】 本考案のペット動物の保冷保温用クッション具は、加温装置が、箱状容器の底 面方向に設けた電熱ヒーターと、保護収納カバー体の温度が一定温度以下に低下 したことを感知して自動的に電熱ヒーターへ通電可能に設けたサーモスタットと からなるものである。
【0013】 本考案のペット動物の保冷保温用クッション具は、涼風装置が、箱状容器に多 数の通風孔を穿孔し該箱状容器の底部方向に多数本の棒状体を間隔を設けてスノ コ状に張設してなるものである。
【0014】
【考案の実施の形態】
密封蓋を嵌脱自在に嵌合してなる密封口を開口してなる袋体の密封袋本体内に クッション材を挿入し、該密封袋本体に保冷用又は保温用の液体若しくはエアー を充填密封して、該密封袋本体を柔軟防水資料製である柔軟なレザークロース製 の保護収納カバー体内に収納することにより、飼育する犬や猫その他のペット動 物を高温多湿の夏季においては涼しく、厳寒の冬季においては暖かく、また年老 いたペット動物には柔らかい寝床ともなり得るものであって、しかも比較的安価 で安全性が高く丈夫なクッション材を実現した。
【0015】
【実施例】
本考案の実施例について図1乃至図 における図面に基づいて説明する。 本考案の実施例の図1において、1は、本考案における保冷保温用クッション具 であり、該保冷保温用クッション具1は、ビニール等の軟質プラスチック等の柔 軟弾性材製により気密性を有する袋体に形成した密封袋本体2と、該密封袋本体 2内に挿入された発泡ウレタン材等の柔軟弾性材製のクッション材3と、該クッ ション材3を挿入した密封袋本体2を挿脱可能に収納した柔軟なレーザークロー ス製により袋状体に形成した保護収納カバー体4とからなるものである。
【0016】 密封袋本体2は、柔軟な軟質弾性材製の資料としての軟質プラスチックとして は、例えば、軟質塩化ビニール製シートの肉厚が、ペット動物の相当に激しい動 作や体重による加重にも良く耐えられるように強靱性の要請に応じて0,2mm から3mm程度のものが用いるのがよく、その大きさは、使用するペット動物の 大きさに応じて、例えば、横幅約40cmから約150cm程度で縦幅約50c mから約200cm程度の範囲内で略四角形状に形成された気密性の高い袋体に 形成されて、この袋体の厚さは、約5cmから約15cm程度の範囲のものを使 用するペット動物の大きさや種類や性質等に応じて、適宜に選定して用いるもの である。 この様に密封袋本体2は、柔軟な軟質塩化ビニール製シートは、強靱でその肉 厚が、約0,2mmから約3mm程度のものを必要に応じて選定できるようにし ておけば、使用するペット動物の大きさや体重や性質等に対応して加重や動きに 十分に耐えられる丈夫な密封袋本体2が使用でき、しかも塩化ビニールであれば 比較的安価に入手しやすく、丈夫で安全性も高いという効果がある。
【0017】 密封袋本体2の上側面2aの隅角部方向には円筒状の密封口5が開口して一体 に突設され、該密封口5の上端部にはキャツプとしての密封蓋6が嵌脱自在に嵌 着され該密封蓋6により密封口5を完全に気密に閉塞している。 密封蓋6は、密封口5から取り外しても紛失しないように密封口5と密封蓋6 とのに両端方向を一体に連結した連結体7により連結されている。
【0018】 クッション材3は、柔軟弾性材の資料として柔軟プラスチックク材の、例えば 発泡ウレタン材により、密封袋本体2と略同一形状に形成され、かつ、該密封袋 本体2内で水平方向や上下方向に若干移動自由に内蔵されている。 クッション材3は、横幅や縦幅の長さにおいて密封袋本体2より若干小さく形 成され、例えば、密封袋本体2が横幅100cm縦幅120cmの場合には、該 密封袋本体2に内蔵されるクッション材3は、横幅95cm縦幅115cm程度 に形成し、また密封袋本体2の厚さが10cmの場合いにはクッション材の厚さ は7cm程度に形成するのが好ましい。
【0019】 内蔵されたクッション材3を密封袋本体2より若干小さく形成することにより ペット動物が、保冷保温用クッション具1の上にあがった場合に、クッション材 3が密封袋本体2内で若干移動自由に設けておけば、ペット動物の体重による加 重が掛かった際にクッション材3の変形や移動によって、加重の分散効果が大き く、加重が一点に集中して一部のみが大きく凹んだり破損したりする恐れが少な くなり、また、クッション材3と密封袋本体2との厚さにおいては、その厚さの 大きさに相当の差異を設けておけば、内蔵されたクッション材3と密封袋本体2 との間において上下方向に空隙が生じ、密封袋本体2内に保温液や保冷液の液体 を密封した場合に、クッション材が密封袋本体2内の液体内に沈漂状態に、すな わち、半分沈んだ状態に浮かんだ状態となりペット動物が保冷保温用クッション 具1に、上がった際にクッション材3が、ペット動物に直接に接触状態になった り、若しくは、クッション材3が床面や容器底部に直接に接触状体になることが 無く、密封袋本体2に密封された液体が、ペット動物や床面等に接触状態になる ため保温保冷効果が発揮できるという効果がある。
【0020】 保護収納カバー体4は、柔軟な軟質弾性材製の資料としては、例えば、織布又 は不織布の表面に軟質塩化ビニール製シートを一体にラミネートしてなる柔軟な レザークロース製シートで肉厚が、ペット動物の相当に激しい動作や体重による 加重にも良く耐えられるように、強靱性の要請に応じて0,2mmから3mm程 度のものが用いるのがよく、その大きさは、使用するペット動物の大きさに応じ て、例えば、横幅約45cmから約155cm程度で縦幅約55cmから約20 5cm程度で、その厚さは約6cmから約16cm程度の範囲の袋状体に形成さ れて、クッション材を内部に設けた密封袋本体2が収納できる大きさの保護収納 カバー体4が、適宜に選定して用いるものである。
【0021】 この様に保護収納カバー体4は、柔軟なレザークロース製シートの強靱な肉厚 が、約0,2mmから約3mm程度のものを必要に応じて選定できるようにして おけば、使用するペット動物の大きさや体重や性質等に対応して加重や動きに十 分に耐えられる丈夫な密封袋本体2が使用でき、しかも塩化ビニールシート等を 織布等の表面にラミネートした防水資料製であるから、食べ物や飲み水を零した り糞尿をした場合にも漏れ出さず衛生的であり、また、比較的安価に入手しやす く、丈夫で安全性も高いという効果がある。
【0022】 保護収納カバー体4は、略四角形状の袋状体に形成され、その下側面4bには 切込みによる開口部8が設けられ該開口部8は、図 に示す状態に保護収納カバ ー体4の下側面4bの一部が、他方の下側面4b上に延長されて覆いおぶさり、 各々互いに重ね合わせた状態に重層され、切り込みの該開口部8の被さった下側 面4bを強く開口方向へ引っ張ることにより、切り込んだ開口部8が開き、該開 口部8からクッション材3を内蔵した密封袋本体2が挿脱自在に挿入されるよう に設けられている。
【0023】 本考案の保冷保温用クッション具1の密封袋本体2には、酷暑の夏季において は密封口5から、氷水や冷水の保冷用の液体9をクッション材3を内蔵した密封 袋本体2に、表面を押さえると若干凹む程度の適宜の量を充填して密封蓋6を密 封口5を嵌着して密閉し、厳寒の冬季においては密封口5から、熱湯や温水の保 温用の液体9をクッション材3を内蔵した密封袋本体2に、表面を押さえると若 干凹む程度の適宜の量を充填して密封蓋6を密封口5を嵌着して密閉し、夏季や 冬季を除いては、密封口5から、空気のエアー10をクッション材3を内蔵した 密封袋本体2に、表面を押さえると若干凹む程度の適宜の量を充填して密封蓋6 を密封口5を嵌着して密閉して、この密封袋本体2を保護収納カバー体4の開口 部8を開いて挿入し、ペット動物の保冷保温用クッション具として用いるもので ある。
【0024】 本考案の保冷保温用クッション具1は、クッション材3を内蔵した密封袋本体 2に保温保冷用の液体9を密閉し、若しくは、空気のエアー10を密閉して、こ の密封袋本体2を保護収納カバー体4の開口部8を開いて挿入し、ペット動物の 保冷保温用クッション具として用いるが、本考案の保冷保温用クッション具1は 必要に応じて、図 に示す箱状容器11の全周面に多数個の通風孔12を穿孔し て、底部方向に保護収納カバー体の温度が所定温度以下に低下したことを感知し て、自動的に通電し発熱を行うサーモスタットを設けた多数本の棒状体電熱ヒー ター13をスノコ状に列設し、該多数本の棒状電熱ヒーター13の上に本考案の 保冷保温用クッション具1を載置して使用することもできる。
【0025】 この様に全周面に多数個の通風孔12を穿孔した箱状容器11の底部方向に、 サーモスタットを設けた棒状体電熱ヒーター13の上に保冷保温用クッション具 1を載置して使用すれば、厳寒の冬季を除く夏季やその他の季節には、通風孔1 2から空気が自由に流通し、ある程度冷すことができて本考案の保冷保温用クッ ション具を、ペット動物が快適に過ごすことができる冷めたい温度に保つことが でき、また、厳寒の冬季においては外気温度が所定温度以下に低下したことを感 知して、棒状体電熱ヒーター13が自動的に通電して発熱し、保冷保温用クッシ ョン具1を加熱するので、保冷保温用クッション具が常に一定の温度に保持でき るのから、ペット動物が快適に過ごすことができる温度に保持されるという効果 がある。
【0026】
【考案の効果】
本考案は上記の如く構成したので、クッション材を内部に挿入した袋体の密封 袋本体の内部に保冷用又は保温用の液体若しくはエアーを充填密封し、柔軟な防 水資料製により袋状体に形成した保護収納カバー体に収納してなるものであるか ら、酷暑の夏季には密封袋本体の内部に保冷用の液体たる氷水や冷却水を充填密 封すれば、高い保冷効果を期待することができ、また、厳寒の冬季には密封袋本 体の内部に保温用の液体たる熱湯や温水を充填密封すれば、高い保温効果を期待 することができ、酷暑の夏季や厳寒の冬季を除く季節には、密封袋本体の内部に エアーを充填密封すれば高いクッション効果が期待でき、しかも、密封袋本体の 内部には、クッション材を内部に挿入しているから、密封袋本体の内部に充填密 封された保冷用又は保温用の液体は、密封袋本体の内部でクッション材により上 下方向に分割状態に分かれているから、密封袋本体内での液体の対流が阻害され るため、密封袋本体内の液体の保冷用又は保温用の温度効果の低下を遅延せしめ て、その分保冷又は保温の効果を長く持続せしめることができるという効果があ る。
【0027】 請求項2においては、密封袋本体の内部には、柔軟で弾性を有する発泡ウレタ ン材のクッション材を挿入しているから、密封袋本体の内部に充填密封された保 冷用又は保温用の液体は、密封袋本体の内部でクッション材の発泡ウレタン材の 多数の気孔に吸い込まれて含有され、温度変化による液体の対流による移動を阻 害し、加えて該クッション材より液体が上下方向に分割状態に分かれているから 、密封袋本体内での液体の対流が阻害されるため、密封袋本体内の液体の保冷用 又は保温用の温度効果の低下を遅延せしめて、その分保冷又は保温の効果を長く 持続せしめることができるという効果があり、また、柔軟なレザークロース製に より袋状体に形成した保護収納カバー体に密封袋本体が収納されているから、し かも、保護収納カバー体の防水効果が高く丈夫であるため、ペット動物が噛んだ り引っ掻いたり、激しい動作を反復しても破けたり破損する等の恐れがないとい う効果がある。
【0028】 請求項3においては、密封袋本体を収納してなる保護収納カバー体が、箱状容 器の内部の底部方向に設けた加温装置又は涼風装置に張設しているので、厳寒の 冬季に密封袋本体の内部に保温用の液体たる熱湯や温水を充填密封した場合にお いても、保温用の液体の温度が低下した場合には加温装置により加熱すれば、高 い保温効果を発揮することができ、しかも、常時加温する必要も無く保温用の液 体の温度が低下した場合にのみ加温すれば、無駄なエネルギーを浪費することが 無くその分コストを低下でき、酷暑の夏季には密封袋本体の内部に充填密封した 保冷用の液体たる氷水や冷却水の温度が高くなった場合には、涼風装置によりペ ット動物に涼風を当て、かつ、涼風装置による通風により、保冷用の液体たる氷 水や冷却水の温度の上昇を押さえれば、その分高い保冷効果を期待することがで きるという効果がある。
【0029】 請求項4においては、箱状容器の内部の底部方向に設けた加温装置が、電熱ヒ ーターと、保護収納カバー体が一定温度以下に低下したことを感知して自動的に 電熱ヒーターへ通電可能に設けたサーモスタットと、からなるものであるから、 厳寒の冬季に密封袋本体の内部に充填密封した保温用の液体たる熱湯や温水の温 度が低下した場合には、サーモスタットにより一定温度以下に低下したことを感 知して自動的に電熱ヒーターへ通電し加温装置により加熱すれば、高い保温効果 を発揮することができるという効果がある。
【0030】 請求項5においては、涼風装置が、箱状容器に多数の通風孔を穿孔し該箱状容 器の底部方向に多数本の棒状体を間隔を設けてスノコ状に張設してなるものであ るから、酷暑の夏季においては、箱状容器に穿孔した多数の通風孔からペット動 物に涼風を直接に当てて保冷効果を高めることができ、また、多数の通風孔から 一定の風量と風速を有する通風が、密封袋本体を収納した保護収納カバー体の表 面を流動するためその分、密封袋本体の内部に充填密封された保冷用の液体の温 度の上昇を阻止して保冷効果を持続できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の保冷保温用クッション具の使用状態を
示す斜視図である。
【図2】本考案の保冷保温用クッション具の他の使用状
態を示す斜視図である。
【図3】本考案の保冷保温用クッション具の底面方向か
らの斜視図である。
【図4】図3のAーA線の断面図である。
【図5】本考案の密封袋本体の一部透視の斜視図であ
る。
【図6】本考案の保冷保温用クッション具を箱状容器に
張設した使用状態を示す斜視図である。
【図7】本考案に使用する箱状容器の斜視図である。
【符号の説明】
1 保冷保温クッション具 2 密封袋本体 3 クッション材 4 保護収納カバー体 5 密封口 6 密封蓋 7 連結体 8 開口部 9 液体 10 エアー 11 箱状容器 12 通風孔 13 棒状体電熱ヒーター A 犬 B 猫

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉蓋を嵌脱自在に嵌合した密封口を開
    口してなる柔軟弾性材製の袋体に形成した密封袋本体
    と、密封袋本体の内部に挿入した柔軟弾性材製のクッシ
    ョン材と、柔軟な防水資料製により袋状体に形成し開口
    部の開口側縁を重層してなる保護収納カバー体と、から
    なりクッション材を挿入した密封袋本体の内部に保冷用
    又は保温用の液体若しくはエアーを充填密封して該密封
    袋本体を保護収納カバー体内に収納してなることを特徴
    とするペット動物の保冷保温用クッション具。
  2. 【請求項2】 密閉蓋を嵌脱自在に嵌合した密封口を開
    口してなる柔軟弾性材製による気密性を有する袋体に形
    成した密封袋本体と、密封袋本体と略同一形状に形成し
    て該密封袋本体の内部に挿入した柔軟で弾性を有する発
    泡ウレタン材のクッション材と、柔軟なレーザークロー
    ス製により袋状体に形成し開口部の開口側縁の一方を他
    方の上に重ね合わせに重層してなる保護収納カバー体
    と、からなりクッション材を挿入した密封袋本体の内部
    に保冷用又は保温用の液体を充填密封しクッション材を
    液中に沈漂状態に設け、若しくはクッション材を挿入し
    た密封袋本体の内部にエアーを充填密封し、該密封袋本
    体を保護収納カバー体内に収納してなることを特徴とす
    るペット動物の保冷保温用クッション具。
  3. 【請求項3】 密封袋本体を収納してなる保護収納カバ
    ー体が、底部方向に加温装置又は涼風装置を設けてなる
    箱状容器内に張設されてなる請求項1、2のペット動物
    の保冷保温用クッション具。
  4. 【請求項4】 加温装置が、箱状容器の底面方向に設け
    た電熱ヒーターと、保護収納カバー体の温度が一定温度
    以下に低下したことを感知して自動的に電熱ヒーターへ
    通電可能に設けたサーモスタットとからなる請求項1、
    2、3のペット動物の保冷保温用クッション具。
  5. 【請求項5】 涼風装置が、箱状容器に多数の通風孔を
    穿孔し該箱状容器の底部方向に多数本の棒状体を間隔を
    設けてスノコ状に張設してなる請求項1、2、3のペッ
    ト動物の保冷保温用クッション具。
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